五等分の花嫁と野球の天才   作:ホークス馬鹿

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9話です。


9話

それぞれ買う物を買ったのだが、五月は不機嫌だった。

 

一花「機嫌直しなよー。」

 

五月「思い出しても納得がいきません!あの店主、一花には別嬪さんだからオマケと言って、私には何も無しだなんて!同じ顔なのに!」

 

三玖「複雑な五つ子心・・・」

 

風太郎「純も何か大量に貰ってたなぁ・・・。」

 

一花「色男だからってね-。フータロー君と違って、ジュン君はモテモテだねー。」

 

風太郎「・・・そうだな。」

 

そう言い、風太郎は二乃と一緒に歩いてる純を見た。

 

純「なぁ、二乃。」

 

二乃「何?」

 

純「ここの花火大会って、毎年やってるよな。何か思い入れがあんのか?」

 

二乃「・・・うん。お母さんとの思い出だから。」

 

純「母さんとか?」

 

二乃「ええ。お母さんが花火が好きだったから、毎年揃って見に行ってたの。」

 

二乃「・・・お母さんがいなくなってからも毎年揃ってね。」

 

純「・・・そっか。」

 

そう言い、少し視線を逸らすと

 

純「あれ?あいつらどこに行った?」

 

二乃「えっ!な、何で皆いないのよ!」

 

さっきまで後ろにいたはずの皆が消えていた。

すると

 

『大変長らくお待たせ致しました。間もなく花火大会を開始致します。』

 

始まりの声が聞こえた瞬間、周りの人間が動き出した。

 

二乃「ちょ、ちょっと!」

 

純「二乃!」

 

それに流されそうになった二乃だったが、純が二乃の腕を掴んだため、何とかなった。

 

二乃「あ、ありがとう・・・」

 

純「こんな所じゃ埒が明かねー。ひとまず、借り切った店の屋上まで案内してくれ。そこで電話して全員集める。」

 

二乃「どうしてそこまで・・・?」

 

純「五人で花火見てーんだろ?」

 

そう言い、純は手を差し出した。それを見た二乃は

 

二乃「・・・。」

 

ぎゅっ

 

純の手を握ったのだった。そして歩いていると

 

純「ここか?」

 

二乃「ええ。このビルの屋上。」

 

目的の場所に辿り着いた。

 

二乃「きっともう皆集まってるわ。」

 

そう言い、階段を駆け上がって屋上まで行ったが

 

ドォォォン

 

花火が始まってしまい、何より皆がいなかった。

 

純「おい。皆いねーぞ。」

 

二乃「どうしよう・・・よく考えたら、今年のお店の場所私しか知らない・・・!」

 

純「はぁっ!?」

 

二乃「ど、どうしよう!」

 

純「落ち着け!とりあえず電話すんぞ!」

 

そう言い、純と二乃はスマホを取り出してそれぞれ電話を掛けた。

 

純(出ろよ、風!)

 

風太郎『純か!』

 

純「お前、今どこに誰といる!」

 

風太郎『今、四葉とらいはと時計台のところにいる!』

 

純「分かった。今からそっちに行くから、ゼッテーそこから動くんじゃねーぞ!」

 

そう言い、純は電話を切った。

 

純「そっちは電話繋がったか?」

 

二乃「駄目。誰も出ない・・・」

 

純「そっか・・・。とりあえず、四葉は風とらいはちゃんといるみたいだからこっちに連れて来る。少しだけ待ってろ。」

 

純はそう言って屋上を出ようとした。

その時

 

二乃「ちょっと待って!」

 

二乃に呼び止められた。

 

純「何?」

 

二乃「私も上から皆を探す。見つけたら連絡するから番号教えて。」

 

純「分かった。」

 

そして、登録して

 

純「そんじゃあ、行ってくんな。」

 

純は屋上を出たのだった。

 

 

 

 

 

純「らいはちゃん!四葉!」

 

純は走って時計台の所に来た。

 

らいは「安達さん!」

 

四葉「待ってましたよ!」

 

純「・・・おい、風は?」

 

しかし、風太郎がいなかった。

 

らいは「お兄ちゃんなら、五月さんを見たからって追い掛けて行きました。」

 

純「あの馬鹿!動くなっつったのに!」

 

純(後でシバく!)

 

四葉「それで、二乃は今どこにいるんですか?」

 

純「二乃はあのビルの屋上だ。」

 

そう言い、純はさっきまでいた屋上を指差した。

 

四葉「分かりました!じゃあ私達はそこに行った方が良いですね。」

 

純「そうだな。って・・・」

 

すると、二乃から電話が掛かってきた。

 

純「どうした?」

 

二乃『一花を見つけたわ。今、私がいるビルのすぐ目の前の電灯にいる。』

 

純「分かった。」

 

四葉「どうしたんですか?」

 

純「一花を見つけたらしい。俺が迎えに行ってくるから、二人は先に屋上に向かってくれ。」

 

四葉「分かりました!」

 

純「らいはちゃん、四葉のお姉さんから離れちゃ駄目だぞ。」

 

らいは「はい!」

 

そして、純は再び走って行ったのだった。

 

 

 

 

 

 

純「一花!」

 

一花「っ!」

 

純「良かった。二乃が待ってる。早く店に戻んぞ。」

 

そう言って一花の腕を取ろうとすると

 

純「!?」

 

誰かに腕を取られた。

 

??「君、誰?」

 

純(いや、テメーこそ誰だよ?)

 

??「一花ちゃんとどういう関係?ん?よーく見たら、君どこかで見たような・・・」

 

純「俺、一応コイツのダチ・・・」

 

しかし

 

純「あれ?何処行った?」

 

見失ってしまった。

 

純「マジかよ・・・」

 

純(どういうつもりだよ、一花・・・)

 

すると

 

??「ジュン?」

 

自分の名前を呼ばれたので一花と思い振り返ると

 

純「!一・・・三玖?」

 

三玖だった。

 

純「三玖、良かった!よく俺を見つけられたな。」

 

三玖「ジュン・・・カッコイイからすぐ分かった・・・。」

 

純「そうだ!一花を追い掛ける!付いてきてくれ!」

 

そう言い、三玖と一緒に行こうとすると

 

三玖「あ、待って・・・痛っ。」

 

三玖「足・・・踏まれちゃって・・・」

 

三玖が足を怪我していた。

 

純「大丈夫か?」

 

三玖「ジュンは先行ってて。」

 

すると

 

純「背中・・・乗れ。」

 

三玖「え?」

 

そう言い、純は三玖に背中を出して、おぶった。

 

三玖「えっ・・・」

 

純「三玖、そこから一花は見えるか?」

 

三玖「一花・・・?見えないけど・・・まさか、このまま追い掛けるつもりじゃ?」

 

純「いや、ひとまずこの人混みを抜けよう。まずはお前の足の治療をしよう。」

 

そう言い、人混みを抜け、三玖の足に湿布と包帯を巻いた。

 

純「これで、少しはマシになったか?」

 

三玖「・・・うん。ありがとう。」

 

三玖「それで・・・一花を見かけたのは本当?」

 

純「ああ・・・俺に気付いたはずなんだが、髭のおっさんとどこかに行きやがった。心当たりあるか?」

 

三玖「ううん。あ、前に一花が、髭の人の車から出てきたの見たかも・・・」

 

純「んだそれ?怪しい関係だったりしねーだろうな・・・んな事より後40分。どうすっかなぁ?」

 

純「このままじゃ、五人集まる前に花火終わっちまうぞ。」

 

それを聞いた三玖は

 

三玖「どうしてジュンは、そこまで協力するの?」

 

と尋ねた。

 

純「・・・二乃から聞いた。お前らにとっては、花火大会は母さんとの思い出なんだろ?家族との思い出が大事なのは俺もよく分かる。だから、少し助けてやりてーと思っただけだよ。」

 

そう言い、立ち上がった純は

 

純「歩けるか?」

 

三玖に手を差し出した。

それに三玖は

 

三玖「うん。」

 

微笑みながら手を出し、握った。

その時

 

祭り関係者A「すみません。花火大会に来られた方にアンケートをしているのですが・・・お二人はどのような関係でしょう?」

 

と声を掛けられた。

 

純「ん?」

 

祭り関係者B「聞くまでもなかったですね。お二人はカップルという事で。」

 

祭り関係者A「はい。」

 

三玖「わ・・・私達は恋人じゃなくて・・・」

 

これに、三玖はそう言ったが

 

祭り関係者B「どうみてもそう見えますが・・・」

 

手を繋いでいたため、そう見えてしまったのだった。

 

三玖「そ・・・そんなんじゃなくって・・・!わ・・・私達は・・・友じ」

 

純「はい。付き合ってます。」

 

三玖「っ!?」

 

純「ただ、ちょっと急いでるので、失礼します。」

 

そう言い、純は三玖の肩を抱いてその場を離れた。

そして、少し離れた所のベンチに行き

 

純「わりい、さっきあんな事言っちゃって。」

 

純はそう三玖に謝罪した。

 

三玖「ジュン・・・」

 

すると、三玖は頬を膨らませながら純を見ながら

 

純「ん?」

 

三玖「突然だったから、驚いた。有罪、切腹。」

 

そう言った。

 

純「・・・わりい。」

 

しかし

 

三玖「・・・でも、ありがとう。」

 

すぐに笑みを浮かべながらそう言ったのだった。

 

純「・・・。」

 

すると

 

三玖「あ、ジュン。アレ見て。」

 

三玖が何かに指差したのでその方向を見ると、そこには風太郎と五月がいた。

 

純「ここで待ってろ。俺が連れて行く。三玖、とりあえず二乃がいる場所教えるから。風と五月が来たら、そこの屋上に行ってくれ。俺はそのまま一花を探す。」

 

そう言い、純は三玖に二乃がいるビルを教え、すぐに二乃に電話を掛けた後、風太郎と五月の所に駆けつけたのだった。

 

 

 

 

 

純「風!五月!」

 

風太郎「純!」

 

五月「安達君!」

 

純「風、テメー動くなっつったよな。何やってんだよ?」

 

そう風太郎に言った。

 

風太郎「わ、悪かった・・・」

 

純「ったく・・・とりあえず、あの辺りのベンチに三玖がいるから、そこに行け。その足で、二乃がいるビルに行ってくれ。」

 

風太郎「ああ。」

 

五月「安達君は、どうするんですか?」

 

純「一花を探す。」

 

風太郎「・・・分かった。頼む。」

 

そう言い、風太郎は五月と一緒に三玖のいる場所へ向かった。

 

純「後は一花か・・・」

 

その時

 

純「っ!」

 

後ろに視線を感じたので振り返ると

 

一花「ご、ごめん。驚かせちゃった。」

 

一花がいた。

 

純「おい、一・・・」

 

それを見た純は、一花に声を掛けようとしたが、人差し指で口を塞がれ

 

一花「こっち来て。」

 

腕を取られてしまった。

 

一花「花火見た?凄いよね。」

 

純「おい、何処行くんだ。五人で見るんじゃねーのか!?」

 

それに

 

一花「はは。良いから良いから。」

 

と作り笑いされはぐらかされたのだった。

そして、路地裏に行き

 

一花「・・・それでね、さっきの事は秘密にしておいて。私は、皆と一緒に花火を見られない。」

 

純に壁ドンしながらそう言ったのであった。




投稿出来ました。

アニメと漫画の花火大会のをアレンジしました。

とはいえ、まだまだありますけどね・・・。

それより、映画の余韻がまだ冷めません。

もう一回観たいという気持ちがまだ残ってます。

こんな気持ちは初めてです。

それくらい面白かった・・・。

エンディングロールとその歌を聴いて、涙が溢れそうになりました(T ^ T)

本当にありがとう‼︎

それでは、また。
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