純は朝6時半に起きて、軽くランニングをする。そのいつもの日課をこなすために起きたら
純「マジかよ・・・」
純(このパジャマ・・・三玖だな・・・。)
三玖が横で寝ていたのだ。
純(寝惚けてそのままこの部屋に入っちゃったのか・・・)
そう思った純は、起こさないようにそっとベッドから離れた。
純「・・・。」
その際、純は三玖の寝顔を見て
純(何か・・・可愛いな・・・)
柔らかい表情で三玖の顔を優しく撫でた。そして着替えてランニングに行ったのだった。
五月「一花がこんな時間に起きてるなんて、珍しいですね。」
一花「五人の中じゃドベだけどね。三玖もいつの間にかベッドからいなくなってたし。」
二乃「三玖を探しに行ったっきり、四葉も帰ってこないわね。」
五月「上杉君と安達君は?」
一花「さぁ、まだ寝てるんじゃない?」
二乃「あいつ本当に泊まったのね。安達君はいつでも大歓迎だけど。ま、それもあと少しの辛抱だわ。」
五月「?」
その時
ガチャ
純「ただいまー。」
純が朝練から帰ってきた。
一花「ジュン君!?」
二乃「安達君!?」
五月「安達君!?」
純「ん?おお、おはよう。」
一花「う、うん。おはよう。」
二乃「安達君・・・汗かいてるけど、どこに行ってたの?」
純「ああ。俺いつもの日課で軽く走ってたんだよ。突然で悪かったな。」
二乃「い・・・いや・・・別に良いんだけどね・・・」
純「悪い。ちょっとシャワー浴びてーんだけど、使って良いか?」
五月「え、ええ。良いですよ。」
純「サンキュー。ああ後、部屋に三玖が入っちゃってたから起こしといて。」
そう言い、純はシャワーを浴びに行った。
二乃(ヤバイ・・・汗かいててシャツ越しだったけどやっぱり結構引き締まってた・・・!ヤバイ・・・ドキドキが止まらない・・・!)
一花(男の子って体格だな・・・!ヤバっ・・・ドキドキしちゃった・・・!)
それを見た一花と二乃は、顔を赤らめながら純の身体を思い出していた。
五月「一花・・・?二乃・・・?」
その様子を見た五月は、一花と二乃に声を掛けた。
一花「ハッ!・・・ど、どうしたの、五月ちゃん!?」
五月「随分とボーッとしてたので・・・」
二乃「な、何でもないわ!?アハハ・・・」
一花「そ、そうだよ!アハハ・・・」
すると、一花と二乃は顔を真っ赤にした状態でそう慌てながら言ったのだった。
五月「・・・そうですか。」
一花「それはそうと二乃も勉強会に参加すれば良いのに。案外楽しいよ。」
二乃「お断り。安達君だったら話は別だけど。五月、アンタは絆されるんじゃないわよ。」
五月「・・・。」
一花「素直になれば良いのに。」
五月「どうも上杉君とは馬が合いません。この前も諍いを起こしてしまいました。些細なことでムキになってしまう自分がいます。」
五月「私は、一花や三玖のようにはなれません。」
すると、一花は何か思い付いたのか
一花「なれるよ!」
五月「えっ?」
一花「こうして、ここの髪を持ってきて・・・」
一花「三玖の出来上がりー!」
五月の髪をいじって、三玖の髪型にした。
五月「私は真剣に言ってるんですが!」
一花「ごめんごめん。五つ子ジョークだよ。」
その時
二乃「一花!髪の分け目が逆よ。もっと寝惚けた目にして。」
一花「この毛が邪魔だなー。」
五月「私で遊ばないで下さい!」
二乃も参加した。
一花「ちょうど三玖は寝てるし、これで騙せるか試してみようよ。」
二乃「え・・・マジで・・・?だったら服も替えなきゃ!」
五月「あのー?」
二乃「大丈夫。安達君はともかく、アイツに私達の区別なんて出来るわけないでしょ。」
その頃風太郎は
風太郎「やべぇ、寝過ぎた!!」
今起きた。
風太郎「いつもより40分オーバー・・・折角泊まり込みしたのに、勿体ない。恐ろしきベッドの魔力だ。」
そして、扉を開けたら
風太郎「み・・・三玖!?」
三玖に変装した五月がいた。最初は三玖だと思った風太郎だが、パジャマの色を見て
風太郎「ど・・・どうした五月?」
五月だと見破った。
五月「・・・分かるんですね・・・あの・・・今度の中間・・・」
風太郎「ああスマン・・・着替えるから待っててくれ。」
と言い、風太郎は五月を追い出してしまった。
これには
五月「むぅー・・・もう結構です!」
五月は機嫌を損ね、自分の部屋に入ってしまった。
風太郎(しまった・・・外で話を聞くだけで良かったか。)
その一連を
二乃「あーあ、やっぱり怒らせちゃった。」
一花「フータロー君大丈夫?」
一花と二乃は見て言ったのだった。
純「おお風、おはよう。」
すると、純がタオルで頭を拭きながら現れた。
風太郎「ああ・・・おはよう。」
純「なあ、今日は気分を変えて図書館で勉強しようぜ。」
一花「良いね!私達も気分を変えて、図書館で勉強しよっか!」
風太郎「そ、そうするか!」
一花「じゃあ四葉に連絡しとくね。後、三玖も起こさなきゃ。」
そして、三玖を起こした一花らは、二乃と五月を除いて図書館に行ったのだった。
その道中
三玖「ジュン・・・その・・・昨日の夜・・・」
三玖が純に昨日の夜の事を尋ねると
純「何の事だ・・・?」
と純に惚けられたのだった。
純(まあ、びっくりしたけど別にいっか・・・寝惚けてただけなんだし・・・。それに・・・寝顔・・・可愛かったからそれでいっか・・・)
・・・純はちゃんと覚えていた。そりゃ当然だ・・・。
四葉「さあ、着きましたね!」
風太郎(このままで良いのか?)
しかし
五月『たとえ退学になっても、あなたからは絶対に教わりません!』
五月の言葉を思い出して
風太郎(思い出したらムカムカしてきた。もー知らん・・・!)
腹が立った風太郎だったが
純『お前が優しく寄り添わないでどうすんだよ。』
純『お前には、お前しか出来ない事があるから、頑張れよ。』
純の言葉を同時に思い出してハッとした。
四葉「上杉さん、どうかしたんですか?」
風太郎「あ、いやぁ・・・その・・・」
風太郎「四葉、三玖、例えばだ・・・この先、五人の誰かが成績不良で進級できなかったとする。その時、お前はどうする?」
この質問に
四葉「私も、もう一回2年生をやります。」
三玖「私も、四葉と同じ。」
と四葉と三玖は答えた。
風太郎「っ!」
四葉「とは言っても、私が一番可能性が高いんですけど。あはは。」
四葉「・・・でも、上杉さんがいれば、そんな心配いりませんね。勿論安達さんも。」
三玖「そうだね・・・ジュン・・・今日も歴史の話聞かせてね。」
純「ああ。分かった。」
すると
純「やっべぇ。風、俺うっかり筆記用具忘れちった。」
と純が突然言った。
四葉「安達さん、書く物なら、私が沢山・・・」
三玖「私も何本か・・・」
一花「四葉、三玖。」
四葉「えっ?」
三玖「一花?」
純「俺達で先に始めてっからさ、忘れ物取ってきてくんね?」
そう風太郎に言った。
風太郎「ああ。行って来る。その代わり、何か奢れよ。」
純「ああ。」
そして、風太郎はその場を立ち去った。
一花「やるねぇ、ジュン君。」
純「何の事だか・・・」
一花「フフッ・・・相変わらずクールなんだから。」
純と一花のやり取りを
三・四「「?」」
三玖と四葉は不思議そうに見ていたのだった。
一方中野家では、五月がリビングのテーブルに突っ伏して寝ていた。
??「おい、起きろ。」
すると、誰かに起こされた五月は
五月「ああ・・・すみません・・・」
謝りながら起きると
五月「えっ?」
風太郎がいた。
五月「あ・・・あの・・・」
すると
風太郎「やっと見つけたぞ、三玖。」
風太郎がそう五月に言った。
五月「えっ?」
最初五月は行ってる意味が分からなかったが
五月「あ・・・」
ヘッドホンで察した。
風太郎「勉強サボって、俺から逃げてただろ!許さねぇぞ!」
五月「え・・・えっと・・・」
風太郎「ほらペン持て。」
五月「あの・・・」
風太郎「教科書広げろ。」
五月「私は・・・」
風太郎「罰としてスパルタ授業だ!お前には絶対、赤点回避してもらうぞ!」
五月「だから三玖じゃ・・・」
風太郎「そういや、五月の姿が見えねぇな。今も部屋で勉強頑張ってるんだろうな。間違ってもうたた寝してるなんて事はないだろうな。」
五月「・・・ッ。」
風太郎「どうした、三玖?」
五月は
一花『素直になれば良いのに。』
一花の言葉を思い出して
五月「あ・・・なんでもありま・・・なんでもないよ。」
顔を真っ赤にしながら三玖の言い方に変えて言った。
風太郎「じゃあ、始めよう。今はどこやってんだ?」
五月「せ、生物・・・だよ。」
風太郎「そのまま続けるか。分からなかったところはあるか?」
五月「えっと・・・」
その時
風太郎「あ、そうだ。一昨日は・・・悪かった。」
風太郎は一昨日口論になった事を謝った。
五月「・・・ッ。な・・・何の事?」
風太郎「あっ、そうだな。ははは、三玖に何言ってんだか。」
すると
五月「私こそ、ごめんね。」
五月も謝った。
風太郎「・・・ッ。三玖こそ何言ってるんだ?」
五月「そ、そうだね。」
五月「えっと・・・ここなんだけど。」
風太郎「なんだ、そこまで進んでたのか。それはな・・・」
そう言い、風太郎は五月に丁寧に教えた。
その途中
風太郎「一人でよく頑張ったな。」
と五月に優しい言葉をかけた。
風太郎(サンキュー、純・・・)
そして、心の中で純にお礼を言ったのだった。
その様子を
二乃「・・・」
二乃はジッと見ていたのであった。
投稿出来ました。
上手くミックスできたかな・・・?
アレンジは本当に難しい・・・。
それでは、また。