五等分の花嫁と野球の天才   作:ホークス馬鹿

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1話です。


1話

旭高校・食堂

 

 

 

 

 

風太郎「焼き肉定食、焼き肉抜きで。」

 

おばさん「はいよ。」

 

純「風、お前は相変わらずだな。あ、おばちゃん、俺も焼き肉定食。大盛りね。」

 

おばちゃん「はいよ。」

 

風太郎「純か。長い付き合いだから知ってるだろ、俺の家庭事情。」

 

純「わーってるよ。・・・肉、ちょっと分けてやろっか?」

 

風太郎「い、いらん!」

 

純「そっか・・・。」

 

風太郎「それに、水は飲み放題だし、学食最高だぜ!」

 

純「あ、あはは・・・。」

 

それを聞いて、純は苦笑いを浮かべた。

そして、いつもの席にトレーを置いた瞬間

 

ガチャ

 

風太郎「ん?」

 

純「ん?」

 

五月「あ?」

 

同じタイミングで別の生徒が同じ席にトレーを置いた。

 

風太郎(誰だ・・・?うちの制服じゃない・・・。)

 

純(この制服、黒薔薇女子か・・・。何でここに・・・?)

 

そんな事を思っていると

 

五月「あの!私の方が先でした。隣の席が空いてるので、移って下さい。」

 

その女子生徒は、そう言って隣の席を指差した。

 

風太郎「ここは毎日俺と幼馴染が一緒に座ってる席だ。あんたが移れ。」

 

それに対し、風太郎はそう言い返した。

 

五月「関係ありません。早い者勝ちです。」

 

純「・・・ったく。風はそこに座れ。俺が隣に座る。あんたもそれで良いだろ?」

 

その言い争いに、純はそう言って隣の席に座った。

 

五月「・・・分かりました。」

 

風太郎「別にお前が動く必要ないだろ・・・。」

 

純「こうでもしねーと、終わんねーだろうが。ほら、食うぞ。」

 

そう言い、純は二人を座らせた。

 

風太郎「・・・分かったよ。」

 

純「あんたも、済まなかったな。」

 

五月「いえ、こちらこそ。では、いただきます。」

 

そう言って、女子生徒は頼んだ昼飯を食べようとしたが

 

五月「行儀が悪いですよ。」

 

飯を食いながら勉強をしている風太郎に注意した。

 

五月「食事中に勉強ですか?」

 

風太郎「テストの復習してるんだ。ほっといてくれ。」

 

それを聞いた女子生徒は

 

五月「へえ・・・。余程追い込まれているんですね。何点だったんですか?」

 

そう言って、風太郎の解答用紙を取った。

 

風太郎「あ、おい!」

 

五月「ええー・・・上杉風太郎君。得点は・・・」

 

そして

 

五月「ひ・・・百!?」

 

その点数を見て驚いてしまった。

 

五月「これ・・・」

 

風太郎「あーめっちゃ恥ずかしい!」

 

純「・・・お前、ゼッテーわざとだろ。」

 

五月「彼の言う通りです!わざとですね!」

 

五月「うう・・・悔しいですが、勉強は得意ではないので羨ましいです。」

 

すると

 

五月「そうです!私、良い事思いつきました。折角相席になったんです。勉強教えて下さいよ。」

 

と彼女は手を叩いてそう言ったが

 

風太郎「ごちそうさまでした。」

 

風太郎は彼女の言葉を無視して席を立った。

 

五月「ええっ!?食べるの早っ・・・」

 

五月「お昼ご飯、それっぽっちで良いのですか?私の分を少し分けましょうか?」

 

それに対し

 

風太郎「純はともかく、あんたは頼みすぎなんだよ。太るぞ。お先な、純。」

 

と風太郎は言った。

 

五月「!ふとっ・・・」

 

純「おい風、今のは・・・」

 

それに純は注意しようとしたが、風太郎はポケットから携帯の着信音がしたので、それを取り出してどこかへ行ってしまった。

 

五月「何ですか!あの無神経な人は!」

 

純「マジ済まん。悪い奴じゃねーんだ。」

 

純は、彼女にそう謝った。

 

五月「あ、あなたは悪くないんですから、気にしないで下さい!」

 

純「マジホントに済まない。それはそうと、あんたって転校生?」

 

五月「はい。午前中にこの高校を見て回ったんです。」

 

純「そっか・・・。同じクラスになったら良いな。あ、俺、安達純。」

 

五月「私は、中野五月です。」

 

純「そっか・・・。宜しく。」

 

五月「こちらこそ。よろしくお願いします。」

 

そう言って、互いに握手をした。そして、純は飯を食い終わった。

 

純「そんじゃあな。」

 

五月「はい、また。」

 

 

 

 

 

教室

 

 

 

 

 

先生「全員席に着けー。転校生を紹介する。」

 

そう言うと、教室は静かになった。

 

先生「よし、じゃあ入ってきてくれ。」

 

そう言われて、ヘッドホンを付けた一人の女子生徒が入ってきた。

 

純(アレ・・・?この子も黒薔薇女子の制服着てんな・・・。)

 

先生「中野、自己紹介を。」

 

三玖「・・・中野三玖です。宜しく。」

 

そう挨拶した。そして、拍手が沸き起こった。

 

純(ん?この子も名字中野って言うのか。それによく見たら、中野五月って子と顔似てんなぁ・・・。双子か?)

 

そんな事を思っていると

 

先生「じゃあ中野は・・・安達の横に座ってくれ。」

 

三玖「・・・。」

 

担任に言われ、三玖は純の隣の席に座った。

 

純「安達純だ。宜しく。」

 

三玖「・・・宜しく。」

 

先生「よーし、それじゃあ、授業を始めるぞ。」

 

そう言って、担任の先生は授業を始めたのだった。

そして、授業が終わった後

 

純「あのさ・・・。」

 

三玖「・・・何?」

 

純「アンタって・・・中野五月とは親戚か?随分と顔が似てるけど・・・。」

 

純は三玖にそう尋ねた。

 

三玖「・・・何で君が五月を知ってるの?」

 

純「ああ・・・食堂で会った。」

 

三玖「・・・そう。」

 

そして

 

三玖「五月は私達の妹。」

 

と言った。

 

純「そっか・・・。・・・ん?私達?双子じゃねーのか?」

 

三玖「私の姉妹は、五つ子よ。」

 

純「・・・マジで?」

 

それを聞いた純は、驚いた表情を浮かべたのだった。

 

三玖「だから、私の事名前で呼んで良い。」

 

純「そっか。なら、俺の事も純で良いから。」

 

三玖「・・・分かった。宜しく、ジュン。」

 

純「ああ、宜しくな三玖。」

 

その頃、風太郎は食堂で会った五月と再会し、妹のらいはの電話で家庭教師のバイトの件を思い出してピンチを感じたのは内緒である。




投稿できました。

漫画とアニメをミックスしました。三玖の登場シーンですが、纏まらずすいません(土下座)

それでは、また。
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