理恵「あ、シャンプーとか分かった?」
二乃「は、はい。ありがとうございました。」
理恵「そう。」
そう言った後、理恵は何も言わずにテレビを観た。
二乃「・・・あの、何も聞かないんですか?」
その空気に耐えきれず、二乃は理恵にそう言った。
理恵「まあね。純も恐らく察したと思うけど、家出したって事は分かるからね。」
二乃「っ・・・」
理恵「財布と携帯は持ってるけど、部屋着だし、雰囲気で家出したって分かったわ。」
理恵の言葉に、二乃は何も言えなかった。
理恵「家出した理由は私から聞かないでおくわ。もし二乃ちゃんが言いたくなったら私じゃなく、純に言いなさい。あの子なら、何でも聞いてくれるわ。」
二乃「・・・はい。ありがとうございます。」
理恵「構わないわ。」
そう言うと、理恵は立ち上がって台所へ向かった。
理恵「二乃ちゃんだっけ?暫くこの家にいなさい。でも、この家にいるからには色々手伝って貰うからね。」
二乃「は、はい。」
理恵「二乃ちゃん料理は出来る?」
二乃「はい、出来ます。」
理恵「良し。なら、晩御飯手伝って貰うわね。良い?」
二乃「は、はい!」
理恵「純、結構食べるから覚悟しなさい。」
そう言い、二乃は理恵と一緒に晩御飯を作ったのだった。
純「疲れた・・・」
自転車で中野家のタワマンの周りや、この周辺に五月がいないかを探したが見つからず、ずぶ濡れのまま家に帰ってきた純。
帰ってすぐに、風呂に入り部屋着に着替えてリビングに向かった。すると、リビングでは母の理恵と二乃が料理をしていた。
理恵「お帰りなさい純。」
二乃「お、お帰りなさい・・・」
純「ただいま。・・・何やってんだ、二乃?」
二乃「その・・・晩御飯の手伝いを・・・」
理恵「純。二乃ちゃんには暫くこの家に居候して貰うから。だから晩御飯のお手伝いをして貰ってるのよ。」
純「・・・良いのか、母さん?」
理恵「良いのよ。この雨の中追い出すのも可哀想だし、何よりあんたも同じ事考えてたでしょ?」
これに、純は図星だったのか
純「・・・」
何も言えなかったのだった。
理恵「さあ。出来たわよ!今日はカレーよ!」
そして、テーブルにカレーや野菜に鶏肉が並んだ。
それを見た純は、カレーに生卵を入れて食べ始めた。
二乃「あ・・・あの・・・」
理恵「ん?」
二乃「この量・・・全て彼が食べるんですか?」
理恵「ええ、そうよ。」
そして、食べ始めると
二乃「・・・」
米の減りが異常に早く、ひたすらカレーを頬張った。
その姿に、二乃は唖然とした表情で見ていた。
二乃(何この食欲・・・!?五月を遙かに超えてるわ・・・!?)
そして
二乃「ねえ・・・」
純「んっ?」
二乃「一日どれだけ食べてるの?」
純にそう尋ねた。
純「えっとぉ・・・家出る前に1合くらい食って、学校着いてから母さんが作ってくれた2合ある弁当食って、昼は食堂の飯に加えて母さんが作ってくれたもう一つの2合分の弁当を食って、3時に2合食って、夜帰ったら2合か3合くらい食って、また時間空いたらおにぎり2個か3個食ってるな。」
これには
二乃「い・・・一日10合・・・」
絶句してしまった。
二乃「何でそんなに食べるの・・・?」
すると
純「・・・俺、入学当初65キロしか無かったんだ。背もそんなに高くなかったし他の奴らと比べたら華奢だった。」
純「そいつらに負けねーために、体重増やしてスタミナを付けたり、ボールにキレだけじゃなく力強いボールを投げてーって思って、まずは飯を食う事を意識したんだ。」
そう純はカレーを食いながら言った。
二乃「ちなみに今は何キロあるの?」
純「去年より10キロ増えたから75キロだな。」
二乃「そんなに・・・」
二乃(凄いなぁ・・・)
その時
理恵「純、ご飯食べ終わったら私が寝ている部屋の中の押し入れから布団と毛布出して自分の部屋に持って行きなさい。」
理恵がそう純に言った。
純「ん、分かった。」
これに、純は食いながらそう言った。
純(て事は、二乃は俺の部屋で寝るって事か・・・)
二乃(待って・・・私、安達君の部屋で寝るの!?)
そして、食後に純は布団と毛布を取り出して自身の部屋に持って行ったのであった。
投稿出来ました。
結構内容が雑な気もしますが、お許し下さい(土下座)
また、カレーライスに生卵入れて食べるですが、僕個人としては結構美味しいです(笑)
後、白米に天かすとめんつゆをかけるのも良いですよ(笑)
あんま食べ過ぎると太りますけど・・・。
それでは、また。