純の部屋
二乃「え、えっと・・・お邪魔します。」
純「ああ。」
晩飯を食べ終わり、風呂も入った後、二乃は純の部屋に来た。
二乃(これが安達君の部屋・・・。良く分かんないけど、男の子の部屋ってこんなのかもね・・・)
その際、二乃は純の部屋を見渡していた。
純「適当にくつろいでて。」
二乃「えっ!う、うん・・・」
純はそう言うと、ダンベルを2つ持って、キューバンプレスを始めた。
純「・・・。」
二乃「・・・。」
その間、お互い沈黙の空気が流れた。
二乃「ね、ねえ・・・安達君。」
純「ん?」
すると、二乃はこの空気に耐えれず、純を呼んだ。
二乃「今日はごめんね。迷惑かけちゃって・・・」
純「俺は別に気にしてねーよ。つーか、謝んのは俺じゃなくて、風と五月だろ?二乃、お前もそれくれー分かってんだろ?」
二乃「っ!そ、それは・・・」
純「お前は姉妹思いの優しい奴だ。だから、お前がやった事が人を傷付けるってのは分かってんだろ?」
二乃「・・・」
純「謝れるなら、今のうちに謝った方が良いぞ。じゃないと、二度と戻れねーぞ。」
純「それと、あまり人の傷口に塩を塗る行為はしたかねーけどさ、お前の風に対する態度、正直言ってムカつくんだよね。」
二乃「えっ?」
純「アイツに睡眠薬を飲ませたり、勉強会を妨害したりして風だけじゃなく、周りの皆に迷惑かけやがってよ。ホントだったら睡眠薬の時点で警察呼ぼうか考えたんだぞ。例えマルオさんの娘だったとしてもな。」
二乃「・・・」
純「睡眠薬は極端だけど、それだけお前がアイツら姉妹を、家族を大事にしてんだっていう気持ちはスゲー伝わるし、反発も分からなくもない。けどな、人は何かがきっかけでいつか変わんなきゃなんねーんだよ。」
純「家族思いなのは良い事だ。けどな・・・いつまでも姉妹に、家族に固執してんじゃねーよ。」
この純の厳しい言葉に
二乃「っ・・・」
二乃は顔を俯かせてしまった。
純「これからどうするか、お前よく考えろ。」
純「家族でもねー部外者が知った風なこと言って悪かったな。ベッドじゃなくて大丈夫か?」
二乃「うん・・・」
そして、純は電気を消してベッドに入った。二乃もそれに続いて布団に潜ったのだが
二乃「・・・」
純の厳しい言葉に、少し涙を浮かべたのだった。
翌日
三玖「日曜なのに、呼び出してごめんね。」
純「別に良いよ。それより、呼び出してどうした?」
翌日、純は三玖に呼ばれ、中野家に来ていた。
三玖「これ、二乃に渡して欲しくて。」
そう言って、三玖は二乃の学校の鞄と服が入っているであろうキャリーケースを渡した。
純「良いけど、お前が渡さなくて良いのか?」
三玖「・・・うん。二乃、今は私達に会いたくないと思うから。」
純「そっか・・・。一花と四葉は?」
三玖「外せない用事があるって。一花は仕事だと思う。四葉は朝から出かけたから分からない。」
純「そっか・・・。」
そう言い、純は部屋を見渡して
純「この部屋って、こんなに広かったんだな・・・」
そう呟いた。
三玖「そうだね・・・。」
純「五月は見つかったか?」
三玖「まだ。これをジュンに渡したら探しに行こうと思ってた。」
純「なら俺も付き合おう。二人で探した方が良い。」
三玖「・・・うん。」
そして、純と三玖は五月を探しに行った。
しかし
純「ここまで探しても見つかんねーなんてな。」
三玖「う、うん・・・そう、だね・・・」
図書館に飲食店といった、五月がいそうな場所を探したのだが、見つからなかった。
純「三玖、大丈夫か?」
肩で息をする三玖を見て、純は心配そうに声をかけた。
三玖「う、うん・・・大丈夫。疲れちゃったけど・・・」
それに、三玖は額に汗を浮かべ、辛そうな表情ながら笑顔を浮かべながらそう答えた。
純「しゃーねーな。最後の手段を使う。」
三玖「最後の手段?」
すると、純は三玖の手を取り、近くを歩いている人に声をかけた。
純「こんな顔の人、見ませんでしたか?」
その結果、辿り着いたのは
純「マジかよ・・・」
三玖「うん・・・」
風太郎の家だった。
純「よりによって、アイツんちかよ。しかもウチからちけーし。」
三玖「ジュンとフータローは幼馴染だもんね。」
純「まあな。取り敢えず、インターホン鳴らすぞ。」
そう言い、純はインターホンを鳴らした。
すると、出てきたのは
らいは「あ!純さんに三玖さん!」
らいはだった。
純「やあ、らいはちゃん。風はいるか?」
らいは「お兄ちゃんならいますよ!三玖さんもどうぞどうぞ!」
そう言われ、家に入るとそこには
三玖「・・・いた。」
風太郎「純・・・三玖・・・」
五月「安達君・・・三玖・・・。」
純「人が必死に探してる時に呑気にカレー食ってるとは良いご身分だな・・・五月。」
皿一杯に盛られたカレーを食べている五月と風太郎がおり、それを見た純は、笑顔で怒りマークを出しながら震えていたのであった。
投稿出来ました。
何とか纏めました。違和感感じたらお許し下さい(土下座)
後、今日神奈川大会決勝がありまして、横浜高校が勝って2年連続20回目の甲子園出場を決めました!
甲子園でも、横高らしく堂々とプレーして下さい!
それでは、また。