俳優A『僕も君が好きだ!』
想いが通じて、どちらからともなく唇を重ねる二人。
五月「うえっ、う・・・うわぁ・・・!キスしました・・・。」
それを、真っ赤になってアホ毛を揺らしながら口に手を当てる五月。
二乃「ロマンチックだわ・・・」
それに対し、二乃はウットリしながら観ていた。
一花と四葉もこたつに入り、イケメン俳優が主演の恋愛ドラマを一緒に観ていた。
風太郎「何のために呼んだんだ・・・?」
これに、風太郎はらいはと純と並んで立ったまま、恋愛ドラマに夢中になっている四人を呆れ顔で見ていた。
純「まあ、今日は正月だからいんじゃね?」
これに、純はそう言い
一花「まぁまぁ、ジュン君の言う通り、ゆっくり過ごそう。」
一花もそう言った。
三玖「ジュン、明けましておめでとう。おせち作ったけど、食べる?」
すると、三玖が台所から重箱を持ってやって来て
純「おお、サンキ・・・」
お礼を言いながらそれを見た瞬間
純「・・・いや、腹減ってねーから遠慮しとく。」
禍々しい雰囲気だったため、遠慮した。
純(どうやって作ったらああなんだよ・・・)
らいは「・・・。」
この時、らいはは困ったように部屋を見渡しており
四葉「あれ?どうしたの、らいはちゃん?」
これに四葉が気付いて尋ねると
らいは「えっと・・・私、勘違いしてたみたい。中野さんのお宅はお金持ちって聞いてたから・・・」
らいはが指をツンツンしながら気まずそうに言った。
四葉「あはは・・・色々ありまして・・・」
これには、四葉はそう言い頭を掻いた。
一花「何も無い部屋でごめんねー。」
二乃「振り袖も大家さんに返しにいかなくちゃ。」
一花「とにかく、自分の部屋だと思ってくつろいでよ。」
こう、ニッコリしながら言う一花に
らいは「うん!」
らいははそう返事をした。
純「大丈夫なのか、お前ら?」
風太郎「確かに、俺も協力したとはいえ、ちょっと心配だな。」
そう言い、純と風太郎は板敷き部分に腰を下ろすと
二乃「あ、安達君。寒いと思うから、こたつ入ろう。」
二乃が顔を少し赤らめながらこたつ布団を上げて純に言った。
純「・・・いや、俺は大丈夫だから風とらいはちゃんを・・・」
これに、純はそう返すと
一花「ほーら、遠慮しないで。」
背後から一花が現れ
一花「そうだ、マッサージしてあげるよ。オフとはいえ、疲れてるでしょ?フータロー君もついでに・・・」
そう囁いた。
純「・・・別にいらねーよ。」
風太郎「いや・・・別に疲れてないが・・・」
そう言い、純と風太郎は退こうとしたが
三玖「一花だけズルい!」
三玖は抗議の声をあげ
一花「早い者勝ちだよー。」
四葉「じゃあ私は上杉さんの腕!」
二乃「安達君。肩揉んであげるね!」
五月「私は上杉君の足を揉ませていただきます!」
他もマッサージに加わった。
純(んだよこれ・・・)
一花「力加減どう?」
二乃「どう安達君。気持ち良い?」
三玖「痛くない?」
風太郎(何なんだ、この羞恥プレイは・・・?)
四葉「どうですか、上杉さん?」
五月「き、気持ち良いでしょうか?」
純と風太郎は、五つ子達に揉み揉みされていた。
この様子を見たらいはは
らいは(純さんは相変わらずモテモテだけど・・・)
らいは(お兄ちゃんが急にモテだした!)
そう思い
らいは「お母さん、お兄ちゃんに一足早い春が来ました。」
天国の母親に手を合わせて報告した。
純「おい、何を企んでんだ?」
これに、純は疑いの表情を浮かべながら言い
風太郎「純の言う通りだ。何のつもりだ・・・?」
風太郎も続いた。
四葉「ドキッ!な、何でも無いですよー。」
三玖「日頃の感謝だけだよ。」
風太郎「嘘つけ!」
三玖と四葉はそう言うが、明らかに様子がおかしかった。
二乃「安達君!いつも野球部の練習で忙しい中お疲れ様!」
二乃は、純に可愛らしい笑顔で労いの言葉をかけるが
純(何か胡散くせー・・・)
純に余計疑われた。
五月「お二人とも。私のですが、良ければ食べて下さい。」
五月が葛藤しながら純と風太郎にエクレアを差し出した。
風太郎(怪しすぎる!)
四葉「お正月らしく福笑いでもどうですか?五つ子バージョンを作りました!」
こたつの上には、四葉が用意したのであろう五つ子福笑いがあった。
純(クオリティーたけー!)
風太郎(難しすぎる!)
すると
三玖「えっと・・・ジュンに相談したい事が・・・」
三玖がモジモジしながら言うと
四葉「それはまだ早いよ!」
四葉がそう止め
一花「皆、隣の部屋行こっか。ジュン君、フータロー君。ちょっと待ってて。」
一花が空気を読んで四人を促し、寝室にしてある和室の部屋に行った。
風太郎「何を企んでやがる・・・」
純「さあな・・・」
それを二人は疑惑の目を浮かべながら見送り、五月から貰ったエクレアを頬張ったのであった。
投稿出来ました!!
お久し振りです!!長らくお待たせして大変申し訳ございません!!
内容にもし違和感がありましたら、ご容赦下さい(土下座)
そ、それでは、また!!