期末試験最終日
「これで、試験は全て終了です。」
二乃(駄目・・・駄目よ・・・彼を好きになっちゃ・・・絶対・・・駄目・・・)
二乃は、自身の抱いていた想いに混乱していた。
それには、一月上旬まで時を遡る。
三玖「って事で全部食べて感想教えて。」
純「い、いや・・・マジ今日は勘弁してくれよ。チョコ好きだけど・・・」
そんな困惑した姿の純を
二乃「全く・・・」
二乃(彼の事なんて・・・何とも思ってない・・・)
二乃はそう思いながら見ていた。
ある日、実は勉強会が行き詰まって皆が疲労困憊となっていた時、リフレッシュのため午後は休みにした。
そして、皆にどこに行きたいのか風太郎は尋ねてみると
「「「「「野球部の練習風景を見に行きたい!!!!!」」」」」
というものだった。
何故か聞くと
一花「今日ジュン君練習でいないじゃん。ジュン君の練習風景どんなのか見て見たくなっちゃってね。」
三玖「ジュンの様子、見て見たい。」
この二人が特にそんな事を言った。
その為、皆で旭高校の野球部の練習風景を見に行ったのだった。
そして、到着すると
一花「やっぱ凄いねぇー・・・」
五月「一花はこのグラウンド使って映画撮影したんですよね。」
一花「うん。何度見ても凄いよ・・・」
そう、一花は旭高校野球部の専用グラウンドの広さに感嘆の声を上げた。
四葉「でも、本当に沢山いますねぇ!」
風太郎「そりゃあそうだ。なんたって60人以上いるからな。」
四葉「60人ですか!?」
風太郎「来年の新入生が入ったら100人はいくだろうな。」
四葉「す、凄いですね!!流石名門校!!」
その横で
三玖「・・・。」
三玖はキョロキョロしていた。
二乃「何やってんのよ、アンタ。」
これに、二乃はそう尋ねると
三玖「ジュン・・・何処にいるかなって・・・」
三玖はそう言った。
二乃「こんだけの広さと人数じゃ、見つけるの大変でしょ。」
これに、二乃がそう言うと
三玖「あっ、見つけた。」
二乃「嘘!?」
三玖「ほら、あそこ。」
三玖が指差した方に目を向けると
純「良し行くぞー!もう一本!!」
「「「はいっ!!!」」」
純が後輩を引き連れてランニングをしていた。
風太郎「おおー!本当だ!良く見つけたな、三玖。」
三玖「何か、探してたら見つかった。」
一花「それにしても・・・」
すると、一花は上半身アンシャツ姿になっている純を見て
一花(凄い引き締まってるな・・・!ヤバっ・・・!ドキドキが止まらない・・・!)
顔を赤らめていた。
二乃(凄い・・・筋肉が・・・細マッチョだな・・・はぁぁ・・・)
二乃(だ、駄目よ・・・!好きになったら・・・駄目・・・!)
二乃(絶対に・・・駄目・・・!)
二乃は、何かを抑えようと必死になっていた。
こうして、その日は純達の野球部の練習を見て少し休めたのだった。
そして、試験を終え
「期末試験の結果を渡していく。番号順に取りに来なさい。」
二乃(彼は私の事なんて何とも思ってない・・・)
二乃(だから・・・彼にはもう会わない・・・)
二乃はそう決意した。
四葉「今のところ、一花が一番だね。」
一花「いや~、頑張りました。」
五月「本当に・・・お仕事もあるのに凄いです。」
五月「私は、てっきり今回も三玖が一番かと。」
この五月の言葉に
一花「三玖・・・私・・・そんなつもりじゃなくて・・・」
一花は慌てて弁明しようとしたのだが
三玖「一花、おめでとう。私もまだまだだね。」
三玖は複雑な表情を浮かべながら一花を祝福した。
五月「私達ばかりでなく、あなたは何点だったのですか?」
すると、五月が風太郎の成績表を見ようとした。
風太郎「あ!やめろ!見るな!」
しかし
五月「はっ!あ、危ない・・・また罠にかかって100点の自慢をされるところでした・・・」
五月はすぐにハッとなって止めたのだった。
風太郎「チッ、無駄に賢くなりやがって・・・」
四葉「やっぱり気に入ってたんですね。」
これに、四葉はそう言ったが
純「・・・ああ。そうかもな。」
純だけ、何か含むような顔でそう言ったのだった。
すると、今度はこのケーキ屋の店長が入ってきて
店長「試験突破おめでとう!今日はお祝いだ。上杉君の給料から引いておくから、好きなだけ食べて良いよ!」
そんな事を言った。
風太郎「もー、店長ったら冗談ばっかり。」
風太郎はにこやかに拒否したが、最早誰も聞いちゃいなかった。
四葉「ありがとうございます!」
五月「でも、まだ一人来ていないんです。」
五月はそう店長に言うと
店長「二つ結びの子なら、先に来てこれを置いてったけど。」
店長が、ポケットから二つ折りの紙を差し出した。
それは試験の成績表で、一花、三玖、四葉、そして五月が固唾を呑んで見守る中、風太郎が紙を開く。
そんな時
店長「それと君・・・」
店長が純を呼び
店長「彼女から君に伝言だ・・・」
純「俺にっすか?」
コソッと耳打ちした。
店長「『ありがとう。そして、さようなら。』ってね。」
中野二乃、合格。
大変良く出来ました。
四葉「やったー!」
全員突破に、四葉は跳び上がってバンザイした。
五月「見事全員、赤点回避を成し遂げましたね!」
五月は、嬉し涙を流しながらそう言い
風太郎「お前ら、良くやったな。」
風太郎も労いの言葉をかけた。
一花「・・・。」
三玖「・・・。」
この二人は、どこか気まずそうな表情を浮かべていた。
その時
四葉「あれ?安達さんどこに行くんですか?」
店を出て行こうとする純に、四葉が尋ねると
純「祝賀会は全員参加だよな、風?」
風太郎「あ、ああ。」
純「二乃を連れてくる。それまで待ってろ。」
純はそう言い残して店を後にしたのであった。
投稿出来ました。
今回はちょっと書くのがキツかったです。
内容がさっぱりで・・・(泣)
何とか書けたので、お許し下さい(土下座)
それでは、また。