一組のホームルームが始まった。
「今日からお前達は三年生だ。最高学年になった自覚を持ち、後輩達に示しのつくような学校生活を送るよう心がけ・・・」
そう、担任の先生が言っているその時
ガタッ
「・・・ん?」
四葉が突然立ち上がって、手を挙げた。
これに
「何だ?」
先生はそう四葉に聞くと
四葉「このクラスの学級長に立候補します!」
四葉はそう大真面目な顔でそう言った。
純(アイツ・・・何するつもりだ?)
これに純は、四葉の行動に?マークを浮かべながら見た。
「ええー・・・まだ誰も聞いてないけど・・・」
先生は、突然のことに困惑していたが
四葉「そこを何とか!やらせて下さい!」
と、四葉は頭を下げて拝み倒した。
・・・いや、反対してるんじゃなく、単に困惑してるだけなんだが。
「反対もしてないんだけど・・・。まあ、他にやりたい奴がいないなら。」
そう先生は言うと、四葉は笑みを浮かべ、意気揚々と先生の隣に立って
四葉「皆さん!困ったら私に何でも言って下さいね!」
そうクラスの皆に言った。
「ついでに男子の方も決めとくか。立候補する奴はいるかー?」
四葉「いますかー?」
「推薦でも良いぞー。」
四葉「良いぞー!」
これには
一花(もー、四葉ったら・・・恥ずかしい・・・)
一花は顔を赤くしながら手でパタパタ仰いでいた。
「男子の学級長なんて決まってんだろ。」
「まあ、武田しかいねーよな。期末で学年一位だし。」
この時、男子の間でそんな意見が飛び
武田「フ・・・全く、やれやれ。」
最後列に座ってキラキラ爽やかな雰囲気を振りまいている武田は、満更でも無い表情を浮かべながら前髪をかき上げた。
純(祐輔・・・満更でもなさそう・・・)
この様子に、純は内心苦笑いを浮かべていた。
何故純が武田を名前で言ってるのかというと、実は純は一年の時に武田と同じクラスになっており、その時に時々よく話して仲良くなったのだ。
その際、純は武田に「祐輔」と呼ぶようになった。
四葉「先生!私、学級長にぴったりな人を知っています!」
そんな中、四葉が自信満々にそう先生に言って、その手先を向けた人物は・・・
四葉「上杉風太郎さんです!」
風太郎だった。
純「プハッ!マジかよ!!」
これには、純は吹き出して少し笑い
風太郎「はぁ!?」
風太郎は突然の事に驚き、勉強を止めて立ち上がった。
「えっ、上杉君で大丈夫・・・?」
「武田君を差し置いてだなんて・・・」
葵と椿がヒソヒソそう話していた。
風太郎(四葉・・・何てことを・・・)
これには、風太郎は焦りの表情を浮かべており
純(ありゃりゃ・・・こりゃあご愁傷様だな・・・)
純は、風太郎に少し同情した。
「良し、次の係も決めるか。」
そう言い、先を進める先生に
風太郎「先生!俺はやるとは言ってません!」
風太郎は猛然と抗議した。
純「ククッ・・・」
それを、純は笑いを抑えようと必死にしており
風太郎「わ、笑うな純!!」
風太郎が怒鳴っていたのだった。
その様子を
武田「・・・」
武田は意味ありげに見つめていた。
結局、男子の学級長は風太郎に決まってしまったのであった。
投稿出来ました。
風太郎が学級長に決まる場面を書きました。
武田君・・・キラキラし過ぎじゃないかな・・・(汗)
そ、それでは、また。