ごとよめ以上の恋愛漫画になる可能性があるのは、ジャンプのだけど「○オのハ○」かな?
・・・何か上から目線な感じですいません。
でも、僕の中ではごとよめNo. 1は変わらないかな?
それでは、どうぞ。
翌朝。純はいつものように、野球部のバッグとバットが入ったバットケースを持って登校していると
一花「おっはー。」
一花がフラペチーノ片手に、カフェの前のサポートベンチに腰掛けながら純に声をかけてきた。
純「おお、一花か。つーか、お前とは登校前にスゲぇ会うな。」
この言葉に
一花「え?あ~・・・」
一花は動揺し
純「他の皆は一緒じゃねーのか?」
純はそう言い、周囲を見渡すと
一花「私はこれを買いにね!君に会えたのも偶然も偶然!あははは!」
と慌てながらフラペチーノのカップを見せた。
一花「そだ、こっちはジュン君に差し入れだよ。」
と、純にコーヒーを差し出した。
純「・・・お前、偶然会ったのに用意してくれてたって、どゆ事?」
純の疑問に
一花「あー・・・」
一花は目を泳がせた。
純「まあ、貰っておくよ。」
そう言い、純はコーヒーを受け取り
純「遅刻する前に行くぞ。」
と一花に言った。
その背中を見て
一花(あーあ、やっちゃった・・・貢ぎ物作戦も失敗・・・。かと言って、二乃みたいな直球勝負は絶対無理!)
一花はガクッと落ち込み、そう思ったが
一花(だけど・・・このポジションは、絶対に譲りたくないんだ・・・)
純に追い付いて肩を並べ、そう思いながらそっと微笑んだ。
純「そういや、家庭教師の件は聞いたか?」
すると、純は一花に家庭教師の一件を聞いた。
一花「うん。フータロー君、お父さんとまた一悶着あったみたいだね。」
純「らしいな。しかも、相手があの祐輔だからな。」
純の発言に
一花「祐輔って、武田君?」
一花は疑問を感じ、尋ねた。
純「ああ。俺一年の時アイツとクラス一緒だったから。」
純「その関係でたまにだけどよく話す。」
純「その頃からザ・爽やか系だったな・・・」
この発言に
一花「ああ・・・何か納得だね。私は去年同じクラスだったんだけど、ジュン君の言う通り、ザ・好青年って感じだったね。」
一花は納得した。
純「まあ、こっから月末までお前は風や皆と一緒に勉強漬けだろうな。」
一花「そ、そうかもね・・・」
一花(ヤバイ・・・センバツ優勝のお祝い・・・言い出しづらくなっちゃったなぁ・・・)
そう思っていると
純「まあでも、お前は他の皆と違って、学年末試験から働きながら勉強してきたんだから、きっと良い結果出るよ。」
そう純は一花を激励した。
一花「フフッ・・・ありがとう。」
これには、一花は非常に嬉しそうな表情を浮かべた。
純「それと・・・さっきから気になってたんだが・・・その眼鏡、何?」
すると、純は一花がかけてる眼鏡について聞いた。
一花「どう?少しは知的に見えるんじゃない?」
これに、一花はそう言い、眼鏡を持ち上げてアピールした。
一花「まあ、これ一応変装なんだけどね。」
と言い
純「変装?」
純は、最初は疑問に思ったが
純「ああ、あの映画撮影か。昨日実は三玖からちょっと聞いたし、今日の朝のニュースにも出てきたな。」
すぐに何かを察し
一花「そう。あの時の映画なんだ。覚えてて何よりだよ!」
一花はそう答えたが
純「ち、ちょっと待て・・・お、お前・・・声をかけられねーように眼鏡をかけて変装してたってわけか。これはこれは大女優様じゃねーかよ・・・くくく・・・!」
純は笑いを堪えるようにそう言うと
一花「も~!恥ずかしいから言わないでっ!」
一花は顔を真っ赤にして両手で覆った。
純「フフッ・・・変装ってお前らの十八番だもんな。」
一花「あっ、それ良いかも。私達、こういう時のために常備してるんだ。」
そう言うと、一花は手提げかばんからリボンやウィッグを見せ
一花「四葉や三玖だったらすぐにいけるかなー。あっ、二乃も出来・・・」
そう言い、二乃が使ってる黒い蝶々リボンを手に取りかけた時、口をつぐみ
一花「アハハ・・・あまりやり過ぎると、いくら勘の良いジュン君でも見分けが付かないからやめよっか。」
そう苦笑しながら言うと
純「・・・さあな。」
純は、微笑を浮かべながら言った。
すると
純「ん?あれ、妹らじゃねーか?風もいるし。」
陸橋を下りた歩道の先に、風太郎を含めた五人の後ろ姿が見え
純「くくく・・・ありゃりゃりゃ、五月、何か食ってるな。四葉の声、ここまで響いてるし。風が困ってるじゃねーか。」
そう純が笑いながら歩き出して言ってると
一花(やめて・・・)
一花の黒くて醜い嫉妬の感情と我儘な感情が噴き出してきた。
純「二乃が風が働いてるバイトに入ったって聞いた時は驚いたが、三玖が向かいのパン屋で働きだしたと聞いた時はめちゃ驚いたな。」
そんなのに気付かずに、純はどんどんそう言い
一花(もうやめて・・・!)
純「まあでも、三玖はめちゃ努力家だし、美味いパンを作れると思うな。」
一花(他の子の事話さないで!)
黒い嫉妬の感情と我儘な感情が収まりきらないほど溢れ、次の瞬間
一花「待って!」
一花は後ろから純の手を掴み
一花(私だけ・・・私だけを見て欲しい!)
二つの感情が混ざり合い、強い独占欲の気持ちで純を上目遣いで見つめた。
そして
一花「ねぇ。このまま二人でサボっちゃおうよ。」
そう純に言った。
しかし
純「いや、普通に駄目っしょ。」
純にそう即答され
一花「え・・・」
一花は呆然とした表情を浮かべたが
一花「良いじゃん、少しだけ!」
すぐに駄々をこねたが
純「んなわけいくかよ!!俺だって練習あんだよ!!」
断固として聞かずに学校に行ったのだった。
そして、何とか学校に到着し
純「お前が駄々こねるから、マジ遅刻寸前じゃねーか!!」
一花「も~!ジュン君、真面目すぎ!」
純「お前なぁ・・・!」
廊下でそう言い合っており、一花は頬を膨らませていた。
純「っぶねえ・・・ギリだ・・・」
そう呟き、純は教室のドアを開ける。
一花(はぁ・・・上手くいかないなぁ・・・)
一花も溜息をつき、純に続いて教室に入った瞬間
「一花さん、朝のニュース見たよ!」
「女優ってマジ~!?」
「ビックリした~!同じクラスに安達君と同じ有名人がいるなんて!」
教室が興奮のるつぼになった。
そんな中、純は一花に目を向け
純「オーディション受けて良かったな。もう立派な嘘つきじゃねーか。」
そう端整な顔に笑みを浮かべて言った。
それを聞いて
トクン
一花の胸が高鳴った。野球部のグラウンドでロケした時に交わした会話と、花火大会の夜の出来事が、鮮明に蘇った。
一花(こんな単純で良いのかなぁ・・・)
一花(君が私を気に掛けて、覚えていてくれた。たったそれだけが、クラスメイトのどんな賛辞より、胸に響いてしまうんだ・・・)
それを、一花は胸を抑え、ウットリとした表情を浮かべたのだった。
そして、この日は色んな子から捕まって色んな事を聞かれ大変だったのだが何とか抜け出し、追い掛けられそうになったが、咄嗟に三玖のウィッグを被り、ヘッドホンを付けて三玖に変装して何とかなった。
そこに
純「お前何やってんだ、三玖?早く図書室行きなよ。」
純が現れ
一花「あっ、ごめん。私・・・」
珍しく勘違いをしていたため、正そうとしたら
純「一花の映画、もう公開って、早ぇーな。」
純が先を歩き被せ気味にそう言った。
一花「え?」
純「いや、一応お前も言ってたじゃねーか。」
それを聞いた瞬間、一花の顔から表情が消え
一花(そっか・・・三玖から・・・)
一花(あれから色々あったもんね。きっと私とだけじゃなく、二乃や三玖にフータロー君や皆とも・・・)
前を歩く純の後ろ姿に、二乃や三玖、風太郎や四葉に五月の後ろ姿が重なった。
一花(私の事だけ・・・なんていかないか。)
そう思い、一花はウィッグを被ってて夕陽の影響か、少し暗い表情を浮かべつつ目を閉じた。
三玖からは
三玖『お好きにどうぞ。負けないから。』
と挑まれ
二乃『蹴落としてでも叶えたい。』
と二乃は強気に言った。
純の隣にいるのは、二人のうちのどちらかもしれない。
この時、春休みに家族旅行に行ってた時、四葉に言われた言葉を思い出した。
回想
四葉『無理してない?心配だよ。気のせいだったらごめん・・・』
一花『え?』
四葉『一花さ、お姉ちゃんらしくしないとって思って、色々我慢してたと思うんだ。』
四葉『だけどさ、もう無理に我慢しないで、したいことして欲しい・・・かな!』
一花『私がしたいこと・・・』
そう呟いた一花。
その時
一花『・・・誰にも取られたくなかったんだ・・・』
そう呟いた一花。
この言葉に、四葉はキョトンとしていたのだった。
回想終了
それを思い出した一花は
一花「ジュンく・・・ジュン。」
三玖がいつも純を呼んでいる呼び方に変え
純「何だ?」
純は振り返って立ち止まった。
それに
一花「ジュン。教えてあげるね・・・」
一花は純の前まで歩いてくると
一花「一花、ジュンの事好きだよ。」
そう目を合わせずに通り過ぎざまに言い
純「・・・は?」
純は、突然の事に目を丸くして固まってしまった。
しかし、そんなのお構いなしに、一花はクルッと振り返り
一花「凄くお似合いだと思う。私、応援するね。」
そう言った。
一花(三玖に負けたくないし、二乃を蹴落としてでも叶えたい。)
一花(だって、何が悪いの?四葉だって言ってた。『もう無理に我慢しないで、したいことして欲しい』って。)
純「・・・嘘・・・だろ・・・?」
純のこの問いに
一花「嘘じゃないよ。」
一花は躊躇なく口にした。
一花(だから・・・私は何も悪くない・・・)
一花(この戦いに勝って・・・ずっとジュン君の隣にいるために・・・)
この時、一花は自身の心が闇に呑まれていってる事に気付かなかったのであった。
投稿出来ました!
昨日のライブの余韻の影響か、連続投稿出来ました!
とにかく頭の中で文章がよく纏まって、我ながらちょっと怖かったですね(汗)
一花、闇堕ちしてしまいました。
長女という立場上、ずっと我慢してた分溢れ出てしまったのでしょうね・・・。
何とか抑えようとしてたけど、その溢れんばかりの思いを抑えきれず・・・。
何とも言えませんが・・・。
そ、それでは、また!