風太郎君って、一体何時に寝てんでしょうね・・・。
突然ですが、ふとそう思いました。
そ、それでは、どうぞ!
風太郎「・・・」
誰もいない図書室で、一人残って黙々と勉強を続けている風太郎。
授業に五つ子の勉強会、そして自習。家に帰って晩御飯を食べている時も、風呂から上がっても寝る間も惜しんでの勉強。
連日この状況が繰り返し行われ、風太郎は憔悴しきっており、目の下に隈ができてしまっていた。
そんな状態でウトウトしていると
純「テメェ・・・体力ねーんだから無理してんじゃねーよ。」
純の声がして、それと同時に机の上に眠気覚まし用の栄養ドリンクが置かれた。
純だけじゃない。
五月「ご苦労様です。」
五月もいた。純は、練習終わりの帰りに寄った雰囲気であり、五月はどこかで勉強してこれから帰るのであろう、制服の上にコートを羽織っていた。
風太郎「何言ってんだ。苦労なんてしてねぇ。」
そう言った風太郎は、栄養ドリンクを手に取り、キャップを開けて一気に飲むと
風太郎「俺を誰だと思ってる。」
そう強がって言った。
純「そうか・・・」
この様子に、純はそう一言呟き
純(ったく・・・強がりやがって・・・)
そう内心呟いた。
五月「先日、塾講師をされている下田さんという方のもとへ出向いて参りました。」
純「バイト・・・決まったんだ。」
五月「バイト・・・と言えるのか分かりませんが、下田さんのお手伝いをしながら、更なる学力向上を目指します。」
これを聞き
風太郎「俺じゃ力不足かよ。」
と少し拗ねた感じで言ったが
五月「拗ねないで下さい。そうではありませんよ。するからには、自分の血肉となり得る仕事がしたかったのです。」
五月「模試の先・・・卒業の更に先の夢の為、教育の現場を見てみたくて・・・」
これに、五月はそう言ってるのだが
五月「・・・」
気恥ずかしいのか、天井を仰ぎ見、顔を赤らめながらプルプル震えた。
これに
風太郎「お前らのやる事は本当に・・・予測・・・ふ・・・か・・・」
風太郎はそういってる途中
バタン
五月「う、上杉君!?」
風太郎が突然突っ伏して倒れ、五月は慌てたのだが
純「いや、コイツ目開けながら寝てるわ。」
目を開けたまま寝てしまっていたのだった。
純「ったく・・・テメェは張飛かってんだ・・・」
これには、純は頭を掻きながらそう呆れ顔で呟きつつ、苦笑を浮かべ
五月「あなたには、いずれ話しますから・・・」
と優しく小さな声で話しかけて、五羽の折り鶴を風太郎の顔のそばに置いたのだった。
純「それは?」
折り鶴を見て純は、五月にそう聞くと
五月「私達から上杉君へのメッセージです。」
五月は、そう優しい表情を浮かべながら答えた。
そして
五月「後・・・あなたにも用意してますよ。」
五月は、もう五羽の折り鶴を純に渡した。
純「俺に・・・?」
これには、純も驚きで目を見開き
五月「はい。あなたも、私達と同じ同志ですから。」
とそう言い
五月「それでは、また。」
五月は図書室を後にしたのだった。
その時
純「ん?」
五月に貰った折り鶴の中に何かが書かれていたので開いてみると
一花『頑張るね!』
二乃『私を見てて!』
三玖『辛い事があったら言って。私、頑張って力になるから!』
四葉『これで元気出して下さい!!』
五月『一緒に頑張りましょう!』
と書かれてあった。
そして、風太郎の折り鶴をよく見ると
純「これは・・・!」
それは、五つ子達の答案用紙だった。
それも、明らかに正解の数が多く、皆が一生懸命頑張ってる姿を想像出来た。
純「一人じゃねー・・・か。」
これに、純はそう一言呟き
純「頑張ろうぜ、風。」
そう言い、純は折り鶴のそばに小さな箱を置いたのだった。
そして、全国模試が終わり、その結果は、五つ子達は個人差はあれど、前年より大幅に成績を伸ばし、武田は8位。風太郎に至っては、3位という好成績だった。
この結果に
武田「参ったね。全国3位とは・・・見事というほかないよ・・・上杉君。」
武田はそう清々しい表情を浮かべながら青空を見上げて言った。
同じ頃、五つ子達の住むアパートを訪れた風太郎と純に、五人がプレゼントを差し出していた。
そして、春季県大会が開催され、旭高校野球部はセンバツ優勝の勢いそのまま、初戦の2回戦を突破したのであった。
投稿出来ました。
すみません、最後は全く文章構成が出来ず、変な纏め方になってしまいました!
読みにくいかもしれませんが、お許し下さい(土下座)
全国トップ10に入るって、本当に凄いですね・・・。
因みにこの主人公君は、トップ10には載ってません。
そ、それでは、また。