五等分の花嫁と野球の天才   作:ホークス馬鹿

68 / 101
67話です。

抹茶ソーダって、本当にあるのかなと思い調べたら、こんなのが出てきましたね。

https://www.marukyu-koyamaen.co.jp/motoan-shop/products/1d9d000cc/

想像付かないな・・・。

そ、それでは、どうぞ。


67話

全国模試が終わった旭高校。

純達野球部は、初戦を突破し、センバツ優勝の勢いのまま勝ち進んでいった。

純は、この県大会では主に3番センターとして出場し、既にホームラン1本放っていた。

投げたのは準々決勝からで、2番手で登板して、2イニングを無失点4奪三振に抑えた。

これらを見ても、投打において活躍目覚ましいのだが

 

純(俺・・・どうすりゃ良いんだ・・・?マジで分かんねー・・・)

 

純本人は、内心悩みに悩んでいた。

それは、二刀流かどちらかに絞るかだった。

以前から投打において優れた能力を持っており、それを遺憾無く発揮してきた純。

それ故、今メジャーで活躍してる世界の二刀流の如く自身も続くか、それともどちらかに絞ってプロや更なる上のステージでプレイするかで迷いに迷い、悩んでいたのだ。

 

純「・・・」

 

そんなこんなで、純は風太郎や武田、そして彼らと同じ前田に野球部の者とつるむ時は他愛もない話をするが、時々右手でボールを指で弾くように弄りながらボーッとしていたのだ。

その様子を見ていた

 

三玖「・・・」

 

三玖は、非常に心配そうに見つめていた。

そして、ある決意を固め、四葉頼んでにある事に付き合わせたのだった。

それは

 

四葉「えーっと・・・三玖。ここってパン屋さんだよね?石屋じゃなくて・・・」

 

パン作りの練習だった。

三玖は、自身のバイト先の店長の厚意でパン作りの練習をさせてもらっており、その出来を見せていたのだが、トレイの上にあるのは、クロワッサンの形をした、黒焦げの塊があった。

 

「ま、まぁ、中野さんはバイト始めたばかりだし・・・」

 

そばで見ていた店長がそう優しくフォローし、三玖は顔を上げ再び厨房に向かって作ったのだが

 

四葉「なんかベチャッとしてる・・・」

 

何故か溶けかけたようなクロワッサンがトレイの上にあった。

・・・えっと、なんでそうなるの?

 

「おかしい・・・手順通り作らせているのに、不思議な力で何故か失敗する・・・」

 

店長は二人に背を向け、棚に手を置いて肩を震わせながらそう言った。

・・・一体何の力なんだろう?

 

三玖「やっぱり才能無いのかなぁ・・・」

 

そう、落ち込みながら三玖は言うと

 

四葉「じ、自信持って!前より食べ物に近付いてる気がする!この調子だよ!」

 

四葉は、そう慌てて励ました。

それを聞いて

 

三玖「うん・・・!」

 

三玖は再び顔を上げ、また厨房に向かった。

そして、四葉に見せたのは、まともなクロワッサンがトレイの上に置かれていた。

 

四葉「パンだ!これ、三玖が作ったって本当!」

 

そう驚く四葉に

 

三玖「うん!」

 

三玖が腰に手を当てて得意げに胸を張った。

しかし

 

「まだお店に出せるレベルじゃないけどね・・・」

 

店頭に出せるレベルでは無い事を店長は言ったが

 

「けど、三玖ちゃんがここまで作れるようになれて、私も嬉しいよ。」

 

見た目だけでも立派なクロワッサンになるまで作れた事に、店長はそう褒めた。

これに

 

三玖「店長さん、ありがとうございます。」

 

と三玖は深く頭を下げ、お礼を言った。

 

四葉「これ、安達さんに食べてもらうんだよね?」

 

三玖「うん。少しでも元気づけたいんだ。」

 

四葉「元気づける・・・?」

 

三玖「うん。全国模試前から、何だかずっと元気が無く、悩んでる気がして・・・」

 

三玖「だから、美味しいパンを食べさせて、少しでもジュンを元気にさせて、悩みを解決出来て、傍にいられたらって・・・」

 

この三玖の健気な行動に

 

四葉「そうか!絶対に安達さん喜んでくれるよ!」

 

四葉はそう言ったが

 

三玖「けど、まだ美味しいパンじゃない・・・」

 

三玖は、そう首を横に振って言った。

 

「そういえば三玖ちゃん、修学旅行までにとか言ってたっけ?」

 

店長の質問に

 

三玖「はい。けど、初日はジュン達野球部は大会の日程上いないから、修学旅行に合流するのは二日目から。」

 

三玖「二日目は班ごとの自由行動だから、お昼も自由昼食の筈・・・侵略すること火の如し。そこで私のとっておきをあげる。」

 

そう、三玖は不屈な闘志を燃やして言った。

その背後には、彼女の推し武将である武田信玄が守護霊の如くいた。

 

四葉「そっか!絶対喜んでくれるよ!」

 

これに、四葉はそう言って激励したが

 

三玖「でも、問題がもう一つ・・・」

 

三玖「同じ班じゃなきゃ、お昼を一緒に出来ないかもしれない・・・何より、一緒に京都を回りたい・・・」

 

そう目を伏せながら三玖は言った。

その切ない気持ちが伝わった四葉は

 

四葉「三玖!私に任せて!」

 

大きく胸を叩いてそう言ったのであった。




投稿出来ました。

もし三玖のような女の子がいたら、告っちゃうかもしれませんね・・・。

って言っても、可愛すぎて逆に告れないかも(笑)

そ、それでは、また!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。