翌日の放課後
風太郎「お、今日は全員いるな。」
風太郎は純と一緒に図書室に来た。
三玖「ジュン。この前の試合、良かったよ。」
三玖は、先日の純達野球部の決勝進出にそう声をかけると
純「・・・サンキュ。」
純は一言そう返した。
それを見て
三玖(やっぱ・・・まだ元気無い・・・)
三玖はそう感じた。
二乃「今日は練習無いの?」
純「ああ。今日はオフだ。」
二乃「そう。」
五月「さぁ、久し振りに全員揃いましたし、勉強を始めましょう!」
五月が、張り切ってそう言った途端
三玖「その前に、修学旅行の話がしたい。ジュン、フータロー。誰と組むか決めた?」
三玖がいつになく断固とした口調で切り出すと
一・二・四「「「!!!」」」
四葉はハッとし、一花と二乃は、まさか三玖に先手を取られるとは思わず、内心動揺した。
純「ああ。俺は・・・」
純は、それに対し答えようとすると
一花「待って!四葉が話したい事あるって!」
一花が強引に遮ってそう言った。
四葉「ええっ!?え・・・えーっと・・・私は・・・」
これに動揺した四葉は口ごもってしまい
一花「ほら、ねっ?」
と一花に促され
三玖「何?」
三玖からは、約束を果たしてくれるという期待を込めた目で言われ
純「どうした?」
風太郎「早く言えよ。」
純と風太郎にもそう言われ
四葉「あ、あのですね・・・三玖も一花も一緒に・・・」
四葉(だけど、五月と二乃は・・・姉妹は皆一緒じゃなきゃ・・・)
四葉はしどろもどろでそう話し出し、姉妹は皆一緒というので混乱してしまったが
四葉「あ、そうだ!」
追い詰められ垂れてしまっていたウサ耳リボンがピコーンと伸び
四葉「この際皆と同じ班になろうよ!上杉さんと安達さんも一緒に!」
そう立ち上がって、笑顔で両手を広げて言った。
これには
風太郎「は?」
純「いや・・・意味分かんねーんだけど・・・」
純と風太郎はそう答え
三玖「それが一番だけど・・・」
一花「定員は六人までって・・・」
一花と三玖は戸惑いの表情でそう答えると
四葉「だから、私以外の皆でって事!これなら万事解決だね!」
四葉は、パチンと両手を合わせて強引にそう答えた。
これには
一花「それは・・・いくら何でも・・・」
一花は強引すぎると感じ
風太郎「四葉、それは出来ねぇよ。」
と風太郎もそう答えると
四葉「・・・何か問題ありますか?」
と、寂しそうな笑顔でそう言った。
風太郎は、一瞬詰まったが
風太郎「あるぞ・・・大きな問題が・・・」
問題点を言おうとしたその時
二乃「そうね。そんな事、誰も望んでいないって事。少なくとも私はね。」
二乃がそう言って口を挟み
二乃「例えば、こんなのどうかしら?私と純君が二人きりの班を組むの。」
純を指差してそう答えた。
これには
一・三「「!!」」
一花はギョッとし、三玖は戸惑いを隠せなかった。
四葉と五月も、まるで状況が飲み込めず、唖然としたが二乃は止まらず
二乃「四葉が何を言おうとしたか知らないけど、私は最初から決めてたわ。」
二乃「好きな人と回る。君に拒否権は無いわ。」
顔を赤くしながらの大胆な告白をした。
他の姉妹は凍りつき
純「お、おい二乃!勝手に・・・」
純は何か言おうとしたが
二乃「ごめん、純君は黙ってて!」
と言われるだけだった。
一花(やられた・・・!)
一花は、二乃のこんな大胆かつ堂々とした告白宣言に最早唇を噛むしかなかった。
三玖「え、えっと・・・わ、私・・・も・・・」
これに刺激されたのか、三玖も何か言おうとしたのだが、テンパってしまい続かなかった。
これに
二乃「言いたい事があるなら、今言ってみなさいよ!」
二乃はそう言い、何も言わせないかの如く三玖の出鼻を折り、これに三玖は勇気が挫けて俯いてしまい
一花「・・・」
一花は、そんな二乃を睨みつけるが
二乃「決まりね。」
二乃は全く意に介さずにそう言った。
これに
純「お、おい待てって!」
風太郎「そうだ!まずは話を聞けって!」
純と風太郎は声を大にして抗議したが
二乃「だーかーら!今は黙ってなさいって!これで君は私とデート出来るんだから!」
二乃は暴走してそう答えたのだが
純「いや、俺コイツと一緒に祐輔や前田と一緒に班を組んだぞ。」
純は、その暴走した二乃をある意味止めたのだった。
そして、翌朝のホームルームで、班が正式に決まり
前田「班長、誰がやんだコラ。」
武田「この僕を差し置いているまい!」
純「まぁ・・・祐輔で良いんじゃねーか?なぁ、風。」
風太郎「どうでも良い。」
純「お前はブレねーなぁ。それよか前田。」
前田「あ?」
純「松井とは最近どうなんだよ?同じクラスなんだから、ちょっとは話ししたか?」
前田「な、何だよ急に!」
純は、風太郎に武田と前田と一緒の班になった。
それを見て
二乃「何でこうなるのよ・・・」
横並びに座った五つ子の真ん中にいる二乃が、腕と足を組んでぷくぅっと頬を膨らませていた。
「やっぱあの五人はそうなるよね。」
「同じ姉妹でなんてよっぽど仲が良いんだね。」
と、椿と葵がそう話すが、実情は大違いだ。
三玖「結局いつも通り・・・」
この結果に、三玖がそうボソリと言うと
一花「ハハ・・・ジュン君はともかく、フータロー君にジュン君以外の友達が出来て良かったね・・・」
一花が苦しそうなコメントを言った。
五月はどこか居心地が悪そうで、二乃は不機嫌。
四葉(気まずい!)
四葉は、どこか気まずそうにしていたのであった。
投稿出来ました。
班決めのお話を書きました。
結構グダグダですが、お許し下さい(土下座)
それでは、また。