雨の為、ホテルに戻った皆。
一花も戻ってシャワーを浴び、その次に四葉がシャワーを浴びた。
その様子を見て
二乃(行かなくて正解だったわ・・・)
二乃はそう思った。
三玖は、ベッドとベッドの間で、背中を丸めて小さくなりながら体育座りをしていた。
たちまち気まずい空気が流れたが、一花は気付かぬふりをして五月に近付き
一花「わぁ、五月ちゃん、これ攻めてるね!着ないの?」
この場には全く合わない明るい声で聞いた。
五月「こ、これは違うんです!身の丈に合わないので捨ててしまいます!」
その時
二乃「一花。三玖に言う事あるんじゃないの?」
二乃が、冷たい声と表情でそう一花に言った。
すると
三玖「あ・・・」
顔を上げた三玖と一花の目が合ったが、三玖はすぐ目を逸らし
三玖「ごめんね、一花。」
と、ぎこちない笑みを浮かべながら謝罪の言葉を言った。
これに、一花は罪悪感に苛まれていたが、このタイミングで風太郎が入ってきて、明日の選択別コースについて話す為、三十分後に大広間に集合するようにと言われた。
それを聞いた五人は、三十分後に大広間にやって来た。
勿論そこには純達もおり
一花「・・・」
純「・・・」
それぞれ気まずそうにした。
そして、純は視線を移すと、その先には
三玖「っ!」
三玖がいて、三玖は純と目が合うやいなやみるみる顔を真っ赤にし
純「なぁ、み・・・」
純が話しかけようとすると
三玖「み、皆!早く並ぼっ!」
三玖はそう言い、その場を去った。
五月「み、三玖!待って下さい!」
五月がそう言いながら三玖を追いかけ、他の皆も続いた。
純「・・・」
純は、その様子を何とも言えない顔で見ていた。
そして、話が終わった後、このままでは誰の目的も叶わないと皆言った一花は、AからEまでの五つのコースからそれぞれ一つずつ選択し、偶然純と一緒になった人だけチャンスを得るという、最後はくじ引きの如く決め方をした。
因みに五月は風太郎絡みである為、別のコースを選ぶつもりだ。
そして、五人はそれぞれのコースを選び、提出書に記入して提出した。
その記入の時、一花はホテルに戻ってきた時を思い出した。
回想
前田『おい、安達。明日のコース選択どうするんだよ?』
純『・・・Eで構わねーか?』
風太郎『でもお前、俺らはともかく本当はDに行きたかったんじゃないのか?』
純『・・・まぁ、ちっと興味あってな。良いか、祐輔?』
武田『別に構わないさ。』
回想終了
この話を偶然聞き、提出書の希望コース欄にEと書いた。
この時、一花は口元に笑みを浮かべたのだった。
翌日。
「私、適当に選んじゃったんだけど、Dって何処に行くんだっけ?」
「ほら、本能寺とか、武将の墓とか歴史系だよ。」
「え〜、興味無いんですけど!」
「ちゃんと確認しないと・・・」
Dを選んだのであろう、椿と葵がそう話していると
「あっ、あなたも日本史好きなんだね、一花ちゃん。」
一花「・・・お腹痛ぁ・・・」
何故かEを希望した一花がやって来たのだった。
「Eコースはこっちよ。出発するわよ。」
Eコースに向かうバスの前で、女性教師がそう急かし、純は風太郎と武田に前田らに続いてバスに乗ろうとしていたその時
純・三「「あっ。」」
背後からリュックを背負った三玖がいたのであった。
投稿出来ました。
ちょっと無理した内容だったかな?
それでは、また。