県大会も順調に勝ち進み、残るは決勝戦となった純。その為、今日の練習は少し早めに切り上げた。
純(まあ、東海大会の出場は決勝にいった時点で決まったが、勝たなきゃ意味ねー。気ぃ引き締めなきゃな・・・)
そう思いながら歩いていると
純「ん?風に五月?それにらいはちゃんも・・・何やってんだ、あいつら?」
偶然風太郎に五月、そしてらいはが一緒にいるのに気付いた純は、三人に近付いた。
純「お前ら、何やってんだ?」
風太郎「純!」
五月「安達君!」
らいは「あっ、純さん!こんにちは!」
純「こんにちは、らいはちゃん。つーかお前ら、こんなとこで何やってんだ?」
風太郎「実はな・・・」
そう言い、風太郎は事情を説明した。
純「成程・・・五月から家庭教師代を貰ったから、らいはちゃんに好きな所に行かせたってわけか。」
風太郎「ああ。そうだ。」
らいは「見て下さい純さん。お兄ちゃんと五月さんと一緒にプリクラを撮りました!」
すると、らいはがプリクラを純に見せた。
純「良かったな、らいはちゃん。つーかお前ら、まるでデートだな。」
風太郎・五月「「誰がこいつ/この人と!」」
純「息ぴったりじゃねーか。」
風太郎「はあ、折角の日曜日が・・・」
純「そう言うな。らいはちゃんも喜んでんだ。それで良いだろ?」
風太郎「そうだな・・・五月、お前らも夜は勉強しろよ。」
風太郎がそう言うと
五月「・・・あ。私はここで・・・」
五月が突然方向転換してどこかへ行こうとした。
それを見た風太郎は
風太郎「何だよ、怪しいな。宿題は出てるだろ?済ませたのか?」
五月「わーっ、付いてこないで下さい!」
五月を追い掛けようとしたら
らいは「純さん、五月さんが四人いる。」
とらいはが言ってきた。
純「ん?」
そう言われ、らいはが指差した方を見ると
四葉「おーっ、上杉さんと安達さん!」
二乃「何で上杉と一緒にいるのよ、五月!」
一花「もしかしてフータロー君五月ちゃんとデート中?ごめんね。」
三玖「ジュン・・・」
純「何だ、お前らか・・・」
五月「違います!」
浴衣姿の三玖達がいた。
四葉「わー、上杉さんの妹ちゃんですか?これから一緒に花火大会に行きましょう!」
四葉の言葉に
らいは「花火!」
らいはの目が輝いた。
風太郎「ちょっと待て。俺には勉強する予定があるし、お前らも宿題が・・・」
これに、風太郎は待ったを掛けたが
純「まあ風。今日くらいは良いんじゃねーか?」
純がそう言って止めた。
風太郎「し、しかしだな・・・」
そして
らいは「お兄ちゃん・・・駄目?」
らいはの目を潤ませながらの懇願に
風太郎「勿論良いさ・・・」
風太郎は折れた。
一・二・三・四・五「「「「「やったー!」」」」」
風太郎「ただし・・・」
風太郎「お前らは・・・」
風太郎「宿題を・・・」
風太郎「終わらせて・・・」
風太郎「からだ!」
二乃「もーっ!花火大会始まっちゃうわよーっ!」
純「まあ、これさえパパッと終われば花火大会に間に合うから・・・頑張ろう、二乃。」
二乃「・・・分かったわ。よーし、頑張るわよ!」
そして、花火大会までに何とか間に合った。
四葉「やっと終わったー!!」
らいは「皆お疲れ様ー。」
二乃「花火って何時から?」
三玖「19時から20時まで。」
一花「じゃあ、まだ一時間あるし、屋台行こー!!」
その後ろで
風太郎(何だ、あのテンションの高さは?)
純「ははっ、お疲れ。」
風太郎が疲れ切った顔をしていた。
四葉「金魚すくいしませんか?」
らいは「うん!」
四・ら「「やるー!」」
風太郎「ま、純がいたとはいえ、あいつらにしては珍しく宿題をすんなりやってたしな。」
純「確かに、皆必死にやってたな・・・。」
風太郎「そこまでして花火が見たいかね?」
すると
五月「なんですか、上杉君。その祭りに相応しくない顔は?」
五月がアメリカンドッグを食いながらそう言ってきた。
その時、風太郎がジッと見ているため
五月「あ・・・あんまり見ないで下さい。」
と照れながら言った。
しかし
風太郎「誰だ?」
風太郎は誰なのか分からなかった。
純「いや、五月だろ?」
五月「はい、正解です。何て失礼なんですか、あなたは!」
風太郎「タダでさえ顔が同じでややこしいんだから、髪型を変えるんじゃない。つーか、純はよく分かったな。」
純「星型の髪留めで分かった。」
五月「そうですか。流石ですね、安達君は。どんなヘアスタイルにしようと私の勝手でしょう!」
純「つーか風、髪型を見てその言い方はやめとけよ。」
一花「そうだよ、フータロー君。女の子が髪型変えたら、とりあえず褒めなきゃ。もっと女子に興味持ちなよー。」
風太郎「そうなのか・・・?」
一花「ほら、浴衣は本当に下着を着ないのか興味ない?」
風太郎「それは昔の話な、知ってる。」
一花「本当にそうかなー?」
そう言い、一花は胸元をはだけようとした。
三玖「っ!」
五月「一花!」
一花「なーんて冗談でーす。どう二人とも?少しはドキドキした?」
風太郎「うっざ・・・」
純「あはは・・・」
その時、電話が掛かった一花は、一旦スマホを取り出して離れた。
二乃「アンタ達、こんな所で何してんのよ?一花、行くよ。」
一花「ごめん、ちょっと電話。」
その様子を、純は少し耳を傾けていた。
二乃「てゆーか・・・今日は五人で花火を見に来たのに、何でアンタもいるのよ?」
風太郎「俺は妹と来てるだけだ。」
純「それは悪かった。」
二乃「い、いや、安達君は良いのよ。」
すると
らいは「お兄ちゃーん、見て見て。四葉さんが取ってくれたの。」
らいはが袋に入れてある金魚を見せたが
純「んだよこの量・・・」
風太郎「もう少し加減は出来なかったのか・・・?」
かなりの数だった。
四葉「あはは・・・らいはちゃんを見てると不思議とプレゼントしたくなっちゃいます。」
らいは「これも買ってもらったんだ。」
純「花火セット・・・」
風太郎「それ今日一番いらないやつ!」
らいは「だって待ちきれなかったんだもーん。」
風太郎「いつやるんだよ・・・四葉のお姉さんに、ちゃんとお礼言ったか?」
そう言われ
らいは「四葉さんありがと!大好きっ!」
と抱き締めながら言われたので
四葉「あーん、らいはちゃん可愛すぎます。私の妹にしたいです。」
と落ちてしまった。
四葉「待って下さいよ。私が上杉さんと結婚すれば、合法的に義姉と義妹に・・・」
純「何言ってんだ、お前・・・」
二乃「自分で何言ってるか分かってる?アンタ、四葉に変な気起こさないでよ!」
風太郎「ねぇよ!」
純「おい危ねーって!」
そう言ってると
ドンッ
純「わりい、大丈夫か?」
純は三玖にぶつかったので謝ると
三玖「い・・・良いっ。」
三玖は顔を赤らめながら言った。
一花「お待たせー。さあ、行こう?」
風太郎「ん?」
純「どこに行くんだ?」
三玖「二乃が、お店の屋上を借り切ってるから。」
純「へえ・・・」
風太郎「借り切るだと!?ブルジョワか!?」
二乃「ちょっと待ちなさい。折角お祭りに来たのに、アレも買わずに行くわけ?」
純「アレ?」
すると
三玖「そういえばアレ買ってない。」
一花「もしかして、アレの話?」
五月「アレやってる屋台ありましたっけ?」
四葉「早くアレ食べたいなー。」
皆揃って『アレ』と言った。
風太郎「何だよ、アレって?」
すると
一・二・三・四・五「「「「「せーの」」」」」
一・二・三・四・五「「「「「かき氷/リンゴ飴/人形焼き/チョコバナナ/焼きそば」」」」」
皆バラバラに言ったので
風太郎「えっ・・・?」
純「はっ・・・?」
風太郎と純はよく分からなかった。
一・二・三・四・五「「「「「全部買いに行こーっ!」
風太郎「・・・あいつら本当に五つ子か?」
純「ま、まあ・・・個性のある五つ子って事で良いんじゃねーのか?」
そう言い、純と風太郎は五人に付いていったのであった。
投稿出来ました。
暫く投稿出来ず、大変申し訳ありませんでした。
今日五等分の花嫁の映画を観て、久し振りに書いてみようと思い書きました。
僕は三玖推しですが、最高に面白かったです!!思わず涙ぐんでしまいました(泣)
観て良かったです!!
風太郎君、四葉、末永くお幸せに!!
感動をありがとうございました!!
それでは、また!!