ベスト8進出を果たした純達。
その次の相手は、なんと柳山のいる学校だった。
純「このチーム、柳山を中心とした打線が特徴だな。」
「ああ。彼を上手く抑えれば、勝てる確率が上がる。」
「つっても、この打線は彼だけじゃねーがな。」
純「ああ。1番から9番まで、マジで切れ目ねーわ。」
「初戦は16得点、2回戦は9得点、3回戦は12得点。そして、その中で柳山は12打数10安打2本塁打11打点。打率8割3分3厘か・・・」
純「打率エッグ・・・」
「コイツ、確か高校通算42本だったよな。」
「大会前まではな。この2本で44本だよ。」
皆は、柳山の実力に非常に警戒したが
「だが、相手が誰だろうと関係ねー。俺達らしい野球をしよう。」
キャプテンの一言で、皆は大きく頷いたのだった。
そして、翌日・・・
『さあ、始まりました!準々決勝第2試合!安達と柳山の注目の対決!』
『共に今大会注目の選手!どちらに軍配が上がるか?』
そして、試合が始まった。先攻は旭だったが、初回は三者凡退に抑えられた。
その裏
『さあ、旭高校のマウンドには、夏の予選含めて未だに失点が0!難攻不落の絶対的エース「尾張の怪腕」安達純がマウンドに立ちました!』
安達がマウンドに立った。
純は、1番を構えたミットから高めに外れたが、150㎞の真っ直ぐで空振り三振に打ち取り、2番をスローカーブでセカンドゴロ、3番には4球全て真っ直ぐで最後は自己最速タイの151㎞の真っ直ぐで空振り三振に打ち取り、上々の立ち上がりを見せ
純「シャアア!」
いきなり雄叫びを見せたのだった。
五つ子達
二乃「流石純君!良い雄叫び!」
三玖「うん!」
一花「まだ1回だけど、調子良さそうだね。」
四葉「このまま行けば、勝つね!」
五月「そうですね!」
この立ち上がりに、五つ子達は非常に興奮していた。
上杉家
勇也「いきなり自己最速タイか・・・絶好調だな!」
風太郎「そうだな。後はいかに柳山を抑えれるか・・・」
らいは「なんか、凄い打ってるって聞いたけど・・・」
風太郎「ああ。今大会打率8割3分3厘でホームラン2本打ってる、今大会屈指のバッターだ。」
らいは「・・・大丈夫かな。」
風太郎「大丈夫だ。純を信じろ。」
らいは「うん!そうだね!」
風太郎は、純を信じろとらいはに言ったが
勇也「・・・」
勇也は、顎に手をやりながら真剣に見ていた。
その後の旭の攻撃は5番がヒットで出たが、後続を抑えられ、無失点で終わった。
そして、その裏
『4番センター、柳山君。センター、柳山君』
『さあ、注目の対決です!!安達対柳山!今大会No. 1同士の対決!最初の対決はどちらに軍配が上がるか!?』
その初球
ズバアアンッ!
『初球はど真ん中の151㎞のストレートに、柳山は空振りをしました!』
『対する柳山もフルスイング!安達と柳山、真っ向勝負です!』
2球目は高めに外れ3球目
ズバアアンッ!
『これも真っ直ぐ!柳山、追い込まれました!』
インサイドの150㎞の真っ直ぐに空振りした。
そして、4球目
チッ、ブワッ!!
『最後も150㎞のストレートで空振り三振を取りました!最初の対決は、安達の勝ちです!』
最後は真ん中高め150㎞の真っ直ぐで空振り三振に打ち取ったのだが
純「?」
純(今・・・)
僅かに掠ったような気がし、それと同時に強烈な強風が正面に来たように感じた。
純の球を受けてるキャッチャーも
(想像以上にすげースイングだな・・・。しかも、純の真っ直ぐを初見で掠らせるなんて・・・)
柳山の実力に驚いていた。
五つ子達
五月「流石安達君ですね!」
二乃「そうね!相手を三振に打ち取ったし!」
三玖「うん!ジュンは凄いよ!」
この3人は興奮していたが
四葉「でも・・・なんか掠ったような気がするんだよな・・・」
一花「あっ、四葉も感じた?私もなんだ。」
一花「これは、厳しい対決になるかもしれないね。」
一花と四葉は、柳山の実力に気付き、厳しい対決になると予想したのだった。
上杉家
らいは「やったね、お兄ちゃん!」
風太郎「ああ・・・」
らいは「どうかしたの、お兄ちゃん?」
風太郎「あ、ああ。確かに純は凄い。けど・・・」
勇也「柳山も想像以上だったと言いたいんだろ?」
風太郎「ああ。最後までスイングは半端なかったし、何より掠ったような気がしてな。」
勇也「俺もそこには気付いた。この調子じゃ、案外厳しい対決かもしれんな。」
上杉家も、この対決は厳しいものになると予想したのだった。
その後の打者も打ち取っていき、2回も無失点で抑えた。
そのまま回は進んでいき、純は3回まで1安打に抑えた。
旭も3回まで1安打に抑えられたのだが、4回
キーン!
1アウト後の純が、右中間に真っ二つに割る強烈な打球を飛ばし、三塁まで全力疾走した。
そして、三塁に滑ったその瞬間
ビューン!
背後から白いビームが迫ってきて、際どいタイミングだったが
「セーフ!」
ギリギリセーフだった。
しかし
純(やべ・・・アイツなんつー肩してんだよ・・・)
純は、その白いビームが柳山の送球だと気付いた瞬間、その送球の鋭さに驚きを隠せなかった。
その後、4番のレフトの犠牲フライで純はホームに帰り、先制点を挙げた。
その裏、純は2番を空振りの三振、3番をキャッチャーフライに抑え
『4番センター、柳山君。センター、柳山君』
柳山との2度目の対決を迎えた。
その初球
キーン!
純「!」
「ファール!」
振り遅れたが、しっかりと振り切った打球は、一塁側のスタンドに飛んだ。
五つ子達
二乃「あ、当てた!?」
五月「安達君のボールに!?」
三玖「何でなの!?」
一花「確かに振り遅れたけど、今のは『打った』に入る感じだね。」
四葉「そうだね。」
上杉家
らいは「あ、当てたね!」
風太郎「ああ。俺も驚いた。」
勇也「これは打った感じのファールだな。」
それぞれ、柳山が打ったに入るファールに驚きを隠せなかった。
2球目
キーン!
(マジか!?いくら二巡目とはいえ、ここまで確実に当ててくるなんて・・・!?)
キャッチャーも、驚きを隠せなかったが
(成程・・・そゆ事ね)
純の様子を見て、何故かを察した。
五つ子達
三玖「まさか・・・!?」
その時、三玖は何かに気付き
二乃「な、何よ三玖!」
三玖「ジュン、呼吸がほんの少し乱れてる。」
五月「三玖。それは一体どういう意味ですか?」
五月も、三玖の言葉の意味が分からなかったが
一花「ああ、そういう事か。さっきまで全力で走ってたからほんの少し息が上がってリズムが乱れてるんだ。」
一花はその理由を察した。
四葉「成程。」
上杉家
勇也「純君、さっき全力で走ったから少し呼吸が乱れてる。」
風太郎「成程。それで・・・」
らいは「そんな・・・」
(そーゆーことなら・・・)
これにキャッチャーは2球外したり、守備の指示をしたりなどすると、純は本来のリズムを取り戻した。
(甘えな!!お前が考えてるより、コイツは・・・バケモノなんだよ!!)
しかし
キーン!
「ファール!」
5球目の真っ直ぐも柳山はしっかりと当てる事が出来た。
(オイオイ、マジかよ・・・こりゃ想像以上だ。)
(しょーがねー。)
これにキャッチャーは、変化球のサインを出した。
その瞬間
純「!?」
純は驚きを隠せず
純「タイム!」
タイムをかけ、キャッチャーを呼んだ。
「んだよ。なんか不満そうだな。」
純「ったりめーだろうが!お前、アイツを真っ直ぐで抑えねーとマジ納得いかねーんだよ!」
「別にお前の真っ直ぐが悪いとは思ってねー。けどな、ここでアイツを打ち取るには変化が確実だ。」
純「テメー!」
「コレは!チームが勝つ為にやってる事だ!お前が背負ってるのは、バックやベンチ、そしてスタンドの皆の思いがあるんだ!」
この説得に
純「!?」
純は心を動かされ
純「・・・わりぃ。ちったぁ、熱くなりすぎてたわ。ヤッベェ、俺どうもこうなっちまう。」
純「サンキュー。」
笑みを浮かべた。
その笑みを見て、冷静になったと確認取れたキャッチャーは、元の位置に戻った。
そして
純(柳山・・・コレを打ってみやがれ・・・!)
純はある変化球を投げた。
柳山(んっ・・・!?真っ直ぐだ!)
柳山「よし・・・!」
柳山も、真っ直ぐだと思って振りにいったが
ストンッ!
柳山「!?」
手元で鋭く消えるように落ち、空振り三振に打ち取った。
そのボールは
『三振!柳山、2打席連続三振!!2打席目は真っ直ぐと並ぶ伝家の宝刀SFFで三振に打ち取りました!』
純が真っ直ぐに次いで最も信頼している変化球、SFFだった。
そして
純「シャアア!」
『そして気迫の雄叫び!!』
雄叫びを上げたのだった。
五つ子達
四葉「三振に打ち取ったね!」
五月「はい!流石安達君です!」
二乃「これで勝ったも同然ね!」
三玖「うん!」
一花「まだまだ分からないよ。」
上杉家
風太郎「よし!三振だ!」
らいは「やったね、お兄ちゃん!」
勇也「ナイスボールだ!」
五つ子や風太郎達も、それぞれ嬉しそうにした。
その後も試合は進んでいき、純は1安打1四球に抑える快投を演じた。
しかし、旭も中々点が取れず、7回の攻撃も0に抑えられた。
その裏の純のピッチング
ズバアアンッ!
純は一気に調子を上げていき、3番を151㎞の真っ直ぐで今日10個目の三振を奪い
『4番センター、柳山君。センター、柳山君』
柳山と3度目の対決を迎えた。
『さあ、ここまで両者の対決は安達に軍配が上がっています!!3度目の対決は!!その初球!!』
ズバアアンッ!
『まずは今日最速タイ151㎞真っ直ぐで空振りを取りました!』
その後も変化球を織り交ぜ、2-2と並行カウントになった5球目
(よし、右バッターの外低めの真っ直ぐ!!このコースは今までホームランはおろか、ヒットも打たれた事ねーんだ!!ましてや7回、純の調子が上がってきた今の真っ直ぐは打てねーぜ!!)
そう思ったその時
ガキーン!
純「なっ!?」
「えっ!?」
なんとも形容し難い強烈な打球音が響き渡ったと同時に打球は右中間方向にグングンと伸びていき、右中間スタンドのほぼ中段に刺さったのだった。
『は、入ったー!!何と柳山悠人、安達からホームランを放ちました!!これで今大会3本目です!!なんということでしょう!!予選を含め、まだ1点も取られていない安達が、甲子園初ホームランでの初失点を喫しました!!これで同点となりました!!』
柳山「よっしゃああ!!」
五つ子達
二乃「そ、そんな・・・」
五月「安達君が・・・打たれた・・・」
二乃と五月は、純が打たれた事に呆然とし
四葉「・・・」
四葉に至っては絶句していた。
三玖「ジュン・・・」
三玖は、純の様子を心配そうに見つめ
一花「三玖・・・」
それを、一花は見つめていたのだった。
上杉家
風太郎「嘘・・・だろ?」
らいは「そんな・・・純さんがホームラン打たれるなんて・・・」
勇也「凄いな・・・調子が上がってきた純君の真っ直ぐをこうも簡単に・・・」
五つ子も風太郎達も、これに驚きを隠せなかった。
「タイムお願いします!!」
(マジかよ!?球威、コース共に完璧だったのに・・・!?ましてや調子が上がってきたこの回に・・・大丈夫か・・・?)
そして、内野陣が一斉にマウンドに集まった。
この時、皆が思っていた事は
(((純になんで声をかけたら良いんだ・・・)))
だった。
すると
純「やっべえな、あいつ。」
「純?」
純「あいつマジヤベえわ。あのコース、俺打たれた事ねーのに。あいつはあっさり対応しやがった。それもホームランで・・・上には上がいるんだな・・・」
純はそう呟くと
純「まだ負けたわけじゃねーんだ。後続を抑えて、点取るぞ!」
皆を励ますように言った。
この言葉に、皆冷静さを取り戻した。
そして
純「勝つぞ!」
「「「おおーっ!!」」」
皆で空に向かって人差し指を突き上げた。
そして、純は後続の5番6番をしっかり抑え、マウンドから降りようとした。
この際
純「・・・」
純は帽子のつばで顔を隠したが、その顔は悔しさが全面に滲み出していたのだった。
五つ子達
五月「大丈夫そうですね。」
四葉「そうだね。」
二乃「ホームラン打たれてどうなるかと思ったけどね。」
しかし
三玖「・・・」
三玖は、1人冷静にベンチに向かう純を見つめていた。
それを
一花「どうかしたの、三玖?」
一花が気付き尋ねると
三玖「うん。ジュン、相当悔しいと思う。」
三玖「多分、裏で叫ぶと思うな。」
三玖は、テレビを見ながら言った。
上杉家
風太郎「何とか抑えたな。」
らいは「うん。」
風太郎「けどアイツ、相当悔しそうだったな。」
らいは「けど、どこか落ち着いてた感じだったよ。」
風太郎「いや、その悔しさをなんとか抑え込んでるのさ。」
勇也「そうだな。まぁ、それをマウンドで見せなかっただけ、純君も成長したって事なんだろうな。」
風太郎達も、純の様子を見てそう言ったのだった。
その同時期。
旭高校のベンチ裏
純「くそっ!くそ、くそ!」
純「ふざけんな!ふざけんじゃねーよ、バカヤロォ!」
純は、ベンチ裏でタオルを投げつけながら叫んでいた。
そして、暫く静かになると
純「あー、めっちゃスッキリした!」
純が現れた。
その様子を見て
「いや、全然スッキリしてなくね?」
チームメイトはツッコミを入れたが
純「いや、した!今した!!逆に清々しい気分だね!」
純「まだ同点追い付いただけで、負けたわけじゃねーし!」
純はそう返した。
それを聞いて
(((そうだ・・・まだ負けたわけじゃねー・・・絶対に勝ち越して、勝つ!)))
ナインは更に一つになった。
8回の旭は、ランナーを出したが無失点に抑えられてしまった。
その勢いで、柳山達は点を取りたいのだが
ズバアアンッ!
「ットラーイク!バッターアウト!!」
ズバアアンッ!!
「ットラーイク!バッターアウト!!」
ズバアアンッ!!
「ットラーイク!バッターアウト!!」
純「らああああっ!!」
真っ直ぐ9球で3者連続三振に打ち取られてしまった。
柳山(俺のホームランで動揺するどころか、凄味増してやがる・・・!何て気迫と集中力だ!)
この姿に
(やはりバケモノか・・・高校野球史上最強右腕、安達純!)
相手校の監督は、純をそう評した。
五つ子達
二乃「なんか・・・純君怖いね・・・」
五月「ええ・・・なんだか・・・震えが止まりません。」
四葉「大丈夫、五月?」
一花「三玖も、大丈夫?」
三玖「大丈夫!私は、絶対に勝つって信じてる!」
二乃「三玖・・・」
三玖の強い想いに、二乃は絶句した。
上杉家
風太郎「すげぇ・・・何つー気迫だ!」
らいは「なんか・・・凄いね。」
勇也「ああ・・・」
風太郎達も、純の気迫に固まる他なかった。
そして9回の旭の打順は8番からで、あっさり2アウトとなり、打席にはリードオフマンであり、純のボールを受け続けた旭のキャプテンが打席に立った。
キャプテンは、初球から積極的に振りに行き、その後もファールで粘りに粘った。
「ハア・・・ハア・・・」
(純のあの言葉・・・俺らは・・・ここで負けるチームじゃねー!)
(日本一に・・・春夏連覇を・・・必ずやってやる!)
そして
キーン!
打球はセンターに飛び、柳山は懸命に追ったのだが
柳山「・・・マジか。」
打球はバックスクリーンに当たった。
『入ったー!旭高校、キャプテンの値千金のホームランで勝ち越しましたー!』
「シャアアア!」
純「流石キャプテン!」
「おう!」
そして、9回裏のマウンドに上がった純は、1番2番を確実に打ち取り、後1人とした。
『旭高校、勝利まで後1人!安達、投げました!!』
打球は、三塁に行った。これでゲームセットと思われたが
実況『ああっと!!打球が変わり、ファンブルをしてしまいました!!』
打球が変則に変わり、ファンブルしてしまった。
そして、ここで迎えるは
『4番センター、柳山君。センター、柳山君』
柳山だった。
「「「わーっ!!!」」」
『さあ!!4度目の対決!!安達が抑えるか!!それとも柳山がまた打つのか!!』
五つ子達
五月「ここで彼ですか・・・!」
二乃「ここでもしホームラン打たれたら・・・」
四葉「逆転サヨナラ負けだよ!!」
一花「最悪、勝負を避けるという選択もあるんだけど・・・」
三玖「もうここは勝負しかないよ!そして、絶対にジュンが勝つ!」
上杉家
風太郎「ここで柳山かよ・・・!」
らいは「大一番だね!」
勇也「ここはどうする、純君!」
「ここが大一番だ。どのような打球が飛んでも・・・」
一応打球処理について話していると
純「細けー事は良いんだよ!ここはねじ伏せるしかねーんだよ!」
純は更に増した凄味のある表情で言った。
それを見て
「・・・分かった。ここのエースはお前だ。お前の好きにしろ。」
キャプテンは純の胸を叩いて言った。
そして、周りもそれぞれの守備位置に散らばっていった。
その初球
ズバアアンッ!!
『151キロ空振り!!勝負です!!旭高校バッテリー真っ向勝負を選択しました!!』
2球目
ズバアアンッ!!
『外真っ直ぐボール!!これも151キロ!!甲子園がどよめいています!!』
その後もファールなどが続き、カウント2ボール2ストライクとなって9球目
『何と、これもファール!!この勝負、エースと4番の意地とプライドのぶつかり合い!!18.44メートルの間には、見えない火花が散っております!!』
10球目
『な、何と、またファール!!まだです!!まだ勝負はつきません!!』
11球目
『ボール!!これでフルカウント!!まだ終わりません!!』
12球目
実況『これもファール!!まだです!!まだ勝負はつきません!!この勝負、一体どのような決着を迎えるのか!!』
13球目
実況『これもファールです!!』
この様子を見た観客は
「何つー対決だ!!」
「どちらも一歩も引かない!」
「殴り合いっつーより、もはや取っ組み合いだろ、これ!」
この壮絶な対決に盛り上がりを見せた。
五つ子立場
一花「す、凄い対決だね・・・」
二乃「もう何球目よ・・・」
四葉「長い勝負だね・・・」
五月「私、何だかしんどくなってきました。」
しかし
三玖「・・・」
三玖は皆同様疲れてるのだが、決してそのような言葉を吐かず、しっかりと見据えていた。
その様子に
一花「三玖・・・」
二乃「アンタ・・・」
四葉「三玖・・・」
五月「三玖・・・」
他の4人は驚いていた。
上杉家
風太郎「クソッ・・・疲れてきたぜ!」
らいは「そうだね・・・」
勇也「なんて対決だ。まるで取っ組み合いだぞ。」
風太郎達も、この対決に神経を張り詰めていた。
そして、14球目
ズバアアンッ!!
純「シャアアアア!!」
最後は真ん中高めの真っ直ぐで柳山を空振り三振に打ち取り、今日最大の雄叫びを上げたのだった。
『三振!!最後は気迫のこもった自己最速152㎞の真っ直ぐで柳山を空振り三振に打ち取りました!!旭高校、ベスト4進出!!』
その瞬間
五つ子達
一・二・三・四・五月「「「「「やったあああ!!!!!」」」」」
上杉家
風太郎「おっしゃあああ!!」
らいは「やったね、お父さん!」
勇也「ああ!よく投げた!!」
五つ子達と風太郎達は、同時期に喜びの声を上げたのだった。
そして、整列をして握手を交わした際
柳山「ナイスボール!!」
柳山は涙無しのスッキリした表情で純に言った。
純「そっちこそ、ナイスバッティング!」
純も、柳山に言った。
柳山「ゼッテー優勝しろよ!」
純「ああ!」
そして、旭高校がベスト4進出を決めたのであった。
投稿出来ました。
メチャクチャ長文になってしまいました!!
読みにくかったらすいません!!
余談ですが、この試合の純のアンダーシャツはノースリーブです。
夏は普段は半袖です。
それでは、また!!