バカとテストと召喚獣~新たな始まり~   作:時斗

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文章表現、訂正致しました。(2017.12.4)


第29話 共有する想い

 

 

(…………まさか、こんな話になるとはな)

 

 

 ――現在、学園長室にて。

 ここには学園長以下、高橋教諭に加え、AクラスとFクラスのエキシビジョンゲームに臨んだだいたいの試合メンバーが集まっている……。

 

 ……明久のあまりに突拍子の無い話に、皆声をかける者はいない……。いや、声をかける事が出来ないでいる……。

 ……普通ならばこんな話、信じられないだろう……。俺が知っていた、今までの明久がこんな話をしたら……、まず間違いなく信じてはいなかった。

 ……現在の明久を知らなければ……。明久の『今』の雰囲気を知らなければ……。

 

 

 

 

 ――去年までの明久達、特に明久には、正直にコメントすると最悪な印象しかなかった。『観察処分者』……。今まで文月学園において、その称号を手にする者がいなかったという最低最悪の称号……。まさしく『学園の恥』という言葉に相応しく、去年は俺が知る限りでも次々と問題を起こしてくれていた……。

 入学式からの騒ぎに加え、教室は滅茶苦茶にする、自転車等の私物を無断使用する、職員室に忍び込み没収品を回収する……。挙句の果て先生の私物まで盗み、それを売り払ったとまで聞いた……。さらには、それだけの事をしているというのにも関わらず、反省しているといった気配すらもない……。授業も甚だ見当違いな回答を繰り返し、観察処分者の仕事もしないで帰るなど……。

 

 ……俺自身、試召戦争に興味等は無かった……。この学園に来たのは『試験校だからこその学費の安さ』の為だ。……俺は諸事情により一人暮らしをしているが、その中で高校に通うには、出来る限り学費が安いところを選ぶしかなかった……。

 ……親戚である高橋洋子姉さんがこの学園の教師であるという事もあり、色々と俺を気にかけてくれ、また近所の神崎家は幼い頃からの付き合いで、俺の事情も理解してくれている為、俺の至らない点を陰ながら支えてくれていた。たびたび援助の申し出もあったが、迷惑をかけたくなかった事もあり、金はバイトを複数こなす事でなんとか自立させてもらっている。

 

 だから、学力においては、授業をまともに受けてそこそこの成績をとる、という事を考えていた。設備も最低限授業が受けられるところ……、なおかつあまり上のクラスに行くと本人の意思に関わらず、試召戦争に否応なく巻き込まれる可能性があるという事から、CかDクラスに行ければと思っていた。幼馴染である真琴も同じ考えのようで、俺と一緒のクラスになった、という訳だ……。

 

 ……だが振分試験が終わり、新学年1日目にして、FクラスがDクラスに試召戦争を仕掛けてきた……。試召戦争自体は各クラスが持てる権利……。それを起こす事は仕方がないが……、振分試験が終わった直後に仕掛けるというのは違うだろ、と思った。

 

 まだそれだけなら俺個人の感情なのでまだいいが、DクラスとFクラスの試召戦争では、勝手に放送室が無断使用されたり、D、Fクラスから離れている職員室付近でも召喚獣勝負を引き起こしたりする……。極めつけはFクラスの生徒による暴動、Aクラスを巻き込んでの襲撃、そしてFクラス内での模擬試召戦争騒ぎ……。

 

 ……もう、これは俺個人がどうこうという話ではない……。学園全体を巻き込んでの迷惑行為以外の何者でもなかった。そして、そんな時だ……。明久に会ったのは……。

 

 

 

 

『それについては否定しないよ……、ただ僕も私用があったんでね。それが終わったからこうして職員室に来たんだ。……まあ、遅れちゃってこうして仕事が溜まってしまった事については申し訳なく思ってるけど……』

『……言えないね。だから、それについては申し訳なく思ってる。西村先生はもとより長谷川先生にも無理を言って頼んじゃったし……、本当に悪いと思ってるよ。先生たちにも迷惑をかけちゃったしね……』

『ただ、先生たちに頼まれた仕事は全部ちゃんとやってみせるよ。それで先生たちに許してもらいたいんですが……』

 

 

 

 

 俺は明久に出会ってすぐに感じたのは、目の前の人物は本当にあの『観察処分者(学園の恥)』なのか、ということだった。俺の言った皮肉に対し、明久は自分の非を認め、上辺だけでなく、心の底から謝罪しているのがわかった……。あの日、最後まですべての教師の仕事を手伝っただけでなく、西村教諭に判断を聞き、挨拶するその姿はどこから見ても『真面目な生徒』そのものだった……。

 

 あまりの噂とのギャップに俺は明久に興味を持った。色々聞いてみると、あのDクラスとの試召戦争の時も、放送室を使用したのは別の生徒で、明久を嵌めていたというだけでなく、職員室付近での戦闘行為も、洋子姉さんの仕事を手伝っていた時に巻き込まれる形で起こされたという事だったのだ……。

 

 ここまで聞いていた話と違うと、何故あんな噂が立つようになったのか。本当にコイツは『観察処分者』にされるような事をしてきたのか。実際に俺の目で確かめたくなった……。

 

 そしてその後のCクラスでの立ち回り、そして先程のエキシビジョンゲームと見てきてそれは確信に変わる……。明久は……学園一の恥なんかではない……。あとは何故、明久が『観察処分者』と呼ばれるような事をしたのか……。その疑問が残ったが……、

 

 

 ――僕は……、何度もこの文月学園の2学年として、『繰り返して』いる……。

 

 

 ……明久は恐らく繰り返す度に自分の過ちに気付き、反省し、現在の明久の姿となったのだろう……。まだ数日の付き合いではあるが、コイツが底抜けのバカであるというのは間違いないのかもしれない……。始めに明久が言った繰り返しの条件という『行動』……、これについては明久でなければ、そこまで苦労する条件じゃないからだ。少なくとも……俺が明久の立場であれば、この条件であまり引っかかりはしないだろう……。割り切って考えられないという、明久の馬鹿正直な性格が……、引き起こした悲劇ともいえるのかもしれない。

 

 

 

 

 だが、俺はそこまで明久の話を聞き、新たな疑問を抱く事となった……。

 

 

「明久……、1つ、いいか……?」

「……勇人、……何かな?」

 

 

 俺が抱いた新たな疑問、それは……、

 

 

「お前は……、こんな地獄のような体験を味わって……、何故、耐えていられるんだ……?」

 

 

 ……恐らく、ここにいる全員が思っている事だろう。言われた明久は困ったような笑みを浮かべながら、こう返してきた。

 

 

「……何故、と言われてもね……。ただ、耐えられた訳でもないよ……」

 

 

 そして明久は、何かを思い出すように遠い目をしながら告げる。

 

 

「4、5回目くらいかな、繰り返した時に絶望して、自暴自棄になっていた時もあったよ……。本当に、全てに絶望してね。無気力に過ごしてきた時期もあった……」

 

 

 ……俺はその時の様子が目に浮かんできたようだった。実際に、自分がそんな立場だったら、もしそんな立場に立ってしまったら……。

 

 

「……だけどね、そんな僕を助けてくれた人達がいた。全てがどうでもよくなっていた僕を、救ってくれた人たちがね……。だから、僕は今こうしてここにいる。そんな人達の思いに、約束に答え、この『繰り返し』の日々を乗り越える為に……」

 

 

 ……そう答える明久に、俺はコイツの強さを見たような気がした。だが、同時に気になった。今の明久の表情。それは決意の表情であるが、それと同時に悲しみ、苦しみといったものがあるような気がしたからだ。

 

 

「……これが僕の『秘密』だよ。僕が、去年までの僕と違う理由……。…正直、考え方なんかも大分変ったと思うしね。そして、そこで皆にお願いがあるんだ」

 

 

 お願い……?何を言う気だ……?

 

 

「皆には……、そこまで気負わないでほしいんだ。それを背負うのは、僕だけでいいから……。話をしてしまってからこんな事言うのも身勝手で申し訳ないんだけど……、距離を置いた方がいいと思うなら歓迎する。僕が、今回でこの『繰り返す』運命から解放されればいいけど、そうでない場合、関わった分だけ『別れ』の時に苦しむ事になると思うから……。今までの経験上、だけどね……」

 

 

 明久は苦痛を耐えるかのような表情でそう告げる。……想像を絶するような悪夢、それは体験している明久にしかわからないだろう。だが、明久にはわからないのだろうか……?

 

 

(そんな話を聞いて……、無関係でいられるわけ、ないだろうが……!)

 

 

 どうでもいい奴だったらまず話しすら聞かないだろうし、ましてやここに居るはずもない。ここに来る事にしたって、あそこまで覚悟を求められたんだ……。先程のように、話を聞く覚悟が無い者は辞退しているし、ここにいる奴は皆、明久の抱える何かを知りたいと思い、ここにいるんだ。…………最もその内容に関しては、想定外の話だったが……。

 

 

「…………けんなよ……」

 

 

 そんな声が聞こえてきた為、そちらを見ると、坂本が怒りの表情を明久に向けていた。

 

 

「ふざけんなよ!明久っ!!」

 

 

 そして、坂本は怒声をあげながら明久の胸倉を掴む。

 

 

「おい、さかも……」

 

 

 それを止めようと思った時、坂本が俺の方をチラッと見る。……成程、そう言う事か……。坂本の行動を理解し、俺はその成り行きを見守る事にした。

 

 

「……ゆ、雄二……?」

「テメェ、明久!!俺たちが、俺たちがそんな話を聞いて、はいそうですかって言うとでも思ってんのかよ!!」

「……それは」

「お前が何を悩み、苦しみ、絶望してきたか……、それは俺たちには想像もつかねぇ!!去年までのお前が……、こうなっちまうぐらいの体験をして、今のお前がいるんだろっ!!……巻き込んじまえばいいじゃねぇか!何一人で抱え込もうとしてんだよっ!!……お前、心のどこかで諦めてんじゃねえのか!?今回も、『繰り返す』ってよ!!」

 

 

 その言葉に、明久の体がピクッと反応する。

 

 

「俺たちには、確かにお前に何もしてやれねぇかもしれねぇ……!だけどな、相談されたら助ける事が出来るかもしれねぇんだよっ!!だがお前は、抱え込んじまったんじゃねぇのか!?今までも、ずっと1人でっ!その苦悩を!苦痛を!!……今回こそ乗り越えるって、本当にそう思ってんのかっ!?」

「…………ってるさ!」

「ああ!?聞こえねえな!!」

 

 

 そして明久は坂本の胸倉を掴んでいた腕を掴み離させながら、その心の内を吐き出す……。

 

 

「思っているさ!!僕が、何度『繰り返して』きたと思ってるんだ!!今までに何度も、何度も……!!1人ではどうにもならなくて……!話して、そしてまた『別れ』を経験して……!!いい加減に乗り越えたいと思ってるさ!!思ってるに……決まってるだろっ!?」

 

 

 坂本をまっすぐに見ながら、溜め込んでいたものを紡ぎだす……。それは、まだ終わらない……。

 

 

「だけどな!話すにしても、簡単には話せないんだよ!!話したら、巻き込んでしまう!!失敗した時、余計に『別れ』を苦しむ事になる……!!僕自身も……、それに、相手も……!だから……、だから僕は……!その時に応じて、最低限の人にしか……、伝えてこられなかったんだ……っ」

 

 

 ……最後の方は、その『別れ』の時の事を思い出しているのだろうか……、明久は肩で大きく息をして、涙を見せながら自分のその胸の内を吐き出していた……。恐らくは、ずっと溜め込んでいたであろうそれを……。

 

 

「……それが、お前の溜め込んでいたものか……?」

 

 

 坂本のその言葉を聞き、明久は、はっとしたように自分の状態を確認していた。

 

 

「…………溜め込んでんじゃねえよ、明久。そんなんじゃ、また『繰り返す』ぞ……?無理して、遠慮する必要もねぇ。さっきも言ったが、巻き込んじまえばいいんだよ。お前がそんなになるまで、必死に乗り越えようとやってきた事なんだろ……?」

 

 

 ……坂本は今まで明久の溜め込んでいるものを吐き出させる目的で、あのように言ったのだろう……。俺も気になっていたが、明久は自分の事を話しながら、どこか俺達と距離をおこうとしていたように見えた。……まるで、深く関わって欲しくないみたいに……。

 自分で抱えるものが大きすぎれば、絶対に自分で対応できない事も出てくる……。そのせいで、今まで『繰り返して』きた事もあるのかもしれないのだ……。

 

 

「今のお前の言葉から、だいたい想像は出来た……。お前、今まであまり人には話さなかっただろ……?自分の事を……」

「……」

「まあ、正直なところ、去年までのお前がいきなりこんな事言ってもまともに聞かなかったかもしれねぇけどな……。だけどな、今のお前を見て……、話を聞いて、それを無視しようとする奴はいねえよ……。少なくとも、お前を知ってる奴はな……」

「……ああ、それは、わかってるよ……」

 

 

 そこで明久が、ポツポツと自分の思いを話す……。

 

 

「……『ある事』があってからは、僕は先生方には話すようにしていた……。やっぱり僕だけじゃどうにも出来なかったしね……。『腕輪』、つまり召喚獣の事に関しては、先生たちにしかわからない……。だから、学園長や西村先生には、伝えるようにしていたんだ……」

 

 

 簡単にではあるけどね……、そう言って力なく笑う明久。それを聞いて、俺はあの日を思い出す……。明久と会ったあの日、『観察処分者』の仕事をする様子を見た時に感じた事……。先生方の仕事を、『やらされている』という風には見えなかった事……。その辺の事も、恐らくその先生たちへの何らかの感謝の思いからきたものなのだろう……。

 

 

(それで明久は、あんなに一生懸命に先生の仕事をこなそうとしていたのか……)

 

 

 俺がその時の事を思い出している間にも、明久の話は続いていた……。

 

 

「……変わってしまった僕を見て、やっぱり心配してくれる人もいた……。今回のようにね……。雄二もそうだし、秀吉やムッツリーニ、優子さんや利光君、霧島さん、それに勇人にもお世話になった事もあったよ。…………それでも」

 

 

 そう言って一度、明久は言葉をきる…。

 

 

「……でも、やっぱり僕は『別れ』が怖かった……。だから、基本的には話さないようにしていたんだ……。本当に……怖いんだよ……。あまりに多くの人に話して、巻き込んで、あんな『思い』をするのが……、させてしまうのが……」

 

 

 ……明久の『思い』はわかった。俺たちがどうすればいいかも……。俺は坂本の方を見ると、それを受けて向こうも頷く。そして坂本が口を開く……。

 

 

「明久……。お前は一つ思い違いをしている。お前は、ここにいる奴らが、お前にまたそんな『思い』をして欲しいと思っていると考えているのか?」

「……ッ!それは……」

「……これが、俺だけに話をしているとかではなくてよかったぜ……。もし俺だけだったら……、お前の意思を尊重して、これ以上何も言う事ができねえからな……。だが!」

 

 

 そして坂本は俺たちの方を見ながら宣言する。

 

 

「今、明久の話を聞いた中で、関わりたくないと、少しでも思っている奴がいたら頼む。速やかにここを出て行ってくれ……。明久の事を考えているなら……頼む……」

 

 

 そう言って坂本がみんなに向かって頭を下げる……。そして、その言葉にすぐ反応があった。

 

 

「雄二よ……、お主はワシを馬鹿にしておるのか……?」

「……そうね……。それこそ最大の侮辱だわ……!」

「秀吉……、それに木下……」

 

 

 坂本の言葉に、この双子の姉弟が思いを告げる……!

 

 

「ワシ等をあまり馬鹿にするでない!!もしそれならば、先程明久が話した時点で聞く事など辞めておるわ!!」

「そうよ!!明久君の話を聞きたいと言った時から、どんな事でも受け止める覚悟はしてたわよ!!まさか今更そんな事を言われるなんて思わなかったわ!!」

 

 

 そしてその言葉に他の連中も続く。

 

 

「…………愚問だ、雄二。第一、それは……覚悟をもって話を聞きに来た人間への冒涜……!」

「……心外だね。僕も明久君が秘密を話すといった時点で、どんな事でも相談に乗ろうと思っていたのに……!」

「……雄二。私は吉井に助けてもらった。だから私も吉井を全力で助ける……。助けてみせる。助ける覚悟は、ある……!」

「……高橋。……お前はどうだ……?」

 

 

 俺の方を見ながら坂本は言う。俺の答えは決まっている……。

 

 

「……俺は明久とは短い付き合いだ……。むしろ、去年までの明久ならば……、話しすら聞かなかっただろう……」

 

 

 ……そう、去年までの明久ならば……、だが……。

 

 

「だがな、坂本。今、俺は明久を知っている。……正直、最初は何でここまで噂と違いすぎるのかがわからずに、その為に興味を持ったという事もあったが……。しかしな、今ではコイツの事が気に入っちまってるんだ!!」

 

 

 そして俺は明久の方に向き直り、こう答える事にした。

 

 

「明久、俺も出来る限りの事は協力してやる!だから、難しいかもしれないが、もう今回も『繰り返す』かもしれないとは考えるな!!何があっても!今回こそ乗り越えろ!!また『繰り返す』な!!……また、俺と会ってもいない状態に戻すんじゃない!!」

「……勇人……、みんな……!」

 

 

 そう言って涙を抑えきれなくなった明久に木下姉弟が駆け寄る。それを学園長以下、皆暖かく見守っている。

 ……淡々と自分の事を話す明久の事が、ずっと気になっていた。その雰囲気に、どこか諦めのような感情が見えた気がしたからだ……。何処まで行っても、自分は一人。理解してくれる人がいても、『繰り返せ』ばまた一人になってしまう……。深い『別れ』の悲しみを残して……。

 ……今までも、ずっと無理していたのだろう……。今まで自分の中に、どれだけの思いを溜め込んでいたかは俺にも見当がつかない……。だが、それを抱えていたままでは、また『繰り返して』しまう。そんな気がした……。

 それについては、学園長もそう感じていたようだ……。俺たちの話に一切口を挟まなかったのは、明久にその事を伝えたいと思っていたからかもしれない。

 皆の気持ちは『明久を助けたい』、その思いで今一つになっていると俺は思う……。

 

 

 

 だが、ここからが本番だ……。どうやったら、明久の『繰り返し』を防ぐことができるのか……。それをしっかりと考えていかなければならない。今度こそ明久に、この『悪夢の連鎖』を乗り越えて貰う為にも……。

 

 

(とりあえず真琴には伝えないとな……。幸い洋子姉さんも聞いているし、アイツも恐らく無関係ではないんだろう……)

 

 

 明久の話を聞いていて感じた事は、俺と……俺達と出会ったのは初めてではないのだという事……。であるならば………、真琴も一緒にいたに違いない……。それならば、アイツだけ知らないっていうのも違うだろう……。『腕輪』持ちの高得点者を打倒しなければならない点も含めて……。俺はこれからの事を考え、今一度気を引き締めるのだった……。

 

 

 

 

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