そうですね。
聖杯戦争ってあるでしょう。ええ、同じですよ、あれにイレギュラーが居たように此処もそうなのです。
何故ソレが産まれたのか、誰がソレを置いたのか、若しくは とやらの思惑なのか。
結局、あの羊のお爺さんですら分からなかったけど。
でもね。
ソレが空を覆ってしまう前からずっと。
ずっと、ずっと前から。
既におかしかったんですよ此処。
遠く、遠く、遥か昔。神様達がこの星に辿り着く前から
何がと言われても彼等としか。
例えるなら事象なんです。実体すら無い概念に似た何か。病気とか噂とか災害みたいな。
だけど、ようやくね。そこに居ることに気付いちゃったんですよ。オリュンポスの神様達。自分達が昇って干渉のしようが無くなってから。
分からないでしょう?
理解出来ないでしょう?
分からないものは恐ろしいでしょう?
ねぇ、神様達どうしたと思います?
その何かを呼称するための名前、名前をつけて理解の届く存在に落とし込むために。
そうそう、『天使』とか『悪魔』とかと同じ。名を付けることで、そういう存在にしたんです。でもその名は彼等に相応しくなかったから別の名前で。
だって己を善だと思ってないから
悪だとも思ってないから
何も担わず、居るだけで害悪と成る存在。だからもっと原始的な名前をつけました。
純粋なままの恐怖を込めて、
住処に降り立った赦しを込めて、
意思のない存在に侮蔑を込めて、
最後に、
あぁ、気付いちゃいました?
だからアレって唯の副産物なんです(笑)
現れたソレを受け皿にして受胎した、名前を付けられた彼等の膿のようなもの。
笑っちゃいますよね、彼等を殺す為に降りて来た癖に、アレに敗けて死んじゃいました(笑)
残されたもう一人もぜーんぶ忘れちゃった。
使命だけの存在なのに、それすら(笑)
私ね、だから彼が嫌いです。
忘れて勘違いしたまま進み続けて、彼女から全てを奪って背負わせて苦しませ続けてそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのにそれなのに。
彼、彼女に惚れてたんですよ?
って抑止力より遣わされた役割なんです。唯の人間が継いで無事なわけないじゃないですか。知ってますよね、彼女の身体を構成する殆どが彼の造ったガラクタと押し付けられた祝福なんです。
全部忘れて、
どうしようも無いから笑ってただけなのに。
あーあ。
気持ち悪(笑)
もう来ないで下さい