「で、あなたも組織の事を知ってるらしいけど...工藤君。本当に大丈夫なんでしょうね。」
博士の家で腕を組み、こちらを見る幼女、哀ちゃんはコナンに対してそう言う。
「ああ。それにもしこいつが組織の人間なら今頃俺やオメーは殺されてるよ。」
「で、哀ちゃんは一体何なんだ?工藤の事はあらかた聞いたが。」
「自分の正体も教えてくれないあなたには言えないわ。」
まあそうだろうな。
「けれど、あなたから組織の人間からする匂いは感じられないわ。」
「まあ、こいつが悪い奴だとは俺も思わねーけどな。」
彼らの中である程度の納得ができたのか哀ちゃん、宮野志保の事を教えてもらう。
「...。お前がやらなければその薬が使われる事もなかったか...?」
父さんは射殺だったが母さんと姉さんはあの毒の実験台となって死んだ。そして零奈さんも。もしあの毒がなかったとしても別の方法で殺されただろうとは思うがそれでも
「私は焼け残った資料から復元しただけよ。やろうと思ったら他の人間にもできたかもしれないけど、組織でそれができる人間に他に心当たりはないわ。」
「...俺だって最初に聞いた時はこいつを許せなかった。でもこいつは生まれた時から組織の人間として育てられ、毒薬を作っている自覚すら持たされずに、そして姉さんを殺され組織から逃げてきたんだ。お前がAPTX4869とどんな関係があんのか分からねぇが、こいつをどうこうするのは待ってくれねぇか?」
工藤も薬の被害者だしな...。直接の被害者がこう言っているのに俺がどうかするのはお門違いなのだろうか...。
「...分かった。」
「とりあえず話は終わったかのぅ。修斗君もどうじゃ?」
「はい。頂きま...ん?」
工藤と
『助けてくれ 上杉。』
「あいつ...何やってんだよ...」
俺は博士に一言謝ってから中野家へと向かった。
「修斗!来てくれたのか!」
着いた先には一花、二乃、三玖、五月に囲まれる上杉の姿が。零奈さんはいないのか。
「六海ちゃんはお昼寝してるよ。こういう話聞かせるにはまだ早いからよかった!」
絶対起きてると思います...。
「それで?何で揉めてんだ?」
「聞いてよ村城!こいつ、私の裸を撮りにきてしかも私を襲ったのよ!」
「それは違っ...」
「それはあり得ん。こいつは生粋のチキン野郎だ。そんな事をする度胸などない。それにそもそも勉強が恋人っていう変人だから女に興味を持たない。」
俺の華麗かつ簡潔な弁護で上杉を救う。
「な、なあ...今俺は庇われたんだよな?悪口言われたようにしか聞こえないんだが...。」
「でも事実だろ?」
「...。」
「それに二乃。この周りに倒れている本。これから二乃を守ったともとれます。」
「さっきも言ったけど私がオートロックを開けた。録音も残っている。」
五月と三玖も上杉を弁護する主張を始める。
「やっぱりフータロー君がそんな事する訳ないって。無罪ね。」
なあ、これ俺来る意味あったか...
「アホらし。灰原がつくったカレー食べに行こ。」
「「!」」
「ねえシュート。灰原って誰?」
「男の子?女の子?」
「えっ...いきなりどうした?...女の子だけど。」
年齢はAPTX4869で偽れるけど性別は偽れないみたいだからな。あの薬。
「じゃ、じゃあ今日はカレーにするからウチで食べて行きなさいよ!」
「今日はカレーですか?!嬉しいです!」
五月がその話を聞くと嬉しそうな顔をする。
「いや...でも悪いし。」
「全然大丈夫。日頃の感謝だと思ってシュートも食べて。」
「あっ、ああ。分かった。」
こうまで言われると断るのも難しい。
「じゃあ俺は帰るな。」
「上杉はカレー食べて行かないのか?」
「ああ。今日はウチもカレーなんだ。らいはが作るカレーの方が絶対美味い。」
周りに誰もいないから何も起こらなかったがこいつ...二乃が近くにいても同じ事言いそうだな。
「ごちそうさまでした!」
零奈さんもおりてきて、四葉も帰ってきてからカレーを食べたのだが美味しかった。勿論俺も手伝った。
「そういえばシュート。聞きそびれたけど灰原って誰?」
「そうよ。教えなさいよ!」
誰って...むしろ俺の方が知りたいんだが...
「知り合いの博士のとこに居候している小学生の女の子だよ。」
「シュートって...」
「え!村城さんってロリコンなんで...」
「違う。」
コナン役の高山みなみさんが新作映画のインタビューで、コナンは1話からまだ1年も経っていないと仰っていたので二次創作ではやりたい放題できます。
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