活動報告にヒロインアンケートを載せています。よろしくお願いします!
「それで、西の高校生探偵の服部平次君達と出会った訳ですね。」
「はい。ですから和葉とはそういう関係ではなく。」
こんなどうでもいい事を追求してくるのは見た目は幼女、中身は大人の零奈さんである。夜は遅かったが森園家から帰ると合い鍵を持っていた零奈さんがあがりこんでいたのだ。
「仕方ないでしょう。昨日から家がギスギスしてるんですから。」
零奈さん曰く、上杉との電話が五つ子にも聞かれていたようで、俺が和葉と結婚式に行ったという誤解をされたようである。全く、自分に恋人がいないからといってデートしてる相手に当たるなよな。まあそもそもデートですらないんだがな。
「で、コナン君。いえ工藤新一君もその場にいたんですね。」
「...やっぱり知ってたんですね。」
前回会った時には気づいた素振りも見せてなかったからてっきり気づいてないと思ってたのに。
「当たり前です。あの子、事件に遭遇したら見境なく推理しますからね。大人が相手ならバレないように色々していますが子ども相手には何にも警戒していませんからね。」
やっちまったなコナン。この世界じゃ見た目は信用ならないんだぞ。現に正面にちょこんと座っている見た目小学生の幼女は中身...そういや零奈さんって何歳だっけ?いやこれ以上考えるのは止そう。シャロンだって変装したら老若男女変えられるしな。この世界では見た目は全く信用できない。
「ところで修斗。あなたは私と同じくAPTX4869の被害者を二人も知っていたのに私に黙っていましたね。一体これはどういう事ですか?」
「ヒッ!?」
零奈さんの恐怖の尋問を受けても灰原の事を話さなかった俺を誰か褒めてくれ。...あいつが話したくない相手には話さないって約束だったしな。
「そういえば修斗、あの子達からお給金は受け取りましたか?」
「いえ、まだですが。」
「...結局あの子達渡せなかったのですね...。」
──────
「おい上杉、結局今日はいつどこで待ち合わせなんだ?」
昨日誘ってきたくせに一向に待ち合わせ場所も教えてこない上杉に業を煮やし、俺は上杉に電話をかけた。
『は?俺は行かないが?』
「いやお前が誘ってきたんだろうが。」
『ああ。お前があいつらと仲良くなる機会をと思ってな。俺は勉強だ。』
「勉強は大事だが...。俺はあくまで補佐だ。お前があいつらと上手くやる必要がある。...二時間後にお前の家行くから。準備しとけよ。」
そう言って強引に電話を切った。
──────
「お、着いたな。ん?四葉じゃないか。一体どうしたんだこんなところで。」
「あ!村城さーん!いえ家庭教師のお給料を持っていくために上杉さんに村城さんの家の場所を聞こうと思ってたんですよー。でも村城さんがいるなら丁度いいですね!はい、いつもお世話になってます!」
ニシシと言いながら四葉は給料が入った封筒を渡してくれる。
「そういえば他の姉妹は?」
「えっとですね、二乃と三玖と五月は家にいますよ!そう言えば一花は今日朝からいませんね。」
「寝坊の一花が早起きとは珍しいな。っていうかじゃあお前らも夏祭り行かないのか?俺は上杉誘って今から行こうと思ってたんだが。」
「えっ?まだ花火までは時間結構ありますよ?」
「ホームページで検索したら昼からなんかイベントあるだろ?だから昼から行くんじゃないのか?屋台とかももう並んでるだろ?」
「...村城さん。もしかして夏祭りとか行った事ないんですか?今の時間帯のイベントとかって市長の挨拶とかですよね?...そんなの行く人はあんまりいませんよ?あとこの時間じゃまだ屋台は一軒もないですよ?準備中です。」
四葉曰く、確かにその祭り自体は昼からであるが、実際に屋台が並んだり人が賑わってくるのは花火が上がる数時間前、夕方かららしい。
「じゃあ早すぎたって訳か。上杉に断って一回出直すか。」
「待って下さい村城さん!それならお祭りの時間までどこかお出かけしませんか?」
「ん?ああ別にいいぞ。」
元々友好を深めるって話だったしな。
──────
『ああ。じゃあ今日の17時に駅に待ち合わせで頼むって修斗が。』
「シュートと話したの?」
『ん?さっき修斗と四葉が来たからな。もうあれから結構時間経つから四葉も帰っただろ?』
「そういう事は早く言いなさいよ!五月!」
「はい!もう電話してます...出ませんね...。」
「やられたわね...。今すぐ準備するわよ!」
「でも浴衣は...」
「まだ時間はある。四葉を連れ戻してから向かえばいい。」
ここに二乃、三玖、五月による緊急の同盟が結成された。
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