米花町で五等分   作:マイケルみつお

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世紀末の魔術師編終了くらいでヒロイン確定しようと考えています。ヒロインアンケート、活動報告のところにありますがまだ回答されてない方はお願いします!

前回話しましたが新一達はスマホでお互いの電話番号も交換しています。(子どもの頃に蘭が私に電話番号教えていいの?!って言ってて今まで教えてなかったの?とも思った思い出)


27話 米花町で罪悪感

 簡易的だが新一と灰原の処置を行い、更に専門的な処置を行うために俺の部屋へとビートルを走らせる。勿論零奈さんには全て話し、間違っても来ないように言ってある。

 

そして俺の家で処置を終わらせた。

 

「で、どうする気なんだ? オメーはこれからどうすんだ?」

 

「安心して。明日には出て行ってあげるから」

 

新一はその問いに笑みを浮かべる。

 

「いや、それなら大丈夫だ。連中は灰原の行動パターンを細かく把握している。灰原がそう考えるなら連中もその意図を考えてこの街から出て行くだろ。だからオメーがこのままここに留まっていても大丈夫って訳だ。」

 

しかしそれは希望的観測に過ぎない。

 

「確かにその可能性もあるがあくまで予測にすぎない。自分達の命を相手のもしかしてに任せるなんて正気とは思えない。」

 

「だったら! このまま灰原を追い出せ! って言うのかよ? 修斗!」

 

「そんな事は言ってない」

 

灰原が一人で米花町から出たところで何の解決にもならない。

 

「博士の家じゃ最悪の事があったときに何もできない。だがここなら迎え撃つ事もできる」

 

「修斗の家で匿うって事か。...確かにここなら博士の家よりかは安全だな。博士はどう思う?」

 

俺の家はセキュリティも備えている上に隠し出口もいくつかある。母さんの事を知れば何で実家にこんな仕掛けがあったのかはすぐ分かる事だ。

 

「哀君の安全が第一じゃ。勿論哀君の希望が第一じゃが」

 

こうして灰原を家で保護する事になった。

 

 

 

 

 新一と博士が帰った後...

 

「ここに住むならいつか分かる事になるだろうから。新一にもこれは内緒だぞ」

 

零奈さんに同意を貰って灰原を匿った。

 

「で、誰を会わせてくれるの?」

 

「彼女は俺の...いや、厳密に言うと俺が彼女の協力者だ」

 

そう言ってから俺は扉を開ける。

 

「だから誰だって...って中野さん!」

 

「私は中野零奈。ここは初めましてと言うべきでしょうか」

 

「彼女もAPTX4869の被害者だ」

 

──────

 夏休みも終わり二学期が始まった。

 

「じゃあ俺は学校行ってくるから。零奈さんも休むから何もないとは思うけど何かあったらすぐ連絡しろよ灰原」

 

「分かったわ。だから早く行ってきなさい」

 

戸締まりはしてもらえるので鍵を出さずに学校へ出かける。

 

 

 

 

 「お、上杉じゃん。おはよう」

 

「おう修斗か。久しぶりだな」

 

「まあ一週間ぶりだからな」

 

俺は上杉と違って家庭教師の補佐という形なので最低週一日行けばいいという契約内容である。勿論、それ以上行けばきちんと給料は出るのだが。

 

「お前が来る日とそうじゃない日で主に二乃と五月の学習態度は全然違うんだ!お前放課後暇だろ? もっと来てくれよ!」

 

俺の目的はあくまで零奈さんだ。上杉には悪いが必要以上には行かないだろう。

 

「俺はあくまで補佐だ。できるだけお前が何とかしろよな。で? この前灰原と行ってからは特に変わりはないか?」

 

「いや、あの少女に影響されたのか理系科目を頑張ってる感じはあるな。どちらかと言うと文系が得意な二乃も三玖も四葉も。もし可能ならまたあの少女を連れてきてくれないか?」

 

「...上杉。その少女の話はなしだ。するとしてもこんな外ではやめてくれ」

 

五つ子には零奈さんが言ってるとは思うが上杉に伝え忘れていたのは俺のミスだったな。

 

そして校門の近くまで来たところで車に乗った五つ子と遭遇する。似たような事が前にもあったな。

 

──────

 「あんた達見なさいあそこ」

 

二乃が指差した先にはほぼ毎日自分達の家にくる家庭教師(上杉)とおおよそ週に一度しか来なくなったその補佐(修斗)であった。

 

「シュートの制服、久しぶり」

 

上杉は家庭教師に来る際、基本的に制服であるが修斗は違う。よって修斗に会う事も久しぶりではあるがその制服姿を見る事も久しぶりなのである。そう、姉妹はお互いが自分の潜在的なライバルである事を知っているのである。もっともまだ自分の気持ちを認めない者も少なくないが。そんな中、

 

「あ! 修斗君久しぶりだね! あれから新一から何かあった?」

 

度々新一に関する相談を受け、その度に修斗の罪悪感が急上昇する相手、毛利蘭の登場に五つ子は眉を顰めた。

 

──────

 「修斗君! 夏休みの間に新一に会えた?」

 

「蘭か。いや、たまに連絡は受けてるけど会ってはないよ。どうにも事件が色々と複雑になったらしい。ま、新一に危険が及ぶような事件じゃないからそこは安心していいんじゃないかな?」

 

罪悪感...

 

「え! 新一のやつ修斗君には連絡入れてるの? あの推理オタク!」

 

「い、いや...事件に関する話だから。それが終わったらすぐ電話切れるし」

 

博士に変声機作ってもらったんだから電話しろよ! 

 

「っていうか蘭から電話したらいいじゃん」

 

新一が多少焦りそうだがもうこれ以上俺に罪悪感を持たせないでくれ。

 

「...。私が電話かけてもほとんど留守電だし新一からかけてくるなんてないよ...」

 

そんな蘭の様子を見てられなくてついうっかり真実を話してしまいそうになる。いや、まあならないんだけど。

 

「でも修斗君には電話かけるんだね」

 

「ま、まあ便りがないのは良い便り、とも言うしさ。あんま気にすんなよ。とりあえず早く学校入るぞ。ってお前らいたのかおはよう」

 

何か五つ子の視線が痛かった気がするが気にしない。




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