新一によれば船内で殺人事件が起こり、ヘリコプターで船内に警察が到着したらしい。目暮警部、白鳥刑事、高木刑事と見知った警察の人たちに加えて鑑識の方など全員を新一から教えてもらった。何でそんな事を、と聞かれたが後で答えるとはぐらかした。
「後から警察の人間としてならあの船に乗船する機会はある」
奴が生きているならそうするだろう。
「ちょっとシュート君、何怖い顔してるの?」
最初は一人で新幹線に乗る予定だったのだが一花が明日仕事があるという事に気づき、彼女と二人で東京行きの新幹線に乗った。船内で殺人事件があった事、二乃達が心配だがそれを言って一花を心配させるべきじゃないよな。
──────
そして翌日、新一達が行くと言っていた横須賀の城に辿り着く。
「...で、どうして今度はお前らもいるんだ?」
「二乃が心配だったから」
「ここのお城一度来てみたかったんですよ!」
「横須賀と言えば海軍カレーです!」
一花が仕事なのは聞いていたが三玖と四葉と五月も来ており、五つ子の内四人が揃った。大阪の時と人数は二倍である。
「うはぁ〜皆さん美人ですな〜」
毛利さんの鼻の下もあの時より二倍伸びていた。横須賀の城に一番に到着するとまずは三玖達、そして次に新一達が到着した。意外に二乃は大丈夫そうで驚く。蘭達と違って初めて死体を見るからもっとショックを受けたと思っていたんだが。
「二乃さんは一昨日中々眠れなかったみてーで、船の中でもずっと寝てたぞ。だから事件は見てねぇ」
「そっか」
毎回悲鳴はあげるが精神的な後遺症が残らない蘭と違って少し心配だったけどそれならよかった。こういうのは場数だし。そんな事を考えていると...
「よぅコナン!」
「コナン君!」
ビートルから博士と灰原、そして少年探偵団が降りてくる。
「お前が呼んだのか?」
「博士と灰原だけな。あいつらは勝手に乗り込んだとかだろ」
新一が細い目で彼らを見ていた時だった。
「修斗君...ちょっといい?」
蘭に話しかけられた。そしてあまり人がいないところに連れて行かれる。
「...修斗君って新一と事件の事について話し合ってるんだよね?」
「え? あ、ああ」
どうしたんだ? 薮から棒に
「そして修斗君ってコナン君とも仲がいいよね?」
「あの子結構頭がキレるからね。それにしてもどうしてそんな事を?」
「コナン君...新一と誕生日が一緒なの...修斗君、もしかして知って──」
「おい蘭、早く行くぞ」
蘭のその一言は毛利さんによって阻まれた。
「...おいおい、キッドの他にも...っていうか新一何言ってるんだよ!」
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