米花町で五等分   作:マイケルみつお

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世紀末の魔術師編終了くらいでヒロイン確定しようと考えています。ヒロインアンケート、活動報告のところにありますがまだ回答されてない方はお願いします!



32話 米花町でラスプーチン

 城の中に入る。探偵団の子ども達のお守りに四葉と五月を任命してから俺たちは先に進む。新一が地下の秘密通路を見つけてからそこへ降りていく。二乃は暗いところが苦手らしく、三玖と待っているらしい。そして暗がりの中、俺は...

 

「白鳥刑事、少しいいですか?」

 

「ん? どうしたん...これは何の真似だい?」

 

拳銃を白鳥刑事につきつけた事でそう言われる。警察官に対してこんな真似をして...本来なら一発で公務執行妨害である。

 

「それはこっちのセリフだ。怪盗キッド」

 

キッドの変装能力は俺よりも遥かに高い。その変装を俺が見抜く事は不可能だ。ならどうすればいいか。キッドが変装をした可能性のある人物を調べる必要がある。勿論これでも完全にキッドの正体が分かる保証はない。

 

「正直三人目で分かったのは幸運としか言えないな」

 

目暮警部、高木刑事を調べた後に白鳥刑事について調べた。彼は今、休暇で軽井沢にいる。違法な手段で監視カメラのアクセスに割り込んだので間違いない。

 

「はぁ...変装を見破られる以外で看破されるとはな。でもいいのか? 今俺を捕まえたらあの名探偵の正体、あの蘭姉ちゃんにバレちまうぜ」

 

「...お前コナンの正体を知っているのか?」

 

「ああ、知ってるぜ。平成のホームズ、だってな。あんたも知ってるんだろ?」

 

コナンの正体は組織にとっては重要なはずだ。彼はAPTX4869の被験者であり、灰原...シェリーに繋がる糸口であるからだ。もしコナンの正体を知っているキッドが組織の人間ならば今頃新一と灰原は既に亡き者となってるはずだ。キッドは組織の人間ではない。

 

「...すまん、お前の事少し誤解していた。」

 

そう言ってから俺は拳銃を下ろす。

 

「あんた、俺を捕まえるんじゃなかったのか?」

 

「前に言っただろ? 俺は怪盗には興味がない。それに有名すぎるお前を捕まえれば俺の顔まで有名になっちまうかもしれない。それは避けなければならないからな」

 

キッドとそんな話をしていた時であった。

 

「みんな伏せろ!」

 

サイレンサーをつけてはいるが銃声が聞こえる。

 

「エッグが! エッグが盗まれてしまって!」

 

「コナン君が...犯人を追いかけて...!」

 

既に遅かったか。犯人、おそらくスコーピオンが発砲しエッグを盗んだのだ。そしてそれを新一が追っているという事。

 

「白鳥刑事!」

 

「ああ!」

 

──────

 「お前はスコーピオンが誰か気づいているのか?」

 

「ああ、お前はどうなんだ?」

 

新一が向かったと予測される道を走りながら白鳥刑事に変装したキッドに尋ねる。

 

「生憎...最近はお前の事しか考えてなかったからな。全く分からねぇ」

 

「ほぅ。モテる男は辛いねぇ」

 

そして道を進めば嫌な事に気がつく。

 

「この先には二乃と三玖が...!」

 

──────

 「ねえ三玖...何か足音聞こえない?」

 

「うん...」

 

地下室に向かった修斗達を見送った二乃と三玖は地下への階段があった執務室に座っていた。すると下から誰かの走り音が聞こえ、二人は恐怖に震える。しかしその顔は見覚えがあるもので、二人は胸を撫で下ろす。

 

「あ、青蘭さん!」

 

「中野二乃さんと...その姉妹の方でしたね」

 

「どうしたの? こんなところで」

 

「少し急用ができましてね。急いでいるので失礼します」

 

「あ、そうなんですね! それじゃあ!」

 

スコーピオンの正体も知らない二人に対して青蘭、スコーピオンはわざわざ手を下す必要などなかった。それにどうせこの後の火事で死んでしまう。何もなければスコーピオンが二乃と三玖を手にかける事などなかったのである。

 

「待つんだな青蘭さん、いやスコーピオン!」

 

蝶ネクタイ型変声機で声を変え、青蘭の正体を暴露するコナンさえいなければ。




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