米花町で五等分   作:マイケルみつお

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お疲れ様です、炎の二次サッカー、マイケルみつおです。

お、久しぶりの更新やんけ!ていう事は一挙公開か!?と思われた方すみません。まだある程度までのストックは貯まっていません。

実はアンケートをこの間から設置していたのですが、やはり更新の谷間だったからか、そもそも気づいてもらえず回答数も伸び悩んでいました。(ステルスアンケートになってた)

何で皆答えてくれないのかな?もしかしたら嫌われているのかな?と悶々とした日々を送っておりましたが「そうか!更新をしていないからか!」と2ヶ月以上経ったある日ようやく気づき、今回更新に至った次第です。

アンケートの詳細は後書きに設置しております。


42話 米花町で悪人顔

「一花。全く何を考えているんですか」

 

「あっはっは......。でも本当にフータロー君とは何もなかったんだよ? 偶然閉じ込めらただけで──」

「それは分かっています。何度も聞きましたから。ではなく一花。あなた、上杉君の事......」

 

「そっかぁ流石だね五月ちゃん」

 

昨夜、上杉君と倉庫の自動散水装置(スプリンクラー)に降られて体調を崩した一花の看病を、私は自ら先生に願い出ました。どうしても聞きたい事があったからです。

 

「まだ三ヶ月です。あの日、食堂で勉強を教えて貰った時には想像もしていませんでした」

 

そう、一花は上杉君の事を異性として見ていて......

 

「まさかこんな事になるなんて......」

 

「そんなにフータロー君は悪い奴に見えるかな?」

 

「......確かに最初は彼を悪人だと思っていました。ですが中間テスト、期末テストを彼と、彼達と過ごしてきました。彼が悪人ではない事は分かっています」

 

「なら......」

 

「でもダメなんです。男の人はもっと慎重に選ばないと」

 

......お母さんが私達を身籠った時、あの男はお母さんを捨てました。お母さんは立派な人です。お母さんはあの男の事をきちんと見て、結婚相手に選んだはずなんです。それでもああいう結果を迎えてしまった。お母さんほどの立派な人でも男の人を見間違える事もあるんです。だから私達はより慎重にならないといけないんです。

 

「そっか、それでか。今の言葉を聞いてやっと答えが分かったんだけど一応質問してもいいかな? 五月ちゃんがこの部屋に入ってきてからずっと気になってたんだ」

 

「......何ですか?」

 

「何で私に変装してるの?」

 

「」

 

 

 

 

そう! 私は今、一花の格好をしているのです! 

 

「み、三玖ほどの変装ができているとは思わないけどね!」

 

「私そんな口調だっけ......?」

 

......やはり三玖ほどの変装は無理でしたか......。

 

「とにかく、私の変装も見破れないようでは上杉君に一花を渡す事はできません」

 

「五月ちゃんは一体誰目線なのさ......」

 

一花と軽口を叩きながらもクスリと私達は微笑む。そんな時だった。扉が外から三回叩かれる。

 

「一花? 起きているか? 先生から伝言があるんだが──開けていいか?」

 

外から聞こえてきたのは村城君の声です。これはいいタイミングですね。

 

「一花。上杉君に試す前に村城君に試してみましょう。彼を欺く事ができれば──上杉君も欺く事ができます」

 

「それ趣旨変わってるよね......。でも面白そう! 私は何をしたらいい?」

 

「そうですね......。同じ顔が二人いたらすぐに変装に気づかれてしまいます。一花は村城君に返事をしてから掛け布団を頭まで被って隠れて下さい」

 

「うん、分かった。──修斗君! いいよ!」

 

そう言ってから一花は掛け布団を頭まで被ります。足も......出ていませんね。頭隠して尻──足隠さずにはなっていません。

 

「ああ、分かった」

 

一花の声に扉の外の村城君に反応して、扉が動き始めます。......少し楽しみですね。彼がどんな反応をするのか。私は自分の中にほんのちょっとのイタズラ心が芽生えた事を自覚しながらも一花の演技の準備に入る。

 

「修斗君やっ──」

「何やってんだ五月? 一花の変装なんてして」

 

──────

「流石ですね村城君。まさかこんなにあっさり見破られるとは......少し自信を失いました」

 

一花がいるはずの部屋の扉を開けると──なぜか一花に変装した五月がいたのでそう声をかけると──五月はしょんぼりとしてしまった。

 

「まだ五月ちゃん何も話してなかったからねー。五月ちゃん、演技は下手だけど見た目だけで私達を見分けるなんて流石だよ修斗君」

 

布団を頭まで被って隠れていた一花も少しフラつきながらではあったが既に出てきている。最初に俺の声に答えたのも一花の変装だったし、間違いなく共犯だ。まあ、別にだからといってどうという事じゃないけど。

 

「流石女優だな一花。演者の視点からの貴重なご意見だ」

 

「ちょっと、揶揄わないでよ......」

 

「ちょっとした仕返しだ。それに髪の長さが全然違うだろ?」

 

「髪の長さなら四葉もいるじゃないですか」

 

「......本気で言ってるのか? あの四葉だぞ? 髪は短いけど五月の方がよっぽど一花に近く演技できる」

 

「......確かに」

 

皮肉まじりに一花を攻撃したつもりが、いつの間にか矛先はこの場にいない四葉に向いていた。

 

「とにかく、何でこんな事を──ああ、上杉か」

 

何となく、五月がなぜこんな事をしたのか少し考えてみれば思い浮かぶのは昨夜の映像。

 

「お前、昨日上杉と一花に対して物凄い目をしていたからな」

 

昨夜、ここにいる五月に二乃と三玖を加えて上杉達の捜索をした結果、自動散水装置(スプリンクラー)で水浸しになった上杉が一花を(一見)押し倒しているように見えた事で──その時の五月の目線は冷え切っていた事を思い出す。その衝撃(インパクト)が強すぎたから、俺は即座に五月の変装の意図に気づく事ができた。

 

「わ、忘れて下さい!」

 

「でもさ、それなら上杉に会う前に他の姉妹に気づかれるんじゃないか?」

 

例えば四葉とかが......

 

「うわぁ! 何で五月が一花に!?」

 

「お前......五月なのか?」

 

ってな具合で四葉とかが作戦を台無しにする映像が目に浮かぶ。

 

じゃあ事前に姉妹には伝えておくか? 

 

「き、奇遇だね! 五──い、一花!」

 

「ん? どうした四葉? 今五月って言いかけたよな......まさか、お前五月か!?」

 

やはりどのルートを辿っても四葉に妨害される映像しか予想できない。

 

「でもそれ、面白そうだな」

 

「え......?」

 

俺はともかく上杉と一花が付き合う可能性は──普通にありそう。何だかんだで相性良さそうだし。そして一花に限らず姉妹が誰かと付き合いその後までいくとするなら──他の姉妹の気持ちも考えなければいけない。それに──上杉が慌てふためく姿──普通に面白そう。

主に最後の理由で俺は五月達に協力する事を決めた。

 

「どうせなら完璧に変装で騙し切りたいよな。五月、水を持ってきてくれ。変装に使う」

 

「は、はぁ......」

 

五月は不祥不祥と言った具合だったが俺の言う通りに水を汲みに行ってくれた。

自然と口元が上がる。メモリーズ・エッグ(世紀末の魔術師)の事件の時に怪盗キッドから変装技術を教わった(押し付けられた)事によって変装の精度は大きく上昇した。俺の変装の現在地を確かめるいい機会だろう。姉妹たる五つ子を仮に騙す事ができたなら、かなりの水準に達したと言える事ができるだろうし。

 

「凄い悪い顔してるよシュート君......。フータロー君に負けず劣らずの悪人顔だよ! っていうかシュート君さ、五月ちゃんに対して何も言わなかったね。正直そんなにすぐ納得できるようなものじゃないって思ったんだけど」

 

「姉妹の誰かが恋愛関係になるとしたら相手の事を調べようとするのは分からなくはないからな。お前上杉の事好きだろ?」

 

「結構ズバッと言ってくるんだね......。でもそっか、それなら私も君の事、もっと調べないといけないかな?」

 

「安心しろ。そんな未来は来ない」

 

「あらら。自分で言うのも変な話だけど私達、結構可愛いと思うんだけど──あまりタイプじゃなかったとか?」

 

「......そうかもな」

 

一花の言う通り、彼女達は可愛い。それは間違いない。ただ新一と蘭を見て分かる事がある。中途半端に距離を縮めたとしても──巻き込むだけだ。不幸にするだけだ。

 

 

 

 

「すみませんお待たせしました。水はこの量で足りますか? 結構重かったんですよ?」

 

やけに時間がかかると思ったら五月は──バケツに入った大量の水を、両手で抱えながら帰ってきた。その様子を見て──

 

「......ごめん五月。水はその──コップ一杯くらいで十分だった」

 

「が──ーん」

 

わざわざ苦労しながら重い水を運んできた五月は、それが不必要だったと知り──文字通り魂が抜けたような顔をした。

 

──────

「私がいる......」

 

「......驚きました。あなたにはこんな特技があったのですね」

 

シャロンから教わった基礎の上にキッドから()()()応用技術と、俺が現時点で持つ全ての変装技術を使った結果──パッと見ではただカツラを被った一花とあまり変わらない顔が完成した。改めて見てもやっぱり似てるんだな......。ただ、カツラオンリーと()()()変わらないと言ったがそれはつまり、微細な部分では変わる部分があるという事。そしてその変わる部分によってついに五つ子姉妹の一花ですら目の前の彼女を五月と認識する事はできなくなった。俺は心の中で大きなガッツポーズをした。

しかし心の中で欣喜雀躍している俺とは異なり、五月が思い浮かんだ感情は違ったようで......

 

「今日の事でよく分かりました。私は、私達は上杉君の事もそうですがあなたの事も知りません。二乃が言っていた意味が少し分かりました。村城君、あなたの事を教えてくれませんか?」

 

絶対に答えられない質問に罪悪感を感じる事になった。

 

──────

「や、やっほー!」

 

「もっとフレンドリーで軽薄な感じで!」

 

「やっほー!!」

 

「もっと内面に黒い感情を抱いているようなイメージで!」

 

「やっほー!」

 

「エクセレント!!」

 

「......修斗君、五月ちゃん。私、怒ってもいいかな?」




五月の変装に風太郎以外の姉妹も気づけなかった理由が分からなかったのでこういったものにしました。あれって顔を隠してたから?

コナン世界の変装技術はキッド>ベルモット>工藤有希子だと思っています。ただ差はあるもののある程度を超えたら見破られる事はないでしょうが。
今後、この設定を使う展開がありますので一応の補足です。


回答フォームはアンケートのところに設置してあると思いますが、文字数の関係上、質問文は活動報告に載せてあります→(https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=303232&uid=385679

以下抜粋

Q, 書き直してもいいですか?また書き直して良ければどういう方法で行うべきなのかも教えて下さい。

1, 書き直してもいいよ!前書き等で事情を説明して「書き直しました」って表記するならこの作品を修正して上書きしてもいいよ!

2, 書き直してもいいよ!ただ、未熟の未熟とはいえ一度投稿した物を大幅に変更するのはどうかと思うから新しく新規小説を作って作品名に「改訂版」とか書くなりして、つまるところリメイク作品みたいにするならやってもいいよ!

3, そういうのは曲がりなりにも完結まで走り切った作者が言うセリフだ。貴様のような完結というゴールテープを切る事もなく右往左往する人間には百年早いわ!

4, 興味ないorどうでもいいor作者に任せる

5, 結果閲覧用(解答しないとどこに何票入ったかわっかんないから)

6, その他(活動報告のコメント欄に書いてね!)

回答、よろしくお願いします〜

生存報告を兼ねたアンケート(文字数の関係から詳細は活動報告を見てね!)

  • 上書き更新してもいいよ!
  • リメイク更新ならいいよ!
  • 百年早いわこの未熟者!
  • 興味ないorどうでもいいor作者に任せる
  • 結果閲覧用
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