「う、うう…。」
銀髪の男とサングラスをかけた男が去ってから家には火が放たれた。俺は恐怖でしばらく放心していたが家が焼け焦げる匂いを感じると我に帰った。
「い、痛い…。」
すると二階から少女の声が聞こえる。俺は階段を上って声の聞こえる方への走った。
「!?」
声がした部屋の扉を開けると一人の少女が…。
「お、お嬢ちゃんは…?」
まるであの五つ子と瓜二つの少女は頭から血を一筋流して横たわっていた。
「お嬢ちゃん…ですか…?」
しかしそのお嬢ちゃんの口調は子どもらしいものではなくむしろ零奈さんに近いような気がした。
「…!」
それよりもだ。父さん母さん姉貴は無事なのか?俺はみんなの部屋をまわって家族を無事を確かめるべく走った。走った。走った…必死に走って見つけたのは…
「…。」
無惨に殺され、変わり果てた姿の父さんと共に倒れている母さんと姉貴の姿が。
「!?」
煙を吸い込んだのか…意識が遠くなる…。俺は家族の側で意識を失った。
「知らない天井だ…」
意識を取り戻すと俺はベッドに寝かされていた。腕にはチューブが刺さっており、自分が点滴を受けていた事に気づく。
「!先生!先生!坊やが目を覚ましました!」
俺が目を覚ました事に気づいたのか、女性の看護師か大慌てで医者を呼びに行く。まだぼおっとしている頭では碌に思考を張り巡らせる事などできずにそのまま佇む。
「自分の名前が言えるかい?」
「…村城修斗…」
「アメリカの首都は?」
「…ワシントン…」
「これが何本に見える?」
「…三本…」
「記憶や知能に関する障害は認められないね。煙を吸い込んでから永らく気を失っていたからその可能性もあったんだがまずは一安心だ。」
煙…火事…!
「俺、以外に助かった人は?!」
母さんと姉貴は父さんみたいに外傷があった訳じゃない。
「俺と同じようにこの病院のどこかにいるんですよね?!」
しかし医者は首を縦には振らなかった。
「消防隊員がかけつけ、君含め五人が救急車でこの病院に運ばれた。そして君のお父さん、お母さん、お姉さんの死亡が確認された。」
「…。」
父さんと母さんと姉貴が死んだ…?それからも医者が何かを言ったり、その後別の人に話を聞かれたりもしたが何を言われたのかも何を言ったのかも覚えていなかった。
「…!修斗!」
ジンから話を受け、私はすぐに日本行きの飛行機に飛び乗った。村城修は世界的な有名人であり、彼の家が燃えた事、なにより彼が拳銃で打たれた痕があった事から殺人事件として全世界でメディアの注目を集めていた。村城修との交流もあった女優、シャロンヴィンヤードとしてなら彼の病室へ向かう事はそんなに困難な事ではなかった。
「...シャロンさん。」
ごめんなさい。あなたから家族を奪ってしまって...。そしてふと気づく。ベッドの周りに花もなければお見舞いの品など私が持ってきた枕しかないではないか。
「あ、俺...親戚いないから。今もお医者さんとか引き取り手がないからどうするか話し合っているよ。」
彼は悲しそうに目を伏せる。ニュースでは修斗が命を拾ったとは言われていなかった。早々に公安が報道に圧力をかけたようだ。だから組織の人間も修斗が、村城修の息子が生きているとは思っていないだろう。
「ねえ、あなた。私と一緒に暮らす気はない?」
これが私の罪滅ぼし。いえ、彼のためではなく私がそうしたいだけ。私の愛しの
Silver bullet とか Angel みたいに考えてはみたけど即興じゃ思いつかなかったな...
次回もよろしくお願いします!
生存報告を兼ねたアンケート(文字数の関係から詳細は活動報告を見てね!)
-
上書き更新してもいいよ!
-
リメイク更新ならいいよ!
-
百年早いわこの未熟者!
-
興味ないorどうでもいいor作者に任せる
-
結果閲覧用