転生時の要望が違う形で受け取られた件   作:篠白 春夏秋冬

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52話:魔物たちの帰還

 ディアブロの報告の翌日。

 

 国外へ出ていた者でまず戻ってきたのはシュナとソウエイ、テスタロッサだった。

 

「ただいま戻りました―ひゃっ」

 

「おかえり、シュナ……二人ともご苦労だったな」

 

 シュナが部屋に入るなりテクトが抱きしめる。

 

 ゆっくりと息を吐き安堵を表すテクトが部屋に入れていないソウエイとテスタロッサに気づき、シュナと共に転移で奥へと戻ると護衛を任せていた二人をねぎらった。

 

 シュナ達が戻るのが遅れたのはシュナの回復を待っていたからである。

 

 テクトは迎えに行きたがったが、魔王達の宴(ワルプルギス)の直後であるテクトに気を遣ったシュナが固辞し、またテスタロッサの転移を使うという手段もあったが万全の状態で対面したいというシュナの要望によるものだった。

 

「ところで、ハクロウは?」

 

「現在はゲルド殿と協力の上、城の調査と戦利品の仕分け、捕虜の指揮にあたっております」

 

 テクトの問に答えたのはテスタロッサだった。

 

 転移が出来ず、完全に後処理を押し付けられたハクロウにリムルとテクトが心のなかで感謝しつつ要望にはできる限り答えられるよう準備をしようと考えるのだった。

 

 そしてその夜。

 

 ベニマルたちも帰ってきた。

 

 もっと先になると思っていたベニマルの帰還に、執務室で作業をしていたリムルは訝しむ。

 

「あれ? 大将が戻ってきても良かったのか?」

 

「フフッ。戦が終わった以上、いつまでも俺達が介入しても仕方ないでしょう。優秀な副官殿に指揮権を返して、俺達はさっさと引き上げてきたって訳ですよ」

 

 リムルの疑問にベニマルが爽やかに言い放った。

 

 要するに後始末を三獣士に押し付けてきたということである。

 

 悔しがるアルビス達を幻視しリムルが苦笑いを浮かべていると、テクトがかごを持って部屋に入ってきた。

 

「リムル〜、クッキー作ったから休憩でも……おや、義兄上、帰ってたのか。ガビルはまだ戦場?」

 

「ええ、先ほど戻りました。ガビルはミリム様の部下のミッドレイという人物と懇意になり、戦場の後始末を手伝っていますよ。ああ、ありがとうございます」

 

 テクトは報告を受けつつベニマルにもクッキーを渡し、かごをリムルの座る前へと置く。そしてそこから一つ摘み取ると口に放り込んだ。

 

「……そっか、ガビルは「空間移動」出来ないし、帰還は先になるかな」

 

「ですね、三獣士とともに帰還するかと」

 

「三獣士と?」

 

「ええ、ミリム様がユーラザニアを吹き飛ばしてしまったので、宿にあぶれたものは一旦我が国で受け入れるという話になりまして。それで、ゲルドやアルビスと相談し、大まかに捕虜を編成して受け入れ先を分散させることにしました」

 

 ベニマルの話では、魔国連邦へと来るのは技術の習得を希望する獣人が主で、それ以外の者はゲルドの部隊の指揮下に入り、更地となったユーラザニア跡地の開拓をしているという。

 

 カリオンがミリムの傘下へとなったことでユーラザニアがミリムの支配地となり、新しい支配体制を築くにあたってリムルが遷都を提案した。

 

 それに乗り気になったミリムの意思もあってすでに采配をしていたようだった。

 

「じゃぁ、新しい仮設住宅は要らないのか」

 

「ええ、大丈夫でしょう。しかし、やってくるのは獣人だけでなく、捕虜の魔人もいます。一度しっかりと言い聞かせて(威圧をして)おきましたが、警備には十分に周知し、警戒をしておくように申し付けて置くべきかと」

 

「なら、リグルにも連絡しておこうか。ところでどう? クッキー。やっぱり疲れたときには甘いものだよね。義兄上も甘いもの好きだろ?」

 

「ええ、そうですね。美味しいです……って、いいんですよ、クッキーは! なんですか、さっきから「義兄上」って⁉」

 

 報告も終わり、自作したクッキーの感想を求めるテクトにベニマルが叫ぶ。

 

 それを受けたテクトはキョトンとした顔だった。

 

「急にどうしたのさ。そんなに叫んで。もう夜だよ?」

 

「ああ、すみません。取り乱しました。それで、どうしたんです? 魔王達の宴の前は普通に「ベニマル」と呼び捨てにしていたのに……」

 

「いやさ、せっかくシュナと気持ちを伝えあった訳だし―まぁ色々問題は残っているけど―俺の中でシュナが一番であることには変わることはないし。そしたら、シュナはベニマルの妹なんだから俺からすればベニマルは義兄ってことになるだろ? ほら、なんの問題もないじゃないか……あ、もしかして問題が積み重なっているから「シュナとの婚姻は認めない」とかそういう」

 

「いえ、そういう訳ではないんですが……テクト様であれば何ら問題なく解決して頂けると信じていますし、何よりシュナたっての希望なわけですから……ですが、主に「義兄上」と呼ばれるのはどうにも……」

 

 テクトの難しそうな顔にベニマルは食い気味に応えると難しそうな顔で腕を組み天井を仰ぐ。

 

 そんな二人を見ながらクッキーを頬張っていたリムルが口を開く。

 

「まぁ、呼び方に関しては別にいいんじゃないか? テクトだって他の連中もいるのに呼ぶつもりもないだろうし、お前だってそう呼ばれて悪い気はしないだろ? シュナとテクトの件は気にしていた訳だし」

 

「それは、そうですけど」

 

「それとテクト、そういうことは事前に確認取れよ。急に呼び方変わったら何事かって思うだろ?」

 

「まぁ、確かに」

 

 リムルの言葉にベニマルとテクトも納得し、その場は一旦収まった。

 

 それから暫くは「あーベニマル」という呼び方が時たま繰り返され、その度にベニマルは微妙な顔になっていた。

 

 そして数日後。

 

 ディアブロが黒塗りの箱を抱えて執務室へと入ってきた。

 

「リムル様、テクト様。交渉は予定通りに纏まりました。こちらが和睦協定締結証である証書と、賠償金の一部として星金貨千五百枚となります」

 

「千五百枚? 想定より多くなったんだね」

 

「そうですね。ですがその金額の大半は、エドマリス王が溜め込んでいた私的財産から捻出したもののようです」

 

「なるほど、貴族派との対立になったら奪われるだけだし、こちらに対する誠意と言う形でさっさと放出したかったってことか」

 

「ご明察の通りです。請求額に足りない分は借款として貸し付けましたが、新王は我慢できないでしょうから戦争となるでしょう」

 

 星金貨を手の中で弄びながら考えを述べるテクトにディアブロは笑顔で答える。

 

 ディアブロの考えを見越したエドマリスは新王として息子のエドガーではなく弟のエドワルドを任命し、本人は子爵となってニドル・マイガム伯爵領近くの小領地に移り住んだのだという。

 

「ヨウム達はニドル領を本境地にしているから、何かあったらすぐに駆けつけることが出来るわけだな」

 

「はい、その通りです」

 

 ニドル領はジュラの大森林に面しており、辺境ではあるが自由組合支部もある中規模の領地である。

 

 人口もそれなりに多く、行動を起こすき起点としやすい。

 

 新王がエドマリスを切り捨てようとすればヨウムがそれを阻止し、その不誠実さを糾弾する形で乱を起こすこととなっている。

 

 新王が素直に賠償に応じればこれ以上の働きかけは難しく、ファルムス転覆は時間がかかることとなっただろうが、ディアブロの策が上回ったのだ。

 

 だが、

 

「ただ、一つ懸念点が」

 

「やはり、反対する貴族はでているのか」

 

「はい。御二人を侮るという愚行を犯した自業自得ではありますが、やはり人的資源の消耗が大きかったのが原因となっているかと」

 

 ディアブロがやや表情を曇らせて告げるのにテクトが難しい顔で答える。

 

 ディアブロの補足を受けリムルも納得したが、実情はやや異なっている。

 

 主に反対しているのはこの戦争で知り合いを失った貴族である。

 

 西方聖教会協力の下で魔王の庇護がない魔物の町を攻めるという、人間からすれば自分たちは蹂躙する側であるのが当然であり、配置によっては戦場を学ぶに丁度いい初陣の場だと考え、安心して身内を送り出していた。

 

 だが、蓋を開ければ軍は全員が行方不明。

 

 それも、主とされている存在が二体いるからと念には念をと集められるだけ集めたにもかかわらずである。

 

 それ故、安心はそのまま絶望へと変わり、ジュラの大森林(魔国連邦)にほど近いニドル領への出兵に及び腰になっているのだ。

 

 状況を考え、テクトが顎に手を当てつつ思案する。

 

「うーん。最終的にはエドマリスの排斥をしたい新王が貴族達をまとめるだろうけど、出兵までに時間がかかることになるか」

 

「はい。私の力不足です。申し訳ありません」

 

「まあ、別に気にするな。元々もっとゆっくり進める予定だったんだ。多少時間がかかっても問題ないさ」

 

 ディアブロが謝るのにリムルがなだめ、ひとまずディアブロは気を取り直した。

 

「まぁ、そのあたりに関してはこちらでも一考しよう。あちらが揉めているからと警戒は怠るな。できる限り民衆への被害はでないよう新王側の動きを操れ。出来るな?」

 

「無論です。このディアブロにお任せ下さい」

 

 テクトの命令にディアブロが諾と返し、恭しく御辞儀する。

 

 あまりにもあっさりとディアブロが受け入れたことでリムルが驚きつつも、星金貨の内千枚を回収し、残った五百枚をディアブロへと差し出した。

 

「よし、じゃあ任せる。軍資金が足りなければ、この星金貨を使ってもいいぞ」

 

「リムル様、御心遣いは大変に嬉しく思うのですが、その必要は御座いません。当初の予定通り、戦力だけ用意して頂けましたら十分です。もしくは、私が戦う許可を」

 

「あ、それは却下で。戦力は用意するから、お前が目立つのは避けておくように」

 

「というか、ディアブロが出て行けば過剰戦力も良いところだ。不必要に恐れさせれば相互理解への道が遠のく。それは俺達の目標に反する」

 

「失礼致しました。私は目立たぬように、裏方に徹しましょう」

 

 ディアブロは再びお辞儀をすると、報告を終える。そして紅茶のおかわりを淹れようとして、ふと思い出したように口を開いた。

 

「そういえば、西方聖教会が私の手駒となったレイヒムに接触を図ったようです。どうやらファルムス王国との戦争状況を詳しく知りたがっているらしく、召喚命令が出されたそうですが……如何致しますか?」

 

 ヴェルドラを監視していた西方聖教会がヴェルドラの復活に気づかない道理はなく、噂と実際の復活の時期にズレがあることにも気付いている可能性がある。

 

 生き残りの内話を聞く事ができるのはレイヒムをおいて他になく、召喚命令は当然と言えた。

 

 となると、今後の関係性を考えると千年以上続く教義を捻じ曲げるのは不可能に近いため、ドワルゴンのような相互不干渉を貫く形を取れるのが理想である。

 

 しかし、それは相手が敵対を望むなら不可能な話なのだ。

 

 そこまで思案し、リムルが提案する。

 

「よし、とりあえずメッセージを送るか。クレイマンから押収した映像記録用の魔法道具があったよな? あれに俺からの伝言を吹き込もう。それをレイヒムに持たせて、教会側の反応を見るとしよう」

 

「承知しました」

 

「はい! では早速用意しますね!」

 

 リムルの提案にディアブロは了承して頷き、シオンは水晶球を用意しに走っていく。

 

 それを見送って、しばらくしてテクトは思考に結論を出した。

 

「ディアブロ。目立つなと今しがた言ったばかりだが、前言撤回だ。お前にも目立ってもらう」

 

 テクトの回答にリムルとディアブロが驚く。

 

「ディアブロ、お前はファルムス攻略に時間をかけたくない。そうだな?」

 

「はい。ですが、貴族の反対がありますが」

 

「そうだな。だが、それは連中には戦力が足りないからおきていることだ。なら、外部から戦力を補強してやればいい」

 

「新王の挙兵は名目上は責任追及だろ? 周辺諸国からの援軍は望めないんじゃないか?」

 

 リムルの疑問にテクトは頷き、続ける。

 

「確かに周辺諸国はそうだろう。だが、丁度よく魔王の人類圏への干渉を邪魔する為に介入する理由を探している勢力があるだろう?」

 

「まさか……」

 

 テクトの話から結論を察し、リムルの表情がひきつる。

 

 テクトは薄く微笑んだ。

 

「西方聖教会から、戦力を出させるのさ」

 

 テクトの言葉にディアブロは鳩が豆鉄砲を食らったような顔をする。

 

 その様子にテクトは笑みを深めて話を続ける。

 

 現状、戦争により捕虜とした三人がディアブロに絶対服従の下僕となっていることを知っているのはこの場にいる三人と当人達ぐらいのものである。

 

 そのため、ディアブロの指示通りに下僕達が裏切り行為をしても、周囲には勇気が恐怖を上回る美談じみた行動に見えるのだ。

 

 今回はそれを利用するというのがテクトの考えである。

 

 まず、レイヒムに新王エドワルドへ西方聖教会から悪魔討伐の戦力を借りるよう提言させる。

 

 この際の名目はなんでもいい。

 

 西方聖教会の手で悪魔を討伐させて、その際に賠償の残り持たせていたことにして、賠償そのものを有耶無耶にするとでも言えば、おそらく乗ってくるだろう。

 

 それを西方聖教会に伝えさせれば、悪魔討伐のための軍が差し向けられ、ファルムス王国は不足していた戦力が補充でき、賠償も有耶無耶にできるとあれば貴族の反対も押さえられる。

 

 そうすればスムーズに内乱へと移行でき、ディアブロの仕事も早く片付くという算段である。

 

 この方法には魔国連邦にとっても利点がある。

 

 もし教会側が魔国連邦を恐れて内政干渉を企ててた場合はこれを契機にエドワルドと連携を取る形になるため、その窓口となるレイヒムから情報を入手出来るのでこちらから動きを操りやすく、戦力の把握も出来るため対処も容易となる。

 

「おお……」

 

 これを聞き、ディアブロが感動したように声を漏らす。

 

 まさしく蒙を啓かれたという表情のディアブロに、テクトはニヤリと笑う。

 

「せっかくだし、もう少し悪魔が脅威であるという信憑性を増させるか。ディアブロ、テスタロッサを連れて行け。常にどちらかがファルムスの首都に駐在する形をとって圧力をかけろ」

 

「承知致しました。テクト様のお考えを彼女とも共有しておきます」

 

「それと、レイヒムにメッセージの改ざんがなされていても動揺しないように言い含めておけ。勘ぐられて窓口を失うと面倒だからな」

 

「お任せ下さい」

 

 テクトの指示を受け、ディアブロがテスタロッサを呼んでくる。テクトの命令とはいえ、一時的にでもディアブロの指揮下に入るのに僅かに動揺を示したテスタロッサだったが、それをすぐに取り繕い命令を受諾した。

 

 そのタイミングでシオンも戻り、記録されたメッセージを持って悪魔たちはファルムス攻略へと戻ったのであった。

 

 

 

 それから数日。

 

 西方聖教会はなんの反応もないが、レイヒムの報告ではかなりの混乱が起きたらしい。

 

 ヴェルドラの復活に二柱の魔王に対する対応を決めかねている様子だという。

 

 この件に関しては様子見に回ることに決め、反応を待つことになるのだった。

 

 

 

 そして、三獣士が到着した。

 

 その数は捕虜も含めた数万人。

 

 行軍に魔法も併用することで移動をすることで徒歩の移動と比べて数倍の効率を叩き出すことが出来るため、転移をせずとも短期間で到着していた。

 

 ガビルは後方にいるのかテクト達の位置からは見つからなかったが、そのうち来るだろうと考えていると、アルビスとスフィアが挨拶に来た。

 

 フォビオがいないのは捕虜の監視をしているらしい。

 

 事前に振り分けの準備をしていたため受け入れはスムーズに進み、指示を終えたテクト達がゆっくりしていると、ガビルがやってきた。

 

 戦場ではミリムを崇める竜を祀る民のミッドレイ達と相対したガビル達を労っていると、ふと思い出したようにガビルは書状を取り出した。

 

「なに、これ?」

 

「ミリム様より預かったものです。テクト様かリムル様、どちらでもいいが必ず渡すようにと仰せつかりまして」

 

 ガビルの言葉に首を捻りつつも、ミリムからということでテクトが受け取って開く。

 

 横からリムルも覗き込むと

 

『ミリムだぞ! 今度遊びに行く時に、ワタシの世話を焼きたがる者共を連れて行くのだ。その者達に、「料理とはどういうものなのか」を教えてやって欲しい。これは切実な願いなので、お前達に是非とも頼みたい。本当に、本当にお願いするのだ‼』

 

 とミリムらしい(あまり上手とはいえない)字で記されていた。

 

「どういうこと? 竜を祀る民の料理の腕前が全員シオンレベル、なんてことはないでしょ? あのレベルがそう何人もいるとは思えないし……」

 

 テクトの疑問にリムルが頬を引き攣らせる。当のシオンが紫克衆(ヨミガエリ)の訓練に出ているからこその言葉だが、テクトの容赦の無さにリムルは乾いた笑いしかおきなかった。

 

 リムルの反応は脇において、ガビル曰く

 

 戦後処理の折に知り合った竜を祀る民のヘルメスはドワルゴンや西側諸国を旅したこともある自由人らしい。

 

 そのヘルメスが語ったところによると竜を祀る民の生活はかなり質素なものらしい。

 

 ガビルを挟んだ説明を聞く限り、そもそも料理という概念がないように見受けられる彼らからミリムが提供される食事は生の食材が多いと考えられた。

 

 それら全てが竜を祀る民からの純粋な善意によるものであるため文句を言うことなく付き合っていたミリムだったが、魔国連邦の食文化に触れて、ある種の限界が来たのかと推測したテクト達は竜を祀る民の意識を変える為に計画を練ることになるのだった。

 

 現地に残ることになってる者達以外が全て戻り、町は賑わいを取り戻していく。

 


 

次回「いざ修羅場」

 




感想・評価・お気に入りありがとうございます。

OP前のミリムとラミリスの喧嘩を止める際のシュナの表情…とても良いですよね!可愛い!

紅蓮の絆編は書いた方がいいのか

  • 書くべき
  • 書かなくてもいい
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