転生時の要望が違う形で受け取られた件   作:篠白 春夏秋冬

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映画第二弾「蒼海の涙編」が2026年2月に公開決定!

まだまだ情報は少ないですが、非常に楽しみですね。


74話:不穏な気配

 前夜祭の片付けもそこそこに、深夜〇時。

 

 幹部を始めとした面々を集め緊急会議が開かれていた。

 

「まずは本日の応対業務ご苦労。特に調理スタッフを始め、前夜祭の裏方には無茶をさせてしまったが、大丈夫そうか?」

 

 テクトはそう言って会議に集まった者達を見回し、シュナへと視線を向けた。

 

「はい。交代の者が十分だったので休憩も十分に取れているようです」

 

 テクトは調理自体には関われなかったが、指導には関われていた。テクトが担当した者達は非常に恐縮していたが、最終的に十分な技量を身につけていた。

 

 それらが功を奏したことにテクトは満足そうに頷くと、ミョルマイルへと声を掛ける。

 

「ミョルマイル、商人達はどうだ? 問題は起きていないか?」

 

 ミョルマイルの話では商人からの評価は上々であり、魔国連邦の威容に驚愕する者ばかりだという。

 

 提供された食事も好評であり、大盛況とのことだった。

 

 また、商品も質のいいものが多く、今後とも良い関係が築けそうだという。

 

 ミョルマイルにリグルドとリリナも続き、様々な品が集められているため品不足の心配は無用とのことだった。

 

「そうか、問題はなさそうだな」

 

「はい、大丈夫かと。ただ―いや、やはり大丈夫です」

 

 ミョルマイルが何かを言いかけ、思い直したように口を閉ざす。それに反応したのはリムルだった。

 

「おいおい、遠慮なく言っちゃってくれよ? 途中で止められると、逆に気になるって」

 

「問題は小さい内に片付けるべきだぞ? ほら、キリキリ話せ」

 

 発言を促すリムルにテクトも続き、ベニマルやソウエイも同意するかのように頷いた。

 

 その圧力に押されたのかミョルマイルは頭を掻きつつ再び口を開いた。

 

「ワシの気の所為だと思うのですが、馴染みの大店に付いて来た小売商達に、見覚えのある者が少ない様に感じたのです。これでもワシは人の顔を覚えるのが得意でして、少し気になったのですよ。それで色々調べてみたのですが、特に問題はありませんでした」

 

 馴染みの店主達にも話は聞いたそうだが、やはり新しく取引を始めた者達らしい。しかし、悪い話は聞かないそうで、良い商品を安く提供してくれるとのこと。心配しすぎだと笑われたようだ。

 

 試しにミョルマイルが話しかけても愛想よく応じてくれたようで、本人も大きな仕事を任された興奮で神経質になっていたのかもしれないと苦笑する。

 

 疲労が溜まっているのではというリムルの心配も、武闘大会に勇者マサユキが参加するとのことで盛り上がっているのだから疲れている場合ではないと笑い飛ばし、酒場では賭博も始まっていると報告した。

 

 多少心配は残るものの本人が言う以上強くは言わず、経過観察に留めることにして本題へと入ることにした。

 

「今回集まってもらったのが、まさに今話に出た勇者マサユキの件で相談しようと思ったからなんだよ」

 

 ミリムの迎えに出ていたベニマル達は状況を把握しようとソウエイに視線を送っていたが、答えたのはシオンが先だった。

 

「本当に不快なヤツでした! リムル様とテクト様を討伐するなどと、舐めたことを言っていたので、この手で始末してやりたかったのですが……」

 

「それは俺が止めた。周囲の目があったし、今シオンに暴れられては、明日からの祭りにも影響しそうだったのでな」

 

 シオンの言葉を引き継いだのはソウエイ。危うく勇者との戦闘に発展しそうなっていたという事実にテクトが冷や汗を流す。

 

「止めてくれて良かったよ。あそこにはユウキもいたし、町の入口で勇者相手に喧嘩をしたなんて話が広まれば、それこそ要らぬ警戒心を持たれてしまっていただろうしな」

 

 そう言ってため息を吐いたリムルに頷いたのはベニマルだった。

 

「確かに。シオンよ、もう少し冷静になってくれよ?」

 

「フッ、言われるまでもないのです。ただ少しカチンときただけで、本気で暴れようとは思っていませんでした。しかし」

 

「クフフフフ、シオン殿の言いたいこともわかりますよ。主を馬鹿にされて黙ってはいられない、という事ですね? ベニマル殿だって、現地でその光景を見ていたならば、違った反応をしたのでは?」

 

「……そんなことはない。俺は常に冷静だ」

 

「本当に止めてよ? 勇者と事を構えるような時期じゃないんだからね」

 

 ディアブロの言葉に言い淀んだベニマルにテクトは念を押す様に告げる。

 

「それでリムル様。相談というのは、その勇者とやらの始末ですか? この私に任せて頂けるのならば、今晩中に痕跡を残さずに片付けて参りますが?」

 

 さらりとそう言ったのはディアブロ。

 

 実際に許可を出せば問題なく実行しかねないため、リムルが今一度念を押す。

 

「そんなつもりはない。間違っても早まった行動を取るなよ?」

 

 そうしてため息を吐くと、改めて相談内容を告げる。

 

「相談っていうのは、明日からの武闘大会に、誰か幹部からも参戦できないか、って話なんだ」

 

 その言葉を聞き、幹部達の目の色が変わり、それぞれが好戦的な雰囲気を醸し出す。

 

 そんな中、唯一ガビルは研究発表で参加できないため残念そうにしていたが、それ以外の幹部は誰が出場するかで揉め始めていた。

 

 そんな彼らを見て、テクトは頭を振ると「畏怖」 を漏らして注目を集める。

 

「まず言っておくが、ベニマル、シオン、ディアブロ、テスタロッサ、後ソウエイ。お前達は参加は却下だ」

 

「そんな!」

 

「何故ですか!?」

 

 テクトの言葉に騒然とする彼らを手で制し、続きを話し始める。

 

「まずソウエイ。隠密たるお前が表舞台で戦うのはもっての外だからな?」

 

 その言葉にソウエイはハッとして引き下がる。

 

 その様子にテクトは頷くと、改めて話し始める。

 

「ソウエイ、お前に新たな職を与える」

 

「職、ですか?」

 

「そうだ。お前には、この国の諜報活動全般を任せていたが、正式に御庭番の頭領を任ずる。お前の部隊にも、「藍闇衆(クラヤミ)」の名を授けよう。ソーカ達程度に実力があれば部隊員として認めるが、半人前には名乗らせるなよ?」

 

「承知!! ありがとう御座います、テクト様!!」

 

 ソウエイは感激した様子だったが、実際には変装すれば問題ない等の抜け道を封じるための言い訳である。

 

 仕事は変わらず役職に名前がついただけだが、本人は納得したようなので良しとした。

 

 そして、その前にあげた四人に関しても事前に対策は講じられていた。

 

「で、後の四人だが、俺達は今、西側諸国の要人達に対応する役職として、“四天王”という地位を新設しようと考えている」

 

 それを聞いた四人が再び目の色を変える。

 

 あまりの食いつきにテクトは内心でちょっと引きながらそれを表面に出すことなく続ける。

 

「お前達は俺達の配下の中でも飛び抜けて強い。そこで“四天王”筆頭をベニマルとして、シオン、ディアブロ、テスタロッサの四人を任命する」

 

 ベニマルが筆頭なのは、総大将として魔王二柱の代理を任せることができる存在であり、最も部隊を率いる適正があるからだ。ついでに暴走しがちな残り三人の歯止め役が期待されている。

 

 そもそもが大会出場を留めるための適当な名誉職であり、実態はないに等しいのだが、それぞれ納得したような顔をしていた。

 

「俺が筆頭……謹んで、拝命致します!!」

 

「ベニマルが筆頭というのは少し納得がいきませんが、それは今後の私の働きぶりを見て頂き、再考してもらえればと思います。私も喜んで“四天王”を名乗らせてもらいます!」

 

「“四天王”ですか。リムル様の一番を目指しておりますが、今の私は、まだまだ新参の身。欲張りすぎは駄目ですね。私も今は、少しでもリムル様に近づける様に目指しましょう!」

 

「ディアブロ同様新参の私にも役職を頂けるとは、望外の喜びですわ。“四天王”の職、有り難く拝命致します」

 

 指名を受けた四名がそれぞれ応答する。ディアブロは判断がつきづらかったが否認はしていないので承諾したと判断し、テクトは話を進めることにした。

 

「引き受けてもらえたようで何よりだ。さて、さっき言った大会出場を禁じる件だが、それこそがこの“四天王”と関係してくるのだ」

 

「と、言いますと?」

 

「武闘大会にて優勝した者を“四天王”として新たに任命しようと思っているんだ」

 

 テクトの言葉に幹部たちが納得を示す。

 

 だが、すぐに眉をひそめ、近くに座る者と視線を合わせ始めた。皆の疑問もわかる二柱がそうだろうと頷く中、同じ疑問を持っていることを確認したのかリグルが挙手した。

 

「どうした、リグル?」

 

「ええっと、優勝者を“四天王”に任命するのですか? 入れ替えを行うのではなく?」

 

「ああ、その認識で間違いない」

 

「“()天王”ですよね? 五人になってますが……」

 

「大丈夫だ。五人揃って“四天王”だ。俺達の前世ではそうだった」

 

「なるほど……」

 

 テクトの受け答えにリグルは納得し、他の幹部たちもそういうものかと受け入れていく。

 

 実際には五人で四天王というのは完全にネタの産物であり、五人いるとされている四天王も同時に列記されるのは四人で固定で、文書によってメンバーの入れ替わりが起きているだけである。

 

 そのためテクトの言葉は間違っているのであるが、本人もそれは自覚している。すでに四天王に内定した四人を武闘大会に参加させない口実づくりに苦慮した結果、それが当然という顔をしていれば通るという考えによるものだった。

 

 また、ここで皆が納得したことで「異世界では四天王は五人である」という誤解が広まることになるのだが、それは別の話である。

 

 それはさておき、人数に関する疑問が解消されたことで誰が出場するかという話に戻る。

 

 出場できない者も誰を薦めるか決めている中、テクトが機先を制した。

 

「といっても、ほとんど決まっているんだけどな。ここまでに挙げた五人は出場できないし、ガビルは技術発表会がある。ハクロウはモミジとデートで、ランガとフェルは武闘という趣旨に合わないから参加できない。となると」

 

 テクトの言葉が進むに連れ、視線が誘導されていく。

 

 その先に座っているのはゲルドだった。

 

「確かに、実力は申し分ないな」

 

「ウム、ゲルド殿であれば安心ですぞ!」

 

 皆の視線が集まり、口々に賛同を示す。それを受け、ゲルドは強く頷いた。

 

「承知した。このオレの全力を尽くし、マサユキとやらの優勝を阻止して見せよう!」

 

 否定がないことにリムルは安心しつつ、ゲルドの出場を決める。人数の件もあって完全に色物枠である四天王にゲルドを加えるのは不安もあったが、マサユキの実力を見極めるのが肝心と考えていると、リグルが立ち上がった。

 

「“四天王”、それに相応しい男を紹介したいと思います!」

 

「ふむ、組み合わせによってはゲルド一人では不安もあるか……よし、リグル。その男とは誰だ?」

 

「はい、残念ながら俺も警備の仕事で出場出来ませんが、俺に次ぐ実力者がいます。それは―ゴブタです!」

 

 リグルの挙げた名にリムルが首を傾げる。

 

 一方で幹部たちの反応は悪くなかった。

 

「ゴブタなら、我等の代表として申し分なかろう」

 

「ふふっ、アヤツはワシの弟子として優秀な部類。なかなか機転も利くし、技の冴えはある。根本的に肉体の成長が伴っておらぬが、この大会を成長の場として利用させるのも面白いかと思いますぞ」

 

 リグルドとハクロウが賛同を示したことで反対もなく、後は本人の意思次第となる。当の本人は寝ていたためそれは省略され、ゲルドとゴブタの参戦が決定した。

 

 ゲルドとゴブタが参戦するにあたって二人にはシード権が設けられる事となり、予選は二百名を超える参加者を六組に分けてのバトルロイヤルとなった。

 

 また、実力未知数のマサユキやゲルドが参加するため、不慮の事態にも対応できる様に審判にディアブロが任命され、直接の指名とあって快く引き受けられた。

 

「それじゃあ、時間を取らせて悪かった。少し遅くなったけど、今日のところは休んでくれ!」

 

 リムルの言葉で会議は終了し、解散していく。

 

 テクトもリムルを抱えたまま庵へと移動していると、不意にリムルが視線を上げる。

 

「そういえば、ハクロウの予定なんてよく知ってたな。いつの間に聞いたんだ?」

 

「あぁ、一応トウカとしては顔見知りだから施設とかの簡単な案内を買って出たんだ。その時にちょっとね。流石に父娘の時間を割いてもらうのは、ねぇ?」

 

「確かに勇者マサユキの実力を見極めるのに適任だと思ってたから不参加なのは残念だけど、そこまでするのはな」

 

 二柱は頷き合いつつ歩いていく。

 

 トウカはテクトが長鼻族(テング)の里に訪問した時の姿だが、モミジは違和感こそ抱いたもののその正体までは気付いていない。

 

 加えてカエデの容態を改善したことで信用してしまい、疑うことを止めてしまった。

 

 そのため完全にトウカを人鬼族(ホブゴブリン)から進化した大鬼族(オーガ)と信じており、恩はあるものの普通に友人として接していた。

 

 だからかハクロウとのデートにトウカも誘われていたが、警備シフトを理由に断っている。その後は会っていないためハクロウ経由で予定の問い合わせがあるが、どう返答したものか考えていたりする。

 

 ベニマルとモミジの関係がどうなるにせよ、ハクロウの娘に隠し続けることはできないと考えているため、そのうちに話せばいいかと考え、テクトは思考を打ち切った。

 

 そうしてリムルとこの日の反省をしつつ眠りにつくのだった。

 


 

 次回「魅せつけるための音」

 


 

 おまけ

 

「テンペスト・バスタイム」

 

 

 

 就業時間も終わり、片付けを終えてテクトが立ち上がる。

 

 リムルもスライムへと戻り、それをシオンが抱えると連れ立って歩き始めた。

 

 他愛もない話をしながら歩き、大浴場近くにたどり着くと、テクトはシオンからリムルを受け取り、男湯とも女湯とも違う第三の浴場へ向かう。

 

 テクトはリムルを抱えたまま衣装換装(ドレスチェンジ)の要領で全裸になり、そのまま湯船へと歩を進めた。

 

 湯船に着く直前にリムルが身体を広げてテクトの全身を覆うと少し時間を置いてもとに戻り、それを確認したテクトはそのまま二人で使うにはやや広い湯船へと身体を沈めた。

 

「やっぱり一日の終わりには風呂だよな〜」

 

「そうだねぇ〜」

 

 リムルの言葉に同意しながらテクトは全身から力を抜く。抱えられていたリムルは水に浮き漂っていたが、不意に身体の向きを変えた。

 

「そういえば、テクトって前は全然風呂に入らなかったよな? なにかあったのか?」

 

「蜘蛛だと気門が身体の横にあって溺れかねないし、アラクネだと蜘蛛の部分が大きすぎて浸かろうにも浸かれなかったからね。人形だと浸かる意味ないし、これも魔王への進化(ハーベスト・フェスティバル)による恩恵だねぇ」

 

 リムルの疑問にテクトは身体をほぐしながら答える。非常にリラックスしている二柱だが、他に誰か入ってくる様子はない。

 

 なぜならこの浴場には幹部さえも入浴の制限が設けられているからだ。この浴場が用意されたのは魔王達の宴(ワルプルギス)が終わったすぐ後の頃である。

 

 

 

 魔王達の宴から数日後―ある日の日暮れ頃。

 

 この日も就業時間が終わり、先ほどと同じ様に移動していた。

 

 その最中、テクトが思い出した様にリムルへと視線を向けた。

 

「そういえば、リムルってこのまま女湯入ってたっけ」

 

「ん? まあ、そうだな」

 

 リムルは無性であるためか、女性陣も特に抵抗なくともに入浴することがままあった。

 

 テクトが大浴場に向かうのは珍しく、精神的には男である自身が混浴のような状況になっていることを羨ましがっているのかと考えていたリムルだったが、その身体が鷲掴みにされる。

 

「ええっと、テクトさん?」

 

 テクトは片手でリムルを掴み上げると目を閉じて黙考する。

 

 何も言わないテクトにリムルは困惑していたが、しばらくしてテクトは薄く目を開けた。

 

「まぁ、付き合う前のことでどうこう言うのは違うよね。だから、ひとまず見逃してあげる」

 

「あ、ありがとうございます?」

 

 不機嫌そうに諦め混じりの許しの言葉にリムルはわけもわからず礼を言う。直後にテクトは目を見開いた。

 

「だけど、これからは許さないから」

 

「何の話なんですかね……」

 

 人形以上に光のない目で見つめられ、心当たりのないリムルは困惑しつつ問い返すことしかできない。

 

 そんなリムルを掴んだ腕を上下に揺らし、柔らかく変形する身体を弄びながらテクトは眉根を寄せた。

 

「混浴に決まってるでしょ? シオンやソーカ達だけなら見逃すけど、シュナがいる時は話が別だからね?」

 

「ああ、そういう……」

 

 テクトの言葉にリムルは納得といった心境になる。

 

 リムルとしてもテクトの心情はわかるので配慮はしようと思っていた。しかしここ最近はシュナと出くわすことがなかったため、すぐに理解が及ばなかったのである。

 

「というか、そこまで気にするならテクトが一緒に入ればいいんじゃないか?」

 

「いや、俺は普通に男なんだから女湯に入るのはおかしいでしょ。仮に誰も反対しなかったとしてもアウトだよ」

 

「庵で一緒に入るんじゃ駄目なのか?」

 

「最近はそうしてたけど、シュナだって皆と入りたいときもあるでしょ」

 

「そっすか……」

 

 道理で会わないわけだとリムルが納得していると、テクトが首を傾げる。

 

「そもそも、リムルってそんなに女湯入りたいの?」

 

「別にそこまで必死になるようなことでもないけどな? 男湯だと人がいない時が結構あるけど、女湯なら大体シオンとかがいるから……でかい風呂に一人って寂しいもんだぞ」

 

「じゃぁ、今日からお風呂の時は俺とだね。シュナが庵に来ることがわかってる時は別にいいけど、リムルが入ってるところに後から来るかもしれないから」

 

「あっはい」

 

 ぽよぽよとスライムボディを弄びながらの宣言にリムルは反論せずに素直に頷いた。

 

 シオンはリムルの世話ができなくなるからか残念そうにしていたが、テクトの気持ちもわかるのか特に反対せず、リムルの隔離が決定した。

 

 ただリムルが男湯に入るのはどうにも嫌らしく、数日の内に今二柱が使用している浴場が新しく用意され、二柱で風呂に入る際にはこちらを使用することとなった。

 

 

 

 そして現在。

 

 二人は新しい風呂でリラックスしていた。

 

 リムルが人型となり、テクトへと身体を預け、そのまま二人で空を仰ぐ。

 

 何を話すでもなくゆったりと時間が流れていく。

 

 そのまま空腹に耐えかねたシオンが呼びに来るまで、ただただ温かい温泉に身を委ねていた。




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これからも投稿を頑張っていこうと思います。
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