転生先はヘイト買いまくりのバンドリ世界でした   作:クローズ

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110 好かれるって、こんな簡単だった?

さて、なぜかは知らないがネームド女子からの好感度が上がっているようなので、それならと昼飯の時間で、もう一度ポピパの観察をしてみる。

好感度が上がっているならば、前回のような眼をされることはないはずだ。

というわけで、前回と全く同じシチュエーションを作る。

と言っても、昼飯を食ってるポピパを遠巻きに眺めるだけ。

 

「これうま......」

 

誰だ全く同じとか言ったやつ、しっかりパン食ってたわ。

まぁ変わらないだろ、きっと。

 

「お隣、いいですか?」

「あぁうん、どうぞ......」

「では、失礼します」

 

俺の横に美人な人が座って......え?

 

「え?」

「どうかしましたか?何かついてます?」

「いや、どうして俺の隣に来たのかなと思って......ほかにも空いてるベンチはいくつもあるだろうに」

「何を真剣に眺めているのか気になったもので」

 

うわ、やべえ人に見つかった気がする。

喋り方で分かったかな、この人は氷川紗夜。

三年の風紀委員だ。

そして知る人ぞ知る、Roseliaのギター。

そんな人が俺の隣に座って......え!?

 

「さっきから顔を赤くしたり青くしたり忙しいですね、体調でも悪いんですか?」

「あ、違います、決してそういう訳ではなく」

「そうですか」

 

彼女はそれだけ言うと、弁当箱を開いて飯を食い始めた。

俺の横で。

......気のせいであってほしいんだけど、なんだか腕がずっと当たってるような。

 

「あの、氷川先輩?」

「はい、何でしょう」

「腕、当たってますけど」

「当ててるんですよ、って言ったらどうしますか?」

「是非ともそのままで」

 

断れるわけねえだろ。

んで、遠巻きに眺めてたポピパはと言うと、これまたなんでか知らないが俺ではなく俺の隣......氷川先輩に目線が行ってる気がする。

特に市ヶ谷なんてすごいぞ、なんだかすっごい睨んでる。

俺じゃなくて、氷川先輩を。

なんか生徒会であったのかな?

まぁ、俺の気にするところではないけど。

 

「さて、と」

 

そう言って立ち上がると、氷川先輩も同じく立ち上がり、少し背伸びして俺に耳打ちした。

 

「放課後、屋上に来てください」

「え?」

 

それだけ言うと、彼女は優雅に去っていった。

屋上?

なんかやらかしたっけなぁ......とか考えてると、前からものすごいスピードで金髪ツインテールが。

 

「おい、今何言われた」

「え?いや、なにも」

「嘘つくなよ、呼び出しだろ」

 

すごい圧を掛けながら言われた。

あれ、君俺のこと嫌いって言ってたよね?

なんでわざわざ俺の動向確認してんの?

とはいえず。

 

「いや、市ヶ谷さんには関係ない話でしょうよ」

「大いにある!わたしだけじゃなくてポピパメンバー全員にもな!」

 

そういったから後ろに見えるメンバーを見てみると、これまたすごい視線を感じる。

でもこの視線、俺じゃなくて市ヶ谷に向いてるような。

 

「あの、さ。市ヶ谷さん」

「何!」

「近い、から。当たってる、いろいろと」

 

そう言うと、顔を真っ赤にしてすごいスピードで帰ってった。

良かった。氷川先輩みたいに「当ててる」って言われなくて。

 

 

......というか俺、いきなりどうしたんだろう?

 

急に、好かれるようになったけど、どうして?




タイトルの数字は意味無いです、話数数えてるだけなので。
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