なんか貞操観念逆転世界に転生(?)した件   作:恋狸

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低評価がかなり付いたので、プロットを見直すために明日の投稿はお休みします


【閑話】ネキたちの憂慮

ネキver1【解析ネキの憂慮】

 

 

 未知とは私という物質を構成する全てである。

 知らないことを知りたい。それは人間の飽くなき欲求であり、それを阻むことは何人たりとも許されない。

 

 一際好奇心、もとい知的欲求が生まれつき強かった私は、齢一桁から母に『これはなに?』と様々なことを聞いた。

 しかし簡単な質問から複雑な問い掛けに変わっていくに従って、母からは答えが返ってこなくなり、代わりとしてか情報端末が手渡された。

 

 私は初めて情報集合体にアクセスすることになる。

 

 そこで私は自身の欲求の一部を満足させることに成功するのだが、私は大きな壁にぶち当たることになった。

 

 ──ネットには真偽の分からぬ情報が多すぎる。

 

 

 誰でも簡単に発信できるのがネットの良い点であることは理解していても、あまりにその数が多すぎた。

 

 つまり、私は自身の欲求を満足させるために情報の精査を行い、事の真偽を突き詰める、という作業を繰り返すことになった。

 それらは当然膨大で果てしなく、骨の折れる作業である。

 

 だがしかし、私は『それ』に一筋の光を見た。

 

 情報の精査──それは情報の起源から探る途方もないこと──私風に言えば『解析』は私の知的欲求を大きく満たすことに気づいたのだ。

 苦労を経て事の真偽──情報を得る。その行為に言い知れぬ達成感を覚えたのだ。

 

 それはある種()()と言えるだろうと思う。

 

 この歪な世界らしい曲がった性癖だ。

 

 10歳の頃に情報端末を与えられすでに10年が経った。

 

 自分の欲求を満たそうとした結果、なぜか私は国の重要機関の研究主任、という大層な地位を得ていた。

 自分の欲求を満たせれば地位も名誉も塵芥に過ぎない……が、しかし研究主任という立ち位置はかなり調査において融通が利く。ダークウェブと呼ばれる禁止扱いの個人サイトにも簡単にアクセス可能であるし、国の中枢に関わる秘匿情報も一部だが閲覧可能だ。

 

 

 ……さて、自分の欲求を満たすために自由奔放に過ごしているわけだが、最近の私は『掲示板』に入り浸っていた。無論、仕事は向こう半年分は終わらせているので問題ない。

 

 掲示板は虚と妄想の溢れる人外領域である。

 つまり私の領域であるということだ。

 

 適当なスレに顔を出し、発信された画像などの真偽を判定する。

 ゆえに一つのスレに留まることはない──普段ならば。

 

 しかし、今私は『貞操観念逆転世界に転生(?)した件』という如何にも嘘臭いスレのROM専をしている。

 一度だけ画像の真偽判定をしたが、それ以降は見続けている。

 

 スレ主が特一級を超える精力保持者である──証拠は画像一つだけ。

 だが私の勘は主の発信した情報全てが是であると判断していた。

 

 研究者ならば。研究者ならば普通は勘などには従わない────が、どうしても私は主の一挙一動から目を離せなかった。

 それは時が進み、主の発信が真実であると多くの人が思い始めた瞬間もだった。

 

 すでに真偽は下った。だが私はスレを閉じることはできなかった。

 

 

 

 それに──なぜだろう──────

 

 

 

 

 ─────────体が疼く。

 

 

 

 

「これが世界に知れ渡れば、イッチは各国の重要機関に身柄を狙われることになるだろう。

 ──ふむ、それは私の本意ではないな。面白くもない。

 

 ……少し隠蔽することにしよう」

 

 

 

 私は普段の仕事で使うことのない脳内リミットを解除する。

 

 ──これは貸しだ。高くつくぞ?

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

【純情ネキは砕けない】

 

 

 セ○クスは好きか?

 

 

 好きだああああぁぁぁア!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 男に会いたいか?

 

 

 会いたいイイイイィィィイイィィ!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 これらの押し問答は全て無駄であると私は思う。

 

 ()()なのだ。

 全ての女性は男を夢見ている。

 

 

「はぁ……。ヤりたいなあ」

 

 突然だけど、私はどこにでもいる普通の処女(22歳)だ。ただ、ちょっと、少しだけほんの僅かに気弱なだけ。あとはとびきり不細工。

 

 唯一の取り柄は背の低さくらい。

 胸は大きくて、均整の取れた体つき。パッチリ大きいアクアマリン色の瞳はとっても不細工だ。

 

 童顔なのも相まって、年齢通りにはなかなか見られないけれど、私だって女だ。

 心の中ではかなり下品なことや、男とヤりまくる妄想だってする。性欲も溜まれば、一日に数回自慰をすることもある。

 

 そんなの誰だっても思う『普通』のことだけど、気弱な私は下ネタで語り合える友だちがいない。

 少ない、じゃないよ。いない。

 

 

 友だちいない歴=年齢。

 

 なぜか母親からは外で酒を飲むなと言われているせいで、なかなか飲み会にも行けない。

 

「ままならないなぁ……」

 

 私はスマホをポチポチと何の気なしに弄りながら、自分の人生を振り返って苦笑する。

 

 思えば面白味のない人生だ。

 小、中、高とクラスでは空気扱い。幸い、虐められることはなかったけれど、クラスメートに私という存在はいないに等しかった。

 そのまま流れるように地方の公務員職に就いて、書類仕事を日々片付ける。 

  

 男性との夢の甘々ライフ……なんてのも考えてたんだけどなぁ……。

 ごくたまに男護に守られながら現れる男性を見るので精一杯。

 

 

 そう考えたら、何だか自分が生きてきた軌跡なんてのが馬鹿らしくて、悔しくて。

 

「飲むっ!」

 

 私は母親との禁を破って居酒屋に繰り出した。

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

「うへへ、うへへへぇ!! ちんこ貪りたい、ヤりたいヤりたいヤりたいぃぃよおおおぉぉぉぉ!!!!」

 

 彼女は路上でそんなことを叫びながら千鳥足で彷徨っていた。

 人通りはあるが、どれも女の意見の総意ゆえに誰もが頷きながら『ヤりてぇぇ!!』と叫んでいる。世も末であるが、ただの酔っぱらいどもである。

 

「にゃーんで男ってこう……奥ゆかしいというか……もっとガツガツ来てよっ!! 会ったことないけどさぁぁ!!! あー、私の下半身に咥え込みてぇーなぁぁ! ガハハハ!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 母親が彼女に酒を禁止したのも理解できる話だ。

 そう、彼女は酔うと自我が消え失せ欲望のみで動くのだ。

 彼女の欲望はピンク一色なので、基本的に口から発する言葉は下ネタしかない。

 最近彼女のハマっている掲示板の民が今の彼女を見たらどう思うだろうか……多分受け入られるだろう、変態の巣窟だし。

 

 

「あー、そういえばイッチ襲えばいいじゃん、居場所知らねーけど、ガハハハ!!」

 

 素面の彼女は、とあるスレの自称男の存在に半信半疑だった。

 そんな都合の良い存在がいるわけない、と。

 

 

 すると、彼女はとあるアパートの前で足を止める。

 偶然だった。特にそのアパートに用があるわけでも、第六感が働いた、ということもない。ただ、疲れた足を休憩させようと、たまたまそのアパートの前で止まったにすぎない。

 

 しかし、それが彼女の運命を分けた。

 

 

「おー、気持ち良かったぜ、ありがとな」

 

「シッ! 貴方は外に出ないでください! 男であることがバレたらどうするんですか!」

 

「お前の方が声でかいぜ?」

 

 その瞬間、彼女は酔いが完全に消し飛ぶ。

 すぐに彼女はその場から走り去る。

 

「まさか……本当に?」

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 時代は大脱処女時代である。

 

 

 俺の肉棒か? 欲しけりゃくれてやる……俺を探してみろ。この世の全てをそこに置いてきた……!!

 

 イッチのこの発言(言ってない)は、数多の処女たちに希望の種を埋め込んだのだ。

 

「私もこの波に乗る!!!」

 

 私は二日前、イッチと思われる男と辛辣ネキと思われる女を見た。

 確かにイッチの指定した駅とも近いし、あれがイッチ本人である可能性は高い。

 

「本当にヤったんだ……」

 

 

 あれは完全に事後の男女の会話だった。

 私の憧れる脱処女後の会話ランキングNo.2の発言だ。ちなみに第1位は『お前無しじゃ生きられない』だよ。

 

 体的な意味で。

 

 ごほん、それはともかく私はイッチの家を特定することに成功したのだ。

 

 

「だけどどうするの?」

 

 襲う……? いや、第一級犯罪を犯す気にはなれない。人生の希望は残り少ないけど、死にたくはない。

 けど、後手に回るのは嫌だ。

 

 きっとこれからイッチは沢山の女の子とセ○クスをするだろう。

 順番待ちは免れないだろうし、最悪何ヵ月先とかもあり得る。

 

「嫌だ!! 早くヤりたい!!」

 

 それに、イッチの経験が少ないうちに私の存在を埋め込みたい。このままじゃヤった女の一人、という微妙な関係になってしまう。

 

「むぅ、一回訪問して頼み込んでみる?」

 

 それが正しい方法であると私は判断した。

 だがそれには懸念事項があった。

 

「コミュ障の私にそれができる? ……無理無理、緊張で吐く」

 

 うぅ……どうしよう。

 

 ……っ!

 

 そうだ!

 

 

「お酒の力を借りよう!! あまり飲んでる時の自分は覚えてないけど、何かを話してる気がするからきっと大丈夫!!」

 

 そうと決まれば、と私はいつか飲もうと溜め込んでいたビール缶のプルタブをカシュッ! と開けた。

 

「……んぐっ、んぐっ、ごくっ」

 

 飲み終わったビール缶を握り潰し、私は()()をあげた。

 

 

 

 

「おちんぽおおおおおおおおぉぉおぉ!!!!!!!」

 

 

 

 

 後は知っての通りである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────────────────────────────

 

辛辣ネキでふ

 

【挿絵表示】

 

 

 

純情ネキです

 

【挿絵表示】

 

 

 

REALITY様を使用しています。

服は私の性癖なので気にせず。

 

 

 

 

 




短めでした。

もし良ければ感想、高評価お願いします!!


※この話は挿絵を載せるためのおまけみたいなものなので、へぇ、くらいに思ってください笑

好きなネキ

  • 辛辣ネキ
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  • 純情ネキ
  • 角オナネキ
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