*オリジナルの型が出ます。苦手な方はご了承ください。
それではどうぞ
「ふぁ~良く寝た」
昨日は色々とあったけど、よほど疲れていたのか、すぐに寝ちゃった……
おかげですっかり眠気が取れた。
そういえば黒死牟さんが、少し鍛錬を積んでみるって言ってたなぁ。どうなったんだろう?
「おはよう……えっ!?」
『……良く寝れたか……』
そこにいたのは、いつも見慣れている黒死牟さんじゃなくてより人間に近づいた黒死牟さんだった!
いつもの六つ目じゃなくて、ちゃんとした黒目に白い部分がある普通の目になってる……
思わず声を上げて、お母さんに心配されたけど……それどころじゃないって
『……試しに……擬態できるか……やってみたのだが……上手くいったようだな……』
そう言いながらにっこり微笑んでいる黒死牟さんだけど……たちが悪いって!!
目が沢山あった時はあまり意識して無かったけど、やっぱり黒死牟さんって顔が良いなぁ
そんなことを考えていたらお母さんから怒られちゃったけど、これに関しては黒死牟さんの所為だって言いたい……
『……流石に……戯れが過ぎたか……申し訳ないことをした……』
そう言ってお父さんと将棋をしに戻ったけど、何か黒死牟さんがお父さんに睨まれている……?
あっ、お父さんがまた深く考え始めた。どうやらまた黒死牟さんが優勢みたい
生前将棋を嗜んでいたのかな
そして今日もお父さんの仏壇にプリンを供えてから学校に行くことにした。
『みこ、いつもありがとうね』
……良いんだよ、お父さん
『……では……行くとしよう……』
『では、頼みましたよ黒死牟さん。あ、でも娘をたぶらかす様な真似をしたのは怒りましたからね!』
『……だいぶ……申し訳ないことを……した……』
『まぁ、いいや気を付けてねみこ!』
今日はなんだか何か起こりそうな気がした。
ワタシの名は二暮堂ユリア!ワタシには”この世ならざる者”の姿が見えるっていう特別なチカラがあるの!!
そして私はあのゴッドマザーの弟子なの!!
物心つく頃から持っていたこの特別なチカラを持って生まれてきたからには、除霊とかできるようになって人々から羨望の眼差しを向けられるようになるの!!
……だけど
「は……廃業ですって!?」
そう私が出会った中で最高の霊能者だったあのゴッドマザーが田舎に帰ってしまったの!
けれどおじいさんが言うには、最近来た若い女の子2人組が最後の客らしい
「あ、あの娘たちだよ」
そう言われて視線の先を見てみると、そこには隣のクラスの人だったのは判別できたけど……
その隣にいる今どき珍しい袴を着たあの人は……?あんな人居たかな?
「まぁ、潰れてもしょうがないよね……おばあちゃん体調悪そうにしてたもんね」
「そ、そうだね(黒死牟さんのこと、見えてたんだろうなぁ……あの人)」
マザーの体調が悪そうと言われると少し納得はできるけど……かといって私の夢が……
「ハナっ!ゴキブリ!」
「ひえっ!?」
『……』
(えっ?今あの人、刀を持ってなかった!?それにあの子、今隣の子に避けさせた?)
そしてふと気付いた。あの男の人が隣の子に見えていないことに、そしてあの子が避けさせたと同時のタイミングであの男の人が刀を振ったことを
(もしかして……あの子)
次に会う時には話がしたいと思った帰り道だった。次に会う時が楽しみだわ!!
『……みこよ……今……近くにいた……娘だが……』
『……恐らく……私の……姿が……見えていただろう……』
「へ?」
「みこ?」
「あ、ううん!何でもない!」
『……かと言って……あまり……考えない方が良いだろう……恐らく……向こうから……接近してくる筈だ……』
ユリアが去っていった先でこのような会話が主従間で行われていたことをユリアは知る由も無かった
~数日後~
黒死牟さんからの証言で隣のクラスの子がこの前いた子であったことが分かり、いつ話してくるのかと内心緊張していた
黒死牟さん曰く、
『……恐らく……あ奴も物の怪が……見えてはいるが……みこほど……はっきりとは……見えていない……だろう……』
『……恐らくだが……次に近づいた時に……話に来るだろう……』
『……しかし……こちらの姿が……見える以上……下手に……あ奴の前では……姿を現せない……』
『えっ、それって』
『……案ずるな……鍛錬により……自らの存在を……ある程度……隠せるようになった……』
『……やはり……今の自分を……知っておくことは……重要であるな……おかげで……出来ることが……かなり増えた……』
って言ってたからなのか体育のこの時間になってからどうもさっきから視線を感じる……
たぶん、あの子かな?すっごい見てくるし……でもなんか私の周りを気にしてる?
あの表情は、いた筈の何かがいない!っていう表情かな?だとしたら今、黒死牟さんの姿はあっちには見えてないことだよね……?
私にはぎりぎり見えてるけど。
でも、鍛錬でここまで見えづらく出来るもんなんだ……
「ねぇ、ちょっと……いい?」
あっ、来た。どうやら倉庫で話がしたいようだ。大人しくついていく事にした
「ごめんね?片付け手伝って貰っちゃって……」
「ううん大丈夫、えっと……」
「ユリア。あなたはみこちゃん……だよね」
「うん、よろしく」
少し緊張した雰囲気が出てきたなぁ。黒死牟さんがあらかじめここにいた何かを祓っておいたって言ってたけど……
「単刀直入に言うけど、みこちゃんも”こっち側”だよね?」
(……どうやって答えよう)
「怖がらなくてもいいのよ?ワタシも
「えっと……何のことかな?」
「それと、あの男の人は何者か教えてくれる?この前までは見えてたんだけど、急にいなくなっちゃって……」
(黒死牟さん、本当に見えなくなってる!?)
「もしかしてあの人も……”この世ならざるも『……当身』ぐえっ……」
「黒死牟さん!?」
ユリアちゃんが黒死牟さんについてしゃべろうとした瞬間、黒死牟さんに気絶させられた……
解決方法がまさかの物理!?
『……面倒ごとを……避けるため……致し方なく……』
「やり方がかなり物理的!ていうか触れられるようになったんですね」
『……前までは……書物ぐらいしか……触れなかったが……四苦八苦しながらも……何とか……干渉できるように……なった……』
『……ところで……授業とやらの……時間は……大丈夫なのか……?』
「あっ」
ちょうどチャイムが鳴った。この子を保健室に連れてかなきゃ……
『……面目ない』
「い、いや大丈夫です。気にしないでください」
よいしょ。ユリアちゃんを抱えて保健室へ向かった。
保健室について暫くしてからユリアちゃんが目覚めたけど……何で怯えていたんだろう?
『……ふむ……なるほど……』
俺は今、みこの家の壁を右手で触りながら本を左手で持っている。コツさえ掴めば、割と簡単にできるな。
物の触り方を教えてくれたみこの父上には感謝しきれんな……
『……では……次に……』
今度は風呂場にある鏡に向かい、自分の姿を変化させていく。
……これも成功した 鏡に映ったのは『継国巌勝』であった
『……最後に……』
最後は、自分の姿を徐々に薄くしていく。……些か透明になるまでの時間がかかったが、これは要練習か……
『……恐らくだが……当身をした瞬間……見られたか……』
物に触ろうとすると、どうしても姿が見えてしまう……これを何とかしなくてはな
幸いにもみこの話だと何か怖い思いをしたのはわかるけど、それが何か忘れてしまったそうだ。
『……佳き月だ……』
空には雲がかかってない月を拝むことができた。
それから俺はある場所へと向かった。
そこはみこの家から少し距離がある廃墟だった。ここは呪いビルと呼ばれている場所らしい
ここに入った者は何かしら危害を加えられたという噂が立っていたことを思い出す。火のない所に煙は立たぬとは言ったものだ
『……さて……出てこい……先程から……私を……喰らおうとしているのは……判かっているぞ……』
俺がそう言い放つと、廃墟の崩れた天井や扉、壁の隙間など多くの場所から俺に殺意を向けてきた連中がやってきた。
『……今宵は……貴様らが……私の糧となる番だ……』
俺は大太刀の神去を構え、奴らに先手を譲った。俺は呼吸をして待った
そして奴らが全員で襲い掛かった瞬間
月の呼吸 拾壱ノ型
大太刀を下から掬い上げるようにして振るうと地面から無数の斬撃が飛び出し、飛び掛かってきた物の怪を次々と斬り刻んでいく
今ので軒並み片付いたようだ
『……他愛のない……これしきか……』
辺りは月の光で照らされている……そこにはただ一人の鬼が照らされていた
はい、またオリジナルの型を出しました
~解説~
「百花繚乱」……いろいろな花が咲き乱れること
「天満月」……満月の別名。「空いっぱいに光輝く月」という意味。
大太刀形態の神去で地面から掬い挙げるようにして振り上げる→地面から無数に斬撃が飛び出す→相手は足から斬り刻まれて死ぬ
毎度のことながら説明が下手ですいません。非力な筆者をお許しください
閲覧ありがとうございました!