【1話完結】全てキースさんのおかげじゃないか! 作:アイナll
原作:遊戯王
タグ:残酷な描写 アンチ・ヘイト 遊戯王 BLEACHパロ 月島さんのおかげ 優しいおじさん デュエルシーンあり 遊戯王初心者 1話完結 LP4000
時系列はDSOD後
1話完結の短編小説です。
「遊戯!お前が今まで勝ってこれたのは、
「城之内君…?」
城之内の放った言葉は遊戯を困惑させる。この2人に一体何が起こったのか…!
※注意※
・ガバガバ設定
・BLEACH要素皆無
・
・マスターデュエル初心者が考えたガバガバデッキ
・マスターデュエル初心者が頑張ったガバガバデュエル
・ツッコミどころが多いデュエル
・一部カードテキスト変更(ご都合主義)
・多分どこかの効果処理間違ってる
・灰流うらら?屋敷わらし?なにそれ可愛いの?
・作者の遊戯王知識は原作漫画、アニメ、デュエルリンクス、マスターデュエルのみ
・OCGは触れたことがありません(物理)
「よし、“
「甘いよ城之内君!
「な、なにぃ?!」
「僕の手札から“ブラック・マジシャン”を特殊召喚!迎え撃て!
「また負けた〜!」
どこにでもあるような町、童実野町。その中にある童実野高校で僕 武藤遊戯と友達の城之内克也は昼休みの屋上で大人気カードゲーム マジック&ウィザーズで遊んでいる。
城之内君は最初は「見た目が強そうな」モンスターばかり入れてとてもデッキとは言えなかったが、
「あとちょっとだったね」
「そのちょっとが長げ〜!でもいつか勝ってやるからな!」
「うん!」
使ったカードをケースに片付け、弁当を持って屋上から教室へ向かう。そのまま午後の授業を受ける。城之内君が寝ているのはいつものことだ。
「遊戯!今日はカードショップに寄らねぇか?買いたいカードがあるし、
「そうなんだ。良いよ」
「よっしゃ!ありがとうな!」
午後の授業を終え、帰り支度をしている時、城之内君が鞄を持って来た。
「今日こそは
そう言ってとあるカードショップへ向かう。
童実野町にはいくつかカードショップがある。普段は大通りにあるショップでもなく、僕の家でもない。
まるで何度も通っているかのように路地に入って更に細い道へ入って行く。
「ねぇ、道に迷ってない?」
「何言ってんだ遊戯。
「そ、そうかな…」
何とも言えない疑問を感じながら城之内君に着いて行った。
「ついたついた。さぁ入ろうぜ」
そこには『Card Shop』と点滅するネオンライトで書かれていた。木造で所々朽ちている。窓も割れていてとてもカードショップという雰囲気ではない。
「何やってんだ?遊戯。さぁ早く入ろうぜ」
「城之内君…本当にここで合ってるの?」
「当たり前だろ。お前今日おかしいぞ。熱あるんじゃねぇか?」
「だ、大丈夫だよ」
(なんなんだ…この違和感は…)
なんとも言えない違和感。まるで僕だけ記憶が違うような、そんな感じだ。城之内君はいつも通りに見えるが様子がおかしい。普段はこんな所には来ない。
(入ってみるしかない…!)
何が何だか分からない。それでも進むしかない。城之内君はこの中の人と約束をしているらしい。だったらその人が何かの鍵を握っているはずだ。
「来たぜ!」
薄暗い店内に城之内君の声が響き渡る。
「よぉ城之内。今日は遊戯も一緒かぁ」
薄暗い店内の奥から野太い声が聞こえる。
「どうして…キミが…」
その男は足音を立ててゆっくりと歩いてくる。ライトがその人を照らす。
アメリカの国旗のバンダナを巻き、サングラスで目を隠している金髪の男。
「
「どうして…どうして君がここにいるんだ!」
つい声が出てしまった。
この男 バンデット・キースは決闘者の王国の決勝トーナメントで城之内君と戦い敗れた。そして大会の主催者であるペガサス・J・クロフォードの所持する千年アイテム
「おい、どうしたんだよ遊戯。急に声を荒立てて」
「気にするな城之内。俺が急に来て驚いてるんだろ」
「…そんな事かよ。悪いな遊戯」
キースは平然と城之内君と会話をしている。
いつ城之内君とキースが仲良くなった、いつからデュエルをする関係だったのか、会話を聞けば聞くほど疑問が頭に浮かぶ。
「何が目的なんだ…キース…!」
「おいおい、そんなに睨むなよ」
落ち着けと手を出すキース。
「遊戯、お前おかしいぞ」
「おかしいのは城之内君の方だ!キースが何をしたのか覚えていないの?!」
どうして城之内君がキースを庇っているのかが分からない。
「落ち着けよ遊戯!お前だってキースさんに何度も助けられて来ただろ!」
「…え?」
何を言っているんだ。僕がキースに助けられた…?
「忘れたのかよ!決闘者の王国で出会ってから、お前が決勝戦でペガサスに勝てたのも、バトルシティで勝ち抜けたのも、海馬やマリクに勝てたのも、闘いの儀でもう1人の遊戯と決別できたのも、全てキースさんが居たからできたんだろ!全てキースさんのおかげじゃないか!」
「城之内君…?何を言っているんだ…」
「…ふふふハハハハハ!教えてやるよ遊戯!これだよ!」
キースは背中に手を回し、とあるものを取り出す。
先端の眼が特徴的な黄金の杖を取り出す。忘れもしないその杖は…
「それは、千年
あれはレアカード窃盗集団「GHOULS」の総帥であり神のカード “ラーの翼神竜”の所有者だったマリク・イシュタールが持っていた千年アイテム。
もう1人の僕と別れるための闘いの儀をするために冥界の石版に集め、神殿が崩壊した事で失われたものと思われていた。
もしかすると、海馬君が千年パズルを発掘した時に一緒に見つかったのだろうか。
「ハハハ。これはスゲェーよな。ペガサスに負けてから地獄のような日々を今まで過ごして来たんだ。それから、逃げるようにエジプトへ向かった。今思えば引き寄せられたのかもなぁ。ホコリ臭い商人に言われるがまま残りの全財産をはたいてコイツを手にしたが、人生が変わったぜ!城之内に負けてからの地獄の日々が嘘のようだ!」
「まさか…!」
「あぁそうだ。…城之内、そこの瓶で首を刺せ」
「…あぁ」
杖の眼を城之内君へ向ける。眼が光輝き、城之内君の額に光の眼が浮かび上がる。
目から光が消えた城之内君は床に落ちていた破れた瓶を手に取り、尖った先を首へ向ける。
「辞めろ!」
「あぁ辞めてやるよ。こうやって人を思いのままに操れるんだからなぁ。最高だぜ」
再び杖を光らせると城之内君は瓶を床に置く。
「そんなもので城之内君を操って、何が目的だ!」
「俺の目的か?それはなぁ、遊戯、お前だ」
「な、何?!」
「俺と
キースから告げられる予想外の理由。それは僕が決闘者の王国で主催者のペガサスに勝利する事で手に入れた
「そんなもの、自分で名乗れば良いじゃないか」
「あぁ、俺もそうしようとしたぜ。だがダメだった。
「…分かった。その決闘を受けよう。その代わり、僕が勝ったら城之内君を解放させてもらう!」
「ハハハ!そう来なくっちゃな。そう睨むなよデュエルじゃ千年ロッドは使わねぇよ。城之内、審判を頼むぜ」
「…あぁ。キースさん」
「さぁ、やるぞ」
キースはテーブルの上にあるものを全て足で蹴り払い、僕はキースの向かいに座る。お互い
「いくぜ遊戯!」
「城之内君は返してもらう!
「「
遊戯 LP4000
キースLP4000
「僕の先行、ドロー!…モンスターを伏せて、2枚セットしてターンエンド」
まずは様子見だ。
「俺ターン、ドロー。“メカ・ハンター”を召喚!」
《メカ・ハンター》
通常モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1850/守 800
「遊戯のリバースモンスターを攻撃しな!ウェポン・アタック!」
「残念だったね、キミが攻撃したのは“岩石の番兵”だ」
《岩石の番兵》
効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻1300/守2000
「キースに反射ダメージ!」
「くっ、」
LP4000
-150
LP3850
「決闘はまだ始まったばっかだぜ。1枚伏せてエンドだ」
「僕のターン、ドロー!“岩石の番兵”をリリース!現れろ!“ブラック・マジシャン・ガール”!」
《ブラック・マジシャン・ガール》
効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2000/守1700
「“メカ・ハンター”に攻撃だ!
「…へへ、やるなぁ遊戯」
LP3850
-150
LP3700
「僕はこれでターンエンド」
ひとまず様子見で攻撃してみたが、手応えがなさすぎる。何か考えているのか、何より、気を抜いてはいけない。
「俺のターン。ドロー。…いいカードを引いたなぁ。来い!“ツインバレル・ドラゴン”!」
《ツインバレル・ドラゴン》
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1700/守 200
「効果発動!コイントスを2回行い、2回とも表なら遊戯のモンスターを破壊する!」
キースはそう言って自分のポケットからコインを取り出す。
「まずは1回目…表!そして2回目…表!よって遊戯の“ブラック・マジシャン・ガール”撃破!そのまま攻撃しろ!“ツインバレル・ドラゴン”!」
「ッ!」
LP4000
-1700
LP2300
「フィールド魔法“
《鋼鉄の襲撃者》
フィールド魔法
「俺はこれでターンエンド!」
「僕のターン、ドロー!相手フィールドにのみモンスターが存在する時、このカードを手札から特殊召喚できる!現れろ!“暗黒騎士ガイアロード”!」
《暗黒騎士ガイアロード》
効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2300/守2100
「僕はモンスターを1体伏せて、バトル!“暗黒騎士ガイアロード”で“ツインバレル・ドラゴン”に攻撃だ!」
「っく!なかなかやるなぁ」
LP3700
-600
LP3100
「だが!残念だったなぁ!フィールド魔法の効果発動!自分フィールドの闇属性、機械族モンスターは1ターンに1度、戦闘では破壊されない!更に戦闘で受けたダメージ分攻撃力がアップする!この効果は永続だ!!」
《ツインバレル・ドラゴン》
効果モンスター
星4/闇属性/機械族/攻2300/守 200
「ナニ?!…1枚伏せてターンエンドだ」
「俺のターン、ドロー!…ははは!ここから俺のコイントスデッキの真髄を見せてやる!俺は“可変機獣 ガンナードラゴン”を召喚!
《可変機獣 ガンナードラゴン》
効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻1400/守1000
「こいつは最上級モンスターだが攻撃力・守備力を半減させる事で生贄無しで召喚できるのさ!魔法カード“トランスターン”を発動!」
《トランスターン》
通常魔法
「効果で“ガンナードラゴン”をリリースし、デッキから闇属性・機械族・レベル8モンスターを特殊召喚する!現れろ!俺の切り札 “デスペラード・リボルバー・ドラゴン”!」
《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》
効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2800/守2200
「更に魔法カード“カップ・オブ・エース”を発動!」
《カップ・オブ・エース》
通常魔法
「コイントスを1回行い、表だったら俺、裏がだったら遊戯が2枚ドローするハイリスクハイリターンのカード!いくぜコイントス…表だぁ!2枚ドローするぜ!!」
「何?!また表?!」
「バトルだ!まずは“ デスペラード・リボルバー・ドラゴン”の効果発動!コイントスを3回行い、表が出た回数分相手のカードを選んで破壊する!3回とも表だと追加で1ドロー出来る。さぁコイントスだ!1回目…表!2回目……表!!3回目………表ェッ!!」
「3回とも、表…?!」
「選べるカードが1枚しか無いのが癪だが、まぁ良い。“暗黒騎士ガイアロード”を破壊!更に追加で1ドロー!“ツインバレル・ドラゴン”でリバースモンスターへ攻撃だ!」
《シルバー・ガジェット》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1000
「戦闘破壊された“シルバー・ガジェット”の効果発動!デッキから“ゴールド・ガジェット”を守備表示で特殊召喚!
《ゴールド・ガジェット》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1700/守 800
「けっ、“デスペラード・リボルバー・ドラゴン”は効果を発動したターンは冷却のために攻撃できない。ターンエンドだ!」
「僕のターン…の前にコインを触らせてもらうよ!」
「はは、良いぜぇ」
キースが使ったコインを手に取ってみる。…やっぱりだ!
「キース!このコインはイカサマコインじゃないか!」
一見普通のコインだが、手にとってみればすぐに分かる。コインの裏にあたる面が異様に重くなっている。これにより、何度コイントスを行っても重たい面(裏)が下になるのだ。
「そうかそうか。おい審判、このコインは不正か?」
「…いえ。キースさんのコインは何の問題もありません」
「審判がそう言うんじゃ問題ないなぁ!デュエルを再開しな!」
キースはあらかじめ洗脳した城之内君を審判にすると事で、不正もかき消してしまう。デュエルをデュエルディスクではなくテーブルで行うのもこのためだろう。これからはコイントスが全て表になる事を想定してデュエルしなければいけない。
「くっ…ドロー…ッ!ドローした“守護神官マハード”の効果発動!このカードを手札から特殊召喚する!バトルだ!」
「この時、“デスペラード・リボルバー・ドラゴン”の効果発動!3回コイントスを行う。言い忘れたが、この効果は相手ターンでも使えるんだよ!コイントスは……3回とも表!よって“ゴールド・ガジェット”、“守護神官マハード”を破壊!更に1枚ドロー!」
「墓地へ送られた“ゴールド・ガジェット”の効果発動!デッキから“シルバー・ガジェット”を守備表示で特殊召喚!」
《シルバー・ガジェット》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1000
「更に“守護神官マハード”も同様の効果でデッキから“ブラック・マジシャン”を攻撃表示で特殊召喚!」
《ブラック・マジシャン》
通常モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2100
「僕はモンスターを伏せてターンエンド!」
「ははは!どうしたよ
「どんなに不利な状況でも僕は諦めない!さぁ、ドローをするんだ!」
「けっ。ドロー。“カップ・オブ・エース”発動。コイントスは表、よって2枚ドロー。“メカ・ハンター”を通常召喚!」
《メカ・ハンター》
通常モンスター
星4/闇属性/機械族/攻1850/守 800
「“デスペラード・リボルバー・ドラゴン”の効果発動!コイントスを3回行う。当然3回とも表!1枚ドロー!遊戯、お前のモンスターを破壊しな!」
「墓地へ送られた“シルバー・ガジェット”の効果発動!デッキから“ゴールド・ガジェット”を守備表示で特殊召喚!」
《ゴールド・ガジェット》
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1700/守 800
「どんだけ出てきてんだ!バトル!“ツインバレル・ドラゴン”で“ゴールド・ガジェット”を攻撃!」
LP3100
-600
LP2500
「…もうガジェットは出せねぇみたいだな、ってなぜ破壊されていない?!なぜ俺のライフが減っている!」
「…勝ちを焦ったねバンデットキース。“ゴールド・ガジェット”が破壊される寸前に僕は2枚の罠カードを発動していた」
《ディメンション・スフィンクス》
永続罠
《ディメンション・ガーディアン》
永続罠
「“ディメンション・スフィンクス”の効果で“ゴールド・ガジェット”と“ツインバレル・ドラゴン”の攻撃力の差だけダメージを与え、“ディメンション・ガーディアン”の効果で“ゴールド・ガジェット”は戦闘・効果では破壊されなかった。“メカ・ハンター”で攻撃してもいいけど同じことの繰り返しだよ」
(本当は“ディメンション・ミラージュ”があれば完璧なんだけどな…)
「クソッ!…ターンエンド!」
「僕のターン、ドロー!リバースモンスターを伏せ、1枚伏せてターンエンド」
「おいおい手札が0になっちまったぜ伝説の決闘者さんよぉ!俺のターン、ドロー!バトル!…クソ、“デスペラード・リボルバー・ドラゴン”の効果で破壊できるのは表側表示のモンスターだけだ… “デスペラード・リボルバー・ドラゴン”で“ゴールド・ガジェット”へ攻撃だ!」
「この時、“ディメンジョン・スフィンクス”の効果発動!」
「まぁそう焦るなよ、速攻魔法発動“コズミック・サイクロン”!」
《コズミック・サイクロン》
速攻魔法
LP2500
-1000
LP1500
「効果で“ディメンジョン・ガーディアン”を除外!ダメージは受けるが、これで破壊耐性は無くなった!“ゴールド・ガジェット”撃破!」
LP2500
-1100
LP 400
「“ツインバレル・ドラゴン”!リバースモンスターを攻撃しろ!」
《マシュマカロン》
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 200/守 200
「破壊された“マシュマカロン”の効果発動!攻撃を受けると分裂再生する!」
《マシュマカロン》×2
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 200/守 200
「“メカ・ハンター”で“マシュマカロン”を1体破壊!俺はこれでターンエンドだ」
「僕のターン、ドロー!1枚伏せてターンエンド」
「俺のターン、ドロー!このままバトルだ!“メカ・ハンター”で“マシュマカロン”を破壊!そして“デスペラード・リボルバー・ドラゴン”で最後のリバースモンスターへ攻撃だ!」
「罠カード発動!“光の護封霊剣”!」
《光の護封霊剣》
永続罠
「僕のLPを1000払う事で攻撃を無効にする!」
LP2300
-1000
LP1300
「“ツインバレル・ドラゴン”やれ!」
「”光の護封霊剣”の効果発動!うっ、」
LP1300
-1000
LP 300
「ハハハ!もうライフが風前の灯火じゃねぇか!もう諦めたらどうだ!」
「まだだ!まだ諦めない!」
(僕は城之内君を取り返すために、ここで諦めるわけにはいかない!)
『その諦めないマインドこそ遊戯ボーイでーす』
(ペガサス?!)
『YOUのデッキにはバンデットキースを打ち破るコンボカードが眠っていマース。そのカードを引くのデース!」
(ペガサス…分かった!僕はそのカードを引いてみせる!)
「っけ、俺のバトルは終わったが景気付けだ。“カップ・オブ・エース”発動!コイントスをするぜ!ま、当然表だろうがよ!」
(諦めたらダメだ!僕はここで諦める訳にはいかない!)
「結果は、おも、裏ァーッ?!なんだと?!」
「…インチキコインもここまでだ!僕は、この2枚でキミを倒す。…ドロー!!」
(こ、このカードは…ッ!そう言う事か!)
「け、万に一つ、いや億に一つの豪運じゃねぇか遊戯。だが、次はねぇぞ!ターンエンド!」
「僕のターン、ドロー!…完成した!キースを倒す、必殺コンボ!まずは反転召喚!“飛行エレファント”!!」
効果モンスター
星4/風属性/獣族/攻1850/守1300
「な、何ィ?!」
「僕はカードを2枚セットしてターンエンド!」
「…なんだ驚いちまった。それにしてもなんだあのカード…どこかで見覚えがあるような…う、思い出せねぇ!だが思い出せねぇってことは大したカードじゃねぇ筈だ!俺のターン、ドロー!“ロボ・ハンター”を生贄に、“ ブローバック・ドラゴン”を召喚!」
《ブローバック・ドラゴン》
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2300/守1200
「こいつで破壊してやるぜぇ!」
「これを待っていた!罠発動!“激流葬”!!」
《激流葬》
通常罠
「何ぃ!?!?」
「大いなる水流がフィールド全てのモンスターを飲み込み、破壊する!フィールド魔法“鋼鉄の襲撃者”の耐性は戦闘破壊のみ!キースのモンスターは全て破壊され、“飛行エレファント”は浮遊しているので“激流葬”の影響を受けない!」
「くっ、“デスペラード・リボルバー・ドラゴン”の効果発動!デッキから“リボルバー・ドラゴン”を手札に加える。…まだだ!魔法カード発動!“融合”!!“リボルバー・ドラゴン”と“ブローバック・ドラゴン”を手札融合!現れろ“ガトリング・ドラゴン”!!」
《ガトリング・ドラゴン》
融合・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2600/守1200
「“ガトリング・ドラゴン”の効果発動!」
「リバースカードオープン!速攻魔法!“禁じられた聖杯”!!“ガトリング・ドラゴン”の効果を無効にして攻撃力を400アップさせる!」
《禁じられた聖杯》
速攻魔法
《ガトリング・ドラゴン》
融合・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻3000/守1200
「クソ!だったら攻撃だ!“ガトリング・ドラゴン”!“飛行エレファント”を撃ち抜け!!」
「させない!リバースカードオープン!“攻撃の無力化”!」
「く、クソォッ!!!」
(なぜだ…何故俺はこんなに焦っている…!何故あのカードが目に入るだけでこんなに苛立つ…!!)
「ターンエンドだぁぁ!!!」
「僕のターン、ドロー!“飛行エレファント”の効果発動!相手ターンで効果破壊を免れた“飛行エレファント”はこのターンにダイレクトアタックを成功すると僕の勝ちになる」
「だが俺のフィールドには攻撃力2600の“ガトリング・ドラゴン”がいる!攻撃しても返り討ちだ!」
「忘れてないかい?必殺
効果モンスター
星4/風属性/獣族/攻 850/守1300
「やめろ…やめろォォォ!!!」
「“飛行エレファント”でダイレクトアタック!!」
「うわあああああぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!!!」
LP400
-850
LP 0
武藤遊戯
“飛行エレファント”の効果により特殊勝利
『…遊戯ボーイの勝ちデース』
“飛行エレファント”の効果で勝利するとキースは急に頭を抱えて床でうずくまってしまった。
このカードはキースにとっての一種のトラウマであり、僕たちと出会うよりも前にアメリカの大会でこのカードに負けてしまったらしい。
「…遊戯?ここは…ってお前!バンデットキース!」
「城之内君!」
城之内君の額に浮かんだ黄金の瞳は消え、目に光が戻る。
何がなんだかよく分からず、うずくまっているバンデットキースに困惑を隠しきれていない。
「あぁ…!あぁ…!思い出した!俺はあの時、あの大会でペガサスの野郎に…!あああああ!!」
「バンデットキース。君はゲームに負けた。城之内君は返してもらう」
『…千年アイテムを使い、ゲームに負けてしまいました。それも正々堂々とは言えないイカサマを使用したゲームデース。もうキースに
「何処なんだよこの君悪い店。帰ろうぜ遊戯」
「あ、うん」
地面にうずくまっているキースには誰の声も届かない。帰り際、キースに声をかけてみたがずっと叫んでいるだけでなんの反応も示さない。
それから、本当に平穏な日々戻ってきた。
キースが持っていた千年ロッドはエジプトの考古局局長 イシズ・イシュタールに連絡をして引き取ってもらった。
城之内君は操られている間の記憶は曖昧で一緒にいた記憶はあっても、何処で何をしていたのかまでは覚えていないようだった。
「ねぇこのカードを使うにはどうしたらいいのか?」
休日。僕と城之内君はM&Wの店舗大会へ出場するために大きめなカードショップにいた。
そこで小学生くらいの子供がパックから剥いたばかりのカードを持って使い方を聞いていた。
僕が教えようと席を立った時、
「おう。そのカードはこのカードと合わせると強いぜ。さらにこのカードを使えばもっと別の事ができるんだぜ。カードはやるから使ってみな」
アメリカ国旗のバンダナを巻いた外国人が子供にカードをあげて、レクチャーしていた。
もしかすると、あのデュエルでキースの中のイカサマをするような心は砕かれ、本来の優しさが戻ったのだろう。
それからしばらく、初心者に優しいおじさんがM&Wを教えてくれるという噂が立った。
〜裏話、裏設定、デッキコンセプト、デッキレシピ公開!〜
キースデッキのコンセプトは“リボルバードラゴン”をはじめとするコイントス効果を主に採用したデッキです。“カップ・オブ・エース”は実質“強欲な壺”、コイン除去は実質ノーリスク除去。
皆さんがもしこのデッキを使用する際はインチキコインを用意しましょう。もしくは運命力を極めましょう。
インチキコインを用意しきれない人は100円硬貨に小さい磁石を貼るだけでも効果は出ますよ。投げるのにめっちゃコツがいりますが(挫折の経験談)
これは余談ですが、本来は《銃砲撃》使ってたんですけど、インチキコインと組み合わせた結果強すぎたんで修正もとい、消しました。
他には《時の機械-タイム・マシーン-》や《メタル化・魔法反射装甲》などキースが原作で使用したカードも採用してはいるんですが《時の機械ータイム・マシーン》は戦闘戦闘破壊が発生しない、《メタル化・魔法反射装甲》は相手が守備表示ばっかという理由で使いませんでした。
今回のキースの戦術は「やられる前に殺れ」です。途中、バカみたいなLPの削り方しましたが、(LP調整と)LPを削ってでも殴るって感じです。
裏設定 : 本来のキースは千年アイテムを使うことはできませんが、決闘者の王国で大敗してからの「何をしてでも這い上がる」という野心が一時的に千年アイテムの使用を可能にしました。イカサマの計画を立てる段階でリストバンドに《7カード》よりイカサマコインの方が強い事に気がつき、コイントスデッキを制作します。イカサマを使ってでも決闘に勝とうとしたキースですが、敗北&トラウマエグりによって千年アイテムの所持者としての資格を失います。今まで使ってきたツケがキースを襲いますが、幸いツケと同じくらい膨れ上がった邪悪な心が代わりに消え、綺麗なキースさんが完成しました。
遊戯デッキは単純にDSODで使っていたカードを中心に採用しました。
…嘘です。本当は《飛行エレファント》を使いたかっただけです。と言うか、《飛行エレファント》を使いたい一心でこの小説を書いたまであります。
勝ち方はもう1パターン用意していました。「《死のマジックボックス》→除去&裏側の《人喰い虫》を送りつける→《人喰い》のリバース効果→《飛行エレファント》の①効果→要介護→《飛行エレファント》の②効果→ダイレクト→特殊勝利」というものだったのですが、なんか…面白くないんで没りました。
岩石の番兵を思いっきり墓地で腐らせてましたね。しょうがない。ど〜せ出してもすぐ破壊されちゃうんだもの。
遊戯王の小説を書いてみた感想として、書きにくいですね。手札と伏せカードの管理、LPの調整なんかが大変です。リンクモンスターとか書いてる作家さんマジリスペクトっすわ。
↓一応デッキレシピ↓
キースデッキ メイン40枚 EX6枚
モンスター19
・《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》 3
・《リボルバー・ドラゴン》 2
・《可変機獣 ガンナードラゴン》 1
・《ブローバック・ドラゴン》 2
・《ツインバレル・ドラゴン》 3
・《メカ・ハンター》 3
・《時の魔術師》 1
・《伝説の賭博師》 2
・《一撃必殺侍》 2
魔法12
・《融合》 2
・《カップ・オブ・エース》 3
・《
・《
・《トランスターン》 1
・《リミッター解除》 1
・《コズミック・サイクロン》 1
罠9
・《
・《デビル・コメディアン》 2
・《時の機械-タイム・マシーン-》 1
・《メタル化・魔法反射装甲》 1
・《モンスター
EX6
・《時の魔導士》 3
・《ガトリング・ドラゴン》 3
遊戯デッキ メイン40
モンスター20
・《レモン・マジシャン・ガール》 3
・《アップル・マジシャン・ガール》2
・《ブラック・マジシャン・ガール》1
・《ブラック・マジシャン》 1
・《マシュマカロン》 3
・《シルバー・ガジェット》 2
・《ゴールド・ガジェット》 2
・《暗黒騎士ガイアロード》 1
・《クリアクリボー》 1
・《守護神官マハード》 1
・《岩石の番兵》 1
・《人喰い虫》 1
・《飛行エレファント》 1
魔法4
・《ディメンション・マジック》 1
・《死のマジックボックス》 1
・《禁じられた聖杯》 1
・《流星の弓-シール》 1
罠16
・《メタモル・クレイ・フォートレス》 3
・《マジシャンズ・プロテクション》 1
・《ディメンション・スフィンクス》 2
・《ディメンション・ミラージュ》 1
・《ディメンション・ガーディアン》 2
・《ファイナル・ギアス》 1
・《運命の発掘》 3
・《光の護封霊剣》 1
・《攻撃の無力化》 1
・《激流葬》 1