戦姫絶唱シンフォギアFS   作:ケントxv

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お久しぶりです。

XDの5周年放送でFIS組の新しい姿を見て早くG編までやりたいと思うもののまったく進みません。


それでは8話をどうぞ。


第8話

 

「一月立ってもかみ合わんか」

 

「そうですね~僕とどちらかなら問題ないんですけどね」

 

「響ちゃんと翼ちゃんが並んじゃうと朔弥ちゃんが間にいても駄目になるのよね~」

 

 僕たちはここ一ヶ月どうにか連携をとれない響と翼をどうにかしようと努めてきた。だがどうしてもかみ合わない。

 

「一ヶ月前か」

 

 そうして僕は一月前の光景を思い出す。

 

.................................

 

「私と一緒に戦ってください」

 

 笑顔で翼に言う響、それに対して

 

「そうね。貴方と私、戦いましょうか」

 

 翼は響に刃を向ける。

 

「何やってんだ!翼!!」

 

「あの、そういう意味じゃなくて、私は翼さんと力を合わせて「わかっているはそんなこと」だったらどうして?」

 

「私が貴方と戦いたいからよ」

 

「え?」

 

「私は貴方を受け入れられない。力を合わせ貴方と共に戦うなど、”風鳴翼”が許せるはずがない」

 

「翼!ガングニールの話は!」

 

「確かにその子が望んで手に入れたものじゃないでしょうね。だとしたら優しく受け入れればいい?違うはよね?それは朔弥...貴方が一番解ってることでしょ?貴方自身が私に示してくれたのだから」

 

 その言葉に僕は何も言えなくなる。

 

「朔弥はそこで見てて。さあ、貴方もアームドギアを構えなさい!それは常在戦場の意思の体現。貴方が何者をお貫き通す無双の一振り、ガングニールのシンフォギアを纏うのであれば、胸の覚悟を構えてごらんなさい」

 

「か、覚悟とかそんな、私アームドギアなんてわかりません。わかってないのに構えろなんて、それこそ全然わかりません!」

 

 翼は響に背を向けゆっくり歩きだす。

 

「覚悟を持たずにのこのこと遊び半分で戦場に立つ貴方が、”奏”の何を受け継いでいると!」

 

「翼、今奏は関係「あるわ、その子が纏う物がガングニールならば!!」待て翼!!」

 

 翼は僕の静止も聞かず空高く舞い上がる。

 

天ノ逆鱗

 

「それはやりすぎだ!Innocent...」

 

 翼の一撃を防ぐべく技を出そうとするが、そこに一人の影が...

 

「おらぁ!!」

 

 拳の一突きで翼の天ノ逆鱗と相殺しあう。

 

「はぁぁぁぁぁぁ!はぁ!!

 

 その漢、風鳴源十郎はそのまま刃を砕くに留まらず、周辺の地面すら破砕してしまった。

 

「あ~あ、こんなにしちまって、何やってんだお前たちは?この靴高かったんだぞ?」

 

「ごめんなさい」

 

「いったい何本の映画が借りられると思ってるんだよ」

 

「いや、父さんの力が出鱈目なだけだって」

 

「まあ、そういうなって」

 

 そう言って、源十郎は翼に向かって歩いていく。

 

「らしくないな?翼、ろくに狙いも付けずにぶっ放したのか?」

 

 そこで源十郎があることに気づく。

 

「お前泣いて「泣いてなんていません。涙なんて流していません」....」

 

「風鳴翼はその身を剣と鍛えた戦士です。だから...」

 

「翼さん...」

 

「翼、今日は家まで送るよ」

 

 そう言って僕は翼の肩を支える。

 

 そこに響が声をかける。

 

「私、自分が全然ダメダメなのは解ってます。だから、これから一生懸命頑張って奏さんの代わりになってみせます」

 

”パチン”

 

 と音が響く、翼が響きの頬を叩いたのだ。

 

 そうして翼は立ち去っていく。響は何故叩かれたのか解らないのか?それとも涙の意味が解らないのか唖然としている。

 

「響ちゃん...」

 

「朔弥さん?」

 

「響ちゃんが壮者として頑張ろうとしてくれるのは嬉しいよ?だから僕は響ちゃんを歓迎する」

 

 僕の言葉に嬉しそうな表情をする響

 

「だけどね。もしこれからも戦っていくんだとしたら、正直今の心持なら翼に認められることはないよ?」

 

「え?ど、そうしてですか?」

 

「響ちゃんさ?翼になんで叩かれたのか、わからないでしょ?」

 

「そ、それは...」

 

 響は顔をうつ向かせる。

 

「僕が答えを教えるのは簡単だ。でもね。これは響ちゃんが自分で見つけた答えじゃないと、翼には届かないよ?」

 

 そう言った後、僕は翼の後を追う。その場に響を残して

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「さて、ミーティングだな」

 

「まだ響ちゃんが「すみません、遅くなりました」揃いましたね」

 

「それじゃ、仲良しミーティングを始めましょう」

 

 そうしてミーティングが始まるが響は翼に対して気まずそうであり、翼は無関心のようだ。

 

 モニターにマップと複数の点が表示される?

 

「どう思う?」

 

「いっぱいですね?」

 

「ははは、まったくその通りだ」

 

 源十郎の質問に対して響が間抜けな回答を返していた。

 

「これはここ一か月にわたるノイズの発生地点だ。ノイズについて響君が知っていることは?」

 

「テレビのニュースや学校で教えてもらった程度ですが」

 

 と前置きをしてかなり詳しく語り始めた。現在の学校のレポートの題材らしい。

 

 それに補足として了子と源十郎がノイズの発生率の本来の低さ、現状の高さの異常を説明していく。

 

「詰まる所、何らかの作為が働いていると考えられるわね」

 

「作為?てことは誰かの手によるものだと言うんですか?」

 

「中心点はここ、リディアン音楽院高等科...ここの真上です。"サクリストD"《デュランダル》を狙って、何らかの意思がこの地に向けられている証左となります」

 

「あの、デュランダルっていったい?」

 

 響の疑問にオペレーター陣が答える。

 

「ここよりも更に下層、”アビス”と言われる最深部に保管され日本政府の管理下で我々が研究しているほぼ完全状態の聖遺物それがデュランダルよ」

 

「翼さんの《天羽々斬》や響ちゃんの胸の《ガングニール》のような欠片は壮者が歌って再構築させないとその力を発揮できないけど、完全状態の聖遺物は一度起動した後は100%の力を常に発揮し更には壮者以外の人間にも使用できるだろうと研究結果が出ているんだ」

 

「それが私が提唱した”櫻井理論”だけど完全聖遺物の起動には相応のフォニックゲインが必要なのよね」

 

「う、う~ん?あの質問いいですか?」

 

「はい!響ちゃん!」

 

「朔弥さんは戦うとき歌ってないですけど、完全聖遺物って物何ですか?」

 

「なかなか鋭い質問だな。朔弥君、返答は君に任せる」

 

 響の質問に対して源十郎は僕に判断を委ねるようだ。

 

「そうだね。まず僕が纏ている鎧はシンフォギアじゃないんだ」

 

「そうなんですか?」

 

「うん、僕が纏っているものはフェアリーシールダーと呼ばれるもので、力はシンフォギアと同等にあるしシンフォギアのように纏うのに歌は必要ないんだ。その代わりシンフォギアにある”バリアコーティング”がないからノイズとの戦闘は一緒に戦うシンフォギア壮者が必ず必要になるんだ」

 

「だとしても、それならシンフォギア壮者と一緒ならノイズとも戦えるってことですよね?十分すごいと思うんですけど?」

 

「確かに、フェアリーシールダーは対ノイズに関してはシンフォギアのバディとなれるものだ。だが、それに見合ったデメリットも十分に存在するんだ。まずそうだな...僕は人間じゃないんだ」

 

「へ?またまた冗談を「響ちゃん僕の体見たことないよね?」え?ないですけど」

 

 僕は上着を脱ぎ響に背中を見せる。

 

「朔弥さん!周りには男性もたくさ...え?」

 

 響も僕の背中にあるものに気づく

 

「は、翅?」

 

「そう、翅だよ。フェアリーシールダーは人間を妖精へと作り変えるんだ。僕は響ちゃんに会ったあの時からずっと人間じゃないんだ」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 その日は翼がアーティストとしての仕事があるため解散となった。

 

「結局、全部は言えないよな」

 

 響には言えなかった。僕がさく兄ちゃん、《先導朔弥》だってことを...

 

「僕が怖いだけなんだよね。きっと」

 

 そうして、リディアンで初めて響にあった時の事を思い出す。

 

 

 

 

 

 その日僕は生徒会の手伝いで入学式の手伝いをしていた。新入生のチェックをしていたのだ。

 

「朔弥さんお疲れ様。あと何人かな?もうすぐ時間だけれど」

 

「お疲れ様です副会長。あと2人ですね」

 

 その2人とは、”立花響”と”小日向未来”だった。あの二人との再開は正直怖いが嬉しくもある。まあ、向こうは僕の事わからないだろうけど。

 

「響急いで!もうすぐ時間になっちゃう!!」

 

「待ってよ未来!!」

 

「お、来たみたいね?」

 

 そうして見えるのは2年で少し身長が伸びたみたいだが、変わらぬ二人だった。

 

「新入生!もう少しで遅刻だったぞ?」

 

「すいません。一人が寝坊して」

 

「ははははははは、寝坊ならしょうがない。間に合ってよかったじゃないか」

 

 そういうところも変わってないと嬉しくなり笑ってしまう。

 

「そんな笑わなくても~」

 

「そうですよ。朔弥さん!笑い事じゃありませんよ?」

 

「え?」

 

「朔弥さん?」

 

「ん?2人とも知り合いなの?我が校のプリンスに?」

 

「いえ、初めましてですけど...知り合いに同じ名前の人がいまして」

 

「あら?そうなの?」

 

「ええ、その人は行方不明なんですけどね」

 

「ごめんなさい」

 

「いえ、こっちが勝手に話したことですから」

 

「ありがとう。代わりじゃないけど、こっちの朔弥を好きに使っていいから」

 

「おい!かってに決めるなよ!はぁ、僕は風鳴朔弥」

 

「我が校随一のイケメンな為、リディアンの王子様と言われてます。私は副会長の・・・」

 

「不本意だけどね。よろしく」

 

「よろしくお願いします。立花響です」

 

「小日向未来です」

 

「ああ、よろしく」

 

 そうして挨拶した二人の顔は少しかなしそうだった。

 

 

 

 

 

 

「やっぱ話せないよな」

 

 そうして、歩いていくと見知らぬ少女が目に入る。綺麗な銀髪に目を引かれる。

 

「何してんだろう?」

 

 何故か気になり、近づいていく。もっと近くで見たくて

 

”パキ”

 

「誰だ!」

 

 小枝を踏んでしまい気づかれてしまう

 

「ご、ごめんなさい。その、君が綺麗だからつい近くで見たくて」

 

 そう言って言葉選びに失敗したことに気づく。相手は赤面したかと思うと走って逃げてしまった。

 

 このなんとも言えない偶然の出会いが僕と彼女のファーストコンタクトだった。

 




後書きです。

頭の中では構想はできてるのにやる気が出ません。
何とか出せた感じです。


さて、朔弥君の妖精となったことでの変化について

・まず身長が170㎝から150㎝に

・黒髪から銀髪に

ここまでは以前も出てます。ここからが新しい情報です。

・背中に小さな翅が生えている

・無性になっている。

というものがあります。
見た目女性ですが性別はありません。

本編のちょっとした補足でした。

さて、ラストにあった少女は誰だったのか?

すべては次回をお楽しみに!!

XD5周年おめでとう!
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