ー警戒区域ー
迅・他苑side
警戒区域にある市街地では迅と他苑、太刀川、風間が斬り合っていた。
風間「ふっ!」スコーピオンを振り下ろす
他苑「っと‼︎」右に躱す
他苑「月の呼吸参の型厭忌月・銷り」
他苑は風間のスコーピオンを躱し、横に二連の斬撃を繰り出した。
ズバン
風間「がっ‼︎」
躱しきれず腹部を斬られる風間
太刀川「風間さん‼︎」
風間「問題ない…」
風間は腹部を抑え、トリオンの漏出を抑える
太刀川「それにしても随分大人しいな迅、昔の方が張り合いあったぞ。」
迅が何も仕掛けてこない事を訝しむ太刀川
太刀川(何で迅は攻撃をしてこない?…いや攻撃自体はしているが、致命傷になる様な傷は無い。他苑もだ、奴の実力なら風間さんを倒せたはず…まさか…!)
何かに太刀川が気付く。そして風間に通信を入れた。
太刀川『風間さん‼︎』
風間「あぁ、こいつらの狙いは俺達をトリオン切れで撤退させる事だ」
太刀川の通信を聞き確信を持って迅達の狙いを話す
迅「あらら」
太刀川「成る程…あくまで俺達を帰らせる気か「撃破」より「撤退」させた方が本部との摩擦も小さくて済む」
風間「戦闘中に後始末の心配とは中々の余裕だな」
風間は思案する…
風間(ここでやり合っても時間を潰すだけだが…)
そこで再度太刀川から通信が入る
太刀川『風間さん。こいつら戦う気ねーわ。無視して玉狛に向かいましょう。俺達の目標はあくまで黒トリガーだこいつら追い回しても時間の無駄だし』
風間(…なるほど、迅達の逃げを封じる手か)
風間「……確かにこのまま戦っても埒が開かないな。
玉狛に向かおう」
迅「……」
他苑「やれやれ…」
迅・他苑「「やっぱりこうなったか」」
ズアア‼︎
太刀川・風間「!!!!」
カッ
太刀川「ヤベ‼︎」
風間「チィッ‼︎」
迅は壁に風刃を刺して壁伝いに斬撃を繰り出した。
ザン‼︎
風間「っぐ」
太刀川「出たな風刃」
迅「仕方ない…プランBだな」
迅・他苑side out
木虎side
その頃木虎は屋内で米屋と戦闘を行なっていた。
木虎「フッ‼︎」ドンドンドン
米屋「オラァ‼︎」ブン‼︎
木虎「ッツ」
ガギン
米屋が孤月(槍)で木虎を刺しに行くが、スコーピオンで防がれる
米屋「こっちは1人落とされてるんでね。さっさと片付けさせてもらうぜ」
木虎「やれるものならね‼︎」
木虎がそう言った直後、米屋が槍を構え突っ込んで来た
木虎side out
迅・他苑side
迅「申し訳無いが…」
他苑「太刀川さん達には、きっちり負けて帰ってもらいます。」
他苑「はあ!」
ジャキキキン‼︎
太刀川「…‼︎」
風間「なっ…!」
迅が持つ風刃に光の帯のようなものがゆらゆらと出ている。そして他苑の孤月は……
太刀川「オイオイ他苑…なんだそりゃ?…(汗)」
孤月の刀身が3・2mに伸び峰に1m間隔で2本の刀身が…そしてその間には1本刀身が下に伸びていた。
他苑「僕はS級に昇格する時に孤月を改造したんですよ。」
太刀川「いやそんな魔改造した奴加古以外で見たことねーよ‼︎」
太刀川は思わず叫ぶ。
風間「…成る程。S級というのは本当だったという事か…」
他苑「そういう事ですよ。…さて
死ぬ準備出来ましたか?御二方」
そういうや否や
ゴオッ‼︎
風間「ッッ‼︎」
太刀川「‼︎…ははっ面白え‼︎」
他苑が2人に殺気をぶつける。その殺気を受け笑みを浮かべる太刀川
その刹那、迅が風刃を振るう
ザギギン
地面を伝ってくる斬撃を風間は飛んで躱し太刀川は孤月で受け止める
風間『ステルスON』
風間は空中で姿を消した…。
他苑「⁉︎」
カメレオン
迅「!隠密トリガーか…‼︎」
迅が風間の方を向いた隙を突いて太刀川が斬り掛かるが寸でのところで受け立ちする。
太刀川「誰が負けて帰るって?」
迅「出来れば全員がいいな」
迅の攻撃から逃れた風間は
風間(風刃から出ている光の帯は残り8本それがゼロになれば
リロード
再装填の隙ができる。その隙を逃さず殺し切る)
スナイパー
風間『狙撃手、太刀川を援護しろ。俺達に当てても文句は言わん』
奈良坂「奈良坂了解」
古寺「古寺了解」
ギンギギギン
太刀川・他苑・迅は空中で斬りあっていた。
太刀川「「風刃」の怖さは遠隔斬撃。距離を詰めれば唯のブレードと一緒だ」
他苑「成る程…」
迅「なかなか研究してるじゃん。太刀川さん」
ガン‼︎
迅・他苑「…!」
ザザッ
太刀川の剣に押され倉庫内に追い込まれる迅と他苑。
古寺「追い込んだ‼︎」
奈良坂(単純な力比べなら太刀川さんの方が上だ……!)
太刀川「もう逃げられないぞ、黒トリガー」
勝ったと笑みを浮かべる太刀川
だが
他苑「そっちがね」ニヤリ
太刀川「!!!?」
カカッ
ギュン
ズドッ‼︎
太刀川「‼︎」
天井からの斬撃が太刀川を斬る
太刀川(壁を伝って…天井から)
他苑「逃げられないのはそっちだよ」
太刀川「‼︎他苑…‼︎」
迅「そーゆうこと。珍しく熱くなりすぎたな」
他苑・迅「「太刀川さん‼︎」」
他苑「月の呼吸陸の型常世孤月・無間‼︎」
ズハババババン
迅は右・左・左・天井から斬撃を…他苑は前方中範囲に縦横無尽に三日月の斬撃を繰り出した。
太刀川「……っぐ!」
古寺「太刀川さんがやられた‼︎」
その時風間がカメレオンで迅の背後を取った。即座に迅が風刃の斬撃を叩き込む。
…が
風間「ふっ!」
風間はしゃがんで風刃の斬撃を躱した。
風間「これで0本!」
風間は迅と他苑に攻撃を仕掛けるが他苑と迅は風刃のブレードとシールドで防いだ…
と思われたが。
ドス!
迅「‼︎」
他苑「ぐっ⁉︎」
他苑と迅の足をスコーピオンが貫いた…
他苑「なっ⁉︎下から…スコーピオンが…⁉︎」
迅(地面の下を通って足からブレードを…)
迅「読み流したか……」
風間が声を張り上げる
風間「太刀川‼︎」
風間の背後にはトリオンを流しながらも斬ろうと構えている太刀川がいた。
奈良坂(風間さん毎斬る気か!)
奈良坂「入った…‼︎」
だが、ここで風間は何か見落としている事に気付く。
風間(いや待て、「風刃」の残弾は8発だった。迅が撃ったのは太刀川に6発、俺に1発…残りの1発だけ…残りの1発は…残りの1発は何処に使った)
風間がそう思考した瞬間。
ズバン‼︎
風間の左脚、太刀川の右腕が斬り飛ばされた…!
太刀川・風間「……⁉︎」
風間「………」
風間(俺達の動きを予知して、既に斬撃をガレージの壁に仕込んでいたのか……!)
他苑「援護に入る必要なかったですね…(苦笑い)」
太刀川の背後には他苑が構えていた。
太刀川・風間「‼︎」
太刀川(コイツいつの間に‼︎)
迅「はははっそうだな他苑(笑)」
迅「太刀川さん・風間さん。あんた達は強い。黒トリガーに勝ってもおかしくないけど
「風刃」と俺のSE(サイドエフェクト)は相性が良すぎるんだ…悪いな」
迅は風間と太刀川に向かってニヤリと笑った。
はいどーも天沙残月です。投稿が遅れてしまい申し訳有りません。
また早く上がれるよう努力しますのでこれからも応援お願いします。
ではまた次回。