え!!1対空中騎士団でドッグファイトを!?出来らぁっ!   作:シーブック マクロスを生涯推す

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遅くなってしまって申し訳ありません!


ドッグファイト

初めて空を飛んだ俺を待っていたのは、澄み渡るような青空だった。それは異能生存体と化した俺の悩みなんか、ちっぽけに感じてしまうほどに広い空。俺にこの空を無限に飛び続けたいと思わせるに、さほど時間は掛からなかった。しかしその時間が長く続くことはなく、けたたましくなるロックオンアラートによって、俺は正気に戻された。

 

「よくもアイツをやりやがったな!!テメェは絶対殺してやる!!」

 

とてつもなくでかい声で通信が飛んできた。応じてやるつもりはさらさらない。コイツらは楽しんで人を殺した、ただのクズ。地獄に行くのがお似合いだ。

 

次の瞬間、俺の機体はバレルロールを決め、残っていた全てのミサイルの発射を終わらせていた。

 

「くそぉぉぉぉ!」

 

しかし相手もただの素人ではなかった。バトロイド形態に変形し、ミサイルを迎撃していた。だが何発かのミサイルは迎撃できず、そのまま奴の機体に命中していった。そして爆風の中から出てきた奴の機体は右腕をもがれた見るも無惨な姿をしていた。あの状態ならまともな戦闘は出来ないだろう。しかしあろうことに奴は、

 

「殺す!殺す!殺してやる!」

 

見事に頭に血が昇っているようで、照準が定まっていないにも関わらず、ガンポッド、ミサイル、ビームをばら撒いていった。しかしその状態は長くは続かず、とうとう奴のナイトメアの武装が弾切れ、対するこちらはミサイル以外の武装は残っており、勝敗は決したも同然だった。

 

「お前の負けだ。」

 

俺が奴に話しかけるが、奴は何かをブツブツと呟いているようで返事がない。

 

気味が悪いが、ひと段落着いたのだと安心してあのビルの方を見た瞬間

 

「テメェに勝てねぇくらいだったらこのまんまあのビルに突っ込んで大勢殺してやるぜぇー!!」

 

奴が突然叫び出し、カナメさんのいるビルに向かって、ファイター形態で猛スピードで向かっていってしまった!

 

「よせ!(止めろ!そっちにはカナメさんが!)」

 

俺も後を追うが、ガンポッドの弾速だと奴に間に合いそうにない。搭載されているビーム砲の存在を思い出した俺は咄嗟にトリガーを引いていた。

短い発射音と放たれたビームは、奴のナイトメアのキャノピーをいとも簡単に貫き、その身体を地面に横たわせた。

 

「終わったのか(危ない所だったぜ...)」

 

俺は機体を地上に下ろすと、コックピットの中で空を見上げていた。初めて空を飛んだこの日を俺は忘れることはないだろう。そしてこれからの俺はどうなるのかと考えていたが、安心したせいなのか眠気に襲われそのまま眠るのであった。

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