え!!1対空中騎士団でドッグファイトを!?出来らぁっ! 作:シーブック マクロスを生涯推す
SIDE???
「お忙しいところ申し訳ございませんが私です。
ええ例の基地に送り込んだ諜報員から、やはり例の新型試作機のテストを行うことが判明いたしました」
「同型機で発生した機能拡張の検証を行うつもりのようです。あの力は我々に多大な影響を与えるでしょう。歌の力で増幅する機動力。カタログスペックを遥かに凌駕する戦闘力。そこで我々からご提案をさせていただきたいのですが、あなた方にまだないフォールドクォーツの力を是非手元に置いておきたいと思いませんか?」
「実はすでに技術スタッフの中に私たちの息がかかった者を送り込んでおります。あとはあなた方さえ頷いていただけさえすれば、望むものをすぐにお届けいたしましょう。」
「かしこまりました。やはりあなた方もフォールドクォーツに魅せられているようでございますね。準備は全てこちらにお任せください。お客様からの注文をこなすのが私たちの仕事でございますから」
「あぁそれから、例の侵攻作戦の件は順調でございますでしょうか?いえ当初の計画通りに進めば後一年後には、実行に移るはずでございますからね。惑星各所に点在する遺跡の奪取、それに"星の歌い手"の細胞の奪取に成功すれば一つの惑星を抑えるどころか、統合軍や、銀河中のあらゆる軍事バランスを手中に置くことが出来る計画でございますから、こちらも準備を重ねてきたかいがございます」
「ええそれが聞けて安心いたしました。吉報をお待ち下さいませ。
ぜひ今後とも我々「イプシロン財団」に全てお任せいただけますと幸いでございます」
SIDE ???
溜まりに溜まった報告書の作成につまづいていた時、いつも飄々としているアイツから真面目な口調で、突然会わせたいヤツが居ると言われた。なんと11歳という年齢でありながら、訓練も無しにバルキリーを駆りテロリストを撃墜した少年が居ると。
それを聞いた時は驚きを隠せなかった。思わず「すぐに会わせてくれ!」なんて言ってしまうほどだった。今まで統合軍にいた中でも、過去に似たような事例は確認出来ていたが、まさかこんな近くで確認が出来るとは思ってもいなかった。
しかし同時に息子と歳の近い少年が、テロリストとは言え人を殺したという事実が俺の中で重くのしかかってきた。せめて会う時は精一杯の笑顔で、少年を不安がらせないように、そしてこれからの将来に不安を与えないように努めよう。私だけでも彼の味方でいよう。それが大人として息子がいる父親としての役目だと思うから。