え!!1対空中騎士団でドッグファイトを!?出来らぁっ!   作:シーブック マクロスを生涯推す

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UAが伸びてて、驚いております。これからも主人公をよろしくお願いします。


神はおっちょこちょい

(それではまずここから無事脱出するためのプランを練りましょうか)

 

「ああ(その方がいいですね)」

 

さっきから気になったんですけど、神様なんか俺の口調おかしくないですか?

 

(その件なのですが、まず今の姿を確認された方が良いかと...)

 

そういえば俺はこの世界に来てから一回も自分の姿を確認していない。喉が渇いたのでついでに顔を確認しようとトイレに向かった。

 

「なんだコレは!?(嘘だろ!嘘だと言ってくれ!)」

鏡に写っていたのは俺であって俺じゃない姿。

「異能生存体」、「触れ得ざる者」、「フラグブレイカー」、「歩く生存フラグ」、「歩く死亡フラグ」、「クソ真面目な男」などの異名を持つ男。

 

「...(キリコ・キュービィになってる!!!!)」

 

「説明してもらおうか?(神様これどういうことなんです!?なんでキリコになってるんですか!!)

 

(え〜と、その〜、この世界で、長生きしてもらうために、様々な特典を決めたと思うんですけど、知らないうちに新しい特典が生まれまして〜寿命以外では死ぬことがないと書かれていたため、その特典を適応したらそうなりました!)

 

「(絶句)」(えーとちなみにその特典ってなんて書かれてました?)

 

(異能生存体って書いてありますが、それがどうかなされました?)

 

「絶句」(神様、その特典の詳細って見ましたか?)

 

(ちょっと見て来ます!)

 

数分後

 

(本当に申し訳ありませんでした!!まさかこれほどまでとは思っていませんでした!!)

 

神様の慌てようも無理もない。

異能生存体。それは装甲騎兵ボトムズと呼ばれるロボットアニメで誕生した概念であり、具体的な内容は「どんな事態に遭遇しても、何をされても死なない生命体であること」、異能生存体であると明らかにされているのが、主人公のキリコ・キュービィただ1人だけである。

 

一見するとチートだと感じる程の強い能力であるが、もっとも恐ろしいのが「因果律」を捻じ曲げるということだ。死に繋がる要因を寄せ付けない作用を、本人の意思に問わず「異能生存体自身」に発生させるため絶対に死ぬ事はない。また他人の肉体や精神・さらには自然現象などの生物が操作することのできない「環境」や「状況」に干渉して発生させることも出来る強力すぎる力だ。そのため原作ではその力を狙った者たちから狙われ、最終的には仲間達から離れ、孤独になることを余儀なくされた。

 

その異能生存体になってしまったためか、俺はキリコの外見になり、口すらもあまり動かなくなり、「戦うために生きる」存在になってしまった。

 

こうして俺は神という存在は全知全能ではなく、おっちょこちょいである事を思い知らされたのであった。orz...なんてこった。

 

(それよりも脱出することを考えませんと...)

 

そうだった。悲観していても何も始まらない。外にはまだ2体の171が飛び回っているのだった。しかし武器はさっき拾ったハンドガンのみ、バルキリー相手には豆鉄砲でしかない。このビル内で武器になるものなんてそうそう見つかるわけが...

 

「あるのか...(なんだこのイカツイライフルは...)

 

展示室と書かれた部屋のガラスケースの中には、アニメやゲームで観たことのある「へカートⅡ」が展示されていたのであった。

 

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