え!!1対空中騎士団でドッグファイトを!?出来らぁっ! 作:シーブック マクロスを生涯推す
「さてどうやってアイツらを止めるか。(実際問題、ライフルでバルキリーにダメージ与えるのって至難の技だぞ)」
(1番はキャノピーに命中させるのが良いのですが、スピードが有りますからね...)
そこが問題だ。いくら171が型落ちだとはいえ、そのスピードは人間にとっては早過ぎる。弾を外したら、向こうの攻撃を受けることに繋がる。いくら俺が異能生存体で死なないとはいえ、大怪我を負うことになるだろう。かなりリスクの高い作戦だ。
(大丈夫です。貴方を支えるために私がいるのです。あのパイロット達に容赦する必要はありません。)
あいつらの所為で大勢の人間が死んだ。このままではまた大勢の死人が出る。それだけは阻止しなければならない。
「頼む。(行きましょう神様!ナビゲートお願いします!)」
(かしこまりました!ここから8回上に広い通路があります。そこでなら狙撃もしやすいでしょう)
「野郎どこに隠れやがったんだ?まったく」
「だったら出てくるようにしないとな!」
外から大きな音が響く。どうやらミサイルが隣のビルに着弾したようだ。距離は離れてはいるが俺がいるビルにまで振動が伝わってくる。
「くっ!(早くアイツらを止めないと!)」
(冷静になるのです。貴方なら止められます!)
エレベーターが使えない今、階段を登って進むしか方法はない。無我夢中で駆け上っている途中で、凛とした声が聞こえてきた。
「誰かそこにいるの!?」
???視点
今日は仲の良い友達と、このビルで行われている展示会に来たんだけど、途中で逸れちゃったみたい。友達を探しに行こうとしたら、警報が聞こえてきたの。外からは銃撃の音が響いてくるし、ガラスがあちこちで割れる音も聞こえてきたわ。逃げてる途中でガラスが刺さって動かなくなった人を見てしまった時には、怖くて動けなくなっちゃった。でも、その時警備員さんが私の事をこの部屋まで運んで行ってくれたの。この部屋には私以外にも、逃げて来た人がいたわ。警備員さんは「ここは安全だからここから絶対に出るんじゃないぞ!」って言って戻って行っちゃった。でもここには友達が居なかったから、探しに行くことにしたの。ビルの中を歩いていたら、階段を登って来る足音が聞こえてきたから咄嗟に
「誰かそこにいるの!?」って叫んでいたわ。
そして私が階段に着いた時そこに居たのは、とても大きな銃を担いだ青い髪で青い目の男の人だったの。
「貴方は誰?」
(誰って聞かれてもなんて答えればいいんだ...
こうなったら仕方ない...)
「キリコ・キュービィだ(あーあ言っちまったよ)」
「一体外で何が起きてるの?教えてくれない?」
「2体のバルキリーが町を襲っている。俺はアイツらを止めに来た。(俺は巻き込まれたけどな)」
「止めるって、どうやって?まさかその銃で倒すとか言わないわよね?」
「これしか方法が無い。(バルキリーがあれば話は変わってくるんだがなぁ)」
「それにコイツは戦車すら撃ち抜ける。コックピットを撃てばアイツらを止められる筈だ。(当たればの話だけれど)」
「それって失敗したら、貴方が死んじゃうかもしれなじゃない!?」
「大丈夫だ。俺は死なない。(死なないんじゃなくて、死ねないんだけどな)」
「死なないって言われても...」
なんだろう、この人凄く悲しい目をしてる。まるでここよりももっと酷いもの見てきたかのような...
そんな想像が私の頭をよぎっていった。