え!!1対空中騎士団でドッグファイトを!?出来らぁっ!   作:シーブック マクロスを生涯推す

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響く轟音

階段をしばらく上がっていると、広い空間に出た。

どうやらオフィスみたいだ。ここなら充分に戦えるはずだ。

 

(これだけ広ければ、狙撃もしやすいでしょう。コックピットに当たれば無力化出来るはずです。)

 

「なるほど(頼りになるのは、へカートとハンドガンだけ、何とか無力化して、ナイトメアを奪えないか?)」

 

(なるほど。たしかに奪えれば制圧するのは、今よりずっと楽になるでしょうね。しかしどうやります?)

 

「異能生存体であることを活かす。(キリコが幻影編でやったように奪えるか?いや、やるしかないんだよな!)」

 

(たしかにそうすれば、奪える確率が上がりますが、貴方が傷つくのは...)

 

大丈夫ですよ。神様。俺は死なないんです。だから安心して下さい。さっさと終わらせないと行けないんですよ。こんなこと。

 

(...分かりました。貴方を見守るものとして、貴方の考えを尊重します。)

 

「...(ありがとうございます。)」

 

なんてやり取りをしていた俺たちだったが、近くから聞こえるガンポッドの音に気づいた。俺は急いで窓際の方に近づき狙撃する体勢に移った。特典のお陰か分からないがら理想的な射撃体勢を取りやすいようだ。

それにどうやらこの場所はガラスが割れているようで、狙撃がしやすそうだ。

 

「おい!そっちはどうだ!いたか!」

 

「いやいねぇ!一体どこにいったんだか」

 

排気音がどんどんと近付いてくる。どうやらガフォーク形態で一機がゆっくりと移動しているようだ。時折ガンポッドを数発ビルに撃ち込んでいる。

進行方向を確認してみると俺が隠れているビルのちょうど目の前を通るようである。

 

「あんがいここにいたりしてなぁ」

 

ちょうどこちらに向き合う形で、ナイトメアが近づいて来た。スコープ越しに見たパイロットは笑っていた。それを見た瞬間には俺は引き金を引いていた。鈍く轟く発砲音、凄まじい反動を受けながらも、俺はスコープを覗き続けた。そこにはコックピットを撃ち抜かれた、血塗れのナイトメアが突っ込んで来る様子が映っていたのだった。

 

「おいどうした!応答しろ!」

 

突っ込んで来たナイトメアのコックピットから、もう一人の声が聞こえてくる。思わず覗いてみるが、そこには頭が吹き飛んでいるパイロットの死体が転がっていた。どうやらパイロットで弾丸が止まったらしい。

 

「うっ(うっわグッロ!コックピットを撃ち抜けるとは思わなかったんだがなぁ...)」

 

(普通にオーバーキルでしたね。それより無事にバルキリーゲット出来ましたよ!)

 

神様の言う通りだ。俺はパイロットの死体を引きずり出した。べったりと俺の体に纏わりつく血液に嫌悪感を覚えながら、コックピットに乗り込んでいった。

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