団長ラブ勢のギャルハーヴィンだってそうさ!!必ず存在する!!!! 作:梏 桎
現在のロイルミラを紹介しつつ、少しのおまけです。
こちらは連続投稿の2話目となります。
22/05/21 ロイルミラの年齢を修正
23/01/30 黄泉センター様より支援絵を頂きました。有難う御座います!
https://img.syosetu.org/img/user/396196/107367.JPG
名前:ロイルミラ
年齢:13歳
種族:ハーヴィン
身長:81.5cm(成長中)
体重:むちぷにを恐れて追い込んでいる
容姿:小麦色の肌と金色の瞳を持つ
デコ出しのロングストレートヘアで、月を模した髪飾りをしている
髪色はライトグリーンにワインレッドのメッシュ
白のシャツワンピースとレザーの胸当てが基本の服装
腰には魔法糸で刺繍を施した帯刀ベルト
足元は黒のサイハイソックスにショートブーツ
趣味:買い物、研究(お洒落、魔術、剣術問わず)
好き:棒付きキャンディ、ツクヨミ様、主人公
苦手:退屈な時間
得意武器:刀
属性:全属性(光が特に秀でている)
得物:刃長が約55cmの霊銀刀に類似した拵えの刀
剣術:父直伝の技を修めているものの、本人は魔法が本懐と思っているのかあまり用いない
魔術:
魔力:常人より生成量が多く、修行の結果、両手以外に口と目から魔力放出が行える
現在は飛翔術を会得する為に、足からの魔力放出を修行中
家族:両親、妹(3歳下)
交友:村人、ツクヨミ、オクトー、フュンフ、シェロカルテなど
§ §
ファータ・グランデの辺境、名も無き島の竹林にて。
星晶獣ツクヨミは烏羽玉の髪を風に揺らしながら、悩まし気な表情で月を眺めている。
想うのは
小さき彼女を輝きと形容するのは如何かと思ったツクヨミは、幼き光であるとして彼女を燭と称した。
彼女との出会いから7~8年が経ち、ツクヨミは人の子の成長速度に目を瞠ると同時に、燭であった彼女が輝きを増していく事に恐怖していた。
────何れは我の夜闇で染めなければならない。
ツクヨミは当初、
それが自らの存在意義で、与えられた役割だと思っていたからである。
だが今は────
「今宵の月は幽き光……なれど、淡き光は多岐亡羊を照らす導となりましょう」
「カグヤ……」
ツクヨミの隣に星晶獣が舞い降りる。
月に縁のある星晶獣、カグヤ。
ツクヨミの友であり、人と関わった事のある先達でもあった。
「人の子の生は短い。 道が闇に覆われていようと、照らされるまで待っている内に人の子は輝きを失う」
「っ……ですが、我は────」
「故に運命の時を定め、それまで懊悩し、決断するのです。
悠久を生きる我らと、刹那を歩む人の子が交われるように」
ツクヨミはカグヤの言葉に何も返せなかった。
ロイルミラは何年も待つと言ってくれていた。
きっとそれは彼女にとって偽りの無い言葉だったのだろう。
だが、ロイルミラとツクヨミは圧倒的に生きていられる時間が違う。
自らがどの道を歩むにせよ、彼女が生きていなければ選択する事すら許されないのだ。
「貴女の見初めた人の子は、剣の刃を渡るでしょう」
「……ええ。
「貴女が黄泉に誘うまでも無く、人の子は儚く命を散らすのです」
今度は当たり前な事を蒸し返されているような気分だった。
覇空戦争の際にツクヨミも人を殺めているし、他の星晶獣によって人の命が散っていく様も見ている。
人の儚さなど、かの戦争を経験していれば言われるまでも無い。
────だからこそ、
「違うのです、ツクヨミ」
「カグヤ……?」
「貴女の云う燭は、天の原に返り行く事も叶わない。
願う夢の代償は夢の大きさに比例する」
何を知っているのだろう、とツクヨミはカグヤを訝しむ。
出会った事も無いような素振りからして違うと思いつつ、ツクヨミは聞かずにはいられなかった。
「貴女は何を知っているのです?」
「……彼女は
ツクヨミの問い掛けに対して、答えでは無い言葉を返すカグヤ。
ツクヨミには彼女が述べた
「我が
言葉を変えて再度問う。
質問の答えは分かりきっている気もしたけれど。
「選ぶ事です。 貴女が述べたように、天満月が照らす道を並んで歩けるように選ぶ。
貴女にしか出来ぬ事です」
ツクヨミの悩みは結局の所、自らの今後と、ロイルミラとの今後の2つ。
自らの今後に関しては、少しずつだが道が定まっていく感覚がある。
カグヤの言う通り淡い月光が道を照らしてくれたのか、それともカグヤという友が道を照らす月光そのものだったのか。
問題はロイルミラとの今後。
ツクヨミにとって──マトモなコミュニケーションをするという意味で──初めての空の民の交流相手で、自らを友と呼ぶ愛しき子。
喪い難い輝きを秘める燭であり、契約を願う程に慕ってくれる存在。
ロイルミラがあの日、ツクヨミに言い掛けた言葉の先は『星晶獣と人間の契約』だ。
星の民の下で戦っていた頃から耳にした事がある。
彼女が何故それを知っているのかは当然気になったが、ツクヨミは詮索するつもりも無かった。
ツクヨミは既に『彼女が隠すのならば理由がある』と思うようになる程に信頼を置いている。
故に、あの場で聞いて答えを濁される気がした段階で、この質問を投げ掛けるのは不要と判断していた。
「未だに道は朧ですが、我の選択が必要ならば、懊悩も価値のあるものと思えます」
空を覆う闇は、直に光によって塗り潰される。
月が薄れ始めて、空は蒼に染まる為に動き出す。
「それと────」
今宵はここまでとツクヨミが思い、竹林から去ろうとする頃にカグヤが声を掛ける。
「かの燭は
「なっ────!?」
カグヤは言うや否や姿を消す。
残されたツクヨミは、去り際の衝撃発言に全てを持っていかれて心ここに在らず。
月が空に溶けて太陽が昇り始める間際。
名も無き島が揺らぐ程の衝撃が発生したという。
次話以降、東の村でクラーバラ、サビルバラ、カラクラキルとわちゃわちゃする事になると思います。
出したいから出しますが、サビルバラ達の訛りを再現出来る気が全くしないので震えています。
また、次を投稿する前に以前の話の加筆修正をさせて頂きます。
加筆修正の完了は、該当する話の前書きに記載しますので、改めて読んで頂ければ幸いです。