いつもわたしたちの為に考えてくれて、勉強も見てくれます。
だからお願いします。
もしもレースで一着が取れたら。
トレーナーが幸せになりますように。
ハルウララが大きなタイトルへと挑む今日この頃、俺はいつもと同じ冷静であった。
俺が緊張したり、動揺したところでレースには関係ないのだと、初期の頃に悟り、いまでは冷静になり、ウマ娘達を落ち着かせて、体調を整えるのが大事だと学んだ。
ハルウララはここのところ頑張っている。
勉強もそうだが、映画関係の仕事も頑張ってこなしている。カレンチャンとかスマートファルコンなどに色々聞いたりしてるらしい。ファンの反応にも敏感になって調べたが、いろんな声があり助かってます。
全てが全て、ハルウララと言う競争バの為になり、その力が全て、レースへと行きつく。
今日のハルウララの走りに絞り込まれ、いまハルウララは人一倍、誰にも負けない状態になっている。
そう考えると、俺も遠いところに来たものだ。
初めの頃は投げやりに呼吸習得し直して、なんでもなく生活していたが、これじゃ今世生んでくれた親に申し訳ないと思い、なにかできないか考えたところ、ウマ娘を見た。
レースを走る彼女達は、必死だし、鬼気迫るものもある。だけど俺達のようなものは一切無く、清々しいものであったのを感じたのだ。
正直、彼女達の舞台に、俺の力、鬼殺の技術を持ち込むのはどうかと思ったが、俺はこの技術が血にまみれたものだけじゃないと証明したかったこともあった。
ハルウララを担当に選んだのは、楽しそうに走るからだ。
今日の様子を見て、ハルウララは楽しそうに走っているか? あの明るさは変わってはいないか?と不安になる時はある。
だけど………
「やったー♪やったよトレーナー!みんなーっ!」
元気にはしゃぎ、手をぶんぶん振るこの子を見て、ああと嬉しそうに微笑む。
お前の担当で、本当によかったよ。
◇◆◇◆◇
それからと言うもの、不思議な事がたびたび起こった。
「それじゃシーン1、炭売りシーン、アクション!」
前々から思っていたが、あの監督は善逸によく似ている。って言うか金髪で無いだけで、あのお金を手に入れて有頂天ぷりは善逸君にそっくりだ。雷の剣士を人気声優の男優にしている辺り、彼っぽい。
炭売り少年こと、主人公の兄妹は本当に兄妹らしく、どこか炭治郎君と禰豆子ちゃんに似ている。似ている子ってよくいるんだなと思っていたところ、スタッフの何人か似た顔がいた。
「初めまして、ハルウララさんの義理の姉役の者です」
物凄い似てた。もう一人のお姉さん役の人も似てた。
「初めまして、主人公を導く剣士の一人です。今後ともよろしくお願いします」
似てねえ、似てるけど似てないね。あの人はこんなにはきはきと喋らないし頭も下げないから彼は違うね。この人くらいちゃんと喋れたら柱の仲はもう少しマシだったからねホント。サポートしても下の者くらいしか慕われてないからなあの人。
そんなことをしていると、ハルウララを連れてスタッフさんのおすすめの大盛り店に顔を出せば、蛇柱様似と恋柱様似の食事処に案内された。
いっやー似てないねホント。あの人もそれくらい喋れれば当時もう少しよかったのにね!お子さん五人もいるの?むしろあの人なら引くわ。生まれ変わってはっちゃけて引くわ。当時してろよんなもん。おめでとう。
そんな感じで前世の良く知る人達と顔を合わせるか、見かけるようになった。どうした急に?変なの。
そう思っていたところ、理事長ちゃんにお呼ばれした。なんだろうな。
「祝福!この前のハルウララのレースは見事だった!」
ありがとうございます理事長ちゃん。
「憤慨!理事長ちゃんと呼ぶな!」
分かりましたやよいちゃん。
「ムキー」
駿川さんがそれにまあまあと落ち着かせた後、本題へと入る。
サブトレーナーですか?
「ええ、ここ最近の活躍を見て、活動範囲を見るに、そろそろお一人では回らなくなってきてると判断します」
確かにそうですね。ですが、ウチのトレーニング方法は、古武術を取り込んだ方法で、スタミナを確保するやり方です。多少の認識のすれ違いは起ると思います。
昔のように冬の川で素振りとか、山を下る中で罠とかさせてないけど、岩を押したりとかはさせてるし、分かる人しか分からない部分はあるのは理解してる。
「その辺りは要相談して、活動する気はありませんか?」
確かに教える子も増えてますし、ツインターボのようにやり過ぎる子もいるので止める人がいると助かります。
「感謝!もしよろしければ今日から実践して欲しいがどうだろうか?」
いいですよやよいちゃん。おじさんに任せて。
「憤慨!そろそろ君の給金を使ってでも分からせるべきだろうか!」
「まあまあ」
苦笑する駿川さんはしばらくすればその人が来るので、待ってて欲しいとのこと。
そして数分時間が経過した時、彼女が来た。
「失礼します」
彼女が………
「あっ、初めまして先輩。私の名前は鱗滝真菰、本日から配属になった新人トレーナーです」
初めまして、やよいの叔父です。
「訂正!そろそろ給料をカットするぞ」
冗談ですよ理事長ちゃん。
「ムムムッ」
そんな会話をした後、一通り真菰さんと会話して、一緒にチームの下に出向くことになる。
………
彼女は真菰では無い。
俺の好きだった彼女は鬼に食われた。そんな事が無いと驕っていた俺と、怒りに任せて呼吸を乱した彼女が原因で。
例え生まれ変わりで、本当に、本当に真菰の生まれ変わりだったとしても。
それは変わらない。俺が背負う業の一つだ。
この世に絶対はない。幸せは壊れる時は儚く壊れる。
それを忘れる気は無い。忘れたくない。
「速く行きましょう。―――っ♪」
その時だった。
真菰さんが俺の名前を呼んだ。
俺の、前世、才能無き剣士だった俺の名前を呼んだ。
俺が驚いた顔をしていると、真菰は嬉しそうに微笑む。
「勝手に自分の所為だってしたこと、許す気は無いから覚悟しててね」
そう言って先を行く彼女を見て、俺は三女神と言う、ウマ娘達の神の像がある方角を睨む。
神は勝手だ。鬼の首領を世にはびこっていたのに、こんなところで奇跡を使うのは嫌いだ。生まれ変わった時も、神と言うのを恨み、三女神もどうせろくでもないと内心思っていたが、どうやら正しかったようだ。
「………やれやれ」
俺はそう呟き、自分を待つウマ娘達の元へと急いだのであった。
鬼滅のトレーナー
ここ最近、見知った顔の人と出会い、戸惑う事が多い。
だけど水柱と蛇柱、テメエらは違うから内心笑っている。生まれ変わって変わり過ぎだろう、その気概を前世でも出せやおい。
理事長ちゃんいじりが身内ネタになっていて、もうやめる気は無い。給料を犠牲にしても続けると仲間内に言っているのでやめる気は無い。数日後本当に給料カットが起きて、笑い話にした強者。
数年後真菰に捕まる。
善逸にそっくりな監督
有名どころの映画などが当たり、裕福な善逸になった人。
とある話を役者に合わせて変えたりして、大当てした強運者。ウマ娘のアクションが凄いなどのレビューをもらい、第2回目の映画資金を手に、また大ヒットする。
先祖の墓石を金に変えようとして、それはやめておけと夢枕に立たれ正気に戻った。
秋川やよい
嫌いでは無いが、許さないことだってある。本当に給料を差っ引いた。
ハルウララ
最後の直線で全力を出した際、蹄鉄が緋色に変わって驚かれたウマ娘。色が変わる蹄鉄について詳しい話を聞かれて困惑する(担当トレーナーはただのオシャレですと答えている)
その時に出たレースはマイルの有名どころ、作者の知識の無さに明言されていないので、お好きなレースのタイトルを取ったと思ってください。
三女神が願いを叶えてくれたおかげで、トレーナーが幸せそうで嬉しい。最近、ファンの人も増えて、絶頂期を天元突破している。海外も行けるんじゃねえと言われて、海外にも出ようとしている。
三女神
最終的に結婚はやよいとしそうな人なので、それまでにはおじいさんになってしまうと思い、急きょ色々した。
良い事をしたと思ったけど、前世の事もあり神事態敵視しているところもあって睨まれた。それは悲しいけど幸せそうでホッとしている。
ハルウララに毎日像を磨いてもらっているため、にっこりしている。
にゃはっふー
ウマ娘未プレイ、競馬ノー知識の癖に書き始めた者。
それでも人気や感想、評価されて喜び、良い感じに終わらす話を考えて投稿する。
お読みいただき、ありがとうございます。