ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
今回についてはこちらを読んでおいたほうが良いかも。
https://syosetu.org/novel/284195/187.html
2023年10月14日、名古屋駅にて。今日は名鉄と高島屋の北海道フェアに行く予定で、明治神宮外苑からメイを呼んでここに来ており、名鉄のフェアにはまず寄った。
メイ「その開拓おかきも随分美味しそうだよな」
俺「まあ、うちの母や夫、弟たちのお気に入りでもあるからな」
メイ「1袋くらい恵んでくれねえか?」
俺「メイにはやらん」
メイ「ケチ」
俺「むしろ気前が良いほうが損するぜ?」
メイ「出た謎理論…まあいいか。次高島屋行こうか」
俺「そうだな。その前に噂のVC42っていまどこにいるんだろう……?」
メイ「VC42……?アイツのことか。とりあえず調べようか」
俺「そうしよう」
そしてYahooリアルタイムで調べると突然、この後の行動を変える出来事が起きる。
そこに投稿されていたのは、25分前に四日市駅で撮影されたと思われるVC42編成。これはそろそろ名古屋駅に到着する頃だろう。
俺「予定変更。近鉄行くぞ」
俺はメイの腕を引っ張り、近鉄方面に連れて行く。
メイ「ちょっ…待っ……北海道展はもういいのかよ!!」
俺「帰り際に寄れるしいいかなって」
メイ「全く、これだから鉄オタは……」
読者の皆さんには改めて説明するが、近鉄1233系VC42編成は、近鉄1233系電車のうち名古屋線に所属する1編成。2020年からLCD式の車内案内表示器が取り付けられており、それを理由に俺の愛車にしていたが、今回車体更新を受けたことでLCDが撤去され、ドアチャイムすら鳴らなくなり(*1)、即座に愛車ではなくした。
まあ、俺から愛されなくなったということでVC42編成も幸せなのだろう。とはいえ、今度は一番の愛車をVC47編成に指定したため、歩夢あたりがVC47編成に嫌悪感を抱くことは確実なように感じた。
閑話休題。近鉄名古屋駅に到着したちょうどその時、パシャンという非常ブレーキ音を聞いて3番線を確認すると、案の定VC42編成がいた。リアルタイム投稿恐ろしすぎるだろ。
メイ「由美が狙っていたのはこれか」
俺「大当たり。だけどもうコイツは俺の愛車ではありません」
メイ「愛車?」
俺「鉄道ファンの皆さんは自分の推しの鉄道車両を愛車とか言うんだって。だけどVC42からLCDが消えたから、愛車というか推しでなくしたのよ」
メイ「…で、今の近鉄の推しは何なんだよ」
俺「1233系VC47編成。秋分の日の日暮れに普通列車で走っているのを見て推し変しました」
メイ「VC42編成が嫉妬しても知らんぞ?」
俺「電車だもん、そんな感情抱かないって」
メイ「うわぁ……それでも歩夢さんがVC47編成に嫉妬しても知らねえからな」
俺「わかってるって」
そんな会話を繰り広げながらVC42編成に乗り込む。隣りにいた9000系と比較すると、やっぱり前照灯が窓下、尾灯が窓上に設置されているのには違和感が強い。
それと、電車が嫉妬しないとは言ったが、異論があれば感想欄で教えてね。
さて、車内はというと、LED間接照明になっていたまでは良いのだが、とにかくLCDが撤去されて横長型の筺体になっていたことにむちゃくちゃ違和感を感じた。LCDがないだけで寂しくなる。ドアチャイムや盲導鈴すら鳴らない。愛車から外して正解だった。
そして、変わらず日立GTOインバータの音を響かせ発車する。そのため、愛車でなくとも、嫌いにはならない。
外に出ると、もう日はとっぷり暮れているように見える。
メイ「もう夜だな」
俺「うん。雨だからね」
そう。今日は雨が降っている。だけど中間発表前最後のチャンスだから雨でも乗ったのだ。
とりあえず計算の都合上、降りるなら弥富駅がベストだ。帰りは関西線で帰るしかない。というわけで、蟹江、弥富と停車し、VC42編成との旅は終わりだ。
メイ「まあ、あのシオンもVC42編成のせいで近鉄を嫌いになりかけたんだよなぁ……」
俺「流石にLCD撤去とか暴動案件になるのもわからなくはないよ」
メイ「非鉄の私でも気持ちはよく分かるぜ」
俺「そう言ってくれるのはメイだけさ。ありがとう」
メイ「うるせぇぞ由美!!照れるじゃねえか!!」
俺「ごめんごめん」
2人で笑い飛ばし、しまかぜ、ひのとりを撮影後、JRの弥富駅に流れる。それにしても近鉄バカ高くなったな……。
〜※〜
弥富駅では快速みえの通過を見送り、しばらくしてやってきたのは……。
俺「またお前か」
315系、しかもC102編成。311系を駆逐した車両の1つ。そういえばもうC104までやってきてるんだよねぇ……。
メイ「由美はこれに乗ったことがあるのかよ」
俺「ああ、一度だけ。名古屋から八田まで、梅雨の日の夕方にね。315系自体は中央西線で乗ってるけどね」
メイ「せりな様がどんな反応するのか怖いな……」
虹ヶ咲学園音楽科1年の丸山せりなちゃんは鉄道業界でも音楽業界でも、チート級の作曲家兼撮り鉄として知られているから、メイが「様」付けしても俺は驚かない。
俺「あの子も近鉄以外のロングシートが大大大嫌いだからね……。しかも想像してみると……」
せりな『私、JR東海は転換クロスシートばかりだから、大好きだったの……。でも、今関西線に行ったら……ロングシートばかりじゃない………!!転換クロスを消すんだったら、もうJR東海なんて、どうでもいい……!! JR東海なんて、大っ嫌い!!』
メイ「確かに言いそうだよな」
俺「うん。そのせりなちゃんを宥められる人が……いたわ」
メイ「誰だよ」
俺「せつ菜ちゃんと比奈ちゃん」
メイ「あー…確かにあの2人はなぁ……。まあ、考えていても仕方ないから乗るぞ」
俺「うん」
というわけで乗って、名古屋まで帰ろう。VC42編成に乗れたのは正直良かった。
〜※〜
名古屋駅到着。今度こそ高島屋に向かうことにした、その時だった。
??「メイ、由美、見つけた」
俺「四季!?なんでいるの!?」
四季「メイを強制送還するために来た。由美も連行する」
メイ「おい四季、由美は卒業研究の中間発表近いからやめとけ」
四季「わかった。その代わり、今から高島屋の北海道展には寄らないこと。グルメに嫉妬したくないから」ハイライトオフ
俺「それでも寄るって言ったらどうするの?」
四季「容赦なく神宮外苑に連れて行く。だから約束してくれるね?」ハイライトオフ
俺「わかったよ……」
楽天うまいもの市場に変わっちゃうから、もう行けないんだよなぁ……。
メイ「さ、四季、帰るぞ」
四季「うん」
メイ「今日は楽しかったぜ由美〜!!」
俺「またねー!!」
こうしてメイ、四季とは解散になった。四季との約束を破ったら科学技術の力で粛清されるから、高島屋の北海道展は諦めて、中央西線の315系で帰宅することにしよう。
結局、翌日以降、今年度分の高島屋の北海道展に行くことはできなかった。それよりも、211系がいなくなって315系ばかりになったのを帰り際に見て、かなり時代を感じてしまう青山由美であったのだった。今回は以上!!
次回は虹ヶ咲よりリクエストを予定しています。
ちなみに、VC42編成には2ヶ月経った現在でもLCDがついておらず、当該編成は推し(愛車)に戻すつもりはありません。ただ、VC31編成の更新時には設置されており、VC43やVC47などでは流石に新品に交換という形になると感じたので、名古屋線所属のうち、VC40編成以降のA更新後は順次愛車に追加するつもりです。
とにかくVC42編成のLCDは早いところ塩浜でいいから設置してくれ(切実)