性根が腐ったヤツが提供する、咎を背負う少女を絶望させるストーリー……。
※ただし、あくまでエイプリルフール的なアレです。

※注意!!
・内容が、雪音クリスの曇らせ、に該当すると思われます。クリスが好きだったり、彼女の表情が曇るところを見たくない読者の方は、読まないようにお願いします。
・アンチクリスと言ってもいい内容かもしれません。アンチ・ヘイトが苦手な読者の方なども読まないようにお願いします。
・しっかりタブを確認してから、読み始めることをお願いします。
・内容は殆んどシリアスとダークな雰囲気ですが、一応エイプリルフールに投稿するような作品ですので、お察しください。

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エイプリルフール用として書いてはみたものの、内容がかなりシリアスになってしまっているので、本当にご注意を。

※注意!!

・雪音クリスの曇らせ、に該当すると思われます。クリスが好きだったり、彼女の表情が曇るところを見たくない読者の方は、ここでブラウザバックをお願いします。
・アンチクリスと言ってもいい内容かもしれません。アンチ・ヘイトが苦手な読者の方なども本文前のブラウザバックをお願いします。
・しっかりタブを確認してから、読み始めることをお願いします。
・一応エイプリルフールのネタということにしてあるとはいえ内容がアレなので先にネタばらししちゃいますが、性根が腐っているヤツがクリスへのドッキリを企画・提案しているという話です。性根が腐っているヤツなので内容がアレです。
・FAQや取扱説明書などのページは小説投稿前に確認していますが、もし小説の内容が「禁止事項・注意事項違反」に該当すると判断された方は、感想などで、できればソースも併せて教えていただけると対処できるので助かります。























よろしいですね?











【※エイプリルフール】クリスのゼツボウ【あくまでエイプリルフールです】

月曜日の朝、いつもは内心学校を楽しみにしているはずの雪音クリスは、憂鬱な気持ちになっている状態で教室に入っていく。

おはようと朝の挨拶をしてくれるクラスメイトに、その気持ちが若干薄れるのを感じながら挨拶を返すも、気分は晴れないままだった。

彼女がこんな憂鬱な気持ちになっているのは、この前S.O.N.G.の任務で起きた出来事が原因だった。

 

いまだ捕まえることができていないパヴァリア光明結社の残党。そのうちの一人を確保する任務だった。

別に捕まえるまでのあいだに問題があった訳じゃない。結社に所属する錬金術師はアルカ・ノイズを使役してくるが、バリアフィールドで分解を無効化できるシンフォギアを纏った装者なら苦戦する相手でもない。襲い掛かるアルカ・ノイズを全て倒し、逃げられるようなこともなく結社の構成員だった男を確保した。

問題は、捕まえた現場で明らかになった事実だ。

 

この錬金術師は、逃走資金を得るために手持ちのアルカ・ノイズの一部を売却していた。

しかも、その売却した先は、あろうことか一般人と言っていい相手だということが分かった。

本来、兵器として使役されるアルカ・ノイズを売りつけるなら、ニーズから考えて武装組織が相手であることがセオリーだ。しかし、だからこそS.O.N.G.に嗅ぎつけられる可能性の高い取引であることを考慮して、一般人にアルカ・ノイズを渡すことで盲点を突く形で金を得たとその男は語った。

 

たいした苦戦はしていなかったとはいえ直前の戦闘の影響で気が高ぶっていたクリスは、金のために危険な兵器を人の手に渡したことを得意げに話す男に怒り、どこの誰に売りつけた!と語調荒く聞き出そうとした。

そんなクリスの様子にひるむこともなく、彼女を嘲るように錬金術師は質問への答えを言い放った。

 

「そんなに聞きたきゃ教えてやるよ! アルカ・ノイズはな、てめえのせいで家族が死んだ、可哀そうなガキにくれてやったんだよ!」

 

「なっ――!」

 

錬金術師の口から予想だにしなかった言葉が飛び出し、クリスは思わず絶句してしまう。そんな彼女の様子を面白がるようにしながら、錬金術師は饒舌に語っていく。

 

「いかにも『自分は何の非もない正義の味方です』って面してやがるけどよぉ、俺は知ってるんだぜ? てめえも昔は、ソロモンの杖を起動させてノイズを使役して立派にテロリストしてた、俺達と同じ穴の狢だってなぁ!!」

「てめえが使役してたノイズだったかどうかは知らねえが、ノイズを操ることのできるソロモンの杖を使えるようにしたのは、てめえで間違いないだろ? どっちにしろ、てめえがソロモンの杖を起動させなきゃ死ななくて済んだ人間なんてのは、腐るほどいるんだよ!」

「俺がアルカ・ノイズをくれてやったのは、そうやって死んだ人間が親だった、本(・)当(・)に(・)何(・)の(・)非(・)も(・)な(・)い(・)ガキだったってだけの話だよ! なにそんな顔してるんだ? ギャハハハ!」

 

「なにも偶然そ(・)う(・)だったってわけじゃねえ。どうせアルカ・ノイズをくれてやるなら、お前らS.O.N.G.にけしかけてくれるような奴にくれてやった方が俺にとっちゃ一石二鳥だって考えて、わざわざ調べて選んだんだ。都合のいいことに、けっこう金を持ってるやつが入っていたから、ソ(・)イ(・)ツ(・)を選んだんだよ」

「最初に話を持ち掛けた時は怯えてやがってけどよぉ、親(・)切(・)心(・)で(・)ソロモンの杖のことやお前のことを話してやったら、乗り気になってくれたぜぇ! ソイツの家族の仇と言っていいお前が、のうのうと幸せな日常を過ごしていると言ってやった時の表情なんて、俺の方がビビっちまうほどだった!」

「良かれと思って、お前についての情報もアルカ・ノイズのついでに結構渡してやったよ! ソイツは一般人だけどよ、今頃はお前がどこでどう暮らしているのかも分かってるんじゃねえかなぁ!?」

 

「俺はお前らにこうして捕まるまで内心びくびくして過ごしていたけどよぉ、今度はてめえがいきなりの襲撃に怯えて過ごさねえといけなくなっちまったなぁ? ま、せいぜい怖がってな!!」

「てめえは俺のことを正義の名のもとに捕まえた気になってたのかもしれねえが、俺の方も楽しみに待っているぜぇ? 大切な家族を奪われた復讐っていう大義名分の名の下で、てめえに裁きを下されるのをよぉ!!」

 

そうクリスに言い放った後、S.O.N.G.のエージェントに連行されるまで、錬金術師は高らかに笑い続けていた。

後に捜査部が明らかにしたところによると、その錬金術師はパヴァリア光明結社の中で外部から入手した情報を管理する部署に所属していたらしく、クリスについての事情を知っていたのも今まで処理した情報の中に入っていたからのようだった。

現在は、そのアルカ・ノイズを売り渡した相手を至急で捜索しているとのことだったが、取引が行なわれてから時間がかなり経っているため、その相手がいつ襲撃を仕掛けてきてもおかしくない、とのことだった……。

 

そして、錬金術師の言ったことから推測すれば、怨恨という動機から、襲撃の対象がクリスになることは十中八九間違いないだろう。

あの男の言う通り、クリスがソロモンの杖を起動させたことが例の人物の両親がノイズの被害者になってしまったことに繋がり、そのクリスはシンフォギア装者としての使命を果たしてはいるものの、こうして普通の学生に混じって安穏とした日常を過ごしているのだから。

仲間たちはクリスに非はないと擁護してくれているが、クリス自身は、その罪は自分が背負わなければならないものだと心の底から思っている。

 

(そうだ……人を殺すノイズ、それを操るソロモンの杖は、アタシのせいで……。だから、アタシが……)

 

クリスは、過去に紛争のなかで自分の両親を失っている。

だからこそ、親を突然亡き者にされる辛さは理解できるし、その原因となった自分が恨みつらみをぶつけられるのは、自分の過去の過ちの報いとして受け入れるつもりでいる。

自分という存在が不幸にしてしまった人物の、悲しみ・怒り・恨み・憎しみ。それら全てを、これから心の傷を癒すきっかけにするために、自分一人が罰というかたちで受け止める覚悟が、雪音クリスの心の中に確かにあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリスがいる教室の中に、大量のアルカ・ノイズが召喚されるまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「自分が、こんな当たり前に幸せな日常を歩むことが許されるとでも思ってた?」

 

教室(日常)に侵略してきたアルカ・ノイズ(非日常)という予想だにしていなかった異常事態に思考が止まってしまい、シンフォギアを纏わなければとクリスが思い至るまでに半数の、非日常に関わる必要がなかったはずのリディアンの生徒たちが分解された。

 

「貴方のせいで、あんなに優しかったパパとママが死んで、幸せが当たり前だった私の日常は壊された。そのせいで、私の心も壊れちゃった」

 

その後、数秒のうちに残りの生徒も次々と、アルカ・ノイズによって人の形を失った赤い粒子として消滅していった。

 

「だから、私のパパとママのように、何の罪のなかった子たちを死なせちゃっても罪悪感なんて全くないの。だけど、パパとママと違って、この子たちの死はちゃんと意味がある物になる」

 

目の前で突然始まり、一切の救いのないまま進んでいく惨劇に、シンフォギアを身に纏うための聖詠を口にすることができず、この場で生き残ってい(・)た(・)最後の一般人である生徒の命も、クリスの目前で儚く散っていってしまった。

救いを求めるように伸ばされた手を、掴む事すらできなかった。

 

「これは私が作った惨劇だけど、貴方が私のパパとママが死ぬ原因を作っただけじゃなくて、貴方がこんなところにいなければ起きなかった惨劇なんだよ? 貴方が死なせたパパとママの娘である私が殺した子たちは、貴方がここでのうのうと過ごしていなければ普通に生きていけた、何の罪もない子たちだったんだよ? こんな日常なんて望まないで、ちゃんと罰だけ受けて生きていれば、この子たちは死なずに済んだのにね?」

 

そうして、雪(・)音(・)ク(・)リ(・)ス(・)と(・)い(・)う(・)災(・)い(・)と(・)の(・)因(・)縁(・)を(・)持(・)つ(・)存(・)在(・)さ(・)え(・)い(・)な(・)け(・)れ(・)ば(・)今も平穏無事に過ごせていただろう、特異災害とは無縁であった少女たちの生命がすべて消え去った後に、どこからともなく一人の少女が姿を現していた。

その目には、一切の光を感じさせない絶望が宿っていた。

 

「だから、この惨劇は私が犯した罪であると同時に、貴方の背にのしかかる罪でもある。そして、私と貴方の二人を、もう二度と幸せという光にあふれた日常に戻せなくするための重しになるの」

 

少女の真っ黒な瞳には、一人の人物しか写っていなかった。

彼女と同じ、深い絶望の色をした目に変わってしまった少女しか。

 

「貴方が幸せになるなんて絶対に許さない。さあ、貴方もいっしょに壊れちゃおう♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――なーんてドッキリでもやってあげませんか? マスター♪」

「却下だ。悪趣味が過ぎる」

「ちぇー」




拙作「【※エイプリルフール】クリスのゼツボウ【あくまでエイプリルフールです】」、以上となります。
いや、違うんです……。クリスに対する嗜虐趣味があるとか、そういう話じゃないんです……。

きっかけは、シンフォギアラジオ出張版の、アニメ10周年記念の生放送を見ていた時のことでした……。
「クリスはあと何を失ったら絶望すると思いますか?」と某KNKさんが発言されたことがあるとのお話を聞いて、思わず「装者として因縁を持っているアルカ・ノイズが、平和な日常を楽しんでいる最中の教室に襲来してきたら絶望しちゃうだろうな~」と考えてしまい、そこからつい本作の執筆に繋がっちゃったんです……。
で、エイプリルフールも近かったことから、あくまで想像のなかの話として纏めた、という感じになりました……。

つまり、あくまで私は何らかの影響を受けてしまった側なのであって、女の子を絶望させることが大好きとか、そういうことを言われるのは不本意なのであります(迫真)

まあ、別に復讐という形でなくとも、リディアンへのアルカ・ノイズの襲撃なら、これからのイベントでも十分に起こりえることだとは考えられます。
実際にAXZでは、サンジェルマン達が1体の大型アルカ・ノイズをリディアンに差し向けていましたし。

以上、蛇足でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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