【ライダー】負けたら陵辱される変身ヒロインものエロゲーの世界の竿役モブに憑依した挙句、忍者の仮面ライダーになっていた【助けて!】   作:ヌオー来訪者

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04 糸ノ意図

 

 ハルカが過労でダウン。

 その事実を知らされてから真太郎はただ一人道場で木製の小太刀を振るっていた。

 

 スレ民に提案されたタカマルを今のうちに暗殺するという判断は当然真太郎にはなかった。

 無論、タカマルの中の声とされるものが何か悪さをすればこれまでの信用信頼が無に帰るし全てが徒労に終わる訳なので最後の手段とする、としただけだが。

 無我夢中で小太刀を振り回していると、人の気配がした。

 振るっていたその腕を止め、出入口の方を向くとピンク色のツインテールの少女が道着姿で戸を潜っていた。

 

「斎田さん」

 

「斉藤です。四方堂さんか……稽古?」

 

「まぁ、そんなトコ。ちょっと付き合ってくれる?」

 

「……へい」

 

 稽古とは言うが、ナリカ当人も異様に強いのは真太郎も知っている。一回り小さいその体で大の大人を一捻りしていまうほどの力を彼女は持っているのだ。

 その為、何度ぶん投げられるかと戦々恐々としながらそのままナリカの稽古に付き合う事にした。

 

 シノビの力が増したとはいえ、生身の方はまだまだハルカとナリカはおろかタカマルにも程遠い。自分より強い何かを持つ相手の力は少しでも多く吸収しておきたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あー……いて」

 

 投げられた。

 某ウルトラマンの怪獣の如く投げられた。何度も何度も投げられた。

 着ぐるみ着た状態でよく生きていたなと言いたくなるぐらいに投げられた。受け身こそ取れたがそれでも全身が悲鳴を上げている。

 

 道場の床は酷く冷たかった。

 けれども温まった体には酷く心地よく。天井をぼーっとにらめっこしているとナリカが顔を覗き込んできた。

 

「ね、ねぇ? 大丈夫?」

 

 手加減はしないでくれ、と直前に頼んだ。

 その結果がこの惨状だ。とはいえ別に後悔はしてなどいない。後悔はしていない。体が死ぬほど痛いが。

 

「じゃない、全身超痛い。でも――やっぱ強えや」

 

 当然だ。この世界を過去から現れるノロイ党から備え、守るために鍛えてきた人間たちだ。弱いはずがない。彼らの出来る事というのは真太郎自身が持つ手を伸ばせる範囲を凌駕してくる。

 

「佐藤さんは強いと思う。というか変身も出来るし。私は出来ないから――タカマルの力にはなれないから……」

 

 反駁するナリカ。

 そうだ。本来なら――本来ならばナリカがハルカのポジションを担うはずだった。

 ハルカがもし現代に現れなかった場合の保険だったのだろう。けれどもそれがご破算となった挙句シノビの登場でナリカの仕事が丸々失われてしまった。

 故に色々思うことがあるのだろう。当然閃忍になるにしてもタカマルに貞操を捧げないとならない。双方がその気にならなければ成立はし得ないのだ。

 

「斉藤ね。変身出来る出来ないとかは関係ないと思う。実際さ……俺の場合借り物の力だし。変身出来なくなったら俺はどうすればいいんだって話になるし」

 

「それは私だって……!」

 

 俯くナリカに真太郎は「それはない」と返しながら悲鳴を上げる上半身を起こす。

 全身打撲。翌日全身が痛みに耐えなくてはならないだろうが、痛みを覚えなくてはハルカたちに負担をかけてしまう。負担をかけた結果があの悪夢だというのならば――

 

「いてて……変身出来るから凄いんじゃない。使いこなせなきゃ意味がない、意味がないんだ。だから俺は、使いこなすために強くならなくちゃいけない、強い皆から戦い方を少しでも多く教えて貰わなくっちゃあいけない」

 

 真正面からナリカを見据える。未だに何か思う事があるのだろう。けれども少なくともこれだけは言える。

 

「だから続き、付き合ってくれないか。まだ――動ける」

 

「……分かった。私ももうちょっと身体を動かしていたいし。なんだか分からないけど()()()()()()()()()()()()()()し!」

 

 手を差し出したナリカに真太郎は応じるように掴む。年齢も図体も自分より一回り下なのになかなかどうしてここまで強いのか。少しでも多く学んでいこう。

 上弦衆と協力体制にある今だからこそ、出来る事があるというものだ。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 疲れた身体を引きずりながらオロナミンCをぐびりとひと呷り。

 冷たい炭酸が切った内側の頬に染み込み「うっ」と声が出る。先ほどまで死ぬほどナリカに投げられた真太郎は満身創痍で帰途につく。

 

 自分より強い力と大きさを持つ相手への立ち回り。それはありとあらゆる面で不利なナリカが一番よく知っていた。

 ノロイ党もまた一回り巨大な何かを持ってくるであろうことを考えればあの戦い方は勉強になるというものだ。シノビの力一辺倒ではまだ足りない。

 それはそれとして――

 

「いつつ……」

 

 公園のベンチに腰を掛ける。すると尻もちついた臀部から痛みがずきりと走る。連鎖反応で腰、背中と痛みに耐えながら真太郎は夜風に当たる。この初夏の時期、まだ風は冷たい。

 ふと上弦衆用の通信端末を見るが何も更新されていない。今日は珍しく出撃命令がないようだ。

 ハルカとタカマルの護衛任務は正体がバレてから完全に外されてしまっている。警戒されているのだろう。街のどこかで羽を伸ばしているだろうことを願っていると、サラリーマンらしき男たちが缶ビールを呷りながらやってきた。

 

――治安悪いなあ

 

 歩きたばこならぬ歩きビールだ。

 数人の1人は酒が弱いのか千鳥足。酒が弱くてもなんやかんやで付き合わなくてはならないのが社会人の辛いところ。

 

「そういえばさ。あいつ……そう、クチオ」

「クチオ? あぁ、職場で無視されてる彼?」

「そうそう、そのクチオな」

「で、そんなアイツなんだが――どうも、オンナが出来たみたいだ」

「嘘だろ……アイツですら彼女出来るのか? 未だに出来ない俺は一体何なんだ?」

「魔法使いでしょ。で、話し戻すがしかも結構可愛めな女の子だ。ちょっと年齢低いっていうか明らかに未成年っぽいけど」

「犯罪じゃん」

「童顔って可能性も無きにしも非ず、だ。あの女の子の方。腕組んでてあいつの大好きなメイド服も着ていた」

「なぁそれ、援交なんじゃ……」

 

――パパ活ってやつかぁ……

 

 真太郎の時代において有名な社会問題ではあるがその言葉が世に出たのは2010年代中期あたりからだ。ちなみに正直一緒だろうと言うのは禁句だ。

 

「俺もそう踏んでる。その娘、目ぇめっちゃ虚ろだったしな。いやだってよ、何考えてんのか分からんと女性陣から不気味扱いされてるような奴に嬉々としてくっつく奴がいるか? 宇宙一素敵なクチオ様ー! とか言わせてるし、目ぇ虚ろだったし」

「引くわ。さすがにそれは引く」

 

 お金の臭いがしてきたが、ここまで聞いた話だとクチオという男は相当モテないタイプだ。

 彼女いない歴=年齢の真太郎ですらシンパシーではなく顔を顰めるタイプの。どういうプレイだ、それは。

 飲んでいたオロナミンCが鼻から出そうになったが何とか堪える。

 

「流石に俺もそれはまずいだろうって思って色々言ってやったんだが、アイツまるで聞いちゃいなかった。何故か自信たっぷりにボクには糸がある。と言ってたな」

「糸……? 糸電話?」

「んなワケ。アイツが言うことわけわからんのは今更だし……会話が出来ねえんだ、あいつ」

 

 糸。

 その単語に聞き覚えはあった。ルリー・ジョーだ。

 彼の能力は糸で相手を操る、そんな能力だったとスレ民の入れ知恵で記憶している。

 ゴルゴムの仕業ならぬノロイ党の仕業じみた状況だったが一旦アキラに連絡をかける。これで多少は足取りを掴めるはずだ。

 

 一頻り盗み聞きしてビール缶を持ったサラリーマンたちが去ったあとふと、見知ったピンクのツインテールが公園の外の歩道を歩いていた。ボストンバッグを持っている。多分道着が入っているのだろう。

 

「あれ? 四方堂さん? 家に帰るのか?」

 

「私? うん……」

 

 疲れているのか。心ここに在らずといった具合だ。

 そこまで鍛錬に付き合わせた申し訳なさが真太郎の胸中に湧いてくる。

 

「そっか、送ろっか?」

 

「ううん、大丈夫」

 

 その辺の大人を何度も投げ飛ばす事が出来るような奴がそう簡単にその辺の暴漢ごときに後れを取るとは到底思わないがそれでも多少心配になるのは人情というものか。

 首を振られた以上真太郎が無理する義理もないので彼女の背中を見送ったが――

 

 

 それが失敗だったという事を後で思い知らされることになる。

 

 

◆◆◆◆◆

 

500:一般エロゲ竿役忍者 ID:20sNB2kmn2 

 ルリー・ジョーの足取りを追う事になった

 

 

501:名無しの観測者 ID:u3l0KFEXE

 >>500

 乙

 あいつ、先日Wにボコられてんのに元気な奴だな……

 

 

502:名無しの観測者 ID:k7tp4lUxx

 そもそもなんでWが現れたんだよって話だが

 

 

506:一般エロゲ竿役忍者 ID:20sNB2kmn2 

 >>502

 俺も知らん

 唐突に現れたとしか

 

 タカマルが言うには同タイミングでいた虚無僧が変な銃を持っていたらしいが、虚無僧の正体もしかして海東じゃねえかなって

 

 

509:名無しの観測者 ID:O6y1U3d3I

 (^U^)

 

 

511:名無しの観測者 ID:eTODiAwNk

 >>509

 お前じゃねえ座ってろ

 

 

513:名無しの観測者 ID:h9WHA5jGa

 まぁ変な銃持ってていないはずのライダーが現れたって状況証拠で言うなら海東くらいしか思い浮かばんが。設定上いてもおかしくない奴筆頭だし

 

 

516:一般エロゲ竿役忍者 ID:20sNB2kmn2 

 本人ならガチ目にサイン欲しい

 まぁいずれまた会えるだろうからさておいて

 

 今ちょっと問題起きててさ

 

 

519:名無しの観測者 ID:8SPKR5UOU

 なんかちょっと不穏……

 

 

520:一般エロゲ竿役忍者 ID:20sNB2kmn2 

 ナリカが最近様子が変で家にいないっていうか帰りが遅いとかなんとかタカマルが言ってて

 

 

521:名無しの観測者 ID:MuN6wayOV

 おん……?

 

 

522:一般エロゲ竿役忍者 ID:20sNB2kmn2 

 同時期に稽古してた(っつーかウルトラマンガイアされまくってた)からあんまり気にしてなかったけど

 疑惑の一般人が侍らせてる女の噂が見るからに未成年とか噂で言ってたからまさか……ってなってる

 

 

523:名無しの観測者 ID:o6lq05YFI

 ルリー・ジョーのイベントって原典だと確かジュンちゃんって言うモブだったような……?

 

 

526:名無しの観測者 ID:JNJVizYnf

 >>523

 歴史がおもっくそ変わってるな

 

 

527:名無しの観測者 ID:PgRskgjtD

 え? 何? どゆこと?

 

 

530:名無しの観測者 ID:mGONLGRap

 説明しよう!

 

 ルリー・ジョーは人を操る糸を一般人に売りつけていて、その顧客の一人がジュンちゃんなるモブを操ってデートをしていたのだ

 歴史が変わってナリカちゃんがターゲットになっている疑惑があるのだ!

 

 

534:一般エロゲ竿役忍者 ID:20sNB2kmn2 

 >>530

 ファアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアック!!!!!(´゚д゚`)

 やっぱりかああああああああああああああッ!!!!!

 

 クチオとかいう奴何してんだあのやろおおおおおおおおおおおお!!!

 ルリー・ジョーとかいう奴ももっかい罪数えたらどうだ( ゚Д゚)ゴルァ!

 

 

539:名無しの観測者 ID:NrMr9/Opo

 イッチ、キレた!

 

 

542:名無しの観測者 ID:wDOjwgO9g

 確定じゃないから……ただまぁタイミング的に疑うしかないのは事実なわけで

 

 

547:名無しの観測者 ID:enxvDVqHD

 身内が狙われてて草

 これは凌辱確定ですねクォレハ……

 

 

549:一般エロゲ竿役忍者 ID:20sNB2kmn2 

 こうしちゃいられん

 クチオとかいう奴を特定して燻りだしてくれる

 (´゚д゚`)ユルセン!

 

 

551:名無しの観測者 ID:wwPhla1kr

 次回クチオくん、死す!

 デュエルスタンバイ!

 

 

553:名無しの観測者 ID:CX4YejRqi

 女子中学生フィーヒヒヒ!

 

 

556:名無しの観測者 ID:D6224w4qv

 うわぁ……クチオくん……うわぁ……(ドン引き)

 

 そういや原典だとマキオくんだっけか。ジュンちゃん操ってあんなことやこんなことしてたの

 

 

561:名無しの観測者 ID:omPfqDZqJ

 なお女子中学生に欲情する情けない大人がいる一方で、女子中学生にウルトラマンガイアされた情けない社会人もいるらしい

 

 

563:一般エロゲ竿役忍者 ID:20sNB2kmn2 

 >>561

 ごめんねぇ! 弱くってさぁ!ヽ(`Д´)ノウワーン

 

 

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