かぐや様第3期 第2話
最高でした!
ハーサカちゃん可愛すぎ!
って事で僕も頑張ります
「残り、10分」
「……」
《……くっ…!!みんな、頼むぞ!》
中間試験!!
前回、上杉は中野達の父から…
『今度の中間試験、五人のうち1人でも赤点を取ったら、君には家庭教師を辞めてもらう』
……と言われ、この一週間中野達との泊まり込みでの勉強会が行われた!
泊まり込みに反対していた二乃も、五月の説得により何とか承諾
ようやく5人揃っての勉強会が行われた
《一花は夏休みの件でだいぶ勉強に励むようになった……五月は俺を許してくれたのだろうか…いや、今はあいつらを信じよう……あとは二乃…お前だけだ…》
「赤点を取ればクビね…いい事聞いちゃったっ」
「……くっ…!!」
《みんな頼むぞ!》
社会!
「……」
〔難しい問題ばっか……でも歴史なら……フータローより良い点取ったら、どんな顔するかな…〕
国語!
「う〜ん…」
〔ハッ…思い出した!5択問題は4問目の確率が高いっと〕
英語!
〔討論…討論…わかんないや、次〕
「『でばて』と覚えるんだ」
〔…勝手に教えてくるんじゃないわよ…〕
数学!
〔終わった〜こんなもんかな、おやすみー…〕
「……」
〔……式の見直しくらいしてもいいかな…〕
理科!
〔あなたを辞めさせはしません〕
「1人でも赤点なら辞めてもらうと先程は伝えたんだ」
「本当ですか…お父さん…」
〔らいはちゃんの為です!念の為!〕
そして……
長い長いテスト期間は、終わりを告げた…
「集まってもらって悪いな」
「テスト返却か…?」
「何も生徒会室でやる必要は…」
「…いや、白銀…四宮…お前達にも言っておきたい事がある…」
「……」
「どうしたの?改まっちゃって」
「水臭いですよっ!」
「……中間試験の報告…間違ったところ、また教えてね」
「……あぁ、ともかくまずは…答案用紙を見せてくれ」
「はーい、私は…」
「見せたくありません、個人情報です!断固拒否します!」
「……ありがとな、だが覚悟はしてる。教えてくれ」
(……上杉…)
「ジャーン!他の四科目はダメでしたが、国語は山勘が当たってちょうど平均点の半分越えでした!こんな点数初めてです!」
「社会は67点、その他はギリギリ赤点…悔しい…」
「私は数学だけ、今の私はこんなもんかな」
「国数理社が赤点よ。言っとくけど、手は抜いてないから」
「合格ラインを超えたのは1科目…理科のみでした…」
「…そうか」
「まぁ合格した教科が全員違うなんて私たちらしいけどね」
「あ、そうかもっ」
「それに最初の五人で100点に比べたら……」
「…あぁ、確実に成長している。三玖、今回の難易度で68点は大したもんだ、偏りはあるがな。今度は姉妹に教えられる箇所は自信を持って教えてやってくれ」
「……え?」
中野三玖 103位
「四葉、イージーミスが目立つぞ、もったいない。焦らず慎重にな」
「了解です!」
中野四葉 176位
「一花、お前は1つの問題に拘らなすぎだ。最後まで諦めんなよ」
「はーい」
中野一花 150位
「二乃、結局最後まで言うことを聞かなかったな。俺がいなくても油断すんなよ」
「ふん」
中野二乃 168位
「……」
「…上杉さん?一体どういう……」
「四宮、今は聞こう」
「……」
「…五月、お前は本当に…バカ不器用だな!」
「なっ!?」
「一問に時間をかけすぎて最後まで解けてねぇじゃねえか!」
「反省点ではあります…」
中野五月 137位
「自分で理解してるならいい。次からは気を付けろよ」
「……でもあなたは…」プルルル
「……」
「…父です」
「…上杉です」ピッ
『あぁ、五月くんと一緒にいたのか。個々に聞いていこうと思ったが、君の口から結果を聞こうか。嘘はわかるからね』
「つきませんよ、ただ…次からこいつらには、もっと良い家庭教師をつけてやってください」
『という事は…?』
「……試験の結果は…」
「…っ」パシッ
突如携帯を取り上げられる上杉
五月のスマホは白銀が握っていた
「…っ!?白銀!?」
「もしもし、俺の名前は白銀御行と申します。秀知院で生徒会長をしています」
『生徒会長…それはそれは、娘達がお世話になっているね』
「はい。娘さん達はとても優秀で、生徒会でも立派な仕事をしています」
『……それはそうと、僕は試験の結果を知りたいのだが…?』
「……1つ質問します。なぜ上杉にこんな無理難題を押し付けたのですか?」
『僕も娘を預ける親としての責任がある。高校生の上杉君がそれに見合うか計らせてもらっただけだよ。彼が娘達に相応しいのか』
「あくまで中野姉妹の為、という事ですね。それは俺も同感です……ですが、あなたがそんな心配をする必要はもうありませんよ?」
『……どういう意味だい?』
「……中野五姉妹、五人で五科目全ての赤点を回避しました」
「なっ!?」
『……本当かい?』
「はい、嘘ではございません」
『……生徒会長が直々に教えてくれたのだから、間違いないんだろうね。これからも上杉君と励むように伝えて欲しい』
「はい、了解しました」ピッ
「……白銀…今のは…?」
「五人で五科目クリア、嘘は言ってない」
「そんなのありかよ!?」
「結果的に中野父を騙すことになった、二度はない。次は実現させろ、お前の力でな」
「……白銀…」
「……これでいいんですか?二乃さん」
「何がよ?」
「上杉さんの事、嫌ってましたよね。本当は辞められた方が良かったんじゃ?」
「……まぁ、あたしはその方が良かったのだけれどね…」
「……」
「…姉妹の事を無視してあいつを追い払って、あの子達の笑顔が減ったら嫌なのよ。それに、あたしはあたしの実力であいつを追い払うから!パパの手出しなんて無用なのよ」
「……あなたも相当腹黒ですね。私と似ています」
「それはどうも、四宮さん」
生徒会豆知識!
会計:石川優の赤点は四宮かぐやの特訓(拷問)により防がれた!
その詳細はまた後日…
「中野三玖にも分からない」
ここからは、夏休みに入る前のお話……
「……恋愛相談…ですか?」
「はい!私もうどうしたいいか分からなくて…生徒会はそういった相談も受け入れてくれると聞いて……!かぐや様だけが頼りなんです……!」
「……」
その日、生徒会室で習字をしていた四宮かぐやは1人の女生徒に呼び止められた
「……判りました。生徒の悩みに耳を傾けるのも生徒会の責務と、うちの会長もよく口にしております。して、どう言った内容の相談なのでしょう」
「円満に彼氏と別れる方法が知りたいんです」
「……」
〈あー……私あと2〜3段階手前の相談だと思ってました〉
「……あの、相談なら私…抜ける?」
「いいえ!なるべく沢山の意見が欲しいので!」
「……う、うん…」
同室にて作業をしていた三玖も同様
「……」
〈彼氏持ちの相談、しかも重めのを付き合った事ない私が答えられる筈がないでしょう〉
四宮かぐや(16) 交際経験 無し
「……」
〔彼氏持ち……私に何か言えるのかな…?〕
中野三玖(17) 交際経験 無し
〈しかし、四宮の人間が一度引き受けた以上無理だなんて口が裂けても言えません。何とか乗り切る他ない!〉
「どうして別れようと?」
「それが……彼と付き合い始めたの最近なんです。突然告白されて、私勢いでOKしちゃって、でも彼の事よく知らなくて……どうやって接したらいいか分からなくて、まだ恋人らしい事何一つ出来てなくて……なんだか気まずくてむしろ前より距離が出来ちゃった位で……彼に申し訳なくて、こんな事なら別れた方が良いんじゃないかって……」
「……」
〔分かる……〕
「そうですね、付き合ったとはいえこないだまで他人同士だった訳ですから、そういう気持ちになるのもわからなくはないです。でも告白を受ける位ですから、嫌いという訳ではないのでしょう?」
「勿論です…でもこれが恋愛感情かと言われると分からなくて…」
「でしたら別れるという結論は早計ですよ。ただ自分が彼を本当に好きなのか不安なのでは?」
「そうかもしれません…」
「……」
「まずは…彼の良い所を認識する所から始めてみては?」
〔良い所……〕
「好きな所を?」
「えぇ、誰にでも長所や可愛らしい所はあるものです。例えば真面目な所だとか、勉強が出来る所だとか」
「……」
「努力家な所とか、実はすっごく優しくて困ってる人を放っておけない所とか……」
「……」
「目付きが悪い所とか……」
「……目付きが悪いのは欠点じゃ?」
「違うのっ!目付き悪いのを気にしてる所が可愛いの!」
「……目付きが悪い人が好きなんですか?」
「……今の忘れて」
「かぐや様の周りで目付きが悪い人といえば……」
「違いますよ。話を続けますね」ニコッ
「……」
〔フータローのいい所は……〕
「一つ良い所を見つけて、そこを良いなって思い始めたら、良い所がいっぱい見えてきて……どんどん好きになっていっちゃうものだって……知り合いが言ってました!私の話じゃないですよ!」
「えっ!?違うんですか!?」
「本当に私の話じゃないですよ!私に好きな人なんていないですから!」
「でも今の流れは完全に……」
「……」
「三玖さんはどう思いますか!?」
「え!…わ、私…!?」
〔……〕
「……わ、私は……」
「変じゃない!自分が好きになったものを信じろよ!」
「俺と勝負だ!」
「もちろん鼻水は入ってない」
「うん、どっちも普通に美味いな」
「……私…恋愛とかよう分からなくて…あまり上手い事言えないんだけど…」
「……」
「……その人のこと、多分あなたが一番気にしてるんだと思う。罪悪感があるのは、好きな証拠…」
〔…って、戦国モノでも言ってた…〕
「多分あなたは、あなたが思ってる以上に、その人のこと好きなんだと思う…」
「……」
「だから…その気持ちを大事に育ててあげればいいと思う」
「中野さん……そっか…私告白してくれた人の事を好きになれない冷たい人間なんじゃないかって思ってたんです。そうですよね!私ちゃんと彼が好きなんですよね!」
「…う、うん…多分…」
「……」
〈なんか場がまとまりつつある!〉
「……」
〔……〕
後日
その後
「……はぁ」
〔生徒会も大変……あんな相談もされるなんて…〕
「…お、三玖」
「…フ、フータロー…!」
「こんな時間まで何してんだ?」
「…えっと…生徒会の仕事…」
「そうか、もう勉強会は終わったぞ」
「…う、うん…」
「……どうした?」
「…あ、いや…」
「……」
「…人って…何で好きな人と付き合うんだろうなって…」
「……そりゃ…」
「……」
「ずっと一緒に…いたいからじゃないのか…?」
「…っ?」
「…い、いや!なんでもない!忘れてくれ…!」
「……フータローが…」
「……っ」
〔照れてる…〕
「……ぷ…ふふふ…」
「…わ、笑うな!」
「…ご、ごめんごめんっ…ふふっ…!」
「……お前、そっちの方がいいぞ」
「…え?」
「…笑ってる方が、可愛く見えるぞ」
「…っ……う、うるさい…フータローのくせに生意気」
「は!?俺は気を使ってだな!?」
「……ふ、ふふふ…」
〔こういう所…なんだろうなぁ…〕
本日の勝敗結果
三玖の勝利
(上杉の照れ顔を拝められたため)
次回
第11話「生徒会は出かけたい」