ハメ娘 はよかけダービー！(茶久良丸編)

夜中の良くわからないテンションで書いてました

---

　[ハメ娘]

　それは別世界に存在する…なんて言うか…うん、…そう、…なんか、別世界と関係があったり無かったりするよぐわがんにゃい神秘的なアレもあるかもしれない(あるわけがない)存在である！(多分)

　そんなハメ娘達を育成する学園[ハメセン学園]！

　はいそこのドピンクな事考えた読者、[ハメセン学園』は『日本ハメ娘トレーニングセンター学園スクール]の略だからな？後でケツだけ歩きで校内を一周してきなさい。

　　てな訳で本日からハメ娘の編集者として切磋琢磨していくことになった担当編集者君。彼は編集長からとある講堂に担当するハメ娘がいるからとその場所へと向かっていた。

「我々は一つの作品を失った。しかし、これは敗北を意味するのか？否、始まりなのだ！！」

　講堂では何かの演説中の様であり壇上には軍服の様な服を着たハメ娘が威風堂堂と語っていた。編集長から貰った写真と見比べてみるとあの娘が自身の担当であると分かる。

「二次元オタクに掲げる人類一人一人の自由(覇権)のための戦いを神(運営)が見捨てるわけはない！」

　何の演説なのかよくわからないがメチャクチャ高らかに言ってるので何か高邁な志を感じるのは恐らく気のせいだろう。

「私も愛読！諸君らが愛してくれたあの二次創作作品は死んだ(打ち切り)！何故だ！？」

『知らんがな』

　と思うのはトレーナーのみであるらしく講堂に集った拝聴者達はこぞって涙を流して頷いている。

「この悲しみも、怒りも忘れてはならない！それをあの作品は死(打ち切り)をもって我々に示してくれたのだ！！」

『どうでもいいが何故そんな内容をわざわざ講堂使ってまで宣言してるのか…』

　トレーナーは当然とも言える疑問を浮かべるが講堂のボルテージが最高潮に達している為、最早聞き入れてすら貰えない。

「同士(オタク仲間)よ！悲しみを怒りに変えて立てよ、同士(オタク仲間)よ！！

　我らハーメルン二次創作作家こそ選ばれた民(意識の高いオタク)である事を忘れてはならない！

　優良児たる我らこそ漫画・アニメ業界を救い得るのである！！

ジーク・ハーメルン！！！

」

　　『『『『『ジーク・ハーメルン！！！』』』』』

　講堂内にジーク・ハーメルンの掛け声が響き渡たる。

『今日からあの娘の担当かぁ…』

　ボソッと呟いたトレーナーの一言はジーク・ハーメルンの掛け声の中に消し飛ばされ誰の耳にも聴かれない。しかし編集者は彼女の中にある(よくわからない)情熱の様なモノを感じ、もしかしたら期待できる逸材かもしれないと彼自身も気合いをいれた。

　その後、舞台裏に引っ込んだ彼女を追いかけたトレーナーは何故かいた秘書の娘に案内され彼女の控え室へとたどり着く。多少緊張しつつも深呼吸を一つし、意を決して控え室のドアノブに手を掛けた。

『失礼します！今日から君の担当になっt』

「ﾇｱｧｧｧｧﾝ疲ﾚﾀﾓｫｫｫｫﾝ！！」

『！？』

　ドアを開けた瞬間に聴こえた奇声に動揺が走るトレーナーはその場で立ち止まってしまう。逆に奇声の主はそのままキーの高いボイスを放ち続けた。

「なんであんな人前で偉そうな事言わないとイケないんだヨォ！私は単に普通に気の合う友達と二次創作とか出来れば十分なのに何故か勢力みたいなのが出来てるし！いつの間にか私が総帥みたいになってるし！皆を引っ張らないとイケない空気出来てるからそれっぽい事言ってるだけなのに皆その場の勢いで支持してくるし！てか総帥って何の総帥なんだよﾜｹﾜｶﾝﾅｲﾖｰ！！」

　控え室のソファーでジタバタと駄々っ子の様に暴れる娘は間違いなく先程まで威厳たっぷりに演説していたあの娘に違いない。しかし今は全くその面影が無くむしろ年相応にも感じられる程だ。

「ﾇｧｧｧｧ、あッ…」

　とそこでようやくトレーナーの存在に気付いた。一瞬思考が停止したかに見えたが彼女はゆっくりとソファーから立ち上がると乱れた髪や軍服の様な服装を正してから咳払い一つしたから…

「初めましてだな、私は茶久良丸。君が私の担当トレーナーだな、話には聞いている」

　と手で軽く髪を靡かせながら答えた。一見すると優雅(エレガント)に見えなくもないが先程までの幼児退行を見るに大人ぶってる様にしか見えない。しかし同時に親しみやすさも感じたトレーナーはこのハメ娘と切磋琢磨しようと心から決めた。

　その後なんやかんやペアでやっていくことが決まった。

━━━━━━━━━━

〔デビューまであと11ターン！〕

「なんとぉー！でもなるはずだ！」

　根性練習

　(連邦に反省を促すダンスレッスン)

━━━━━━━━━━

〔育成ハメ娘イベント〕

　とある日、トレーナーは茶久良丸に呼び出され学園の一室へと足を運んでいた。

『失礼します』

「来たか、トレーナーくん」

　トレーナーが部屋に入ると茶久良丸がいつも演説とかでしている威風堂々とした凛々しい顔立ちの状態、通称[総帥モード]でいた。

『急な呼び出しだったけどどうしたの？』

「なに、ちょっと編集くんに見て貰いたいモノがあってねこうしてわざわざ来て貰った次第だ」

　茶久良丸は編集の彼を部屋の椅子に座らせると備え付けの机の上にノートPCを開き彼の前に出す。

「見て貰いたいモノはこれだ」

　茶久良丸はPCを操作し動画を再生し始めた。

━━━━━━━━━━

RC(令和世紀)2022年-

巨大隕石地球に接近！

パシュ　パシュ　パシュ

（隕石の破片の音）

　　　　　　　　　　シュゴォー

（シャトルのブースターの音）

特報

　　　　　　　　　ズガガガガガ

（バルカンの音）

衝撃の-

νユキハム登場

　　　　テゥインテゥインテゥィンテゥイン

（ニュータイプ的な音）

雪の福音(スノー・ゴスペル)

地球ハメ娘軍 ユキハム・パイロット(ライター)

　　　　　　ドゴォォォ　ドゴォォォ

（隕石のブースターの音）

宿命のライバル、雪の福音(スノー・ゴスペル)と茶(チャア)・久良丸(クヨシマル)-

（ナレーション）

　　　　テゥインテゥインテゥィンテゥイン

（ニュータイプ的な音）

茶(チャア)・久良丸(クヨシマル)

ネオ・ハーメルン軍総帥(ライター)

今、最後の戦いの刻が来た！

（ナレーション）

　　　　　　　　　ゴゴゴゴゴ

（隕石が当たる寸前の音）

　　　　　　　　　　パシュ

　　　　　　　　　　パシュ

　　　　　　　　　　パシュ

（ミサイルが発射する音）

　　　　　　　　　　ピシュー

（ビームライフルの音）

　　　　　　　　　　ピギィン

（ビームサーベルの音）

　　　　　　　　　　ブゥオン

（ビームサーベルの音）

　　　　　　　　　　チャキン

（ビームサーベルがぶつかり合う音）

　　　　　　　　　ズゴォォォ

（シャトルが揺れる音）

　　　　　　　　　ドゴォォォ

（隕石の表面が爆発する音）

　　　　　　　　　ズガゴォォォ

（隕石の目の前で核ミサイルが爆発した音）

人類まほろ化を謀る、

茶(チャア)の地球メイドロイド作戦とはッ！？

（ナレーション）

　　　　　　　　　フシュゥゥゥ

（何か赤いロボットのブースターの音）

　　　　　　　　　　コォォォ

（隕石が地球に当たる寸前の音）

　　　　　　　　　ビシュウイン

（何か黄緑っぽいロボットの機動音）

運命は二人のパイロット(ライター)を導き-

（ナレーション）

　　　　　　　　　ビシャアア

（白くてデカイロボットのメガ粒子砲の音）

その戦い(痴話喧嘩)はハーメルン伝説の終局(アカウントの有無)を迎えるッ！

（ナレーション）

　　　　　　　　　ズガガガガガ

（バルカンの音）

　　　　　　　　　シュイイイ

　　　　　　　　　　ドーン

（タイトルロゴがドーン）

ハーメルン用オリジナル最新作

機動作家ユキハム

逆襲の茶(チャア)

　　　　　　　　テゥイィィィン

（画面中央に横一線）

キミはまだ本当のユキハムをしらない！

某年春休み

全国ハーメルン系

ロードショー（未定）

12月13日（日）

光る「SDユキハムの卵」付

限定前売券発売未定！

（一般800円/学生500円/小人300円）

《テレホン・カード付前売券

一般　1,000円

学生　800円

小人　600円

同(━)　時(━)　発(━)　売(━)　未(━)　定(━)！

━━━━━━━━━

「といった感じの新作を考えているんだがどうだろう！！」

　動画が終了したと同時に目をキラキラと輝かせながら茶久良丸が興奮気味に問おてくる。

　トレーナーは動画を見るために前のめりになった姿勢を深呼吸と共に逆側に反り曲げ、肺一杯に酸素を取り込むと…

　『却下ッ！！！』

　と叫んだ。その声は学園の校舎全域に響いたらしい。

---

スペシャルサンクス
発起者：大ちゃんネオ
https://syosetu.org/user/270502/

協力者：雪の福音
https://syosetu.org/user/81618/


今後も茶久良丸をよろしくお願いします