蛇に花房、石に飴玉   作:鳥市

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【雄英入試~個性把握テスト】
7. 爆豪瞳巳と雄英入試


 少年少女の勇壮な雄叫び、爆発音、倒壊音。物を破壊したとき特有の、様々な轟音が耳を劈く。たくさんの機械が砕け散り、形をなくしていく。名も知らぬ人々が、絶えず走り抜けていく。私はただそれを眺めていた。

 

「……痛い」

 

 ここは雄英高校の入試会場F。足を負傷してしまった私は、迫り来る巨大な仮想敵を呆然と見つめ、座り込んでいた。

 この数分間で、何体かの一ポイント敵は撃破した。隠密行動を得意とする私はロボットの背後に接近し、周囲に散らばっていた瓦礫や鉄の塊などを叩きつけ、何とか十二ポイント程は稼いだ。

 

 だが、きっとそれでは足りない。雄英入学には、遠く及ばない。

 見上げる人々の活躍に、恵まれた個性に目の前が暗くなる。あの人の個性、腕が四本もあるんだ。すごいなぁ。その人の個性、電気を操れるんだ。いいなぁ。向こうの人の個性、影を操れるんだ。強いなぁ。

 

 私は、自らの体を見下ろした。私の武器は、この透明な体ひとつしかない。人に気付かれず行動するくらいしか、活躍の方法がない。足を負傷してしまった私には、もう何も出来ない。

 こちらに近付く巨大ロボットの地鳴りを感じながら、思う。

 私みたいなただの女の子がヒーローを夢見たのは、間違いだったのだろうか。困っている人を助けたい、私にしか出来ないことがあるはず、とここに来てしまったのは、思い上がりだったのだろうか。

 

 ゼロポイント。倒しても意味がない、巨大仮想敵の接近に、他の受験者たちは慌てて逃げ去っていった。透明な私は、ロボットに認識されていない。巨大な足が目前に迫っている。

 

「た、たすけて。誰か」

 

 私のか細い声は周囲の喧騒に紛れ、誰にも届かなかった。

 きっと私はこの無機質なロボットにすら存在を無視され、踏み潰されてしまう。今感じている足の痛みよりもっと酷い苦しみが、待ち受けている。

 私は頭を庇うように抱え、固く目蓋を閉じた。

 

 

 

「大丈夫よ。ちゃんと見えてるわ」

 

 低い体温が体に触れ、包む。

 踏み潰されるまさに直前、私は誰かに抱え上げられたらしい。

 薄く目蓋を開く。私を横抱きにするその少女と、視線が交わることはなかった。少女は両目を黒い布で覆い、目許を隠していた。布と同色の艶やかな長い髪が、蛇のように風に泳いでいた。

 

「ちょっと待っててね」

 

 彼女はそう言って私を物陰に下ろすと、負傷した他の二、三人の受験者たちを救助した。私にそうしたように、仮想敵から見えない位置に運び込んだ。

 そして彼女は叫ぶ。逃げ惑う受験者たちに向け、まっすぐに言葉を突き立てる。

 

「この中に、本物のヒーローを目指す人が一人でもいるなら!ここに居る負傷者の痛みを、不安を、少しでも思うなら!」

 

 あたしと一緒に、あのでっかいのと戦って!これ以上あいつが暴れれば、動けない怪我人が危ないわ!

 

 瓦礫だらけの戦場を駆け、負傷者を安全なところに運びながら。少女は喉を枯らして叫んだ。他人の口調を真似たような、どこかぎこちない言葉だった。

 大半の受験者は、耳を貸さなかった。自分の夢が、人生がかかった大一番だ。他人を気にする余裕などないのだろう。

 しかし彼女の声に冷静さを取り戻し、辺りを見回し、怪我人の多さに気が付く者もいた。彼女の熱量にあてられ、ゼロポイントの足止めに賛同する者も数人いた。

 

「あー、うん、らしくなかったな。周りに惑わされて全然何もみえてなかった」

「俺もそうだ。……あのデカブツを倒しきるのは不可能だろうが……この通り、力には自信がある。足止め程度はできるだろう」

「うぅ……ま、マジであんなんと戦うのかよ」

「これもまた、我らに課された黒き受難(シュヴァルツ・ヴァント)であろう」

「拘束なら、お任せを。主に誓って、哀れな負傷者(仔羊)たちには一歩たりとも近寄らせません」

 

 毛先がふさふさした大きな尻尾を持った、素朴な少年。先程見た四本腕、電気、影の個性の男子生徒たち。茨のような緑髪が特徴的な女子生徒。

 数人の受験者が集まり、蛇の少女を中心に巨大敵に向き直る。

 

「……かくかくしかじか!ということでじゃあ、今言った作戦通り行きましょう」

「おう!」

「はい」

 

 作戦会議を終えた少女たちは私に背を向け、駆け出した。倒したところで一点の得にもならない障害物を、取り除くために。これ以上の負傷者を増やさないために。もう動けない、逃げることも出来ない私たちのために。

 足が痛い。誰にも見えない傷が腫れ上がって、とても辛い。けれど。

 

「私、も……ヒーローに……なるんだから!」

 

 痛む足を引きずり、立ち上がる。背後から彼らを狙う数体の小さな仮想敵に向かい、無我夢中で石を投げつける。ロボットの意識を、彼らに向けさせない。巨大な敵に立ち向かう彼らの邪魔は、させない。

 決定打を持たない私には、これくらいしかできない。だが、なにかをしていたかった。彼らの助けになりたかった。

 

「ありがとう、葉隠ちゃーん!」

 

 髪から伸ばした大蛇を敵の足に絡ませ、動きを封じながら、擦り傷まみれの少女が振り返った。目隠しをしているのにこちらの動きが見えているようで、不思議だ。こんな追い詰められた状況で微笑んでいるのも、とても不思議だった。

 

 金髪の少年が背後からの電撃でゼロポイントを怯ませる。その隙に蛇の少女、茨の髪をした女子が右足、左足の動きを封じる。そして鳥の頭をした生徒が影を伸ばし、力自慢の四本腕と尻尾の少年を掴み、ゼロポイントの眼前まで勢いよく投げ飛ばす。

 

「「いっけぇぇぇえええええ!!!」」

 

 二人の全力を乗せた一撃に、顔面の装甲が崩れ去った。くらりと頭を揺らした敵はそのまま───轟音を立て、砂埃を撒き散らしながら地面に崩れ落ちた。

 

 落下してくる二人を、長髪の少女二人がそれぞれ蛇と蔓で受け止める。

 傍観していた受験者たちのどよめきと、喝采。彼らはたった数人で、しかも即席のチームで、ゼロポイントに立ち向かった。他の誰もが「敵わない」と背を向け逃げ出した相手を、足止めどころか完全に打ち倒してしまった。

 電撃を放った金髪の少年が興奮したように叫び、即席のチーム全員とハイタッチを交わす。

 

「うェいうェ~い!すげぇ、すげぇよ俺ら!足止めどころか倒しちまった!マジでヒーローじゃん!?」

「まあ、倒したところで俺たちに褒賞(ポイント)などないがな」

「それでも負傷者たちを守れて良かった」

「無償の奉仕こそ、真の救世主(ヒーロー)です……」

 

 興奮冷めやらない金髪の男子に、鳥の少年と、四つ腕の長身、茨の少女が苦笑した。蛇の少女は倒れ伏した巨大ロボットを眺め、呟く。

 

「やったか……!?」

「それフラグだからやめて?」

 

 蛇の少女がB級映画並みのフラグを立て、尻尾の少年が突っ込みを入れた。心配せずとも、もう大丈夫だろう。だって───。

 

『HeyHeyHe〜〜y!!試験終了だぜ!!』

 

 長いようで短い試験が終わった。私は限界だった体の緊張を解き、座り込んだ。誰かがこちらに駆け寄ってくる。けれど私は誰にも見えない涙を零したまま、動けなかった。

 何体かの仮想敵を倒したが、あれだけでは足りないだろう。どうせ私は不合格だ。

 

「さっきはありがとう!これからよろしくね、葉が……あっ、お名前訊いてなかったわよね?」

「……葉隠透。でもこれからなんて、ないよ」

「いいえ。あなたは絶対に合格できる。大丈夫よ」

 

 力強く"大丈夫"を繰り返す誰かに、私は思わず顔を上げた。固く目隠しをした彼女と視線は合わない。代わりに、髪に咲いた蛇たちの目がこちらを見つめていた。

 彼女は極めて女性らしい、しかし誰かを真似たような不慣れな口調で、少年じみた笑みを浮かべた。

 

「あたしは爆豪瞳巳。『ちょーカッコいい(ミッドナイトみたいな)ヒーロー』になりに来たの!」

 

 

 

 治療を終えた会場からの帰り道、彼女はあの有名な金色の飴───ヴェリタースオリジナルを一粒、手渡した。

 彼女と別れ電車に乗り込み、私はそれを口に含んだ。

 

「……また会えるかなぁ」

 

 彼女の「大丈夫」という言葉を思い返し、私はまた目蓋を赤く腫らした。舌で転がす飴玉はどこまでも甘く優しい、キャラメルとバターの味がした。

 

 ***

 

「ウワァァァ葉隠ちゃん超絶可愛かったな~!」

 

 入試終了後の夕方。帰宅した私はシャワーを浴びて汗を流し、髪を乾かし、ベッドの上をごろんごろん転がって身悶えていた。

 葉隠透。ヒーロー名は『インビジブル・ガール』。1-Aのムードメーカー役の、明るくお茶目な女子だ。元々好きだった登場人物に会えたことで、シャワーを浴びて頭を冷やす(物理)をしても興奮が冷めやらない。さらに、葉隠だけでなく他のA組、B組生徒とも知り合えてしまった。共闘なんてしてしまった。

 

「尾白くん普通に良い人だったな。障子くんは漫画よりムキムキだったかも。常闇くんマジ中二語彙だった。上鳴くんの電池切れウェイ状態見たかったな。B組の塩崎さんはすごい美人だった……」

 

 原作の登場人物との会話を思い返し、ベッドの上でにまにまとしてしまう。元々、私はヒロアカオタクだったのだ。以前の世界でも、新刊は毎回書店で予約していた。あの日だって、帰りに親友と共に書店に寄って、三十三巻を受けとる予定だった。

 相変わらずごろごろしながら、誰にともなく呟く。

 

「葉隠ちゃんと喋ったよ!って言ったら、あの子驚くだろうな。……あーあ。どうせなら今日会ったみんなとLINE交換しとけばよかった」

 

 誰もが生きた心地がしない合否発表までの時間も、私は余裕そのものだった。私が試験に落ちることは、まずないと確信していた。

 私は転生者で高校受験は二度目なので、筆記はかなり自信がある。そして何より、実技での採点方法を予め知っていた。

 

 試験は原作通り、市街を模したA~Fの会場に分かれ、一、二、三点の仮想敵を倒し、その点数を競うものだった。受験者は「多くの敵を倒せば合格できる」と認識し、撃破ポイントを稼ぐ。実際それも間違いではないし、学校側も他の加点方法は説明していない。だが、この試験には隠された加点項目が存在した。

救助(レスキュー)ポイント』。負傷した受験者をどれだけ助けたか、他の生徒のアシストをしたかを得点に換算するものだ。

 

 転生して十年が経ったので、細かい数字の記憶が曖昧だが───原作で出久が獲得した点数は、撃破ポイントがゼロで、救助ポイントが五十か六十くらいだった気がする。

 彼は巨大なゼロポイント敵から麗日お茶子を救い、一気に大量の点を稼いだ。出久はこの救助ポイントがあったからこそ、雄英に入学できた。

 

 私は原作を知っている。突然巨大な敵が出現することもわかっていた。

 私に必殺と言える強力な技はないし、装甲の硬い三ポイント敵を一撃で仕留めるのも難しい。腕力、機動力自慢の他の受験者と張り合っては、負ける恐れがある。点数が足りず、合格できない可能性がある。

 だから、考えた。撃破数稼ぎはそこそこにして体力を温存し、来るべきゼロポイントに備えること。

 あの巨大ロボットが出現すれば、必ず逃げ遅れる負傷者が出る。ならばその怪我人を助け、大量の救助ポイントを稼ごう。それが私の作戦だった。

 

 本当は、あんなふうに「一緒に戦おう!」と派手に呼び掛けをするつもりはなかった。だが、黒布で覆い隠した両眼の先。髪に咲かせたいくつもの蛇の目は、一方的に見知っていた葉隠透を捉えてしまった。

 救けなければ、と思った。彼女はこんなところで脱落する人間ではない。彼女は物語に必要な少女だ。

 

 それに───ミッドナイトなら、きっと真っ先に飛び込んでいく。救いを求める人を放置なんてしない。出会った春の日も、惨劇の夏もそうだった。誰より尊いあの人はいつだって、私の為に全力で走っていてくれた。

 睡さんは、最高のヒーローだ。だから私は、ミッドナイトの真似事をしたに過ぎない。口調だってそうだ。私はあの人に少しでも近づきたくて、模倣を続けている。

 別れ際、葉隠を慰めようと渡した飴も同じだ。あれだって、幼い日の勝己の真似事でしかない。

 そして、一人称も。自らを「あたし」と言っていた瞳巳ちゃんに倣い、そうしている。

 

 大切な思い出を反芻し、決意を新たにする。私が生きる意味を。掴むべき未来を。

 私は三十二巻までの原作を知っている。ミッドナイトの死を知っている。だが───内通者の正体を、知らない。

 

「暴いてみせる」

 

 物語から察するに、内通者はA組、もしくは教師陣の中にいる。内通者さえわかれば、運命は変えられる。ミッドナイトの死は避けられる。未来の生死さえわからない勝己と出久を、この手で守れる。

 

 

 

 一つ。雄英に入り込み、内通者を暴き出すこと。

 二つ。ミッドナイトの運命を捻じ曲げ、勝己、出久を守ること。

 三つ。瞳巳ちゃんと姉たちの夢を継ぎ、両親に恥じない最高のヒーローになること。

 

 それが、私が成すべき使命だ。

 

 

 

 質素なアパートのベルが鳴る。ミッドナイトと暮らした一軒家とは違う、未だに聞きなれない音だった。

 モニターも見ず「はーい」と玄関を開けると、思ったとおり、そこには不機嫌にポケットに手を突っ込んだ勝己が仁王立ちしていた。

 

「てめェクソ蛇……モニターくらい確認しろっていっっつも言ってンだろが!」

「だって気配でカツキーヌってわかったんだもの。別にいいじゃない」

「あの露出クソババアの喋り方やめろやボケ」

「はぁい。で、今日の夜ご飯はなぁに?おばさんの作るものは何でもおいしいけど……私、カツ丼食べたいな!合格しますようにって験担ぎ!」

「落ちろ。そして埋まれ」

「埋まれ!?」

 

 私は公安やレディ・ナガンと"色々"あって、一月ほど前から勝己の家の近くで一人暮らしをしていた。そんな親戚を心配して、爆豪家は私のぶんの食事も作って、ご近所のここまで勝己に届けさせてくれる。

 彼から手提げを受け取りお弁当箱を開いた私は、歓声をあげた。

 

「うわほんとにカツ丼だ!いつもありがとう、おばさん。そして配達ありがとうUberカーツ」

「黙って食え。一秒も静かにできねぇのかクソ蛇」

 

 冗談めかして希望を言ったが、今日は本当にカツ丼だった。二人の合格を願うおばさんが、気を利かせてくれたのだろう。

 テーブルを挟んで箸を動かす勝己はしきりに「落ちろ」「てめェみたいなザコにヒーローは向いてねぇわ」と眦を吊り上げてぶつくさと呟いた。

 

「記念受験のつもりか?雄英だぞ?てめェなんかどうせ、落ちるに決まってンだろ」

「受かるよ。同じクラスになったらよろしくね〜」

「ハッ。あんな簡単な試験で傷作ってるようじゃ、不合格に決まっとるわ馬鹿」

 

 勝己が箸を置いて指さしたのは、向かい側に座る私の肘あたりだった。見下ろすと、ミミズ腫れのような小さな掠り傷がついている。

 

「あー、よく見つけたね。多分、走っててこけた時についたやつだ」

「何度も言わすなボケカス。お前はヒーローになれねぇ。勝手に走んな」

「何度も言ってるけど、やだよ。傷一つなくヒーローになれるわけないじゃん」

「ウッッッゼェ!殴んぞ!!」

「痛い!もう殴ってるよ!?」

 

 勝己はヒーローになりたいという私の願望に、事あるごとにけちをつける。「お前には無理だ」と決めつけ、鼻で笑う。人生二週目の私は、その意図がわからないほど馬鹿ではなかった。

 だが、彼は私を強く否定できない。いつも出久にするように容赦なく痛めつけ、強制的にヒーローを諦めさせる事もできない。

 

 私は、勝己にとっての古傷だ。無力の象徴だ。"死"のイメージそのものだ。故に彼は、私を強く攻撃できない。私を見る度、彼は自らの無力を思い出さざるを得ないのだ。

 彼の眼前で、何度も死にかけた。彼が普段「無個性」と馬鹿にする出久と同様に、無力だった。爆豪勝己は、ちっぽけな少年でしかなかった。伸ばした手は私に届かなかった。私の存在は、勝己の矜恃に敗北の文字を深く刻み込んだ。だからこそ、彼は私が"走る"ことを何より恐れている。

 ヒーローとは、死と隣合わせの職業だ。そんな職業を、他ならぬ私が本気で目指している。かつて守れなかった少女が、自らの意思で死地に飛び込もうとしている。あの夏の日に死んだ姉───勝己にとっては親戚の優しいお姉さんの遺志を継いで、修羅の道を進もうとしている。

 勝己の心中は、想像するまでもないだろう。

 

 私はその苦悩から、目を逸らし続けている。見えない振りを続けている。

 

 ネチネチと無駄に豊富な語彙力で文句を垂れる勝己をエンドレススルーし、夕食を食べ終えた。彼は怒りに任せて勢いよくわしわしと弁当箱を洗い、水気を拭き取ったそれを保温バッグに戻すと、すぐ近くの自宅に帰って行った。

 ブチ切れながら洗い物をする姿は正直、動画に撮って出久に送りたいくらい面白かった。次はやろうと思う。

 

 

 

 

 

 苛々と肩を怒らせながら歩く後ろ姿を、見えなくなるまで見送った。いつもポケットに入れているヴェリタースオリジナルを口に含む。前髪を束ねる花のピンを留め直し、何かに挑むよう紫紺の星空を見上げる。

 

「絶対、死なせない」

 

 ミッドナイトも、勝己も、出久も。正気を失ってしまった両親だって、取り戻してみせる。爆豪瞳巳は、ふざけた運命の横っ面を蹴り飛ばしてみせる。

 言い忘れてたけど、これは私が最高のヒーローたちを守るための物語だ。

 

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