常連のやごぉーさんが、大勢の女の子を連れてきました   作:東風ますけ

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ただいま秘密基地

 

 

おいしいものを食べてご満悦な吾輩たちは、遂に『あの場所』に向かう。

 

「それじゃあココからは場所を知っているこよりさん!お願いします!」

 

「はーい!ペーパードライバーのこよにおまかせを〜!」

 

「………オイ幹部。ちょっとこっち来い」

 

「何?ラプラス?」

 

「アイツに運転任せて大丈夫か?」

 

「………いやぁ、やっぱり、この風景は懐かしいね。東京に行ったりしてると田舎の良さが再認識できるよ」

 

「オイ、吾輩と話しているんだから、吾輩の目を見て喋れ幹部」

 

「ひゅ〜ひゅ〜ひゅ〜♪」

 

誤魔化すように口笛を吹き出した幹部を、吾輩はとりあえず放置することにした。

 

「「「すぴー、すぴーー」」」

 

柚葉さんと、沙花叉とござる達はお腹がいっぱいになって寝てしまった。

 

………場所を知らない鳥居さん。

………見た目のせいで免許を持ってない吾輩。

………運転が苦手な幹部。

………ペーパーとはいえ、一応ゴールドな博士。

 

この4人の中で運転できるのはわずか2人。そして幹部か博士だったら多分、博士の方が安全運転してくれると思う。

 

………何故かって?幹部の初配信思い出せよ。コイツやる時はやっちゃう子だぞ。

 

中学生のときも行き当たりばったりで家出して、お兄ちゃんに甘えまくる(可愛い)この幹部よりは、博士の方が運転できそう……?

 

というのが吾輩の見解だ。

 

「じゃあ頼んだぞこより、くれぐれも安全運転でな?」

 

「うん!アクセル全開!」

 

嗚呼。どうやら吾輩は人選ミスをしたようだ。

 

こよりがハンドルを握ってから3秒後、やっぱり鳥居さんにマップで行き先を伝えてからいけば良かったと吾輩は後悔したのだった。

 

■■■■■■■■■

 

まあなんやかんやあったけれど、遂に着いたぞ──!

 

「「「「「ただいま秘密基地!!!!!」」」」」

 

吾輩たちが出会った場所。

吾輩たちが別れた場所。

吾輩たちが再集結した場所。

 

吾輩たちを語るのに、この場所はあまりにも思い出深すぎる。

 

「ここが秘密基地ですか!」

 

「おっ!ブランコあるじゃーん!和葉!押してくれよ!」

 

「いくよー?そーれっ!」

 

「ひゃっほう!」

 

鳥居さんと柚葉さんはとっても楽しそうだ。

 

「………しかし、いざこうしてみると、何したらいいかわからないな」

 

「ラプラスがしたいようにすれば?」

 

「ラプラス殿に賛成するでござるよ?」

 

「こよもー!」

 

「沙花叉もー!」

 

「………じゃあ、せっかくここに来たんだ。今まで話してなかった吾輩の、『秘密結社』の秘密を語ろうかな。………鳥居さんと柚葉さんも、聞いてもらえますか?」

 

「勿論です!」

 

「推しの秘話…!」

 

「………ありがとうございます。………じゃあ、ツリーハウスの下で話しましょうか」

 

この秘密基地は山の中。よって吾輩たちはかつてココにツリーハウスを作ったんだ。懐かしい。あの頃は今よりずっと貧しくて、あの頃の吾輩の中では、今まで生きてきた中で1番楽しい時間だった。

 

そのくらい、吾輩の中でコイツらが大きくて、かけがえのない仲間だったんだ。

 

「………今から話すのは、holoXが何故作られたのかという、いわば誕生秘話だ。鳥居さんたちにはまだ話したことが無かったので、丁度いい機会をいただけて、嬉しいです!………でも、今回みんなにはそもそもなんで吾輩がそこに至ったのかという、原点(オリジン)を語ろうと思う」

 

原点(オリジン)…」

「ラプちゃんの秘密結社へのこだわりの理由ってコト!?」

「つまらなかったら斬るでごさる〜」

「怖っ!?!?!?」

「今日も平和ですねー。ねー?姉さん?」

「シャンパンコールでもするか?アタシはいいぞ?」

 

………コイツらは本当に自由奔放だな。鳥居さんたち含めて。

 

「………コホン。それじゃあ………話すぞ?」

 

みんなの視線が吾輩に集中する。

 

「まず、吾輩が秘密結社を創った理由。それは『世界を一つにして、平和であり続ける』為だ」

 

「ヤバい……涙腺が…」

 

「い” い” は” な” じ” だ” な” ぁ” ぁ” !!!」

 

「ちょっと早い!?ちょっと早すぎるよ!?」

 

鳥居姉弟がもう号泣し始めた!

 

「………とりあえず続けるそ?………吾輩な。仲間が欲しかったんだ。でも、ホラ、吾輩地球とタメだろ?寿命が長すぎてさ。みんなといられるのがたった100年。永くても1000年は超えないだろ?………だから、だからさ。吾輩は仲間を作るつもりなんて無かったんだよ。ただ、自分1人で生きて、たまに家族に顔出して、1人で食べて、1人で働いて、1人で寝て。………何年も、何万年も、何億年もそうやって生きてきたんだ」

 

吾輩は今まで溜め込んできた『独』を吐くように。

 

「でも、あの日、この場所でお前らと会って。………で………グスッ…………………吾輩、初めて『こいつらと1秒でもいいから一緒に居たい』って思ったんだ。そう、思ったんだ………だから」

 

みんなの方をみると。

 

「み、みんなぁ………泣くなよ。吾輩より泣いてどうするんだよぉ………」

 

みんなは泣いていた。

 

「吾輩の人生は、今が1番楽しいんだ。だから、何かみんなにも楽しんでもらいたくて。だから………だから吾輩は、『holoX』を創ったんだ!!!!!」

 

やっと言えた。つっかかっていた吾輩の心の声が今、やっと。

 

「………吾輩についてきてくれて。本当に。本当にっ──!」

 

 

 

『ありがとう!!!!!』

 

 

 

 

風が吹いていた。頬を撫でる、夏の匂いが残った風。

 

みんなのぐしゃぐしゃになった顔を見て、嗚咽の混じった声をきいて、吾輩は。

 

「ただいまっ!!!!!秘密基地!!!!!」

 

ずっと言いたかったこのセリフを、みんなに伝えた。

 

「お前ら!言っておくが、ココはまだゴールじゃない!通過点だ!我らエデンの星を統べる者として、この地球を幸せで包むんだ!」

 

「「「「はいっ!」」」」

 

「よし!吾輩の話は終わりだ!あとは秘密基地でゆっくり過ごそう!」

 

吾輩はそう言って、ブランコに乗る。

 

………懐かしいなぁ。再会した時、みんなと会うまで吾輩はとっても不安だったっけ。

 

「………ラプ」

 

「………どうした?ルイ」

 

「私ね、今日のラプの話聞いてさ………」

 

「な、なんだよ…」

 

「いや、『おんなじ気持ち』だなぁって…」

 

「──!」

 

「私も、ラプとずっと居たいって。でもそれが無理ならせめて『1秒でも永く一緒に居たい』って思ってさ…」

 

「………そっか」

 

「だからさラプラス。コレからも………よろしく!総帥!」

 

「………おう!!!!!あったりまえだ!!!!!」

 

「そぉれ!」

 

幹部が急に吾輩の背中を押してきやがった。

 

「速い!」

 

「ハッハー!まだまだ行くよー!」

 

「うおおおおおお!?!?!?」

 

いつか来る別れに怯えるのではなく。

 

今訪れている有り余るほどの幸せを。

 

みんなと一緒に育んでいきたい。

 

吾輩は、エデンでいちばんの、『幸せ者』た!

 

声高らかに言おう!

 

ただいま!秘密基地!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「只今秘密基地。………なんてね。ハッハー!」

 

「感動が台無しだよ馬鹿野郎」

 

「それがholoXらしいでごさる〜」

 

「ルイちゃん面白ーい!」

 

「………そういえばココのドラム缶風呂だけは、沙花叉好きなんだよなぁ……」

 

………この調子じゃ、エデンを統べるのにあと何年かかるかなぁ?

 

ま、いっか!

 

「「「「「今が楽しいし!!!!!」」」」」

 

「微笑ましいですね、姉さん。………姉さん?」

 

「………\チーン/」

 

「ね、姉さんが立ったまま気絶している…!?てぇてぇの過剰摂取か………くそっ!おかしい人をなくした!」

 

………いやいくらなんでも気絶はないだろ。

 

………というか早くこの姉弟くっつけよな。

 

うん。結婚しろ。そして爆発しろ。

 

「ラプ殿。心の声が出てるでござる」

 

「えっ、マジ?」

 

「ラプ。めっちゃ喋ってたよ」

 

「ラプちゃんもやっぱりそう思うよねー?」

 

「確かに沙花叉から見てもこれはもどかしいけどさ。………まあいくらなんでも口には出さないよ?」

 

「………テヘッ☆」

 

吾輩はウインクして舌をペロっと出した。

 

「はぅっ!?(尊死)」

 

鳥居さんも立ったまま気絶した。

 

やっぱり、この人たちは本当に面白いな!

 

吾輩のことをよくわかってくれている、吾輩にとっての大切な人だ!

 

鳥居さん達と会えて、本当によかった!

 

………よーし!秘密結社の総帥としても!アイドルとしても!

 

吾輩!頑張るぞ!

 

「………じゃあ、お前ら。いつもの名乗りをして、また旅立とうか!」

 

「「「「了解!」」」」

 

泣いて逃げたくなるほど辛いことがあった。

 

「そこに跪け!」

 

けれど、その度に仲間のことを思い出した。

 

「掃いて棄てるような現実を!」

 

こんな、吐いて捨てるような世の中を。

 

「一刀両断ぶった切る!」

 

変えられたらなぁって。

 

「終わりなき輪廻に迷いし子らよ!」

 

ううん。違うな。変えるんだ。導くんだ。

 

「漆黒の翼で誘おう!」

 

誰が?

 

「我ら、エデンの星を統べる者!」

 

………勿論決まってる。

 

「「「「「我ら!秘密結社holoX!!!!!」」」」」

 

「でごさる〜!」

 

我々だ!

 

だから。

 

またな?秘密基地!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




………俺も、みんなと会えて嬉しかったよ。

………どうも東風です。なんだかとてもお久しぶりですね。
ラプ様視点になってからは基本、雰囲気を壊さないよう我慢してました。だから3ヶ月ぶりくらいですかね?

このタイミングに合わせたくて、ちょっと焦らしてました!楽しみにして頂いてたみなさんすみませんでした!

でも、時間があったおかげでいいものができたと思います!

大体この後3話くらい静岡編やって、帰宅します。次の話から鳥居さん視点に戻りますので、楽しみにしておいて下さい!

………さて、ココからは自分語りが続くので流し見で大丈夫です!

東風が小説を書き始めたのは、アレっすね。「このすば」ですね。
アニメ見て原作一気買いしました。

んで、このすばの絵の方がラプ様の「ママ」。いわゆるデザインした方ですね。

だったので、かなりラプ様には最初からシンパシーと言いますか、親近感を抱いていました。

だからか、この物語はしょっちゅうラプ様に視点が切り替わりますね。
主人公である鳥居さんと繋がりも深いですし。

なので、そうですねぇ。この小説は、居なくなってしまった人たちを思い出すのと同時に、ラプ様や、勿論holoXのみんな。あと、東風がサボっ………一生懸命アイデアを考えていた時に入って来たリグロスのみんなとか。

そういう、新しい世代にスポットを当ててる感じがしますね。

まあでも、主役はあくまで鳥居さんとやごぉーさんですけど(笑)

だってソレが1番面白いですしね!

ボクは結局ただのホロライブを愛するファンの1人にすぎません。

だからホロメンの気持ちを100%理解するなんてできないし、しようとも思いません。憶測で決めつけるのはいけないことですからね。ましてや人の感情なんて。

とにかく、ボクも、鳥居さんも、もしかしたらやごぉーさんも。

見守るものとして、そして応援するものとして。

アイドルとして輝く人たちを、観続けることが!

僕たちができる精一杯です!

そうだといいなぁ?

………ま、とりあえず、御託はいいからとっとと書けって話ですよね。はい。

作者がこんな喋るうるさい小説なんて、ハーメルンの中でもごく僅かでは…?(真理)

………でもみんな意外とワイのこの文章楽しんでるよね…?

………たっ、楽しんでると……いいなぁ??(震え声)

えっ、どうやって締めようか。あと25分で日付変わっちゃう!?

まぁ、とにかく!うーむ。保証はできませんが、ある程度のペースでこれからも投稿しますので、お付き合い!よろしくお願いします!(綺麗に締めれたぞ…!よしっ!(現場ネコ))
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