悪ノ華【妖精の必要悪】   作:ギュスターヴ

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第十三話:エルの書(Liber AL)

 x780年──。

 それは、ジル・アイリスが妖精の尻尾(フェアリーテイル)に加入した、翌日のことであった。

 

 ジルはギルダーツ・クライヴにつれられ、マグノリアの街から少し離れた平原にやって来た。

 

 ジルが今後、魔導士として活動していく以上、‶エルの書〟に備わっている魔法がいったいどういうものなのか、本人も含めて把握しておく必要がある。

 

「ぃよ~し、ジル!! どっからでも撃ってこい!!」

 

 ギルダーツが声を張り上げた。

 彼は今、ジルから数十メートル離れた場所に立っている。‶エルの書〟の魔法をただ見るだけでなく、実際に受け止めてみたいと希望したのだ。

 

「どうなっても、知りませんよ」

 

 少年が忠告すると、ギルダーツは口をへの字に曲げた。

 

「ナメんなよ、坊や。おれ、結構強ぇ(・・・・)から」

 

 その言葉から来る自信は過剰(・・)ではなく、相応(・・)と言えた。

 

 ギルダーツ・クライヴは間違いなく、妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強の男──大陸を代表するほどの実力者のひとりだ。

 年齢、41歳──若いとは言えない年齢だが、魔力も、徒手空拳による格闘戦技も、未だ衰えを見せず、それどころかさらに磨きがかかっている。

 

 そして、彼の扱う魔法は──クラッシュ。

 その名の示すとおり、魔法も含め、ありとあらゆるものを砕き、壊して、原子に帰す。

 まさしく、妖精の尻尾(フェアリーテイル)のモットー──‶破壊〟を体現したかのような男であった。

 

「ガキに心配されるほど、おれもクラッシュもやわじゃねぇ。666種類の中から何でも好きなもん、撃ちこんでこい」

「…わかりました」

 

 ギルダーツからにじみ出る自信と覇気に納得し、ジルは魔本を広げた。

 瞬間、気温が下がったかのよう冷気が辺りに立ちこもった。

 

《ヴァルプルギスの()が明けた。首筋に赤い刻印を刻まれ、子殺しの女は断頭台につれていかれる。》

 

《裁かれる女の祝福を願い、天使の皮を被った生首の群れが賛美歌を歌う。》

 

 

──…なっげぇ詠唱だなぁ。こりゃ、一対一(サシ)の戦いは無理だな。

 

 徐々に膨れ上がっていく魔力を感じながら、ギルダーツはあくびが出そうになった。

 

 666種類の魔法全てが詠唱必須なのだろうか? であれば、ひとりで行動させるわけにはいかない。

 詠唱が終わるのを待ってくれる親切な敵などいない。いたとしても、余程酔狂な奴だ。

 

《落とされた沼の中から死体の赤子が顔を出し、殺した母親に手を振っている。》

 

──だが、おれの一天や、マスターの妖精の法律(フェアリーロウ)を防いだほどだ。ただの魔導書とは──

 

 

 そのとき。

 ギルダーツは自分の身体の異変に気がついた。

 自分の手を見下ろす。手のひらが異常なまでに汗でにじんでいる。それだけでなく、心臓が激しく脈動している。

 

──…待て。ジルの魔力、いつまで上がり続けている?

 

 ジル──というより、‶エルの書〟から溢れでる、魔力の上昇が止まらない。

 禍々しい圧力が膨張し、凝固し、鋭く深く真っ黒に形作る。

 

《錆びついた審判、玲瓏(れいろう)たるギロチン。杖は折られ、断罪の鐘が鳴り響く。》

 

 ギルダーツの頭上──青々とした空に漆黒の光が広がった。そこに流れ星のごとく疾走する、一筋の銀光。

 円を描き、直線に走り、鋭角に曲がり、逆五芒星の魔法陣を創りあげた。

 

《──かくて、‶女は裁かれた〟。》

 

 ギルダーツは戦慄した。

 あらゆる強敵を打ち破り、いくつもの死線をくぐり抜けてきたことで、自分の力に強い確信を持つようになった。

 それと同時に、久しく忘れていた。

 これは、絶体絶命の予兆。

 

 

《‶エルの書〟ページ111──グランゴイルの牙》

 

 

 やべぇ…!! と思ったときには、ギルダーツは横に大きく飛んでいた。

 

 魔法陣から、漆黒の大刀が振り下ろされた。

 さながらギロチンのごとく、速く、真っ直ぐに、落下する。ギルダーツを狙った巨大な刃が大地をえぐった。

 凄まじい衝突音とともに、岩盤の破片や砂埃が四方八方に飛び散った。

 

 ギルダーツはクラッシュを発動しながら拳を振るい、自分に向かってくる石つぶてなどを粉々に破砕する。

 

 しばらくして砂埃が晴れると、地面にひとつの爪痕が残されていた。

 たったひとつ。

 されど、大きくて、深い。巨大な剣が振り下ろされたかのような、鮮やかな切り口だった。

 

 一瞥したギルダーツは少年に向かって、一言。

 

「おれを殺しかねん魔法を撃った──その心は?」

「何でも好きなものを撃ちこんでこいと、あなたが──」

「ああ、そうだな!! おれも自分のこと強ぇし、男前だし、女にモテると調子に乗ってたし、お前さんが魔法の素人だと思って過小評価していた!! だけどさ、まさかさ、ここまでえげつねぇ威力だと思わねぇだろ!!」

「自分でも驚いています」

「本当に適当に撃ったんだな!!」

 

 避けられたからよいものを。

 もし、エーテリオンのような国ひとつ消し飛ばすほどの魔法が発動されたらと思うと、ぞっとしない。

 

「666種類全部こんな魔法だったら、‶エルの書〟を使わせねぇ。こんなもん、危険過ぎる」

「待って、ください。‶エルの書〟がないと、私は魔法を使えない…」

「…待て。お前、顔色悪いぞ?」

 

 いつも無表情な少年の顔が若干青ざめている。額からあぶら汗かき、呼吸も荒い。

 ギルダーツは原因を察した。

 

「たった一発でもう魔力が底ついているじゃねーか。威力と、魔力消費を調整できるか?」

「はい…おそらく」

「できなきゃ、‶エルの書〟は使うな。本来だったら、今すぐにでも封印しておきたいところだ。666種類、全部の魔法を把握して、ちゃんと掌握させろ。お前を妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士にさせるのは、そのあとだ。…まぁ、おれも他人のこと言えねぇがよ…」

 

 何かを思い出したのか、ギルダーツは苦虫を噛み潰したような顔であえてその言葉を口にした。

 

「お前の魔法は──人間相手(・・・・)に使うには、強力過ぎる」

 

 

 一撃必殺。

 

 漆黒の衝撃波がほとばしった。圧倒的な破壊力をもたらす高濃度魔力エネルギーが空気を焼き、床を抉り、ジョゼとジークレインを飲みこんだ。

 巨大な槌で殴ったかのように大きく吹き飛ばし、轟音を響かせて壁を打ち砕いた。

 

 残されたのは、壁に空けられた大穴だけだった。

 思念体であるジークレインは先程の一撃で消滅したのだろう。

 ジョゼは生きているのだろうか? ただただ無音だけが続く。

 

 ジルは拳銃を抜いた。

 ‶エルの書〟の魔法より、引き金を引いたほうが早い。

 壁の大穴に近付く。

 穴を覗きこみ、ジョゼの姿を確認しようとしたとき──暗がりから闇の波動がほとばしった。

 ジルの身体が後ろへ大きく吹き飛んだ。突風のような黒い奔流に巻きこまれ、そのまま近くの瓦礫に衝突した。

 

 何かが砕ける音とともに、真っ赤な大輪の花が咲いた。

 頚椎が折れ曲がり、頭蓋が割れ、喪服の男は床に倒れる。びくびくと数回痙攣を繰り返したあと、そのままぴくりとも動かなくなった。

 

「今のは…さすがに効いたぞ…!」

 

 壁穴の暗闇から低い声が響いた。

 ジョゼだ。

 豪奢な衣服が所々破れ、露出した肌が焼けただれている。

 攻撃を受ける直前、瞬発的に魔法をぶつけて、威力を幾分か相殺したのだ。

 

「おのれ…もういたぶるのはやめだ…今すぐ全員皆殺しにしてやる…!」

 

 それでも、先程の一撃はさすがのジョゼもたまり兼ねたのだろう。

 いつもの紳士の顔をかなぐり捨てて、ぶつぶつと呪いのような呟きを繰り返す。

 

 すると、一発の銃弾が彼の肩をかすめた。

 ジョゼは驚いた。

 何と、つい先程絶命したと思われた男──ジルが生きていたのだ。しかも、おかしな方向へ折れたはずの首が元に戻っている。

 頭から血を垂れ流し、喪服の美青年は拳銃を構えたまま立ち上がった。

 

 奇跡的な生還を果たした男の姿を見て、ジョゼは口元を歪めた。

 

それ(・・)は──魔法かね? これは驚いた。自分の怪我を治癒する魔導士は何人か見たことあるが、死んでも生き返ってくる人間は初めてだ。…しかし、妙だな」

 

 ジョゼの目が細まる。鋭い眼光がジルの頬や手元を見る。

 

「折れた首を治したのに、擦り傷や打撲は治る気配がない。どうやら怪我自体を治すとは、少し違うようだな」

 

──さすが、聖十(せいてん)。目ざといな。

 

 ジルは内心でつぶやいた。

 

 ‶エルの書〟に備わっている667番目の魔法──‶死ニ損ナイ(ザ・モータル・キャンセラー)〟は、決して便利とは言えない能力だ。

 術者が死亡した際に自動的に発動し、そのたびに何度でも蘇生させる。

 だが、辛うじて命を繋ぎとめる程度にまで治癒させるだけで、負った傷すべてを全快させるものではない(それでも常人よりも傷の治りは若干早い)。

 

 この能力は、ジルにとって魔法というより、呪いである。幾度死んでも、死ねないのだ。

 しかし、それは当然といった処置だろう。寄生虫にとって唯一不幸なのは、宿主が死んでしまうこと以外にないのだから。

 

 ジルは引き金を引いた。

 銃弾を以てジョゼの無力化を図るつもりなのだろうが、〝聖十大魔道(せいてんだいまどう)〟にとっては豆鉄砲と大差がない。

 ジョゼは腕を大きく振るい、闇の大波を打ち放つ。弾丸を薙ぎ払うとともに、喪服の長身を再度壁に叩きつけた。

 

 ジョゼは悠然と歩み寄り、そこでようやくジルのことについて思い出すことができた。

 

「そうか、君かね。‶喪服の悪魔(メフィスト)〟ジル・アイリス。目的のためならば、どんな手段も厭わず、結果だけを合理的に追及する妖精の異端児。どっかの誰かが作った都市伝説かと思っていたが、まさか本当に実在していたとは。お初にお目にかかる」

 

 架空の人物と思われていた男に初めて会ったジョゼは、口調だけ友好的に声をかける。

 

「ずっと狐につままれたような違和感があったのだよ。ジークレインもそうだが、あのハエ共が作戦のためにギルドを放棄したり、幽兵(シェイド)も何度も撃破されて魔力を無駄に消費してしまった。あれは全部、君の仕業だろ? いやはや、敵ながら賞賛に値する」

 

 幽鬼の王は冷笑を浮かべ、悪魔の囁きを口にする。

 

「私は前々から君に興味があったのだ。どうかね? 私のギルドへ来る気はないか? 君が典型的な合理主義者ならば、同じ妖精共にどんな目で見られているか、想像に難くない。非常に肩身が狭い想いをしているはずだ。だが、私は君の人格と能力を評価している。幽鬼の支配者(ファントムロード)ならば、君の力を存分に、自由に発揮できる。悪い話ではないと思うがね」

「…お断り、致します」

 

 逆流してきた血反吐を吐き出してから、ジルは無感情に返答した。

 あっさりと断られたジョゼだが、表情に一切の悲嘆も怒りもない。ただ単純に、理由が聞きたくなった。

 

「…ふむ。何故かね?」

「私のような凡俗は…妖精の尻尾(フェアリーテイル)でしか能力を発揮できないからです…」

 

 ジル・アイリスは、周りが思っているほど自分のことを評価していなかった。

 

 エルザ・スカーレットのような正義感もなく、

 マカロフ・ドレアーのような器もなく、

 ギルダーツ・クライヴのような力もなく、

 レビィ・マクガーデンのような知恵もなく、

 グレイ・フルバスターのような豪胆さもなく、

 ルーシィ・ハートフィリアのような優しさもなく、

 ナツ・ドラグニルのような熱もなく、

 ミラジェーン・ストラウスのような愛情深さもない。

 

 妖精の尻尾(フェアリーテイル)は、非常に仲間意識の強いギルドだ。だが、それが長所であると同時に、短所でもある。

 結果のために何かを犠牲にする考えが一切ないため、道徳で狭まった行動しか取れず、効率が悪い。

 そのための、必要悪(ジル・アイリス)という装置(・・)だ。誰かに頼まれたわけではない。自ら、その役を担おうと悪道へ歩んだのだ。

 もし、幽鬼の支配者(ファントムロード)に身を置けば、ジョゼの言った通り幾分か融通が利いて自由に動けるだろう。評価もされるだろう。白眼視されることもないだろう。

 

 だが、滅びる以外の道がないギルドに身を置いて、どんなメリットがあろう?

 絶対悪に、存在する価値などひとつもないのだから。

 

「…なるほど。そうかね」

 

 ジルの言葉を最後まで聞き終えたジョゼは穏やかに笑った。

 

 瞬間、ジルの左の親指が赤く飛散した。ジョゼが闇の波動を打ち放ったのだ。数センチ程度にまで極端に範囲を狭めてはいたが、爪を剥ぐのには十分(・・・・・・・・・)であった。

 

「…ッ…!!」

 

 ジルの美貌が僅かに歪むと、今度は人差指の爪を剥がされた。

 

「ならば、お前の持っている魔導書を渡せ。拷問の実験体になりたくなければな」

 

 笑顔から一変。ジョゼは冷徹な表情で威圧した。

 力を貸す気がないなら、魔導書を奪うまで。先程の魔法砲撃と、持ち主を不死身にさせる魔法だけでもかなりの価値がある。

 この魔導書を使えば、個人としても、ギルドとしても更なる高みへ登り詰めることができるだろう。

 

「…ふっ…」

 

 しかし、返ってきたのは酷く渇き切った冷笑であった。

 

やめておけ(・・・・・)気が狂うぞ(・・・・・)

 

 それまで、ジョゼに対して敬語を使っていた青年ががらりと口調を変えた。

 

「〝エルの書〟は…666人の人間を生き贄にして作られた悪魔の書…。四年前…〝エルの書(こいつ)〟を覚醒させるための燃料(エサ)として、私の故郷の人間はひとり残らず死んだ…殺し合う形(・・・・・)で…」

 

 おぞましい記憶を辿りながら、喪服の青年はゆったりと語る。

 

正気を保ったまま(・・・・・・・・)、殺し合っていたよ…。わかるか…? 全員、首から上を自由にされたまま、身体だけを操られた…。恨みや理由がないまま人間を殺すことが、どれだけ恐ろしいか…。涙を流し、悲鳴をあげ、逃げてくれと叫びながら殺し合った…。夫が腹の子ごと妻を農具で突き殺し…友人同士で首を締め合い…絶叫した母親が二階窓から赤ん坊を投げ捨てた…」

 

 ジルは咳き込み、もう一度血反吐を吐き出した。

 この程度の血の量など、彼らのものと比べれば全く釣り合いが取れない。

 

「地面に叩きつけられた赤ん坊が…じっとおれを見ていた…。血と脳みそをまき散らし、白目を剥かずに見続けた…。おれを──呪い殺すように…」

「………」

「狂わぬ自信があるならば、くれてやる…。どうせ、人間を殺戮することしか能がない粗悪品だ…」

 

 瞬間、鮮血が飛び散ったのはジルの身体からではなかった。

 ジョゼの太腿に一振りの白刃が突き立てられた。ジルが最後の力を振り絞り、懐に隠し持っていたナイフでせめてもの報いを与えたのだ。

 

「貴様ッ…!!」

 

 ジョゼの怒号が響く。致命傷ではないが、ひとりの男を憤慨させるには十分な一撃であった。

 瞬時に魔力を練り上げ、闇の波動を至近距離で打ち放った。異音と共に、麗人の口から血飛沫が飛散する。肋骨を何本か砕かれ、内臓も潰された。

 

 ジルは、意識が遠のいていく感覚を自覚した。あと、数秒の命だろう。

 だが、消えゆく意識の中──ジョゼの血液がたっぷりと付着したナイフを強く握り締めていた。

 そして、次の瞬間、奇妙な行動を取った。

 そのナイフを、何と今度は自分の首に突き立てたのだ!

 頸動脈を貫き、首筋が赤黒く噴きあがった。多量の血液を失い、不死の男がもう一度絶命した。

 それと同時に〝死ニ損ナイ(ザ・モータル・キャンセラー)〟が発動し、首筋の裂傷や内臓を即座に再生させ、失った血液を作りあげ、一度止まった心臓を再稼働させる。

 

 しかし、蘇生された青年は気絶したまま、動かなかった。不死といっても、復活してすぐに目を覚ますわけではないようだ。

 

──この小僧…いったい私に何をした(・・・・)…?

 

 ジョゼは奇妙に思った。

 ナイフを突き立てるなら致命傷を狙うべきだ。手元が狂ったわけではあるまい。

 毒でも塗っていたのか? なら、何故自分にも突き立てる? 特に身体に異常が見られないため、毒ではないだろう。では、何の狙いがあって?

 

──まぁいい。

 

 ジョゼは気にしないことにした。大方、追いつめられたが故の、苦し紛れの抵抗だろう。

 そう楽観し、喪服の青年から魔本を奪おうとしたその時であった。

 

 突如、近くにあった瓦礫が大きく爆発した。




THE MOTAL/MOTHER

一番面白いのは?

  • 幽鬼の支配者編
  • バトル・オブ・フェアリーテイル編
  • 過去編①x780年
  • 過去編②x782年 喪に服す
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