箒ちゃんが好きだったからノリで書いた。気が向いたら連載へ。
※僕はISの小説を読んでいません。

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名前は一切出てきません。
想像で補間。


最初の前の話

「めぇぇえん!」

 

気合いを入れて一本。打ち込みから残心までの動作は美しく、その場にいる誰もが見とれていた。

 

「くっそー、また負けかあ」

 

 その一本を脳天近くにぶち込まれたのは紛れもない僕である。これで二本目。僕の完敗だ。

「いや、お前の動きも悪くなかった。だが、まだ修練が足りないな」

 

 面を外した彼女にかけられた言葉に思わず苦笑してしまう。

「キミは剣道馬鹿だしねぇ。まあ、僕も大概なんだけどさ。練習量が違いすぎるのかな」

 

「私は暇があれば剣を振っている。お前はどうなんだ?」

 

「あー・・・・・・、ゲームに読書、ネットサーフィンもたくさんかな」

 

「それならば当然だ。そんなもので私に勝ってもらっては困るぞ」

 

 それは当然だろうね。僕の場合は部活の範囲内でしかやらないしね。剣道はもちろん好きだけれど、他にも好きなことはあるんだ。人生短いのはわかるけど、一つに固執するのはもったいないと思うんだよね。あくまで持論だけれども。

 

「だが、な」

 彼女は頬を掻きながら、少し顔を横に逸らしながら僕に言葉を告げた。

 

「ここで私相手にここまで戦えるのはお前だけだ。だから、その・・・・・・稽古をつけてやってもいい」

 

「えっ?」

 

「このままではつまらんから、稽古をつけてやると言っている!」

 

 突然声を荒げながら、こちらに迫る彼女。近づいてくるのはいいけど、近すぎるよ。

 キミは、容姿が整っているのを意識しなさすぎる。スタイルも良い、顔も良い、そんな人物に迫られて動揺しな男なんていないよ、きっと

「それは休日かな?」

 

「もちろんだ。嫌なら部活の後でもいい」

 

 休日は積んであるゲームを消化したいし、部活の後は基本的に読書タイムと決めている。だから、ちょっとなー。

 

「断るよ」

 

「何故だ!」

 

「いや、だってその時間はプライベートだからね? 部活は学校の一部みたいなものだしさ。僕は他にも趣味があるからそっちに回したいんだよね」

 

「まったく・・・・・・お前はいつもそうだな」

 

 額に手をあててやれやれと首をふる彼女を見ながら、防具一式の片付けを始める。自分がつけててなんだけど、やっぱ臭いよね、これ。あ、でも女子のはどうなんだろ?

「ねえ」

 

「なんだ?」

 

 沸き上がった疑問を、僕は即座に言葉にしてぶつけた。

 

「女子の防具ってやっぱり臭いの? もしよかったら嗅がせてくれない?」

 

 彼女はいい臭いだし、可能性はあるよね。

 って、あれ? なんで震えてるの? 僕は純粋に世界の謎を解きたいだけだったのに、もしかして怒ったかな。

 

「こぉの、馬鹿者が-!」

 

「うげぷ」

 

 竹刀の一撃を頂きました。もちろん、鬼のように痛かったです、まる。

 

 

 

 

 

「で、結局私と稽古はしないのか」

 

 若干腫れている気がするような頭を撫でながら、僕は彼女の問いに答える。痛い。

 

「うん、やっぱり剣道以外にもやりたいことはあるからね。剣道が嫌いってわけじゃないんだ。ただ、ね」

 

 それだけじゃあ、もったいないよ。

 

「うむ、そうだな・・・・・・」

 

 僕の言葉を聞いてなにか思案をしだす彼女。関係ないけどやっぱおっぱい大きいね。

 彼女の言葉を待ちながら、僕はおっぱいを見つめ続けた。

 

「・・・・・・お前が常日頃から私に言い続けていることを、叶えてやろう」

 

「え、それって?」

 

「わざとか。わざとなのか・・・・・・いいだろう、もはや恥などどうでもいい。私に勝ったら、私の胸を好きなだけ触らせてやろう。だから、私と稽古しろ!」

 

 堂々と、大きな大きな胸を張りながら大声で言い切った。

 

「言ったね・・・・・・。撤回はもはや許されない。録音さえした。逃げられないよ」

 

「構わん!」

 

「ならば受け入れようじゃないか! 今日から稽古三昧だ! つきあってもらうよ!」

 あの至高のお胸様の為ならば、如何なる犠牲も払おう。ゲームも漫画も、なにもかも捧げるのだ。そして彼女の胸を好きなだけもんでやる!」

 

 人に見せられぬ程にやけていただろう僕の顔を見て、表情を引きつらせながら彼女は瑞々しく美しい口を開いた。

 

 

「私が言い出してなんだが、ちょっと引くな」

「それはないよ!」

 

 

 

 

 その日から、地獄の稽古が始まった。朝起きてから夜のおやすみまで、僕は剣道の事しか考えなかった。食欲、睡眠欲、性欲。三大欲求と呼ばれるそれをいままで押さえる事をしなかった僕ではあったが、それも今では過去の話。全てを押さえそれすらも未来にある情景に思いを馳せて練習をした。

 ――そして月日は経ち。

 

 

 

「いよいよ、卒業だ。しかし、お前は私に勝てなかった。これが最期の機会だぞ」

 

「ああ、そうだな。だけど、僕は勝つよ」

 

 地獄の特訓を続けたが、僕は今日まで彼女に勝つことはできなかった。全国大会で優勝もしたが、それすらも僕は喜ぶ事はできない。

 ――全てはあの麗しき胸部の為に。

 その一心でここまで来た。ああだからこそ――

 

「勝つの私だ! 私の欲望に散る華となれッ!」

「抜かせ! 私の胸は私が守る。 ゆえに負けろ、勝つのは私だ!」

 

 なんだかよくわからないテンションで叫ぶ僕たち。卒業式の後のよくわらないテンションになっている。

 

「いくぞおおおおおおお!!」

 

 

 結果、負けました。ばつ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 次回予告!

 

「ここが、IS学園・・・・・・」

 突如目の前に現れたウサギ耳の女性! 僕は女性の力を借りて彼女の待つ(待っていない)学園へ!

「ここから、出て行けぇー!」

 そこに現れたのは白銀の鎧を纏うイケメンだった!

「ですわ!」

 そして現れる金髪の影。この人物は一体・・・・・・!

  

 

 次回、空に散る。

 ※やるかは未定。 

 


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