追記
どういう風に書けば尊みを感じられるか試しながら書いております(何か感想があればコメにお願いします
私はスペちゃんに対してよく無い執着心を持っている。
それはずっと、ずっと私の中で燻り続けていた感情。黒く透明で何処までも底が見えない無意識下の感情が浮き上がって時より私を侵食してくる。それは例えばスペちゃんが他の人と楽しそうに話をしていたりしている所を見てしまうとよく起こる。
この感情は、きっと、良くないものだと分かっている。けど、現に、スペちゃんは偶然トレーニング場に来ていたスーパークリークさんに正面から抱きついて楽しそうにしている。
「あらあら〜どうしたの〜スペちゃん?」
「えへへ〜疲れたので少し癒されてるだけです」
スーパークリークの胸に埋もれているスペちゃんはとても幸せそうでついムッとなってしまう。
別に二人はいちゃついていると言うわけじゃない。戯れあっている。そう捉えるべきことなんだけど、どうしても私はそうとは見えない。
「あ、スズカさん!」
こちらに気がついたのかスペちゃんがスーパークリークさんから離れて近寄ってくる。
「お疲れ様です」
「えぇ、お疲れ様、スペちゃん」
腕の届く範囲に入ったスペちゃんの腕を掴み引き寄せて抱きしめる。
スペちゃんからは柔軟剤の花の匂い、清涼感のあるミントの香り混ざっている上に少しばかりの汗臭さが漂ってくる。けど、それを塗り潰すほどの快感と充足感があった。
「え、あ、あのぉ、どうかしたんですか、スズカさん?」
「……ごめんね、スペちゃん」
抱きしめただけでは、充足感はあっても満足感は満たされなかった。
「我慢、できない」
ズイッと顔をスペちゃんに近づける。
接触していた身体越しにスペちゃんの頰が紅潮し心臓の音が跳ね上がる。
「え、ちょ、ちょっと、スズカさん、待ってください、ここ、トレーニング場ですよ、まだ!」
何をするのか理解したのかスペちゃんは私から逃れようとする。
そんな事は知っている。ここは、外の練習場。ここには他の子たちもいる。でも、だからこそ、やりたい。スペちゃんら私の物だって、スペちゃんの周りに来る新しく入学してくる子にも今いる他の子達にもスペちゃんは私の、私のものって示したい。
「わかっているわ、でも、スペちゃんが悪いのよ」
「え、ス、スズカさん?」
力を込めてスペちゃんの動きを封じる。
場所が場所ではあるからやるのは本来良くないけど、でも、やりたいめちゃくちゃにしたい。スペちゃんのその唇を今すぐ奪いたい。奪って私のものだって証明したい……
「私がいるのに、他の人とずっとベタベタして、私の独占欲と執着心が暴走しているだけ、だから、だから、だからっ……」
ーープツン
体の中に込み上がってきた感情に理性が切れる音がした。
「……ごめんね、止められない」
「えっまっんん!?」
スペちゃんの口にキスを落とす。
ビクンッとスペちゃんは驚いた様に背筋を伸ばし体から一気に力が抜ける。
「んくっ」
「んんっ、んんーーーっ♡」
一気に舌をスペちゃんの口内に滑り込ませる。
舌が触れ合うたびにビリッと電撃が走るような快感が背筋に流れ、甘い唾液が交換され、ガクガクとスペちゃんの膝が笑い始める。
抵抗するつもりはないのかスペちゃんは体を完全に腕に預けてくる。
「んふわぁ……♡」
「んっ」
スペちゃんのとろんとした瞳、少し紅潮した頰、次第に支配欲求が膨れ上がってくる。
「あ、あら〜熱々ねぇ〜」
スーパクリークさんの声が聞こえてくる。
熱々かもしれないけど、決していいものではない。
マーキング。
その言葉が一番似合う行為かもしれない。でも、それでいいーーだって、スペちゃんは私の物なんだから……