漂流傭兵小噺~なんで右も左もケモ耳ばっかなんだ、いやそんなことよりまずはカネだ龍門幣だ!~ 作:ラジオ・K
……ごっごめんなさい(泣)
そこは奇妙な「場所」であった。
四方のうち、足元以外はゆっくりと揺れ動き、時折波打つ。
どくん……どくん……どくん…………ドクン。
その色、しいていうなら、臓腑のごとし。
その様、しいていうなら、大波のごとし。
「場所」、の中央には
かりかり、かりかり、かりかりかり
かりかり、かりかり、かりかりかり
筆を持つのは椅子に座る少女である。
ちょこんと角のような、ミミのようなものが突き出るベレー帽を被る。
「はぁ」
ため息の後には「つまんない」と続く。
そうしてぽい、と唯一固定された存在である床に捨てた。
見ると、そこには無数の捨てられた絵たちがあった。
サルゴンの森林。そこで行われた奇妙な祭り。ティアカウチャンピオン。勝利の宴。そして――今しがた地面に置いた――マンティコアに襲われる男。
「こんなメタメタな展開じゃ誰も
(身震い)
「今の光景の方がもっと面白いよ? 見ててね」
新しい一枚に彼女の筆が軽やかに走る。
映し出されるのは、寂れた漁村と海辺。
大いなる群れから追放された
蒼々としたものから、赫々へ。
瞳孔がにゅ、と
「絵」がゆっくり拡大していく――視界を確実に埋め尽くし――浸蝕の果てに――――現実に
成 っ た 。
一方で、これらをみつめるもう一つの……起きたばかりの……崩壊した本能があった。
その目覚めは果たして何故なのか。
曖昧なそれは巫王ですら、リッチですら、わからないかもしれない。
けれども、保存者であれば、或いは……
目覚めの
ぎょろり ぎょろり ぎょろり
荒域に微睡う、クレイズセオン。
ぎょろり ぎょろり ぎょろり ぎょろぉり
ぎょろり ぎょろり ぎょろり ぎょろり ぎょろぉぉり
一方そのころ。
イベリアのとある一地方、忘れ去られた始まりの場所。
【ムンドゥス・ノウァ】。
空はどこまでも蒼く、双月は黄金と赫々と。
そして音はどこにもなかった――つい、先ほどまでは。
いま、その地は嵐が吹き荒れていた。
風が振るうたび、一面は粉々に爆ぜ砕け、地を覆っていたちいさな怖魚が死んでいく。
嵐の中心は美しき、怒れる、
彼女の持つ大剣が振るわれるたび、嵐は貪欲に成長を続けていく。
彼女は狩人。
慈悲なきなき、けれども人一倍繊細なエーギルの民。
そして生き残り。
バウンティハンター、スカジ。
超お久しぶりです、こんばんは。
ラジオです。
この一年ほど、就活をしながら一次創作をしておりました(それとアークナイツも)。
で、スーパーの店員やら日雇い労働、ゲームテスターを経て、現在は某社にてゲームプランナーのアルバイトをしております。
要は安定してきたので、いい加減にこちらも再開したいと……はい。お待たせしました!
今回は短いシン・プロローグ的な内容でしたが、時間はちゃんと死闘します(スカジちゃんが)。
次は2週間~一か月の間に更新したいと考えています……それでは、近いうちに、また。
文体、だいぶ変わったように思いますがいかがでしたか?
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いいぞもっとやれ!
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ちょうどいい感じ
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いまいち、読みづらい